株式投資を始めたいけど
- 何から始めていいのか分からない
- 株で失敗したくない
- 株で利益を出したい
- 株で成功して生活にゆとりが欲しい
と思っている方は多いのではないでしょうか。
弊社が運営している投資スクールGFS(グローバルファイナンシャルスクール)に入校してくる生徒さんの多くも株式投資初心者です。株について無知の状態からGFSで学び、半数以上の生徒さんが株で利益を出しています。しかも100万円以上の利益を出している人が約13%もいます(利益を出している人の中での割合)。
しかし、残念ながら世の中には株で失敗している人が数多くいます。
失敗している人の多くは、闇雲に株式投資を始めていることです。株式投資で成功するには、株式投資について知ること・学ぶことが大切です。ケーキの作り方が分からないのに、美味しいケーキを作ることはできません。株も同様です。
しかし、日本ではどのように学べばいいのか、何を学べばいいのか、誰も教えてくれません。
そこで、この記事では株式投資初心者でも分かる、株式投資のあれこれをまとめました。
“この記事で分かること”
- 株式投資で成功するために最も重要なこと
- 株式投資の学び方・ステップ
- 株初心者がおちいりがちな失敗パターン
- 株初心者でもリスクを抑え、上がる株を見つける方法
- 投資金額別の投資先
- 少額から株を始める方法
- 株初心者にオススメの勉強方法・投資本
- 株初心者にオススメの証券会社
株式投資で数億円の利益を出すことに成功した投資家が作った投資スクール、GFS(グローバルファイナンシャルスクール)だからこそお伝えできる内容が詰まっています。
この記事を読むことで、株式投資への理解が深まり、株式投資成功への近道となるでしょう。お伝えしたいことが沢山ありすぎで長くなってしまいましたが、ぜひ最後まで読んでみてください。
監修者:市川雄一郎
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長
目次
株初心者が株式投資で成功するために最も重要なことは「正しい知識」を習得すること
株初心者が株式投資で成功するために最も重要なことは「正しい知識」を習得することです。
間違った方法で株式投資を行っても成功するはずがありません。
しかし、始めは何が正しい知識で、何が正しくない知識なのか見当もつかない思います。そこでこの章では株式投資を行う上で「正しい知識」と「間違った知識」について解説していきたいと思います。「正しい知識」「間違った知識は」下記図の通りです。
株式投資「正しい知識」とは
まずは正しい知識から見ていきましょう。株式投資における正しい知識は下記の5つです。
- 株式投資のリスクを理解している
- 株式市場や株が上がる仕組みを知っている
- 銘柄の選び方を知っている
- 保有中の心得を理解している
- 出口戦略を知っている(利益確定や損切りなど)
それぞれ詳しく解説していきます。
株式投資のリスクを理解している
まず知っておかなければいけないことは、株式投資の「リスク」についてです。株は、銘柄選びによっては投資した金額が何倍にもなる魅力的な投資先です。しかしその反面、投資金額が大きくマイナスになる可能性もあります。
投資における「リスク」とは振り幅のことを意味します。リターンが大きな投資先はリスクも大きいと言えます。
株は基本的に自分が出した資金以上にマイナスになることはありません(現物取引の場合)。投資先の企業が倒産しない限り、ゼロになることもありません。
注意が必要なのは「信用取引」です。信用取引は、手持ち資金以上の金額を証券会社から借りて投資をすることです。約3.3倍まで取引が可能なので、例えば100万円を担保として預ければ、330万円まで投資ができることになります。
信用取引を行なって仮に株価が下がった場合、追加で資金を投入できなければ借金になってしまいます。そのことを知らずに信用取引をして借金を背負ってしまう人もいます。逆を言うと、信用取引さえ利用しなければ、株で借金をつくることはありません。
このように、株式投資のリスクを知ることは、株式投資をする上で必要な知識になってきます。
株式市場や株が上がる仕組みを知っている
株式市場や株価が上がる仕組みを知っておくことも大事です。
仕組みを知らずに投資をすることは、運転方法を知らずに車を運転するようなものです。株式投資をするということは、大切な資金を株式市場に預けることになります。どんな仕組みなのかしっかり理解せず、投資をしている人(お金を預けている人)が多くいます。
お金に対して無頓着な人がお金を増やすことは難しいと言えます。まずは株式投資の仕組みを正しく理解するようにしましょう。
・投資信託と株の違いを徹底比較!13項目から知るあなたに合った投資法
銘柄の選び方を知っている
株式投資の銘柄を分析する方法は大きく分けて2種類あります。
- テクニカル分析
- ファンダメンタルズ分析
ざっくり説明すると、テクニカル分析は「過去の株価チャートの動きや形をみる」分析方法で、ファンダメンタルズ分析とは「企業の業績や財務状況」を分析する方法です。
それぞれ特徴も違うので、自分にはどの投資手法が向いているのか知る必要があります。自分に向いている投資手法を知るためにも、それぞれの分析方法について知る必要があります。
また、株価が上がりやすい銘柄を条件を絞って検索する方法もあります。
上がりやすい株を見極めるには?
私たちが運営するGFS(グローバルファイナンシャルスクール)が無料で公開している「投資の達人になる投資講座」では、株価が上がりやすい株の条件を一部公開していますので、興味のある方はこちらの無料講座も視聴してみてくださ い。
→ 無料オンラインセミナーの視聴はこちら
保有中の心得を理解している
株を保有中に気をつけるべきことや、心構えを知っておくことも大事です。
株式投資を長く続けていくには、気持ちに「余裕」を持つことが大切です。相場の上がり下がりに一喜一憂してはいけません。ベテランの株式投資家でも100発100中値上がり株を当てられるわけではありません。
投資で成功している人の習慣や心得を学ぶことも、株式投資を成功させるために重要になってきます。
出口戦略を知っている
株式投資では、買うタイミングも大事ですが、売るタイミングはそれ以上に重要です。プラスになった際もマイナスになった際も売り時を見逃さないように、マイルールを決めておくと良いでしょう。
- プラスになった場合
→目標株価に達しているか - マイナスになった場合
→マイナスの許容範囲を超えいないか
特に、マイナスになった際に損を確定させる行為、通称「損切り」は株式投資を行なううえで非常に大切になってきます。損失を大きくしないように早めに損を確定する方法ですが、株初心者にとっては勇気のいる行為です。
損切りできずに値下がりした株を保有し続けてしまい「塩漬け」にしてしまう個人投資はとても多いです。ある有名株式投資家の方でさえも、3〜4割は損切りをしているそうです。
損切りラインを見極められるようになるためにも、出口戦略は理解しておくようにしましょう。
株式投資「間違った知識」とは
株式投資での「間違った知識」は以下です。
- 他人の言葉を鵜呑みにして判断している
- 短期で稼げる方法しか望んでいない
- 厳選した方法しか実践しない
- 話題の株を選んでいる
- 自分の許容範囲を分かっていない
- 楽して儲かる方法や必勝法があると思っている
他人の言葉を鵜呑みにして判断している
株式を売買する際、誰かの意見をもとに投資判断をした経験はないでしょうか。
他人の意見を参考にするのは問題ありませんが、鵜呑みにしてしまってはいけません。たとえ凄腕投資家が発信した内容だとしても、必ず分析をするようにしましょう。
自分なりの判断基準がない場合、売り時(出口戦略)も分からなくなってしまいます。
短期で稼げる方法しか望んでいない
短期間で稼げるようになりたい。多くの方がそう思うでしょう。しかし、短期間で稼げる方法ばかりに目を向けていてはいけません。
短期間で利益を上げようとすると、どうしても買う時と売る時のタイミングを見計らってしまいます。そのような投資方法は「投資」ではなく「投機」です。
投機は機会(タイミング)にお金を投じる行為になります。投機的な判断だとどうしてもその株の本当の「価値」を見極めることが難しくなります。
本当に「価値」のある投資先だった場合、長期的にみると株価は上がっていくはずです。そのような投資をするためにも、長期目線での投資手法を学ぶことをオススメします。
厳選した方法しか実践しない
購入銘柄を決める際、特定の手法にこだわりすぎるのはよくありません。
特に、株式投資を始めたばかりの人は、自分に合った投資スタイルが確立していないことが多いです。株で損をして株式投資を辞めてしまう人がいますが、単に投資手法がその人に合っていなかった、ということもあります。
いま成功している投資家たちも、株を始めた初期に失敗している人は実に多くいます。しかし彼らは株式市場から身を引かず、自分に合った投資スタイルを見つけることで、成功を手にしています。
様々な投資スタイルを試してみて、自分に合った投資手法を探していくことをオススメします。
話題の株を選んでいる
ニュースで話題になった株を購入しよう、と思った経験はないでしょうか。
テレビで取り上げられるほど話題になっているんだから、上がる株に間違いない!と思ってしまう気持ちも分かりますが、そのような銘柄には注意が必要です。
話題になった頃には株価は上がりきっている、という場合がほとんどです。上がると思って購入したが、高値で買ってしまっていた、ということになりかねません。
自分の許容範囲を分かっていない
投資における自分の許容範囲を分かっていない人も、知識を身につける必要があります。
投資は基本的に余剰資金でやるものです。特に株式投資の場合は値動きが大きくあるため、精神的にゆとりを持って取り組む方が上手くいきます。
生活費に困るくらいに株にお金を回してしまってはいけません。また、どれくらいリスクが取れるのか(どれくらいのマイナスなら許容範囲なのか)を知っておくことも大切です。
許容範囲を超えた投資はしないように、心得ておきましょう。
楽して儲かる方法や必勝法があると思っている
「簡単に稼げる」「株での必勝法がある」と言われると、その方法を知りたくなりますよね。本当にそのような方法があるのなら、私も知りたいです。
しかし、正しい知識を身につけていると、そのような方法は存在しないことが分かります。
株式投資の仕組みを理解し、投資は不確実性のものであると分かっていれば、必勝法があるという発想にはなりません。
また、銘柄選びの正しい知識を知っていると、簡単に稼げるとは言えないからです。株価が上がる特徴の銘柄を探す方法はありますが、学ばなければそのような銘柄は探せません。決して楽ではないのです。
ここまで読んで「正しい知識」と「正しくない知識」を理解してもらえたと思います。しかし「正しい知識」はどのように、どこで学んでいけばいいのかと疑問に思う方も多いと思います。次の章では、正しい株式投資の学び方、ステップについてお伝えしていきます。
・株で儲からない人には原因がある!儲かる人になるためのステップも紹介
株初心者は何から始めればいい?株式投資の学び方ステップ
株式投資をする上で学んでおいた方がよい項目を、ステップ形式でまとめました。また、これらを学ぶ際にオススメの媒体も記載しています。ぜひ参考にしてみてください。
下記の記事ではそれぞれの項目をより詳細に記載していますので、気になる方は参考にしてみてください。(4章:株式投資の勉強方法に記載しています)
・【投資スクール監修】投資の勉強は何から?知識0でも始められる最強のロードマップ
株初心者がおちいりがちな失敗パターン6選
この章では、株初心者がやりがちな失敗をいくつか紹介してきます。1章に紹介した「間違った知識」と重複する箇所がありますが、株式投資で失敗しないためにも大切な項目になりますので、失敗パターンをぜひ頭に入れておき、反面教師としてお役立てください。
“株初心者がやりがちな失敗パターン”
- ブーム株を買ってしまう
- 他人の意見に左右される
- 損切りができない
- 集中投資している
- 信用取引に手を出している
- ナンピン買いをしている
失敗パターン①ブーム株を買ってしまう
ブーム株とは、話題やトレンドになっている株のことです。話題の株だから上がるはず、と思い購入したが買った途端に値下がりするパターンは多くあります。
実際に私も当時人気だった銘柄に投資をしたことがあります。しかし私が購入した時には既に株価は上がっていて、結果的に損失を出してしまいました。
私が情報を仕入れた時には既に遅かった。ということです。
- 人気で話題の株であっても、すぐに飛びつかないこと
- 「いま」だけでなく「将来性」にも着目する
株の買い時はもうすぐ?投資家が語る!チャンスを逃さないためのポイントまとめ
失敗パターン②他人の意見に左右される
他の人が購入した株は気になってしまいますよね。特に株で成功している人が買っている銘柄は、欲しくなってしまうものです。
しかし、自分なりの判断基準がなければ購入してはいけません。投資は全て自己責任です。資金を減らしても他人が助けてくれるわけではありません。
株式投資を始めたばかりの方は時に気をつけるようにしましょう。
- 他人の意見は参考程度にする
- 自分なりの判断基準をもって株を売買する
失敗パターン③損切りができない
損失がでていてもまだ売却していない場合を「含み損」と言います。含み損の状態から株を売却し、損失を確定する行為を「損切り」と言います。
損切りは株式投資をする上で、とても重要になってきます。なぜなら、損失を最小限に抑えてくれる可能性があるからです。
損失が出ていても、いずれ上がるはず。と思いたい気持ちは分かりますが、株価は上がらずに損失が膨らんでしまった、ということはよくあります。
損失を確定せず、将来の値上がりも見込めない株を持ち続ける行為を「塩漬け」と言いますが、上がる見込みのない株を持ち続けるのは、あまりオススメしません。
という私も、損切りのタイミングを逃し、塩漬けになっている銘柄があります。また、損切りを行ったおかげで損失を最小限に抑えた経験もあります(損切り時はマイナス20%、損切りせず保有していた場合マイナス50%)。
そのような経験からも、適切な損切りは損失を最小限に抑えるためにも有効と言えます。
適切な損切りに正解はありませんが、下記のことに意識して損切りの判断をしてみましょう。
- リスク許容度を超えた損失が出た場合
→マイナス20%になったら耐えられないと思うなら損切り(リスク許容度は人それぞれ違います) - 損失のでている銘柄が将来的に上がる見込みがないと判断した場合
→決算を確認したり、業界をリサーチしたりして判断
- 損切りは”悪”ではない。損切りを味方につけて上手に資産形成をする
損切りの具体的なルールについては、こちらの記事をお読みください。
・【初心者向け図解】元証券ディーラー直伝!株式投資の損切りルール
失敗パターン④集中投資をしている
集中投資をしている場合も注意が必要です。
集中投資とは、ひと銘柄に絞って集中的に投資をすることです。しかし、資産をひとつの場所に任せると、リスクが増します。対象の銘柄が暴落した際、資産も同時に激減してしまうからです。
全ての資産を集中的に投資するのではなく、ある程度分散をして、リスクを抑えるようにしましょう。
ちなみに、分散投資は下記のように数種類あります。集中投資を避けるためにも覚えておくようにしましょう。
- 業種の分散(値動きの異なる業種を組み合わせる)
- 国、地域の分散(複数の国や地域を組み合わせる)
- 資産の分散(特徴の異なる資産を組み合わせる)
- 時間の分散(投資タイミングを分ける)
- 集中投資を避ける
- 分散して投資をする
・株の積立ってどうなの?投資歴18年のプロが積立方法やコツを伝授
失敗パターン⑤信用取引に手を出している
株式投資初心者は、信用取引に手を出してはいけません。
信用取引とは、証券会社からお金を借りて株を売買する方法です。自己資金の約3倍までお金を借りて投資をすることができます。
100万円担保に入れると300万円分株の売買ができるということです。
一見、魅力的に見えますが、自己資金以上の損失が出てしまった場合、それは借金となってしまいます。
例えば、100万円を担保に200万円を借り、合計で300万円で株の運用をしたとします。株価が仮に半値になってしまった場合、300万円の半値の150万円が失われました。100万円は自分の資金ですが、残り50万円は借りているお金になるので、負債になってしまいます。
このように、信用取引では借金を抱えてしまうケースもあります。何度もお伝えしていますが、投資は余剰資金でやるものです。お金を借りてまでするべきではありません。
- 株での借金は信用取引をしているから
- 現物買いで借金をすることはない
- 株になれていないうちは、信用取引に手を出さない
失敗パターン⑥ナンピン買いをしている
ナンピン買いとは、購入した株の価格が下がり、下がった株を再度購入することで基準価格を下げる行為です。ナンピン買いの危険なところは、下がりきっていない時に買ってしまう人が多いことです。
投資の格言に「落ちてくるナイフは拾うな」というものがあります。暴落時の投資は、落ちてくるナイフを拾うように危険なもの、という意味です。
ナンピン買いをして結果的に損失を出してしまうケースはよくあります。そういった銘柄が塩漬けにならないためにも、ナンピン買いは控えるようにしましょう。下記の記事も参考にしてみてください。
・株のナンピン買いとは?損する理由を元証券ディーラーが徹底解説
- 底値が読めないうちはナンピン買いをしない
株初心者でも上がりやすい株を見つける10の項目
この章では、株式投資初心者でも、上がりやすい株を見つける方法をお伝えします。必ずチェックするべき5つの項目と、余裕があればチェックした方がいい5つの項目を紹介します。
必ずチェックするべき5つの項目
以下の5つの項目は必ずチェックするようにしましょう。
- 時価総額500億円以下
- 上場して10年以内
- 社長が創業社長であること
- 売上が右肩上がり
- 営業キャッシュフローがプラス
時価総額とはその企業の規模を表すもので「株価×発行済み株式数」で計算されます。
時価総額が大きい企業だと、これからさらに売上を伸ばして株価を上げていくことは簡単なことではありません。例えば、トヨタは大企業ですが、既に成熟した企業ということもできます。そのような大規模の会社の株価がこれから2倍、3倍と上がっていくのは想定がしづらいのです。
しかし、まだ若く成長期にある企業はこれから株価を大きく伸ばしていく可能性があります。そのため「時価総額500億円」「上場して10年以内」をひとつの目安としています。
また、社長が創業者であることも大事な要素のひとつです。創業者である以上、会社に対する情熱が強いと考えられるからです。社長が会社を自分ごととして捉え、積極的に成長させていくことで、会社の成長が早くなります。そのため「社長が創業社長であること」を条件に入れています。
続いて会社の成長を見る指標として「売上が右肩上がり」「営業キャッシュフローがプラス」を項目に挙げました。売上が右肩上がりということは、順調に成長しているあかしです。営業キャッシュフローとは、営業取引から生じた現金の収支を表します。営業キャッシュフローを見ることで、本業が順調なのか知ることができます。
この5つの項目は必ず確認するようにしましょう。
余裕があればチェックした方がいい5つの項目
次に、優先順位は先ほどの5項目より落ちるけれど、チェックしておいた方がいい項目を5つ紹介します。
- 顧客の満足度は高いか
- 唯一無二のサービスを展開しているか
- 従業員の満足度は高いか
- 自己資本比率が高い
- ROEを確認する
事業は顧客がいて成り立ちます。顧客満足度が高いと、その製品やサービスは良いものである=提供している会社は良い会社である。と判断することができます。さらに、誰にも真似できない独自のサービスを展開していると、その企業の価値はより高まります。
また、顧客だけでなく、従業員の満足度が高いかどうかもチェックしてみましょう。働いている人の満足度が高いと、会社の成長のために頑張ってくれる社員が多いと考えられます。
続いて、財務面を見ていきます。自己資本比率の高い企業は、財務が安定していて倒産しにくいということができます。なぜなら自己資本比率とは、返済の必要のない自己資本が全体の資本調達の何%かを示す指標だからです。業種によっても変わってきますが、30%以上を目安に選んでいくようにしましょう。
ROEとは自己資本利益率のことで、自己資本でどれだけ効率的に利益を出せているのかを表す指標です。株主からすると、収益性を見ることのできる指標と言えます。数値は%で表され、高ければ高いほど経営効率がいいと判断できます。10%以上を目安として選んでみてください。ただし、ROEには落とし穴もあります。自己資本が小さくなればROEの割合は増えるからです。可能であれば、過去数年分のROEを確認し大きく変化がないか、その原因はなんなのか追求してみるようにしましょう。
株の選び方については、下記の記事で4つのフェーズに分けて詳しく解説しています。
株初心者はいくらから始めればいい?金額別オススメ投資方法
株式投資をこれから始める方は、少額投資から始めるのをオススメします。なぜなら、少額だと損失がでてしまった場合のダメージも小さく、株式投資の練習にもなるからです。
現代では現金を一切使わずに株に投資ができる「ポイント投資」もあります。まずは試してみたい、という方はポイント投資を活用してみてください。
この章では、オススメの投資手法を金額別でお伝えしていきます。株式投資初心者でもムリなく始められる方法ですので、ぜひ参考にしてください。
1万円で始める単元未満株・金額指定取引
1万円で株が買えるの?と疑問に思う方もいるかも知れませんが、1万円未満でも株は購入できます。1万円と言わず100円から株が購入できる証券会社も存在します。
それくらい、株式投資は私たちの身近になりつつあります。
では1万円ではどのような株式投資ができるのか、見ていきましょう。投資方法は2パターンあります。
- 1株単位で購入する単元未満株
- 金額を指定して購入する金額指定取引
1株単位で購入することも、金額を指定して購入することも可能です。しかし、注意が必要なのは証券会社によってどちらかのパターンであることが多いことです。金額を指定して購入したかったのに、対象の証券会社では1株単位での取引しかできない、ということがあり得ます。
下記画像は、どの証券会社がどのパターンなのか示したものです。
ちなみに、少額投資でオススメの証券会社は下記の3つです。
- 米国株に1,000円〜投資ができるPayPay証券
- 100円から株が買える日興フロッギー
(dポイントでの購入も可能) - 1株から株が購入できるLINE証券
(ただし、時間外の手数料には注意)
10万円で始める少額分散投資
10万円の資金があるなら、複数の銘柄に少額投資してみましょう。いくつかの銘柄を購入することで、分散投資ができますし、より実践的に株式投資を学ぶいい機会になります。
銘柄の選び方は4章を参考に選んでみてください。
上がりやすい銘柄を選んだとしても、下がる株というのはでてきます。そこで重要なのは、なぜ下がったのか分析をすることです。決算が悪かったのか、市況が悪いからなのかなど。
分析をすることで株式投資のナレッジが蓄積されていきます。そして必ず次に活かしてください。
今では株式投資で億単位の資産を築いた投資家の方々も、最初は失敗が多かったという人がほとんどです。失敗を活かし試行錯誤続けていった結果、億り人になることができたのです。
30万円で始める100株投資
30万円あると100株投資にチャレンジすることができます。通常、株取引は100株単位が基本となります。株主優待は100株以上の保有を条件としているところがほとんどです。いい銘柄を探すことができたら、100株投資にチャレンジしてみましょう。
30万円あれば、1株3,000円までの株を購入することができます。
株主優待がもらえる銘柄を選んでもいいかもしれません。
もう少し資金に余裕がある方向けに、100万円で株式投資をスタートさせる方法を解説している記事もありますので、よければ参考にしてみてください。
・たったこれだけ押さえれば100万円でも株で成功する2つの投資手法
株式投資での成功確率を高めたいなら投資のプロから学び・仲間を作ること
これまで、株式投資における様々な内容をお伝えしてきましたが、株での成功確率を高める方法があります。それは、プロから学び、同じ志をもつ仲間を作ることです。
究極に美味しいケーキを作りたいと思ったら、その道のプロに学ぶのが手っ取り早いですし、東大に受かりたいのなら東大に受かった人から学ぶのが近道と言えます。
実際に弊社では、株式投資未経験者の方に株の選び方をレクチャーし、ご自身で株を選んで購入してもらう企画を行いました。その結果、株式投資初心者でも利益をあげることができました。
下記画像は選んでもらった株の運用結果です。結果的に平均年利166%になりました。
もちろん、必ず利益がでます!とは言えません。しかし、上がりやすい株の特徴を理解して、しっかり銘柄選定を行えば、株で成功する確率が高くなります。
仲間を作ることも重要です。なぜなら、投資に情報は不可欠だからです。成功や失敗の共有をすることで、自分ひとりでは得ることができなかった新たな学びか必ずあります。
投資のオンラインスクール、GFS(グローバルファイナンシャルスクール)では一流の投資家陣から株の知識を学ぶことができ、生徒同士が活発に情報交換し合う場所が提供されています。
下記画像はGFSの生徒が自由に利用できる掲示板です。初心者〜上級者までさまざまな方が在校しており、日々活発な意見交換が行われています。
日本一の投資スクール※だからこそ実現できるこのスケールをぜひ体感してみてください。(生徒数・講義数・講義時間数・講師数で日本一)※2021年日本トレンドリサーチ調べ
と言いましても、当スクールは無料のセミナーを受講しないと入校することができません。スクールの魅力を知ってもらい、本気で学ぶ意欲のある方に利用してもらいたいからです。
無料セミナーでは、投資で必要な知識がギュッと詰まっていますので、セミナーに参加するだけでも得られる知識は多くあります。ぜひこの機会に参加してみてください。
株初心者からの質問に全て答えます
この記事では株式投資における大事なことや学び方、失敗しない方法などお伝えしてきましたが、株をこれから始めるなら不安だらけかと思います。
そこで、この章では株初心者からよく質問される内容をピックアップし、答えていきたいと思います。
Q1.株初心者にオススメの勉強方法は?
投資初心者にオススメの勉強方法は、プロから学ぶことです。その道で成功している人から学ぶのが一番の近道です。身近に成功している投資家がいるなら、チャンスです。もし身近にいないであれば、信頼できる投資スクールに通うこともオススメです。投資スクールを選ぶ際のポイントは、講師陣の実績、入校後のアフターフォロー、投資仲間ができるかどうか、で判断してみてください。
まずは自分で勉強したい!という方は、下記の記事を参考にしてみてください。
・【投資スクール監修】投資の勉強は何から?知識0でも始められる最強のロードマップ
Q2.株初心者にオススメの投資本は?
株式投資の本を数十冊読破した私のオススメ本をご紹介します。
めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版
カラーイラストが多用されているので本が苦手な人でも読みやすい一冊になっています。株の基本から選び方まで記載されています。
文字を読むのが苦手な方には、こちらの本をオススメします。
漫画と図解でわかりやすく株について説明してくれているので、特に株式投資初心者にオススメの本です。
Q3.株初心者はいくらから始めるべき?
まずは始められる金額からスタートしましょう。この場合の始められる金額とは、最悪なくなってもいい金額のことです。投資は余剰資金でするべきだからです。
今ではお金を使わなくてもポイントで株が買える「ポイント投資」があります。まずはチャレンジしてみたいという方は、ポイント投資を活用してみてください。
Q4.株初心者にオススメの証券会社は?
個人的にオススメなのは圧倒的に使いやすい「楽天証券」です。ただし、楽天証券では株式の取引は100株単位となっているため、少額での投資ができません。「SBI」証券ではS株と言って少額から投資が可能です。
少額から株を始めたい方は、5章でも紹介した下記3つの証券会社もオススメです。
- 米国株に1,000円〜投資ができるPayPay証券
- 100円から株が買える日興フロッギー。dポイントでの購入も可能
- 1株から株が購入できるLINE証券(ただし、時間外の手数料には注意)
Q5.株初心者でも株式分析できるサイトが知りたい
株式分析ができるサイトは以下です。
- GFSの眼(GFS生徒は使い放題)
- 四季報オンライン(月額5,500円)
- GMOクリック証券(証券口座を作れば利用できる)
- バフェットコード(基本無料)
弊社の運営する投資スクールでは、生徒さんであれば自由に株のスクリーニング機能「GFSの眼」を利用することができます。選択する項目もシンプルなので、投資初心者の人でも株の分析をするツールとしてオススメです。
企業分析を行う際に最もメジャーなのは「四季報オンライン」です。しかし月額5,500円かかってしまうため、分析ツールだけにこの金額を払うのはもったいないと思う方もいるかもしれません。
そんな方は、GMOクリック証券の提供する財務分析ができるツールです。GMOクリック証券の証券口座を開設したら、誰でも使えます。証券口座の開設は無料なのでぜひ利用してみてください。
また、無料で株のスクリーニングができる「バフェットコード」もありますので、まずは試しにスクリーニングをやってみたい、という方は活用してみてください。
Q6.株式投資で生活することはできるのか?
「株だけで生活」をすることはハードルが高いですが、「株をしながら生活」を実践して生活を豊かにすることは可能です。
なぜ株だけで生活することが難しいかというと、予定どおりに稼げないなどのリスクが生じる可能性があるからです。
もし、それでも「株だけで生活」に挑戦するのであれば、生活に必要な資金を把握し、株でどのようにいくら稼ぐのを目標にするか?を事前に計画した上で挑戦することをオススメします。
以下の記事では、株だけで生活するようになるためのステップを詳しく解説しています。
【株で生活するための4ステップ】筆者の実体験をもとに注意点も解説!
株初心者は何株から始めればいいですか?
株の初心者は何株から始めればよいかの決まりはありません。しかし下記のポイントを考慮して何株からはじめるか決めましょう。
1. 資金の規模
初めての株式投資では、生活資金や緊急資金に手を付けず、余裕資金の範囲内で投資を始めることが重要です。初心者の場合、無理のない範囲で、少額から始めるのが安心です。
2. 取引単位(単元株)
日本の株式市場では、多くの企業の株式が「100株単位」で取引されています。例えば、ある企業の株価が1,000円の場合、最低投資額は100,000円(1,000円 × 100株)となります。一部の証券会社では、単元未満株(1株単位)で購入できるサービスも提供されていますので、これを利用することで、少額から投資を始めることができます。
3. 分散投資
1つの銘柄に資金を集中させるのではなく、複数の銘柄に分散して投資することがリスクを軽減するためには重要です。初心者は、まずは少額で複数の銘柄に投資し、分散投資を心掛けると良いでしょう。
4. 株価の動向と企業の調査
投資する企業の株価の動向や業績、成長性などをしっかりと調査することも大切です。初心者は、まずは自分がよく知っている業界や企業から投資を始めると、理解しやすくリスク管理がしやすいです。
5. 投資目的と期間
自分の投資目的(短期のキャピタルゲイン狙いか、長期のインカムゲイン狙いか)や投資期間を明確にすることも重要です。これにより、どの程度のリスクを取るべきか、どのような銘柄を選ぶべきかが変わってきます。
株初心者がまずやることは何ですか?
株の初心者の方は、まずは株に対する正しい知識を勉強しましょう。正しい知識とは以下になります。
* 株式投資のリスクを理解している
* 株式市場や株が上がる仕組みを知っている
* 銘柄の選び方を知っている
* 保有中の心得を理解している
* 出口戦略を知っている(利益確定や損切りなど)
その後に間違っている知識も学びましょう。間違っている知識は以下になります。
* 他人の言葉を鵜呑みにして判断している
* 短期で稼げる方法しか望んでいない
* 厳選した方法しか実践しない
* 話題の株を選んでいる
* 自分の許容範囲を分かっていない
* 楽して儲かる方法や必勝法があると思っている
両方の知識を学んで、自分が損をすることがないように、準備しておきましょう。
まとめ
- 正しい知識
・株式投資のリスクを理解している
・株式市場や株が上がる仕組みを知っている
・銘柄の選び方を知っている
・保有中の心得を理解している
・出口戦略を知っている(利益確定や損切りなど) - 間違った知識
・他人の言葉を鵜呑みにして判断している
・短期で稼げる方法しか望んでいない
・厳選した方法しか実践しない
・話題の株を選んでいる
・自分の許容範囲を分かっていない
・楽して儲かる方法や必勝法があると思っている
- ステップ1:株式投資を知る
- ステップ2:株式投資のメリット・デメリット
- ステップ3:株式投資の始め方
- ステップ4:銘柄の選び方
- ステップ5:銘柄保有中にするべきこと
- ステップ6:出口戦略
詳しくは下記記事を参考にしてください。
そのままやればOK!知識0から投資で成功するための勉強ロードマップ
- ブーム株を買ってしまう
・人気で話題の株であっても、すぐに飛びつかないこと
・「いま」だけでなく「将来性」にも着目する - 他人の意見に左右される
・他人の意見は参考程度にする
・自分なりの判断基準をもって株を売買する - 損切りができない
・損切りは”悪”ではない。損切りを味方につけて上手に資産形成をする - 集中投資している
・集中投資を避ける
・分散して投資をする - 信用取引に手を出している
・株での借金は信用取引をしているから
・現物買いで借金をすることはない
・株になれていないうちは、信用取引に手を出さない - ナンピン買いをしている
・底値が読めないうちはナンピン買いをしない
- 時価総額500億円以下
- 上場して10年以内
- 社長が創業社長であること
- 売上が右肩上がり
- 営業キャッシュフローがプラス
- 顧客の満足度は高いか
- 唯一無二のサービスを展開しているか
- 従業員の満足度は高いか
- 自己資本比率が高い
- ROEを確認する
- 1万円で始める単元未満株・金額指定取引
- 10万円で始める少額分散投資
- 30万円で始める100株投資
- 投資のプロから学ぶのが成功への一番への近道
- 投資家仲間を作ることで、情報を共有する
投資初心者にオススメの勉強方法は、プロから学ぶことです。
まずは自分で勉強したい!という方は、下記の記事を参考にしてみてください。
そのままやればOK!知識0から投資で成功するための勉強ロードマップ
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