株式投資は副業になる?副業禁止の会社員が株式投資を安全に行う方法

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この記事を読んでいるあなたは株式投資が副業になるのか、副業が禁止の会社でも行って良いのか、行っていいならどのように行うのが良いのか(結果を出せるのか)、等について疑問に思っているかと思います。

本記事では、※生徒数・講義数日本一のお金の学校「グローバルファイナンシャルスクール」監修のもと、
※2021年日本トレンドリサーチ調べ

株式投資が副業になるのか気になっているあなたに向けて
・株式投資は果たして副業になるのか
・会社にバレることはないのか
・会社員はどのように株式投資を行うのが最適か

などを解説していきます。

この記事を読んだあなたが株式投資と副業の関係についてきちんと理解し、
実際に最適な行動を取れるようにご参考になれば幸いです。
ぜひ本記事をご一読ください。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

株式投資は副業にはならない理由と注意点

本章では、株式投資は副業にはならない理由と注意点について解説します。

株式投資は副業にならない理由を解説!

まず、そもそも副業の定義とはどのようなものでしょうか?

実は副業には法律による明確な定義はありませんただし、厚生労働省が標準的な企業の就業規則として公表している「モデル就業規則」において、かつては副業や兼業について「※許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という文言がありました。
※現在は世の中の副業解禁の流れによりモデル就業規則から削除された文言です。

これに基づけば副業とは「他の会社等の業務を行い賃金を得ること」と言えるでしょう。株式投資は、他の会社の業務を行うわけではなく自己完結で収入を得ることができる手段です。副業とは言えません

株式投資を行っても会社にバレない!

株式投資は副業にはならないことを前述しました。しかし、副業では無いと言っても会社に株式投資を行っていることがバレたくない人もいるでしょう。

結論から言うと株式投資を行っても会社にバレない方法はありますその方法とは、株式投資を始めるにあたって開設する証券口座を「特定口座(源泉徴収あり)」にすることです。特定口座(源泉徴収あり)では、株式投資を行って利益を得た場合に確定申告は原則として不要であり、金融機関が税金の計算を行って住民税と所得税の納税を行ってくれます。会社にバレることはありません。

株式投資をしても会社にバレない方法
開設する証券口座を「特定口座(源泉徴収あり)」にする

副業にならなくても株式投資を行ってはいけないパターン

株式投資は副業にはなりませんが、株式投資をおこなってはいけない人も存在します。それは「インサイダー情報」を持っている人です。インサイダー情報とは「企業の内部の人間が持つ未公開情報のこと。」です。インサイダー情報の具体例としては

・まだ世間に公表されていない買収や業務提携の情報
・まだ世間に公表されていない新製品の情報
・企業内部の人間だからこそ知れる売上や利益の情報

など様々です。

このようなインサイダー情報を持った人が取引を行うことをインサイダー取引と呼び、情報の公平な利用の観点から金融商品取引法で禁止されています。個人でインサイダー取引を行えば、刑事罰となり、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金が科せられ、またはこれらが併科されます(金融商品取引法197条の2)。

インサイダー情報を握りやすい職種としては、

  • 上場企業の社員
  • 銀行の職員
  • 証券会社の社員

などが多いです。「副業」という観点でいえば株式投資を禁止されることはありませんが、インサイダー取引を行ってしまわないように注意しましょう。

サラリーマンが給与以外で収入を得るには株式投資がオススメである理由4選

本章では、サラリーマンが給与以外で収入を得るには株式投資がオススメである理由を4つご紹介します。その4つの理由は以下です。

  • 大きな資産形成ができる
  • 給与収入より資本収入のほうが有利
  • 給与収入という保険がある
  • すきま時間でできる

それぞれ解説していきます。

大きな資産形成ができる

サラリーマンが給与以外で収入を得るに株式投資がオススメである理由の1つ目は「大きな資産形成ができる」という点です。株式投資での収入は%で増えていき複利効果が働きます。複利効果はとても強力です。複利についての詳しい内容は下記記事にまとめています。

図でわかる複利の凄さ!投資で最大限に複利効果を得るためのコツとは

では、株式投資では年間どのくらいのリターンを狙うことができるでしょうか?一般的な投資信託だと平均的な年利は約10%程度ですが、個別で株式投資を行う場合はより大きなリターンを狙うことが可能です。
下記は丸紅(8002)の株価チャートです。約10年前の2014年1月には723円の株価でしたが現在2023年7月は2440円になっています。この10年間の年間平均リターンは約14%です。更に丸紅のように配当金がある株式であれば値上がり分のリターンに加えて毎年配当分の数%がプラスで狙えます。株式投資はリスクがありますが、投資信託では基本的に到達できない年間平均リターン15%以上を狙うことができます。
【出典・トレーディングビュー】

また、複利で運用することがどれだけ資産形成に寄与するかを解説します。下記の画像を見てください。これは100万円を年利15%の複利で20年運用した結果です。赤線が単利で運用した結果、青線は複利で運用した結果です。最終的な金額は、単利は400万円程度ですが複利は1600万円程度まで膨らみました。

出典・keisan生活や実務に役立つ高精度計算サイト

このように株式投資では複利が働き資産が指数関数的に増える可能性があるのです。給与収入では昇給はあるにしても、株式投資のように資産が増えていくことは期待できません。株式投資は大きな資産形成ができる可能性があるのです。

給与収入より資本収入のほうが有利

サラリーマンが給与以外で収入を得るに株式投資がオススメである理由の2つ目は「給与収入より資本収入のほうが有利という点です。

フランスの経済学者であるトマ・ピケティは自身の著書『21世紀の資本』において「r>g」という不等式を唱えています。この不等式を簡単に説明すると、株や不動産のような資本収入は給与のような労働収入と比較して成長率が高いということを表しています。つまり資本家は労働者よりも富の成長が早いのです。

サラリーマンの給与は安定していますが「r>g」を意識すると。給与収入だけでなく資本収入を得ることが大切です。株式投資を行い資本収入を得ましょう。

給与収入という保険がある

サラリーマンが給与以外で収入を得るに株式投資がオススメである理由の3つ目は「給与収入という保険がある」という点です。

なぜ給与収入が利点になるのか。それは株式投資が100%儲かるような商品ではないからです。株式投資は前述した通り、複利効果などが働き儲けられるときは大きく儲けられる可能性があります。

しかし、反対に損をしてしまうこともあるのです。給与収入があるということは、株式投資で失敗したとしても補填をすることができ、取り返しのつかない資産状況になる可能性を抑えることができます。給与収入があるということは株式投資を始めるにあたって安全性を高めることができるのです。

すきま時間でできる

サラリーマンが給与以外で収入を得るのに株式投資がオススメである理由の4つ目は「すきま時間でできる」という点です。株式投資は、他の仕事と違い、ずっと従事していなければいけない、ということはありません。本業で忙しいサラリーマンでも出勤前や休憩時間などのすきま時間で株式の注文を入れておけばいいのです。また、調子が悪ければいつでも撤退して休むこともできます。自分のタイミングで行えるということはサラリーマンにも嬉しい点です。

 

サラリーマンが株式投資で結果を出すためのアドバイス3選

イメージ画像

本章では、実際にサラリーマンが株式投資を実践するにあたっての3つのアドバイスや注意点を解説します。

  • 短期売買は行わない
  • 短期的なボラティリティは気にしない
  • 資金管理を徹底する

それぞれ詳しく解説していきます。

短期売買は行わない

サラリーマンが株式投資を実践するにあたってのアドバイス1つ目は「短期売買は行わないということです。

株式投資には様々な投資手法が存在しますが、スキャルピング(数秒で売買を完結させる手法)やデイトレード(分単位や1時間単位など日中で売買を完結させるトレード)はオススメできません。

このような投資手法は、日中にずっと株式相場を監視できる専業トレーダーの主戦場であり、サラリーマンが行っても不利になってしまいます。サラリーマンの場合は、日中に株式相場を監視していなくても対応できるスイングトレード(数日〜数週間で売買を完結させる手法)や長期投資(数ヶ月〜数年で売買を完結させる手法)を実践するようにしましょう。

短期的なボラティリティは気にしない

サラリーマンが株式投資を実践するにあたってのアドバイス2つ目は「短期的なボラティリティは気にしないということです。

ボラティリティとは簡単に言うと株価の値動きのことです。サラリーマンは本業があるため、日中に株式投資に時間を割けません。つまり短期的な日中のボラティリティを活かした投資を行うことはできません。

短期的なボラティリティを気にせずとも、長期的に株価が上がる銘柄に投資をすることがオススメです。例えば下記の画像の丸紅(8002)は、短期的には日々上下に株価が動いていますが、長期的には右肩上がりです。このような銘柄を見つけることができればサラリーマンでも余裕を持って投資できます。

【出典・トレーディングビュー】

ただし、短期的なボラティリティは気にしなくて良いと言っても、あまりボラティリティの激しい銘柄を持つと値動きが気になって本業の仕事に支障が出る可能性がありますのでオススメできません。銘柄の選び方については万人に共通の正解は無く、個々人の狙いや目的によって変わってきます。銘柄の選び方については失敗しない株の選び方8つのパターンと具体的方法を大公開で詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。

元証券ディーラーが教える、初心者でも失敗しない株の選び方8つを大公開

資金管理を徹底する

サラリーマンが株式投資を実践するにあたってのアドバイス3つ目は「資金管理を徹底するということです。

株式投資の世界では「レバレッジ」という言葉があります。これはどういう意味かというと、「自己資金を担保に自己資金の数倍の資金を動かせる」という意味になります。

具体的には、株式投資では自己資金に対して3倍までのレバレッジをかけることができます。つまり100万円持っていれば300万円分の資金を動かして株式の売買を行うことができるのです。仮に3.3倍のレバレッジをかけて取引すれば儲かるお金は3.3倍になりますが損するお金も3.3倍になる可能性があるのです。

レバレッジは儲かるときは大きく儲かりますが損するときも大きく損をします。いくら給与収入があるサラリーマンといえど手取りが20万円で、株式投資での損失が20万円以上であれば日々の生活が困窮してしまいます。レバレッジは武器にもなりますが、必ずご自身の給与収入と株式投資で最悪損をしてもいい金額を照らし合わせて利用するようにしましょう。特に初心者であれば、レバレッジは一切かけずに取引を行うことが良いでしょう。

 

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武田鉄矢LP30万人

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は副業が禁止の会社でも行って良いのか、どのように行うのが良いのか(どのように行えば結果を出せるのか)についてご紹介しました。

最後におさらいしましょう。

【株式投資は副業にはならない理由と注意点】
①株式投資は「他の会社等の業務を行い賃金を得ること」ではない
②株式投資を行っても会社にバレない!
③ただし、「インサイダー情報」を持っている人は株式投資で罰せられる可能性がある
★株式投資を行っていることを会社にバレたくない場合は特定口座(源泉徴収あり)を選択して口座開設を行う。
【サラリーマンが給与以外で収入を得るには株式投資がオススメである理由3選】
①大きな資産形成ができる
②給与収入より資本収入のほうが有利
③給与収入という保険がある④すきま時間でできる
【サラリーマンが株式投資で結果を出すためのアドバイス3選】
①短期売買は行わない
②短期的なボラティリティは気にしない
③資金管理を徹底する

本記事をご覧になったあなたが株式投資と副業の関係について理解し、実際に株式投資を実践できるようになれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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