口コミ評価から厳選|お金の管理アプリおすすめ5選と超活用術

口コミ評価から厳選|お金の管理アプリおすすめ5選と超活用術

お金の管理アプリは、家計を効率的に管理するための便利なツールです。

基本機能には、支出の自動記録、収支のグラフ化、予算設定などがあり、これらにより無駄遣いを防ぎ、貯金を増やす助けとなります。

しかし、有名なアプリが必ずしも高評価とは限りませんし、あなたの好みやライフスタイルに合っているわけでもありません。

選び方のポイントは、

  1. 自分のライフスタイルや嗜好に合った機能があるか
  2. 必要な機能の使い勝手はいいか
  3. ユーザーの口コミ評価は十分高いか

です。

そこで本記事では、お金と投資の学校GFS(グローバルファイナンシャルスクール)監修のもと、お金の管理アプリ使用歴12年の筆者が、アプリストアの口コミ評価も参考にしつつ厳選したおすすめのアプリ5選と、アプリでできること(活用術)を紹介します。

ぜひアプリ選びの参考にしていただき、家計管理を始めていきましょう。

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監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

おすすめのお金の管理アプリ5選

お金の管理アプリで最もすばらしいと思う機能は、銀行や証券会社、クレジットカード、電子マネー、ネットショップなどとの連携が可能なことです。

連携することで、どこでいつ何にお金を使ったか自動的に記録され(現金以外)、入力の手間が大幅に省けます。長くお金の管理アプリを使うなら、連携機能を使わないのはもったいない!とさえ思えます。

でも、口座番号やパスワードを入力することに抵抗がある人も中にはいるでしょう(わたしもそうでした)。

なので、連携機能のあるアプリを先に3つ出し、その後に連携機能はないけどシンプルで人気の高いアプリも2つ紹介しました。

選定基準・除外基準は以下の通り。

 

  • AppStoreとGooglePlayの両アプリストアにあり、ともに高く評価されているもの
  • どちらか片方のストアにしかないものや、評価コメントが少なすぎるものは除外
  • ストアでの評価に差があるもの、どちらかが極端に低いものは除外(スマホ乗り換え時に困るんで)
  • デベロッパー(開発者)が中国系のアプリは除外(高評価でもなにかと心配なため)

注意1★両ストア(AppStoreとGooglePlay)のボタンにそれぞれの評価点を掲載。クリックするとストアの当該アプリ紹介ページに飛びます。

注意2★「利用者の声」は両ストアの中から抽出しています。高評価と低評価の両方の声を1つずつ載せましたが、本来なら高評価9、低評価1くらいのバランスだと思います。いろいろな意見がありますので、ご自身でも確認ください。

注意3★「公式サイト」は開発者のつくったサイトなので、基本的にいいことしか書いてません(笑)。タイトルのアプリ名をクリックしても同じサイトに飛びます。

Zaim

口コミ評価
公式サイトhttps://zaim.net/
特徴使いやすさと豊富な機能で評価の高いアプリです。銀行や証券、クレジットカード、電子マネーなどとの連携先も豊富で、設定すれば自動で支出を分類して記録し、支出管理がとても簡単です。詳細な財務レポートも好評。
女性 利用者の声

手軽に家計簿をつけられるので、助かっています。シンプルだけど便利な機能が沢山あり、それらをカスタムできるのも魅力的です

悩む年配の女性 利用者の声

 利用開始時はシンプルで使いやすかったのですが、最近の流れなのか不要な機能、情報へのアクセスを遠回りさせるような改修があり、がっかりしてます

マネーフォワードME

口コミ評価
公式サイトhttps://moneyforward.com/
特徴Zaimと並ぶ家計簿2大アプリです。多くの金融機関と連携、機能充実で自動的に収支を管理でき、総合的に財務状況が把握できます。詳細な分析ツールも高い評価を得ています。ただ、こちらはアンドロイドユーザーからの評価がやや低く、細かなところで使い勝手に課題があるようです。
会社員 利用者の声(高評価)

資産管理という意味では本当にたくさんの連携先があり預貯金以外の投資資産なんかもしっかり管理できて何も文句ないです!

悩む女性 利用者の声(低評価)

解約したカード等、連携を解除すると過去のデータが消えてしまうため、更新の取得を停止した状態で使っている

Dr.Wallet

口コミ評価
公式サイトhttps://www.drwallet.jp/
特徴レシートのスキャンや手動入力の機能が他のアプリより早くて正確と評判です(レシートのスキャンは人力で行っている?)。口座連携もできますが、連携先が少ないのが弱み。手動入力を手間と感じないユーザーには便利です。
青年 利用者の声(高評価)

レシートのスキャンが無料ながら月100枚も送れるのは凄く良いと思います

悩む主婦 利用者の声(低評価)

無料版では、項目を入力して支出の追加ボタンを押すたびに鬱陶しい広告がポップアップします。これを毎回の閉じるだけで気が滅入ります

シンプル家計簿 MoneyNote 

口コミ評価
公式サイトhttps://moneynote.komorebi-apps.com/
特徴直感的な操作性とわかりやすいグラフが特徴のアプリ。必要最低限の機能に絞り、入力の手間を省く設計も好評。無料で利用でき、広告も少ないため、使い勝手が良いと高い評価を得ています。テレビでタレントのギャル曽根さんが紹介したところ、人気に火が付いたようです。
女性 利用者の声(高評価)

ほかのアプリでは有料になる固定費の設定が無料でたくさんできるのがいい。使いやすさ、操作性に関しても、わかりやすく、ダントツで優れていると感じました! 

悩む年配の女性 利用者の声(低評価)

支出の支払い方法が分けられず、口座ごとの収支や残高確認が出来ないのも個人的にネックでした

らくな家計簿

口コミ評価
公式サイトhttps://jp.realbyteapps.com/
特徴手動入力によるシンプルな支出管理が評価されるアプリです。支出の分類や集計が簡単にでき、シンプルな管理を求めるユーザーに好評。無料で利用可能ですが、広告が表示されるため、買い切りの有料版(1000円)がおすすめです・
会社員 利用者の声(高評価)

現時点で最強。入力ステップは最小ですみ、検索も早いので過去履歴からコピーで登録も楽チンです

悩む女性 利用者の声(低評価)

出費のカテゴリー分けや、店と購入品の登録ができなくて、統計のグラフが意図した形にならない

 

お金の管理アプリでできること&活用方法

お金の管理アプリ(家計簿アプリ)では主にどんなことができるのか。

本章では、主な機能とその活用方法を紹介。

お金のアプリ使用歴12年を誇る(?)筆者の体験談やひとりごともあわせて掲載しました。

もっとツワモノがまわりに大勢いるとは思いますが、とりあえずの参考にしてください。

①口座・カード連携で家計簿を自動化

お金の管理アプリは、銀行口座や証券口座、クレジットカード、電子マネー、ポイントカード、ネットショップなどと連携することで、収支データを自動的に取り込みます。

この機能により、手動入力の手間が省け、常に最新の家計情報や資産状況を把握できます。

アプリによって連携先の数に差があり、課金しないとできないアプリが大半ですが、月額数百円で日々の入力の手間が省けますのでコスパはいいと思います。

連携には口座番号やログインパスワードが必要なため、抵抗がある人もいるでしょうが、収支管理が非常に楽になることは間違いありません。

思えば提携先の金融機関もアプリとその開発会社の安全性を審査しているはずだし、口座からの入出金は通常別のパスワードが必要なため、万一アプリ開発者から不正ログインされてもお金を盗み取られるようなことはないだろうと思います。

家計簿の入力が面倒でついつい忘れてしまうという人は、思い切ってこの連携機能のあるものを選びましょう。

筆者からひとこと
筆者もずっと口座連携はこわいと思って避けていましたが、最近1つだけよく使うクレジットカードを連携させてみたら、サクサクと支出が記録され、こりゃ楽だと実感。保有するほとんどの口座やカード、ショップサイトを矢継ぎ早に連携させました。設定したカテゴリーとは別のところに仕分けされたり、ショップの買い物とカード払いとが二重計上されたりもしましたが、一度設定を整えることでほぼ問題は解消。1から入力する手間が大幅に省けて本当に楽になりました。

②予算設定と達成率をチェック

家計簿アプリでは、月ごとやカテゴリーごとに予算を設定し、その消化率(予算以内or予算オーバー)をリアルタイムでチェックできます。

これにより、どのカテゴリーで予算を超えているかが一目瞭然となり、使いすぎているカテゴリーのものを買い控えるなど、調整が可能です。

無駄な支出を防ぐためになくてはならない基本機能です。

筆者からひとこと
毎月の収入の範囲で、家賃や光熱費などの固定費を最初に設定。わたしの場合はこれに続き、投資・貯蓄にあてる費用を先に組んでしまいます。残った予算で食費、交通費、遊興費など変動費用を設定します。この順番にしたことで、貯蓄にまわす目標額のためにふだんどれくらい節約が必要なのか意識するようになれました。

 

③レポート機能を使って支出分析

週、月、年ごとのまとめレポートで、自分の支出の傾向や前の期間との比較を詳細に分析できます。

グラフやチャートを用いた視覚的なレポートなど各アプリが見やすさを工夫しており、これを見ればどのカテゴリーにどれだけ使っているかが一目瞭然。

節約のポイントを見つけやすくします。

過去の支出を振り返り、どう改善すべきかのヒントも得られます。

筆者からひとこと
支出の円グラフは各アプリ見栄えを競っているところで、それに惹(ひ)かれてアプリを選ぶ人もいるでしょう。でも正直言って、ここは最低限わかればよくて、設定した予算内で生活するかぎり、そのうち見なくなります(わたしの場合)。一番大事なのは、お金をどう使うかではなく、収支がマイナスにならないようにすることなのです。

 

④貯金目標を立てて進捗を見える化

貯金目標を設定し、その進捗状況をアプリで可視化することができます。

漫然と家計簿をつけるのではなく、目標を設定することで、貯金目標達成へのモチベーションが維持され、計画的に貯金が進められます。

また、旅行やマイカー、住宅や子供の教育費、老後資金まで、中長期の目標を定めることで今後の人生に必要な資金も浮かび上がります。

筆者からひとこと
保有しているすべての銀行口座と証券口座を連携させたことで、自分の現在の資産状況(総残高と資産構成)が数字で見える化できました。また、貯蓄+投資成績で〇年〇月までに資産○○○万円、のように目標設定をすると、毎月「振り返り」分析をしてくれます。ためしにクリックすると、現在の資産総額とともに「目標達成率98%、順調ですね」と出ました。これが地味にうれしいです。

 

⑤使い過ぎ防止のアラート

アプリには、設定した予算を超えそうな時にアラートを出す機能があります。

これにより、使い過ぎを事前に防ぐことができます。

例えば、特定のカテゴリーでの支出が予定を超えると通知が来るため、早めに見直しや調整を行うことができます。

初めて使うお店で10000円以上の支払いがあるとアラートで知らせてくれるという機能もあり、不正に使われたらすぐわかります。

筆者からひとこと
わたしの使っているアプリだと、カテゴリー別に予算を設定したとき、予算を70%消化したタイミングでアラートでお知らせしてくれます。ほぼキャッシュレスの生活だと、どれくらいお金を使ったのか把握しにくいため、こうしたアラートは(うっとうしいものの)助かりますね。

⑥夫婦・カップル共有で管理を効率化

家計簿アプリは、夫婦やカップルでデータを共有する機能もあります。

おすすめアプリでは紹介できませんでしたが、夫婦やカップルの共有に特化したアプリもあります(例OshidOriなど)。

2人(場合によっては家族全員)の収入と支出を一元管理し、家計管理を効率化。

互いの支出状況をリアルタイムで確認でき、家計の透明性が高まるとともに、同じ目標に向かって貯蓄を進めるのにも役立ちます。

筆者からひとこと
「同棲している彼と生活費を管理をするため」といったコメントが目につきました。お金の使い方に関しては互いの価値観が分かれるところです。「管理」が「監視」にならないようご注意ください(笑)。

 

⑦ポイント管理と割引クーポンゲット

多くの家計簿アプリは、ポイントカードの管理や割引クーポンの提供も行っています。

これにより、ポイントを無駄なく活用でき、近所で買い物の際にはお得なクーポンを利用することも可能。

またポイントカードと連携の場合、有効期限のお知らせをしてくれるアラート機能もあります。

ポイントやクーポンをお得に使えば、日々の節約も楽しくなります。

筆者からひとこと
ポイント集めは楽しいものですが、度を超すとデメリットもあります。節約につながると思ってポイントカードをつくったのに、ポイントをためたくてついつい余計な買い物をしちゃう人、よくお見かけします。それではやつらの思うツボです(笑)。アプリがポイント情報やクーポンを提供するのは、それが企業の広告だからです。デベロッパーが無料でアプリを提供するのは、利用者を数百万人集めて広告メディアにするためです。「サービスが無料なのは、あなたが商品だから」という名言がありますが、アプリの提供するポイントとクーポンの落とし穴にご注意ください。

 

まとめ

「口コミ評価から厳選|お金の管理アプリおすすめ5選と超活用術」いかがだったでしょうか。

実はこの記事を書き始める前は、少なくともアプリを10個紹介しようと計画していました。

けれど、最初に書いたように厳密に条件にあてはめて選んでいった結果、5つにまで減ってしまいました。

この5つは十分吟味した末に選んだものなので、自信をもっておすすめできます。

ただ、個人の好みやニーズは人それぞれなため、厳選した5つの中にも自分に合うものが見つからないかもしれません。

ないものは自分で見つけてください。

1つ注意しておきたいのは、合わないアプリを使うと家計簿をつけることが苦痛となり、続けるのが面倒になってしまいます。

お金の管理アプリを使う本当の目的は、収支の実態を知り、無駄な支出を減らして貯蓄を増やし、将来必要なお金をたくわえていくこと。

なので、家計簿はできるだけ楽につけられ、長く続けられそうなものを選ぶのがベストです。

この記事がアプリ探しの参考となり、お金の管理を長く続けるきっかけとなればうれしい限りです。

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