iDeCoをやるならどこがいい?おすすめの証券会社と銘柄選びの鉄則

これからiDeCoをはじめようと思うけれど、どこではじめればいいのか迷う人もいるのではないでしょうか。どこではじめるかは非常に重要です。

なぜなら、はじめたあとに他の場所へ移管したいなどと思った時に、移管は可能なのですが手数料が発生したり手続きに時間を要したりするからです。

ですから最初から商品数の選択肢が多かったり、手数料が安い金融機関を選ぶようにしましょう。本記事ではおすすめの金融機関とと選び方のポイント、iDeCoで買うのがおすすめな商品をお伝えします。

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監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

 

iDeCoをやるならネット証券がおすすめ

iDeCoをやるならネット証券ではじめるのがおすすめです。なぜなら店舗型の金融機関に比べて人件費などのコストが低いため、手数料が安く設定されているからです。また、ネット証券は商品数が充実していて自分に合う商品が選びやすいです。

そして24時間スマホやパソコンから手軽に取引ができるのも魅力です。運用状況の確認などもオンラインで完結できるのでとても便利です。

それでは今申し上げた内容に当てはまる、iDeCoをやるならおすすめの証券会社を下記5社を解説していきます。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • 松井証券
  • マネックス証券
  • auカブコム証券

SBI証券

SBI証券は1,200万口座開設されています。そして投資信託の取扱本数2,620本ではネット証券の中で一番多く、iDeCoの商品数も一番多いです。2024年8月14日時点では商品が38本となっています。貯まるポイントの種類も多いので初心者の方にも使いやすい口座です。

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SBI証券
iDeCo商品数38本
加入手数料初回のみ2,829円を国民年金基金連合会に支払う
口座管理手数料

加入者(掛金拠出者)

毎月171円を国民年金基金連合会と事務委託先金融機関に支払う
└毎月171円の内訳:国民年金基金連合会に105円・事務委託先金融機関に66円・運営管手数料0円

運用指図者

66円
運営管理手数料0円
 信託銀行66円

その他給付手数料※

1回あたり440円 ※拠出した掛金を受け取るとき
還付手数料※

1回あたり1,488円
└1回あたり1488円の内訳:国民年金基金連合会に1,048円・事務委託先金融機関に440円

※法で定められた限度額を超えて拠出された掛金、あるいは加入資格のない月に拠出された掛金などが、加入者に払い戻されるとき

移換時手数料※

4,400円

※別の運営管理機関または企業型確定拠出年金へ移換するとき

貯まるポイント
Tポイント、Pontaポイント、Vポイント、dポイント、JALのマイル、PayPayポイント
※いずれかを選択

 

 

楽天証券 

楽天証券は1,100万口座が開設されています。投資信託の本数はSBI証券より少なめの2,574本です。その中でiDeCoの商品は36本です。楽天証券は楽天グループのサービスを利用している人におすすめで、楽天カードで投資をすると楽天ポイントも貯まります。

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楽天証券
iDeCo商品数36本
加入手数料初回のみ2,829円を国民年金基金連合会に支払う
口座管理手数料

加入者(掛金拠出者)

毎月171円を国民年金基金連合会と事務委託先金融機関に支払う
└毎月171円の内訳:国民年金基金連合会に105円・事務委託先金融機関に66円・運営管手数料0円

運用指図者

66円
運営管理手数料0円
 信託銀行66円

その他給付手数料※

1回あたり440円
※拠出した掛金を受け取るとき

還付手数料※

1回あたり1,488円
└1回あたり1488円の内訳:国民年金基金連合会に1,048円・事務委託先金融機関に440円

※法で定められた限度額を超えて拠出された掛金、あるいは加入資格のない月に拠出された掛金などが、加入者に払い戻されるとき

移換時手数料※

4,400円

※別の運営管理機関または企業型確定拠出年金へ移換するとき

貯まるポイント楽天ポイント

松井証券

松井証券は151万口座が開設されています。iDeCoの本数は31本です。松井証券は自分に合う投資信託を見つけてくれる『投信工房』や、すでに持っている投資信託の見直しをしてくれる『投信見直しロボ』という無料で利用できるシステムがあります。株の取引相談窓口は銘柄の探し方や、取引のタイミングなどについて、専門のオペレータに電話で無料相談が可能です。

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松井証券
iDeCo商品数31本
加入手数料初回のみ2,829円を国民年金基金連合会に支払う
口座管理手数料

加入者(掛金拠出者)

毎月171円を国民年金基金連合会と事務委託先金融機関に支払う
└毎月171円の内訳:国民年金基金連合会に105円・事務委託先金融機関に66円・運営管手数料0円

運用指図者

66円
運営管理手数料0円
 信託銀行66円

その他給付手数料※

1回あたり440円
※拠出した掛金を受け取るとき
還付手数料※

1回あたり1,488円
└1回あたり1488円の内訳:国民年金基金連合会に1,048円・事務委託先金融機関に440円

※法で定められた限度額を超えて拠出された掛金、あるいは加入資格のない月に拠出された掛金などが、加入者に払い戻されるとき

移換時手数料※

4,400円

※別の運営管理機関または企業型確定拠出年金へ移換するとき

貯まるポイント松井証券ポイント

マネックス証券 

マネックス証券は263万口座が開設されています。iDeCoの本数は28本です。マネックスカードでの積立投資で、貯まるポイント率が1.1%です。クレジットカードでの基本還元率は高めで、それぞれの人に合わせた最適な運用プランをプロが提案してくれる『マネックスアドバイザー※』や資産設計のアドバイスをしてくれる『MONEX VISION』などのツールがあります。※マネックスアドバイザーはマネックスアドバイザーで運用される国内ETF残高の年率0.30%(税込:0.33%)の金額が助言報酬が発生します。

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マネックス証券
iDeCo商品数28本
加入手数料初回のみ2,829円を国民年金基金連合会に支払う
口座管理手数料

加入者(掛金拠出者)

毎月171円を国民年金基金連合会と事務委託先金融機関に支払う
└毎月171円の内訳:国民年金基金連合会に105円・事務委託先金融機関に66円・運営管手数料0円

運用指図者

66円
運営管理手数料0円
 信託銀行66円

その他給付手数料※

1回あたり440円
※拠出した掛金を受け取るとき

還付手数料※

1回あたり1,488円
└1回あたり1488円の内訳:国民年金基金連合会に1,048円・事務委託先金融機関に440円

※法で定められた限度額を超えて拠出された掛金、あるいは加入資格のない月に拠出された掛金などが、加入者に払い戻されるとき

移換時手数料※

4,400円
※別の運営管理機関または企業型確定拠出年金へ移換するとき
貯まるポイントマネックスポイント

auカブコム証券 

auカブコム証券は174万口座開設されています。iDeCoの本数は27本です。auカブコム証券は投資信託の保有残高に応じたPontaポイントが獲得できます。クレジットカード積立でもPontaポイントがためられて、保有しても積立をしてもポイント投資が行えるので(ただし投資信託のスポット購入のみが対象であり、つみたてNISAは対象外です。)auカブコム証券ならではのメリットといえます。

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auカブコム証券
iDeCo商品数27本
加入手数料初回のみ2,829円を国民年金基金連合会に支払う
口座管理手数料

加入者(掛金拠出者)

毎月171円を国民年金基金連合会と事務委託先金融機関に支払う
└毎月171円の内訳:国民年金基金連合会に105円・事務委託先金融機関に66円・運営管手数料0円

運用指図者

66円
運営管理手数料0円
 信託銀行66円

その他給付手数料※

1回あたり440円
※拠出した掛金を受け取るとき

還付手数料※

1回あたり1,488円
└1回あたり1488円の内訳:国民年金基金連合会に1,048円・事務委託先金融機関に440円

※法で定められた限度額を超えて拠出された掛金、あるいは加入資格のない月に拠出された掛金などが、加入者に払い戻されるとき

移換時手数料

4,400円
※別の運営管理機関または企業型確定拠出年金へ移換するとき
貯まるポイントPontaポイント

 

iDeCoの金融機関の選び方のポイント

iDeCoをはじめるのに良いネット証券がわかったところで、次は金融機関の選び方のポイントについて下記3つ解説していきます。

  • 手数料
  • 商品数
  • サポート体制

手数料

口座管理手数料:iDeCoでは、口座を維持するために手数料がかかります。金融機関によってこの手数料は変わってくるため、できるだけ手数料が安い金融機関を選ぶことが長期的なコストを抑えるために重要です。先ほど紹介したネット証券は、口座管理手数料が低めかと思います。

運用商品の信託報酬:投資信託のような運用商品には、信託報酬(運用管理費用)が発生します。長期で考えるとコストがかさむので、信託報酬が低い商品がある金融機関を選ぶことがおすすめです。

 

商品数

iDeCoで選べる商品ラインナップは金融機関ごとに違います。商品数が多い金融機関を選ぶことで、自分に合った投資を実行していけます。

多様な運用商品:株式、債券、バランス型ファンドなど、さまざまな資産に投資できる商品が揃っているかを確認すると良いでしょう。たくさんの商品から選べることで、リスクが分散がしやすくなります。

信託報酬の低いインデックスファンド:長期的な運用を目指す場合、コストが低いインデックスファンドが充実しているかどうかも重要なポイントです。

サポート体制

iDeCoの運用は長期間にわたるため、金融機関のサポート体制も運用先として選ぶ上で重要なポイントです。

オンラインサポート:ネット証券の場合、オンラインでのサポートが充実しているかどうかを確認することが大切です。運用状況の確認や取引の手続きがスムーズに行えるか、AIチャットですぐに疑問が解消されるかなどがポイントです。

相談窓口:電話やチャットでの対応が充実しているか、FAQやサポートページがわかりやすく、必要な情報をすぐに得られるかを確認しましょう。初心者でも安心して運用できるサポート体制が整っているかが重要です。

 

iDeCoのおすすめの銘柄

どのような金融機関でiDeCoをはじめればいいのかわかったところで、商品は何を買おうか迷う人もいるのではないでしょうか。最後に下記3つの条件に当てはまるiDeCoでおすすめな銘柄を3つお伝えします。

・リスクを取って積極的に利益を出したい

・手数料を抑えたい

・安定している

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

アメリカの主要企業500社に分散投資できるインデックスファンドで、長期的に高いリターンを期待できます。信託報酬が非常に低く、コストパフォーマンスが高いです。安定性は米国経済の成長に依存するため、比較的安定していると言えますが、やはり株式市場全体の変動には影響されます。

 

S&P500は下記の図を見ていただくと約30年間ずっと右肩上がりで株価が上がっています。株価は30年前に比べて9.8倍に成長していますので、これからも安定的に成長していくでしょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

オールカントリーは安定成長している先進国と発展力のある新興国約50カ国の中から選ばれた約3000社に分散投資する投資信託です。米国だけでなく投資地域も分散したい人におすすめで、投資家たちの間でも人気のある銘柄の一つです。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

こちらの投資信託は米国に上場している企業すべてが投資対象です。米国には世界を牽引する大企業があるだけでなく、これから大きくなる新興企業もたくさんあります。新興企業は大きな株価の上昇を見込めるため、非常に魅力的といえるでしょう。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)楽天・全米株式インデックス・ファンドで銘柄を保有している間にずっと発生する手数料である信託報酬は以下の通りになっています。

・S&P500:0.09372%
・eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー):0.05775%
楽天・全米株式インデックス・ファンド:0.162%

まとめ

iDeCoをどこではじめるかを決めるには何に注意したらいいいかわかっていただけたでしょうか。iDeCoは普通に投資信託を購入するより、手数料のコストがかかりますので、できるだけコストを削減するには、銀行や証券会社の窓口でははじめないようにしましょう。またiDeCoは投資なのである程度の知識が必要ですので勉強するのをおすすめします。

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