「お金持ち」になる方法|大きな資産を築く人に共通するある特徴とは

お金持ちになる方法大きな資産を築く人に共通するある特徴とは

 

会社員

大金持ちになりたい

女性

宝くじ当たらないかしら

悩む年配の女性

大金持ちの家に生まれたかったわあ

だれでも一度や二度、こんなことを考えたことがあると思います。

今の苦しい生活を抜け出して、リッチな生活を送ってみたいと思うのは、資本主義社会で生きるわたしたちの当然の願望です。

では、「どうやったらお金持ちになれるのか」を真剣に考えたことはありますか?

これを考える人は意外と少ないだろうと思います。

せいぜい「宝くじ当てて」とか「遺産がころがりこんで」みたいな、一気に大金が手に入る「夢」を語るくらい。

あとは「どうせ考えたって無駄」とあきらめ、いつのまにかそんな考えを抱いたことすら忘れてしまいます。

でも考えてみてください。

いまお金持ちの人たちだって最初からお金持ちだったわけではありません。

お金持ちになる人には、共通のある特徴と方法があったからこそ、お金持ちになれたのです。

そこで本記事では、この「お金持ちになる」ための特徴や考え方(マインドセット)、実践的な方法を紹介していこうと思います。

ここで学べる内容は以下の通り。

  • お金持ちになる3つの基本
  • お金持ちになるマインドセット
  • しあわせなお金持ちになる方法

本記事は、お金の学校GFS(グローバルファイナンシャルスクール)の監修のもと、個人投資家である筆者と筆者が資産運用をお手伝いしている実在のお金持ちたち、そしてたくさんあるお金持ちの本などを参考に執筆しています。

今はお金がない人も、これを読んでお金持ちの考え方を学び、ぜひ今日からできることを実践してください。

数年後、数十年後にまったくちがう人生が待っているはずです。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

お金持ちになる3つの基本

お金持ちになる人の考え方や方法は人それぞれ異なります。

でも、突き詰めてさかのぼれば、以下の3つのステップにほぼ必ず集約できます。

  1. 支出を減らし、
  2. 収入を増やし、
  3. 残ったお金を貯蓄し運用して増やしていく。

ただこれだけ。なーんだと思ったそこのあなた、ちゃんとできてますか?

これらはお金持ちになる人にとって基本中の基本。どんなお金持ち本にもこの3ステップは必ず記されています(出てこない本は内容を疑ったほうがいいです)。

わかっているけど実践できていない人は、ここを読んで、ぜひすぐにでも人生をこのステップに乗せていきましょう。

1-1 支出を減らす(無駄をなくして倹約する)

財産を築くための第一歩は、とにかく支出を減らすことです。

家計の収支がカツカツ、または常に赤字という状態では、貯蓄もままならず、大きな財産など築けるはずがありません。

キャッシュレス化が進んだ現代では特に、買ったものの購入費の総額が見えにくくなっています。

従来のクレジットカード払いに加え、アメリカでは「BNPL=今すぐ買って分割後払い(buy now, pay later)」のサービスが若者を中心に利用が広がっています。

いずれ日本にも普及するでしょうが(メルカリがすでにサービスを始めています)、ますます収支のバランスが取れない日本人が増えるでしょう。

毎月の固定費を徹底的に見直し、無駄な出費をなくし、住居費用や生命保険などの大きな出費をなくすことで、貯蓄に回せるお金が増えます。

何はなくとも、これが資産形成の第一歩であることは間違いありません。

以下の記事の中で「お金を貯めるための節約術7選」を書いていますので参考にしてみてください。

お金が貯まらない理由と対策|節約術から収入アップ方法まで徹底解説

1-2 収入を増やす(副業のすすめ)

支出を減らし、もうこれ以上減らせないところまで倹約を進めてなお貯蓄にまわすお金が残らないのであれば、収入を増やすしかありません。

現在の仕事で昇進・昇給をはかるためにスキルアップしたり外国語習得・資格取得を目指してもいいですが、かなり時間がかかります。

もっとも有効なのは給料の高い会社へ転職することでしょう。

本業での収入増が見込めないなら、あとは副業あるのみ。

週末働くだけでも月に数万円は収入が増やせます。

ネットを使って販売を手がけ、独自に収入が得られれるようになれば後々独立するときに知識が役立ちます。

上の項で紹介した記事に副業の選び方とおすすめの副業について書きましたのでこちらも参考になさってください。

お金が貯まらない理由と対策|節約術から収入アップ方法まで徹底解説

1-3 お金を増やす(インフレに負けない)

支出を減らし、収入を増やし、差額のお金を毎月貯蓄にまわせるようになったら、そのお金を増やす努力をしないといけません。

銀行に現金を預ける預貯金だけでは、インフレ(物価上昇)に負け、いずれ資産が目減り(購買力が低減)します。

お金を増やすには、お金に働いてもらい、毎年のインフレ率以上にお金を増やしてくれる資産を持つこと。

お金に働いてもらうのに最も適しているのは、投資を始めることでしょう。

下の図は1802年に各1ドルずつ投資した場合の各種資産が200年超たってどれくらいの価値になったかを示した有名なグラフです(原典はジェレミー・シーゲル著『株式投資』)。

株式・債券・金・通貨のパフォーマンス

各資産は配当や利息などをすべて再投資したと仮定。ここから物価上昇分を差し引いた実質リターンを算出しています。

ここで見ていただきたいのは、通貨と株式のリターンです。

1ドル通貨の価値はほぼ20分の1(0.052ドル)に低減しています。これはつまり、当時1ドルで買えたものが20ドル(物価20倍)になったことを意味します。

これに対し、株式は1ドルが93万ドル超へ。つまり93万倍に価値がふくれ上がったことを示しています。

これを見れば、増える資産として買う対象は株式一択だということです。

何をどう買うかはあなた次第ですが、原則はこれから成長する市場や事業であること。

それにふさわしい株式(または投資信託)を毎月つみたていき、ピラミッドを高くするように資産を積み上げていくのです。

決して短期で儲けようとせず、長期的な視点で投資を続ければ、「複利」の力で資産は自然とふくらんでいきます。

100万円、500万円、1000万円と資産ステージが変わるごとに、お金が増えていく加速度が実感できます。

株式投資で資産を増やす知識と実践は、わたしたちGFS(グローバルファイナンシャルスクール)の専門分野。

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お金持ちになるマインドセット

お金持ちになるためには、適切なマインドセット(考え方)が必要です。

この章では、貯蓄・投資に成功を収めてお金持ちになった人々に共通する、大切な考え方を紹介していきます。

彼らがどのようにして財産を築いたのかを学ぶことは、お金持ちになる上で貴重な手がかりとなるでしょう。

2-1 あなたの考えるお金持ちはお金持ちではない

「お金持ち」と聞くと、高級車に乗って豪邸に住んでリッチな食事をしてブランドファッションに身を包んで、、、といった姿をイメージしていませんか?

美女をはべらせて札束の風呂に入っている、みたいな(笑)。

これは大いに間違ったイメージです。一部の芸能人や派手好きな実業家を持ち上げてマスコミが作り上げた虚像にすぎません。

見かけが豪華でも、それは単に「大金を使った」ことを意味しているだけ。本当にお金持ちかどうかまではわからないのです。

大金を使っただけお金は減っているため、実際にはもうお金は残っていないかもしれないし、全部借金で買ったものかもしれません。

一方で、真のお金持ちは、無駄なものには一切お金をかけず、目立たないように質素に暮らしているもの。

ベストセラー『となりの億万長者』に書かれていましたが、実際の大金持ちはあまりに平凡すぎてテレビが密着撮影しても番組が成り立たないそうです(笑)。

筆者が出会ったお金持ちの多くも、これといってぜいたくするのでもなく、服装も生活スタイルもまったく普通でした。

お金を派手に使うのではなく、大きな資産を運用し維持管理することが「お金持ち」の本質なのです。

 

2-2 労働だけではお金持ちになれない

いい大学に入りいい会社に入ってがんばって働いて出世すればお金持ちになれる、と思っていませんか?

これも残念ながら間違った考え方です。

勤勉を美徳とする日本人はこの幻想を親の代から引きずっていることでしょう。

たしかに年収数千万円、定年まで勤め上げたら退職金が山ほどもらえるといった会社に勤めている方なら、あるいはお金持ちになれるかもしれません。

でもそれはごく一握りの人。大部分の勤め人は一生懸命働いたところで、労働収入だけでお金持ちになるのは難しいです。

まして、収入が上がるごとに生活水準も上げていっている人や、銀行に預貯金だけしている人は、お金はなかなか増えていかないでしょう。

ではお金持ちはどうやってお金を増やしたのか。

彼らは、お金を産み増やしてくれる資産ーー自分で起こしたビジネスや、株・債券・不動産などーーにためたお金を投じたのです。

金の卵を産むニワトリをたくさん飼うイメージです。

こうすることで、お金が働いてお金を稼いでくれる仕組みをつくる。

この仕組みを増やしたり大きくすることで、お金は加速度的に増えていくのです。

 

2-3 維持にお金がかかるものは資産ではなく負債と考える

お金持ちになるには、お金が増える資産やビジネスに投資をすることだと前項で書きました。

では資産とはなんでしょう。

資産とは「将来的な収益をもたらす可能性のある財産」を指します。

財産=資産ではありません。財産であっても収益をもたらさないものは資産と呼ばないんですね。

代表的な例で言えば、自分で住む家(マイホーム)、自分が使う車などは財産ではあっても資産とは呼びません。

逆に、維持管理にお金がかかるため、これらを「負債」と考えるお金持ちもいます。

お金持ち本の古典的名著『金持ち父さん 貧乏父さん』ではそのような考え方を示しています。

新築マンションや新車などは購入した時点でいきなり価値が下がります。

また、家なら修繕費や固定資産税、車なら保険料や車検代、駐車場代などの維持費も考えあわせると、これをお金を産み出す資産とは呼べません。

こうしたものをローンで買ったとなれば、「負債✕負債」で手に入れたのと同じことになります。

これらの買い物がいいか悪いかはまた別の話。家族の幸せのために必要なことだってあるでしょう。

ただ、いい家を手に入れていい車や時計や宝石を買ったからといって、「資産が増えた」ことにはならないということだけは覚えておいてください。

お金持ちはこう考えます。

今あるキャッシュ(現金)をマイホームや車の購入にあてずに先に投資にまわそう。お金をできるだけ増やしてから買っても遅くはない、と。

 

2-4 良い借金と悪い借金がある(レバレッジ)

借金には良い借金と普通の借金と悪い借金があります。

ふつうの借金は、何か買いたいものがあり、手元に必要なお金がないときに借りたお金のこと。

利息をつけて返済する必要がありますが、これは当然のこと。

悪い借金とは、返せるあてがないのに借りるお金、自分の収入の上限を超えて借りるお金のこと。

これも説明不要でしょう。逆にお金持ちがする借金はいい借金だと予想がつきます。

自分の財産があるのだから、わざわざお金を借りなくても自分のお金を使えばいいじゃないかと思うかもしれません。

でもそのお金を使ってさらにお金を増やせるとしたらどうでしょう。

たとえば不動産投資でお金持ちになる人は、自ら所有する不動産を担保にその何倍ものお金を借り、新たに別の物件を購入し、その家賃収入を返済にあてていきます。

返済が終わる前にまたお金を借り、また別の物件を購入。

どんどん不動産の数を増やすことで収入も増え、それとともに信用力も増し、さらに大きな資金を借りて大きな物件を購入。

こうして不動産王が出来上がるわけです。

これは小さな力で大きなものを動かすという意味で「レバレッジ(てこの原理)」と金融業界で呼ばれます。

要は、借りた利息以上のリターンを稼げるかどうか。稼げるのならその借金はいい借金なのです。

お金持ちはこのいい借金=レバレッジで自己資金よりはるかに大きな投資をして収益をあげているのです。ずるいですね(笑)。

 

 

しあわせなお金持ちになる方法

お金持ちになっても、まだゴールではありません。

いくらお金を持っていても不幸なのでは仕方ありません。

どうせなら幸せなお金持ちを目指しましょう。

それにはいろいろな条件をクリアしないといけません。

3-1 お金を守る(資産防衛)

資産を築いたら、それをきちんと守り維持することも「お金持ち」の大切な仕事です。むしろこれが一番大事かもしれません。

目標額に到達したとたん仕事をやめてしまう(収入源を断つ)のは考えものです。

資産を削りながら生き、お金が少しずつ減っていくのを見ながら生きるのはあまり幸せなお金持ちとは言えません。

もちろん、築いた資産から得られる配当や利息、家賃収入などの範囲で暮らしていけるなら問題ないでしょう。

ただ、仕事で社会とのつながりを持つことはとても大事です。

若いのに昼間からフラフラ遊んでいると、逆に近所の人からダメ人間と思われてしまうかも(笑)。

配当収入+労働収入で社会生活を送り、その間も資産は増やし続け、できるだけ長く元本を削らないように生きていくのが健康的なお金持ちのあり方かもしれません。

 

3-2 足るを知る(人と張り合わない)

大きな資産ができたとたん、ぜいたくになってはいけません。

せっかくコツコツと貯蓄で増やしてきても、ぜいたくにお金を使い始めたらあっという間に資産は消えていきます。

宝くじで1億円当たった人がぜいたくしすぎて一気にお金を失い、前より不幸になるとはよく聞く話。

自力で大きな資産をつくってきた人なら理解していると思いますが、人間の欲は思わぬところに隠れているもの。

物欲をいくら満たしたところで幸せになれないことは言うまでもないでしょう。

一番やっかいなのは、金銭面で人をうらやんだり、張り合ったり、マウントを取ろうとする見栄の心です。

上には上がいるわけで、他人と比較して張り合ってもきりがありません。

「足(た)るを知る」心を持ち、自分自身の心の幸せを見つけることが大切です。

 

3-3 上手に使う(お金持ちはペットを買う)

お金を上手に使うことも、しあわせなお金持ちになる重要な要素です。

お金持ちはぜいたくしないかわりに、ここぞというときにはお金を使います。

特に、いい人脈を築くのに必要なお金は惜しまないと言われます。

入会費の高い会員制の施設に入会するなどはその例です。

ビジネスをする上できわめて貴重な人々が会員に大勢いるとしたら、払った会費以上のリターンが得られるからです。

でもそんな打算的なお金の使い方よりもっと大切なのは、家族との思いで作りや健康的な体づくり、心の平和にお金を使うことです。

たとえばお金持ちはペットを飼う割合が高いです。

ペットは飼育に維持費がかかるから、2章で書いた理屈に従えば「負債」なのかもしれません。

でも、ペットは触れ合うだけで癒しを与えてくれる存在。犬なら毎日一緒に散歩することで、健康で頑健な体をつくることができます。

これらはお金の価値に換算できない「プライスレス」なメリットです。

稼いだ一部を寄付したり、自ら率先してボランティアをするのもいいお金の使い方です。

災害の被災者、生活困窮者、難病患者、交通事故の遺児の救済はじめ、自然保護や動物愛護など、どんなことでもいいです。

お金をたくさん稼いだ人はその一部を社会に還元することで、社会的欲求や商人欲求を満たすことができるのです。

まとめ

お金持ちになるためには、正しいマインドセットと実践的な行動が必要だということがおわかりいただけたでしょうか。

支出をコントロールし、収入を増やし、投資を通じてお金を運用することではじめてお金は増えていきます。

さらに、お金は増やしただけではダメで、維持し、守っていくことも必要。

そして「足るを知る」心を持ち、人と比較したり張り合ったり見栄を張ったりせず、賢くお金を使っていくことも求められます。

記事で紹介した内容を心にとどめ、幸せなお金持ちを目指しましょう。

 

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