お金が貯まる人が絶対に言わない口癖・行動とは?

古より、言葉には霊力が宿るなんて言い伝えがあるように、決意して発言したことが実現したという経験がある方もいると思います。ただしそれは、何もスピリチュアルなことではなく、目的に応じて正しく動くことができるかどうかの違いなのではないか? と思えてなりません。

一体何の話? と驚いた方もいるかもしれませんが、今回は「お金が貯まる人」、つまりお金持ちが絶対に口にしないことや行動などから、お金が貯まる秘訣を紐解いていきたいと思います。わかりやすく言えば「マインド」について考えていこうという内容です。

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監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

【言動編】お金が貯まる人の口癖とは?

無意識のうちに口をついて出る言葉、つまり口癖は誰にでもあると思います。それは、必ずしも誰かに向けて発する言葉ではなく、自分自身の感情がポロッと出てしまう場合もあるでしょう。そして、重要なのはその内容です。

例えばあなたの口癖はポジティブなものが多いでしょうか? それともネガティブなものが主でしょうか? もし、お金が貯まる人の口癖に何かしらの傾向があるとしたら、少し真似をしてみたいと思いませんか? まずここでは、彼らの口癖について考えていきたいと思います。

「ありがとう」を欠かさない

何かを成し遂げ、巨万の富を築いた人が発する言葉の特徴、つまり口癖と言える発言の多くは、ポジティブなものが多いと言われています。例えば、ゴディバジャパンが2020年にインターネットで調査した結果によると、「ありがとう」という言葉を多く発する人ほど、幸福度が高く、かつ年収が高い傾向があると発表しています。

さらに調査によると、1日に平均4回以上「ありがとう」と発する方は、4回未満の方と比べて、年収が20万円以上も高いという驚きの結果も出ています。

さらに、お笑い芸人であり、占い師としても活躍しているゲッターズ飯田氏によると、大きな資産を築いた方の多くは、他者に対する悪口や不満を口にしない傾向があるそうです。なぜなら、人あってこその結果という意識が強く、他者のお陰で今の自分が成り立っているという感謝の気持ちが大きいためなのだそう。でも、イーロン・マスクは米証券取引委員会(SEC)の関係者に暴言を吐いていたような・・・あくまで「傾向」なので全員に当てはまることではないということですね。

参考:ゴディバ・ジャパン

ネガティブな発言はしない

そもそも、お金が貯まっている人・お金を持っている人は、お金に対してネガティブな発言や、願望を口にすることが少なく、どれどころか一般の方と比べて行動力があり、かつ強い信念を持っているからか、非常に前向きな発言が多いと感じるでしょう。

株式投資に例えるなら『この銘柄は下がりそうだから買わない』ではなく、『下がったからこそ上がるタイミングを待って買う』となるでしょう。何よりお金を貯めるには、それなりに意思が強くないと叶いません。その額にもよりますが、大概は忍耐力を要する行動であり、わがまま三昧では到底成し得ないことであることは間違いないでしょう。

故に、ある程度多額のお金を貯めることに成功した人は、単に自信家ということではなく、経験や知識に裏付けられた確信を以てポジティブな発言をしているのだと考えられます。

偉人が残したお金にまつわる名言から共通点を見つける

経済的に大きな成功をおさめた偉人達は、お金に対してどんな発言を残しているのか? それを知ることで何か共通点はないかと探ってみることに。調べた結果は以下の通りです。

お金の管理に長けた人は、1ドルを節約するほうが、1ドル余分に稼ぐことに比べてどれだけ簡単かを本能的に知っている

ー ロバート・G・アレン(投資家/アメリカ)

ささいな出費を警戒せよ。小さな穴が大きな船を沈めるであろうから
ー フランクリン(政治家/アメリカ)

金がないから何もできないという人間は、金があってもなにもできない人間である
ー 小林 一三(阪急東宝グループ創業者/日本)

楽しみに金のかからない人が最も裕福である
ー ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(作家/アメリカ)

貧者は昨日のために今日働き、富者は明日のために今日働く
ー 二宮尊徳(思想家/日本)

若い時の自分は、金こそ人生で最も大切なものだと思った。今、歳をとってみると、その通りだと知った
ー オスカー・ワイルド(作家/アイルランド)

まず、それぞれの名言を読んでみて思うのは、お金に対して真摯であることがわかります。生きていくために最も重要なものだと認識しているからこそ、お金を敬い、大切にしているのです。

中でも印象的なのは、二宮尊徳氏、通称『二宮金次郎』の言葉です。何を言っているのか? というと、お金を持てない人は借金やその日の生活の為にお金を確保しようと躍起になっていることに対し、お金を貯めることに成功した者は、未来の自身の為にお金を保つということです。

つまり、お金に対して常に前向きな考えを持っていることがわかります。これら全ての発言を読んでも、決してネガティブなものはなく、常人には中々理解できない程前向きな発言が多いことがわかります。

【行動編】お金が貯まる人が絶対にやっていることは?

前章では「発言」にフォーカスしてきましたが、ここでは「行動」を見ていきます。発言以上に差があると思われる行動ですが、実際にお金を貯めることに成功している人は、一体どんな行動をしているのか? 口癖ならぬ行動癖のようなものを垣間見ることができれば、ぜひそれを真似してみてはいかがでしょうか?

収入と支出を正確に把握している

まず、基本的なことかもしれませんが、お金を貯めるには「余剰金」、つまり生活していく上での余力を知っていることが大前提になります。ビギナー向けの投資セミナーや投資講座で、まず言われるのは「家計を知る」ことです。

つまり、投資は家計の余剰分でやるものであり、借金をしたり、家計を大幅に削って無理をしてまでやるべきことではないからです。また、家計の無駄を省き、少しでもお金を節約しようとする行動こそ、貯まりやすいタイプの典型であり、そもそもそれができないようではお金は貯まらないと言っても過言ではありません。

無駄遣いが多く散財してばかりで、給料日前になると常に財布の中身が空っぽという方では、お金が貯まる側の人間になるのは少々難しいかもしれません。

規則正しい生活を送っている

前項で紹介した、無駄遣いが多くお金が貯まりにくいタイプの方などは、えてして規則正しい生活を送ることが満足にできていないケースが多いと考えます。例えば喫煙をしている方。もちろん、それなりのお金があれば、お酒もタバコも楽しんで然るべきでしょう。

しかし、お金が無いにも関わらず、嗜好品に手を出すのは単なる散財でしかありません。世界的に見れば日本はまだタバコ税の安い国です。とは言え、20余年間平均所得が上がっていないにも関わらず、その期間でタバコの価格は200円以上も値上がりしているのが実状です。

さらに、それに付随したことですが、お金を貯めている人は健康に関する意識も高いと言えます。適度な運動を欠かさないのはもちろん、就寝・起床の時間にもきっちりしているのは想像に難くなく、お金の管理と同様、時間にも正確であり、言うなれば生活にあまり無駄がないのが特徴だと言えるでしょう。

あなたが勤めている会社の社長はどうでしょう? 時間にルーズで食に奔放だったりしているでしょうか? 一度チェックしてみると良いでしょう。

自分自身への投資

言うなれば「自分磨き」にお金を厭わないということ。例えば体を鍛えるため、はたまた健康増進のためにスポーツジムへ通うことや、仕事に直結する未知のジャンルに関する学習に励むのもそう。さらには資産を増やすべく、投資について学ぶのも自己投資と言えるでしょう。

健康でなければ働き続けることはできないし、知識を蓄えることで仕事に幅を持たせることができます。全てお金のためとは言い切れませんが、結局は収入を増やし、お金を残すことに繋がっているのは間違いないでしょう。さらに、これまで紹介したことを振り返ってみてもわかるように、収入を正確に把握することや、規則正しい生活を送ること、さらに自分への投資を惜しまないといった点は、どれも人生を正す為に欠かせない要素であり、目的や目標に対して愚直に生きていないとできないことばかりです。

つまり、お金を貯めるということは、一朝一夕に成し得ることではなく、それらを漏れなく遂行できるかどうか? 次第なのではないでしょうか。随分大袈裟に聞こえるかもしれませんが、収入の大きさに関係なく、お金を貯めるというのはそれほど難しいことなのです。

お金を貯めたい人が実践すべきこと

お金を貯めたいなら、お金持ちと同じ思考・行動をなぞればよいだけだろう? と思われるかもしれませんが、誰もがそれをできてしまったら、国民の殆どがお金持ちになってしまいます。真似できないのは、それらが簡単ではないからであり、意思の強弱はもちろん、環境面での問題もあるでしょう。

そこで最後にご紹介するのは、お金を貯めたい方が手軽に実践できること。つまり改善案です。少しでもお金を貯める体質に改善すべく、ぜひ実践してみることをおすすめします。

無駄遣いをやめる

散財癖のある方は、まず第一に節制すべきです。無駄遣いをした分で、果たしてどれだけ貯金できていたのかを考えてみると、ゾッとする方も多いのでは? まずは無駄な出費を省き、どの程度お金が残るのかを試してみることをおすすめします。

その分で貯金をすることもできるし、前章で紹介したように自分自身への投資分として使うこともできます。貯金を成功させるために欠かせない工程であるだけでなく、自身の可能性を広げるための行動でもあるため、無駄遣いの多さについて思い当たる人は、ぜひ実践してみて下さい。

家計簿をつける

前項で紹介した「無駄遣いをやめる」は、大して生活に関係のない出費を減らす・無くすことですが、家計簿をつける大きな理由は、収入と支出を正確に把握することと、支出の中から減らすことができる科目を見つけることです。

つまり家計簿をつけるのは、節約に繋がる行動と言えます。とは言え、家計簿をつけるのは結構面倒で、毎日となると忙しい方にはやや厄介な作業でしょう。しかし昨今では、家計簿アプリが多数登場しており、金額を入れるだけで簡単に管理できるため、時間がない方や家計簿をつけることが面倒だと感じている方にもおすすめできます。

余剰金を使って投資を始める

最後にご紹介するのは、ズバリ「投資」です。ある程度の資産を築くには、仕事と投資の二刀流が良いと思いますし、今回のテーマである「お金が貯まる人」の中には、何かしらの投資をしている人が多いでしょう。

無駄なお金を省くための工夫をし、余剰金が出たらその分を投資に回す。資産が増えれば増えるほど、生活はもちろん、気持ちに余裕ができるため、今回フォーカスしたお金が貯まる人のような行動や言動が自然と出てくるようになるかもしれません。

ちなみに、投資は資金があるだけでは中々上手くいきません。大事なのは、ある程度「知識を蓄えること」です。そこでおすすめなのが『投資の達人になる投資講座』です。

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