今日は投資の本を紹介していくよ!
わ〜い!本大好き‼︎
別の記事で「お金の勉強を始める人が今読むべき本ベストセラー11冊」を紹介しました。投資の勉強を始める前に、まずはお金の基本から勉強しておきたい人はこちらをどうぞ。
今回はいよいよ投資を始めようという人におすすめの本を紹介していきます。
投資っていったい何から手をつけたらいいかよくわからないわ〜
書店行くと投資関係の本がありすぎて自分では選べないなあ
という方、多いと思います。
また、証券口座を開いて投資の準備を終えた人でも、
どうやって投資先を選んだらいいのかしら
いったいどのタイミングで売買するの?
といった疑問や壁にぶつかっているはずです。
そこで今回の記事では、お金の勉強を終えて一歩投資へと踏み出したあなたへ、お金の学校GFS監修のもと、投資歴約9年の筆者が経験上自信をもっておすすめできる「投資本」を厳選してご紹介します。
この記事を読むことで、
- 投資について基礎から正しく学ぶことができる
- 多くの人に支持されている投資の名著がわかる
- 自分のスタイルに合った「投資の本」が選べる
- さらに上級の投資知識を身につける本を知ることができる
- 効率のいい資産形成が独力でできるようになる
ことを目標に、本の紹介と解説をしていきたいと思います。
投資にもいろいろ種類がありますが、初心者が最初に学んでほしいのは「株式投資」です。そのため本記事でも株式投資の基本を学ぶ本が中心になっています。
はりきって勉強していこうね!
どんな本が出てくるのか楽しみ!
※投資の勉強方法は本だけではありません。以下の記事では初心者に向けてさまざまな勉強方法を紹介しています。
記事を読むだけで自然と株式投資や投資信託の基礎を身につけられますので、投資本を読む前に「何からはじめるべきか」「どんな方法がいいのか」迷いがある方は一度こちらの記事をご覧ください。
監修者:市川雄一郎
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長
どんな「投資の本」を選ぶべきか
具体的な投資の本を紹介する前に、数ある中からどんな本を最初に選んだらいいのか、選ぶヒントを挙げておきましょう。
筆者が重視するのはずばり以下の点です。
- 多くの人に読みつがれ、支持されているもの
- 知識ゼロの人でもやさしく読み進められるもの
- 客観的なデータや歴史を踏まえて書かれているもの
- 実際の投資家が執筆・監修しているもの
それぞれ以下に簡単に説明していきます。
1-1 多くの人に読みつがれ支持されているもの
投資の本は、出版社が手を変え品を変えて年間に何百冊と発行されます。
しかし、その中で生き残っていくものはごくひとにぎりです。
投資の世界で長く支持され、読みつがれる本は、初版発行から何年もたっています。
そうした本は中身を改訂しながら何度も版を重ねており、「何十刷」と版を重ねています。
もちろん新しい本の中にも良書はあるのですが、迷ったら長く読み継がれている本を選ぶようにしましょう。
1-2 知識ゼロの人に向けてやさしく書かれた「入門書」
投資について初歩から勉強したい人は、書名に「入門」とある本を選ぶといいと思います。
それだけでもゴマンと本はありますが、触れている中身にはそれほど違いはありません。
書店でいろいろな入門書をパラパラめくってみて、文章や図解、マンガやイラストなどの好みで読みやすいものを選びましょう。
手にとって「少し難しいな」と感じたら、もっとやさしく書かれているものを探してみてください。
とにかく1冊決めて、最初から終わりまで通読し、投資の世界をおおまかに知ることが大切です。
1-3 客観的なデータや歴史を踏まえて説明しているもの
投資の世界は日々進化しているものの、人間が資金を投じ、リスクに応じてリターンを得るという形は今も昔も変わりません。
また、個人の投資家にとっては初めて出会う事態でも、過去数百年の相場環境の中では人類が何度も遭遇し、乗り越えてきた歴史があります。
投資の世界に未曾有(みぞう)の出来事などというものがそう滅多にあるものではありません。
いたずらに悲嘆したり浮かれすぎたりせず、過去に同じような事例はなかったか冷静に判断することが大切です。
そのため、投資の勉強をする際には、目先の事象ばかりに目を奪われるのではなく、過去のデータ、歴史をきちんと検証して相場観を描いている本を選ぶ必要があります。
1-4 実際の投資家が執筆・監修しているもの
投資に関しては投資のプロに聞くのが一番です。
経済評論家やアナリストなどが客観的データに基づいて書いたものも参考にはなりますが、実際に自分でお金を動かして投資をしていないとわからないことも多々あります。
そういう意味では、最も基本として読んでほしいのは著名な投資家ウォーレン・バフェット氏の投資手法を書いた本です。
ほかにファイナンシャルプランナー(FP)や証券会社のアナリスト、経済評論家など、お金や投資の専門家が執筆・監修した本もおすすめです。
専門家ではない個人投資家の本は玉石混交で、内容が偏っているものもあり、初心者が選ぶのはやや危険です。
知識が中途半端で、間違った投資をしてしまう可能性があるためです。
少し投資に慣れてきたころに、ほかの人がどんな手法・内容で投資をしているのか研究したくなったら読むようにしましょう。
・リスクはできるだけ抑えたい YES or NO
・投資先の見極め方を知りたい YES or NO
・投資の知識をつけて利益を最大化したい YES or NO
次の章から実際の投資の本を紹介していくよ!
待ってました〜
初心者が株式投資を始めるための本5選
まずは投資の入門編から。
先に書いたように、投資の勉強はやさしいものから段階を追って難しくしていくのがいいと思います。
とはいえ、読むだけではなく、投資の一歩を踏み出すことが肝心ですので、そうした視点を持った本を主に紹介していきます。
*注意(1)発行年の( )内は原著の発行年を表しています。
*注意(2)本のタイトルか画像をクリックするとAmazonのページに飛びます。
2-1 気軽に投資を始められる1冊『はじめての人のための3000円投資生活 新NISA対応版』
著者・タイトル | 横山光昭著『はじめての人のための3000円投資生活 新NISA対応版』 |
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出版社・発行年・価格 | アスコム / 2023年 /1,430円 |
本の内容 | 2016年の『はじめての人のための3000円投資生活』から版を重ねるロングセラーの最新改訂版。個別株ではなく投資信託(株式などを一定の条件でパックにした商品)への投資で安全安心。少額からでも始めることで意識が変わり、楽しくラクに、無理なく少しずつ投資額を増やして気がつけばまとまった資産ができていることを目指しています。2024年から始まった新NISAにも対応した内容になっています。シリーズ90万部突破。 |
何が学べる? |
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「お金の勉強本」紹介の記事でも取り上げてるよ。まずは少額でも始めることが大事
2-2 安全安心で楽ちんなインデックス投資を学ぶ『ほったらかし投資術』
著者・タイトル | 山崎元・水瀬ケンイチ著『ほったらかし投資術』 |
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出版社・発行年・価格 | 朝日新聞出版 / 2015年 / 869円 |
本の内容 | 人気ブロガーと経済評論家がタッグをくんだインデックス投資の完全ガイド改訂版。上記の『3000円投資生活』より一歩踏み込み、インデックス投資のイロハを解説しています。投資初心者のさまざまな疑問にもやさしく答え、こちらも圧倒的な支持を得てロングセラーを続けている本です。 |
何が学べる? |
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「ほったらかし」ってすてき
2-3 やさしくてためになる株入門書のベストセラー 『マンガでわかる最強の株入門』
著者・タイトル | 安恒 理著『マンガでわかる最強の株入門』 |
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出版社・発行年・価格 | 新星出版社 / 2017年 / 1,430円 |
本の内容 | 派遣切りにあった「もり子」が仲間とともに投資を始め資産一億円を目指す、というマンガを通して、株式投資の超基本や投資の方法などが学べるベストセラー。著者の安恒氏は 『株の超入門書』など多くの投資入門書を手がけるライターで、だれにでもわかりやすく投資を伝える名人です。 |
何が学べる? |
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ぼくはあんずさん推し!
2-4 日本の上場企業すべてを網羅した投資家必須のアイテム『会社四季報』
著者・タイトル | 『会社四季報』 |
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出版社・発行年・価格 | 東洋経済新報社 / 1936年から年4回発行 / 2,300円 |
本の内容 | 株式を上場している日本企業約3,800社の基本情報や業績推移、担当記者の評価などをコンパクトにまとめた情報誌。辞書のような厚さとみっちり詰まった情報量に最初は圧倒されますが、見方さえ覚えれば銘柄選択の強力なパートナーとなります。投資初心者はぜひ手元に置いて、日本にどんな上場企業があるのか勉強したいもの。年4回発行。 |
何が学べる? |
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眠たいときには枕になるよ!
2-5 四季報の読み方がすぐわかる『得する株をさがせ! 会社四季報公式ガイドブック』
著者・タイトル | 会社四季報編集部編『得する株をさがせ! 会社四季報公式ガイドブック』 |
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出版社・発行年・価格 | 東洋経済新報社 / 2020年 / 1,760円 |
本の内容 | 上で紹介した『会社四季報』の正しい見方を、四季報の編集部自らが手ほどきしてくれる唯一の公式ガイドブックにして参考書。単に見方を教えてくれるだけでなく、PER、自己資本比率、ROEなど投資家がマスターすべき基本用語の解説もしてくれています。 |
何が学べる? |
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枕にしないためにも勉強しよう!
では、何を基準に選べばよいのか?
プロの投資家がわかりやすく解説します。
≫ 詳しくはこちら
投資家の心得(こころえ)を勉強できる本5選
ここからは少し中級編。投資家のマインドを勉強できる本を紹介していきます。
投資は知識をいくら増やしたからといって必ず成功するわけではありません。
経済状況が突然悪くなったり、投資していた企業の業績が思った通りにいかなかったり。
そんな時、成功している投資家がどんなマインドで相場と向き合ってきたのかを知ることはとても大切です。
ここでは世界的に著名な投資家の考え方や投資原則をまとめた本を紹介し、個人投資家として一段ステップアップを目指します。
3-1 アマチュアがプロを出し抜く銘柄の探し方を教えてくれる名著『ピーター・リンチの 株で勝つ』
著者・タイトル | ピーター・リンチ著『ピーター・リンチの 株で勝つ』 |
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出版社・発行年・価格 | ダイヤモンド社 / 2001年(1989年) /1,800 円 |
本の内容 | インデックス投資ではなく、企業単体の株式を購入する「個別株投資」を始めたい人に最初に読んでほしい古典的名著。個人投資家がプロと異なる目線で成長銘柄を発掘するためのノウハウ、考え方がまとめられています。「テンバガー(10倍になる株)」の言葉を生み出したことでも知られる著名な本です。 |
何が学べる? |
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これも「お金の勉強本」紹介の記事で取り上げてるよ。テンバガーは投資家のあこがれだね!
3-2 世界的投資家の哲学を学ぶ『株で富を築くバフェットの法則』
著者・タイトル | ロバート・G・ハグストローム著『株で富を築くバフェットの法則』 |
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出版社・発行年・価格 | ダイヤモンド社 / 2014年 / 1,800円 |
本の内容 | 40年以上にわたって勝ち続ける世界的投資家ウォーレン・バフェット氏。彼について書かれた本は数多くありますが、本書はバフェット氏の人となりや投資哲学、原理原則を最も忠実にわかりやすく伝えていて、世界的なベストセラーになった本です。最初に通して読むのに最適な1冊でしょう。 |
何が学べる? |
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バフェットさんて投資で1000億ドル儲けたんだって!チロルチョコいくつ買えるんだろう
3-3 成長株を見る目を養う最高の教科書『株式投資で普通でない利益を得る』
著者・タイトル | フィリップ・A・フィッシャー『株式投資で普通でない利益を得る』 |
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出版社・発行年・価格 | パンローリング / 2016年 / 2,200円 |
本の内容 | バフェット氏が成長株投資の師としたフィッシャーの歴史的名著。現代の成長株投資の手法や考え方はすべてこの本から始まり、アレンジされたものと言っても過言ではありません。原書は60年以上前の本ですが、「株を買うときの15のポイント」や「避けるべき5つのポイント」など、今なお十分通用する内容ばかり。投資家なら何度も立ち戻って再読すべき古典です。 |
何が学べる? |
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前書きが長すぎるので、第1章から読めばいいよ!
3-4 賢い投資家に成長するための本『投資で一番大切な20の教え』
著者・タイトル | ハワード・マークス著『投資で一番大切な20の教え』 |
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出版社・発行年・価格 | 日本経済新聞出版社 / 2012年 / 2,200円 |
本の内容 | 世界最大級の資産運用会社の創業者が、長年顧客に送り続けてきたレターを元に自らの投資哲学をまとめた本。常識的な考え方のひとつ先を見通すための深い知見に貫かれた内容で、通して読むことで投資家としてのレベルが数段上がること間違いなし。こちらもバフェット氏が強く推薦しています。 |
何が学べる? |
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これはちょっと上級の人向けかもね
3-5 お金の基本から投資の応用まで1冊で深い知識が身に付く『投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え』
著者・タイトル | 市川雄一郎編著・グローバルファイナンシャルスクール編『投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え』 |
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出版社・発行年・価格 | 日本経済新聞出版 / 2021年 / 1,600円 |
本の内容 | 日本を代表する投資スクールとその校長が、お金の基本から投資の基本までの最重要事項をまとめた本。利益をあげるための正しい知識、成功した投資家ならではの深い知恵やアイデアがぎゅっと詰まった一冊です。Amazonや丸善、紀伊國屋書店など全国有名書店で販売部数1位を獲得したベストセラー。中国・韓国・ベトナムでも翻訳書が出ています。 |
何が学べる? |
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投資の経験値が高い人でないと書けないことがたくさん詰まっているよ!
本以外でも勉強をしてみたいという方は、投資の基礎~応用までをまとめて学べる動画講座もおすすめです。
≫GW期間限定で無料配布中!「高配当株で失敗しない方法が学べる動画講座」
まとめ 知識だけでなく実践を積むことも大事
「投資の本」の紹介、いかがだったでしょうか。
中身を簡単にふりかえりましょう。
記事の内容まとめ
全部で10冊の本をご紹介しました。改めて書名を挙げておきます(タイトルをクリックすると紹介記事に飛びます)
- 気軽に投資を始められる1冊『3000円投資生活 新NISA対応版』
- 安全安心で楽ちんなインデックス投資を学ぶ『ほったらかし投資術』
- やさしくてためになる株入門書のベストセラー 『マンガでわかる最強の株入門』
- 日本の上場企業すべてを網羅した投資家必須のアイテム『会社四季報』
- 四季報の読み方がすぐわかる『得する株をさがせ! 会社四季報公式ガイドブック』
- アマチュアがプロを出し抜く銘柄の探し方を教えてくれる名著『ピーター・リンチの 株で勝つ』
- 世界的投資家の哲学を学ぶ『株で富を築くバフェットの法則』
- 成長株を見る目を養う最高の教科書『株式投資で普通でない利益を得る』
- 賢い投資家に成長するための本『投資で一番大切な20の教え』
- お金の基本から投資の応用まで1冊で深い知識が身に付く『投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え』
お金の本の記事でも書きましたが、本を読むだけでは投資の勉強は十分ではありません。
今回紹介した本は、わからないことや失敗に直面するたびに再読するに値する本たちですが、必要な知識は際限なく広く、奥も深いため、1、2冊読んだくらいで投資の世界に飛び込んでも、思うようにはいきません。
世界情勢と同じく、投資の状況も日々変化しています。
未来はだれにもわかりませんから、その時々で最適解が変わってくるのです。
そこが投資の怖いところであり、面白いところでもあるわけですが、、、。
たくさんの本を読んでさまざまな知識や投資方法を吸収したら、あとは実践を通じて体験を増やしてくことが投資で成功する近道です。
一緒にがんばっていきましょう!
ぼくたちも勉強しないとね!
明日からやりま〜す
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