アプリは必須!? 貯金を成功させるコツとは?

あれも欲しい、旅行も行きたい、ついつい外食してしまうなど、欲が邪魔をして中々効率よく貯金ができないなんて方、多いと思います。では一体、どうすれば貯金することができるのでしょうか? 

最も重要なのは、家計を正確に把握することであり、収入と支出のバランスを上手く保つことができるかどうか? だと思います。しかし、家計簿は面倒で継続してつけることができないという方もいると思います。

そこで今回は、上手に貯金していく上で使える「アプリ」にフォーカスして紹介していきます。さらに、貯金を成功させるためのコツも併せて紹介していくので、貯金が苦手という方はぜひ最後までお目通し下さい。

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監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

手軽に使えるおすすめの貯金アプリ4選

お金を管理するのに最適な手段とは何でしょうか? スマホのメモ帳? 手書きの家計簿? それより今や家計管理の優れたアプリが数多く登場しており、中には無料で使えるものも少なくありません。そこで同章では、貯金を成功させるために欠かすことのできない、お金を管理する専用のアプリを紹介していきます。

ちなみに今回紹介しているものは、どれも高い満足度を誇る人気アプリだけで固めているので、どれも使い勝手の良いものばかりです。

フィンビー

フィンビーはゲーム感覚で貯金できるという非常にユニークなアプリです。例えば、スマホの歩数計を使い、1万歩歩いたら1,000円貯金する「歩数貯金」や、同じくスマホの位置情報機能を使い、会社に到着したら500円貯金する「チェックイン貯金」など、義務感なく目標額の貯金が叶う優れたアプリと言えます。

ちなみに、なぜアプリのミッションを達成することで貯金ができるのか? というと、同アプリは日本初の銀行口座と連動した自動貯金アプリだからです。これなら誰でも、挫折することなく貯金できますね。

こんな方におすすめ
・楽しみながら貯金にチャレンジしたい方
・自然に貯まる仕組みづくりをしたい方

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iOS

Android

目標別「貯金箱」日記

何やら変わった名前のアプリですが、内容は実にシンプルで、かつ使い勝手も良く高い人気を誇っています。他の家計管理アプリよりもアナログ要素が大きく、基本的には「手動」がメイン。貯金金額を自分で入力すると、目標金額までの表示や、貯金スケジュールの管理、さらにはグラフ分析まで簡単に作成してくれます。

他の多機能アプリと比べると、やや使い勝手の面で疑問を覚えるかもしれませんが、同アプリ最大の魅力は「複雑な手順が一切ない点」です。その点が大きく評価され、年齢を問わず多くのユーザーから支持されています。

こんな方におすすめ
・複雑な機能よりシンプルな機能を求めている方
・目標までの進捗率を可視化して把握したい方

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iOS

Android

家計簿Zaim

「お金が貯まる家計簿アプリ」の触れ込みで登場した同アプリは、登場以来1,000万ダウンロードを超える大ヒットを記録しています。革新的でありながらもシンプルなデザインが評価され、何とグッドデザイン賞も受賞しており、今やお金管理アプリの代表格として変わらぬ人気を誇り続けています。

同アプリの特徴は何といってもその使いやすさでしょう。レシートを撮影するだけで、簡単にデータ化してくれる上に、利用している銀行やクレジットカードと連携するだけで、自動的に家計簿をまとめてくれるという優れモノ。さらに、家計簿の状況から自動で家計の予算を算出してくれる「バランス診断」や、定額サービスの無駄遣いをチェックしてくれる「定額サービスチェッカー」など、優れた機能が満載です。もちろん、節約できるポイントも明確にわかるので、貯金を成功させるツールとしても最適なのは間違いありません。

こんな方におすすめ
・金融機関やクレジットカードなど、複数のデータ連携をしたい方
・レシート読み取り機能で、細かく家計簿管理をしたい方

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iOS

Android

OsidOri

OsidOriは夫婦やパートナーで利用することに特化した貯金アプリです。家計の状況を可視化できるので、管理しやすいだけでなく、パートナーとお金についての会話を持つことができます

中には、お金の話が自然とタブーになっているところもあるかもしれませんが、齟齬をなくすためにも家計の相談ができるのは良い結果しか生まないと考えます。つまり、家計管理ツールでありながら、夫婦円満の核として担ってくれる可能性もあるという非常に優れたアプリなのです。そして肝心の貯金についても機能的で、カップルなら結婚資金、夫婦なら家族旅行やマイホームの頭金など、お互いに同じ目標を持って貯金に取り組むことができます。

こんな方におすすめ
・夫婦やパートナーと家計簿を共同管理したい方
・夫婦やパートナーと貯金目標を共に頑張りたい方

<ダウンロードはこちら>

iOS

Android

挫折しないで貯金する4つの方法

貯金に限らずですが、何かを継続させることはとても難しいことだと思います。大切なのは、「しなければならない」という義務感を排除するために、自ずと続けたくなる仕掛けを施すことなのではないでしょうか? そこで同章では、どうすれば挫折することなく貯金を全うできるのか? その方法について紹介していきます。中々貯金が続かない方は必見です。

①アプリを使って家計を管理する

かつては、多くの主婦が手書きで記入していた家計簿ですが、昨今では前章で紹介したようなアプリを使って家計を管理するのが主流になっています。利点はやはり手間がかからない点と、利便性の高さに尽きるでしょう。レシートをスキャンして保存できたり、フィンビーのようにゲーム感覚で貯金できるものもあるなど、飽きのこない工夫を凝らしたアプリが多数登場しています。

さらに、それらアプリには無料のものが多く、わざわざお金を出して家計簿を購入して手書きで毎日記入し続けるより、無料で手軽なアプリを選ぶ方が多いのは当然でしょう。ちなみに、基本的には無料でも、機能を拡張するためにいくらかお金がかかるものもあるので、まずは気になるアプリを一通り試し、気に入ったものがあれば課金して使うのがよいでしょう。また、前章で紹介したもの以外にも、利便性が高く人気のアプリは多数あるので、まずはラインナップを見てみるところから始めてみましょう。

②目標を立ててから貯金を始める

金額や目的を決めることなく、ただ漠然と貯金をしているという方、実は結構多いのではないか? と思います。当然、お金を貯めることは悪いことではありませんし、習慣化できているなら別段止める必要もないでしょう。しかし大事なのは、目的を持って貯金に臨むことができているかどうかです。貯金ですから、そこまで大袈裟な目的である必要はなく、例えば「半年以内に10万円貯金して、家族旅行へ行く」といった簡易的な目標でもOKでしょう。大事なのは、貯金するモチベーションを保ち、漏れなく習慣化することよって、その目標は事務的なものより、科目で言うならレジャー費にあてがうのが理想的かもしれませんね。

③衝動買いなどの無駄遣いを止める

スムーズな貯金生活を阻むのは、厄介とも言える人間の「」です。やや大袈裟な表現かもしれませんが、やはり衝動買いなどの無駄遣いが多い方は、どうしても貯金に失敗する傾向があると思います。その気持ちを抑えるのはとても難しいと思いますが、以下のような手段を講じることで、衝動買いを抑えることができるでしょう。

衝動買いを抑える方法

⚫︎欲しいものをあらかじめリストアップして持ち歩く

⚫︎意図せず欲しいものが見つかった際。家庭に代用品があるかどうかを確認する

⚫︎少しでも安く購入できるところをネットを使って探す

⚫︎資金に余裕ができるまで待つ

以上になります。どれも節約に繋がる手段であり、もし購入したとしても、浮いた分を貯金に回すことができる可能性が高まるでしょう。理想を言えば「買わない」のが最も節約できる手段だと思いますが、中々そうもいかない場合、例えばその商品が生活に欠かせないものであるケースも否めません。ならば少しでも安く購入する先を探すのが、節約術としては最善と言えるでしょう。

④収入と支出を把握する

貯金に失敗する最大の要因と言えるのは、家計を正確に把握していないこと。つまり、収入と支出のバランスが取れていないということです。何にいくらつかい、余剰金はどの程度あるのか? それを知らずして消費・散財するのは無謀でしかありません。手書き・アプリなど、手段は問いませんが、家計の内情を把握できていないなら、家計簿の記入はマストです。また、家計ではなく自身のお小遣いを管理して、そこから上手に貯金したいという方も、アプリを使って資金を管理することをお勧めします。

初心者向け 貯金を成功させるためのコツ

前章では、挫折することなく貯金を達成させる方法についてまとめましたが、ここでは初心者がいかにして貯金を成功させるか? その具体的な手段について紹介していきます。既に貯金を始めたものの、どうしても挫折を繰り返してしまうという方は前章を参考にし、これから貯金を始める方は同章をしっかりと確認しておくことをお勧めします。

先取り貯金をやってみる

貯金を成功させる鉄板の手段と言えば、何といっても「先取り貯金」です。一体どんな手段なのか? というと、『給与が入ったタイミングであらかじめ決めた金額を先に貯金に回すこと』

つまり、強制貯金と言うものであり、節約などを講じて残った分を貯金するという生ぬるい手段とは一線を画すと言っても過言ではないでしょう。何せ先取りする訳ですから、甘えも融通も全くききません。ただし、事前に固定費などの必要分を確保しておかないと、後で足りないなんてことになりかねないので、その点だけ注意するべきです。

生活費を見直す

毎月カツカツで貯金をしている余裕などない。という方も少なくないでしょう。しかし、一度も家計を見直したことがないなら、ぜひやってみるべきだと思います。見直すポイントは『固定費』と『変動費』。前者は住宅ローンなどの居住費や携帯料金などの通信費、さらには保険料が代表的で、後者は食費・生活費・雑費・娯楽費など、いわば節約ポイントの宝庫と言えます。

まず、固定費を見直す際のポイントについてです。賃貸の場合はシンプルに賃料を下げるのが常套手段だと思いますが、住宅ローンの場合は他行に借り換えることになります。もちろんゴールは少しでも金利の低いプランに乗り換えることです。一つの銀行にこだわらず、まずは各社で比較し、その中で最も条件が良いものを選ぶべきでしょう。

ちなみに、既に住宅ローンを使っている銀行内で、もし金利の低い良いプランがあったとしても、乗り換えることはできません。基本的に借り換えは他行に限定されることを覚えておきましょう。さらに固定費の中で言うと、保険料であれば年齢に見合わないオプションを除いて料金を軽くすることや、通信費はスマホを格安SIMに変更するのも有効でしょう。さらに昨今主流のサブスクリプションサービスも、契約数を減らすなどの工夫も節約になるでしょう。

そして次に変動費の節約ポイントについてです。こちらについては非常にシンプルで、例えば外食を減らして自炊の割合を増やす、被服費はセール期を狙う、アウトレットでまとめ買いをする他、ネットショップのセールを活用したり、高価なものは状態の良いユーズド製品を選ぶのも手でしょう。

そして会社員の方などは、付き合いで外食する機会が多いと思いますが、可能な限りその回数を減らしてみるのも良いと思います。出世に響くなんてこともあると思いますので、全てキャンセルするのはやりすぎかもしれません。

収入を増やす

貯金をする余裕がないなら、収入を増やすのが一番の近道と言えるでしょう。シンプルに本業での出世を狙うのも良いと思いますが、副業などを活用してWワークをしてみるのも一考です。SEやデザイナー、さらにはライターといった技術職の方なら、クラウドワークスのようなサービスを活用して簡単に仕事を見つけることができるでしょう。それら手段を講じて増えた収入をそのまま貯金に回すことができれば、無理に節約することなくお金を貯めることができると思います。

制度・控除を講じて税金を減らす

ご存知の通り、会社員は給与から税金を控除されています。例えば、子や親など控除対象の扶養親族がいる場合の「扶養控除」や、年間の医療費が一定額を超えた場合に控除される「医療費控除」もそう。さらに、生命保険に加入している方は年間の支払い額に応じて控除額も変わりますが、最大で年間12万円もの控除を受けることができます。

そしてお馴染みと言えるのが住宅借入金等特別控除、つまり「住宅ローン控除」です。マイホームの購入やリフォームのために、住宅ローンを利用して一定の要件を満たした場合に所得税と住民税の一部が控除される制度であり、年間で最大40万円、最長で約10年間、年末残高の1%を所得税や住民税から控除されます。そして、会社員が覚えておくべき控除が以下にまとめた「特定支出控除」です。

<特定支出控除に含まれる項目>

⚫︎通勤費

⚫︎職務上の旅費

⚫︎転居費

⚫︎研修費

⚫︎資格取得費

⚫︎帰宅旅費

⚫︎勤務必要経費

以上になります。何となくわかるものもあると思いますが、中でも説明が必要なのは最後の「勤務必要経費」でしょう。

例えば、業務に必要な書籍などの図書費や、制服などの衣服費、接待費・贈答などにかかる接待費もここに入れることができます。注意すべき点は、それらの総額が65万円を超えた場合、65万円が限度額となり、かつ控除を受ける場合は給与支払者の証明が必要になることを覚えておきましょう。

まとめ

貯金が苦手な方にとって、最大のネックは「飽き」だと考えます。当記事では、どのようにして貯金を成功させるか? はたまた習慣化させることができるか? について、最善策として「アプリの活用」を促しています。見やすくて操作しやすくてゲームのように面白い。いくつか紹介したアプリは、どれも非常に優秀で使い勝手のよいものばかりです。

どれもダウンロードは基本無料なので、試しに今回紹介した4点全てをお使いのスマホに入れ、順番に使ってみることをおすすめします。気に入ったものがあれば、有料のオプションを購入することを検討してもよいのではないでしょうか? そして、いずれかのアプリを上手に使いこなすことができれば、貯金の習慣化・成功は間違いないと思います。

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