「お金が欲しい!」と思ったとき、あなたならどうしますか?
即座にお金が必要という人、近々必要となる金額が足らない人、将来が不安で今あるお金を増やしたい人、とにかくぜいたくがしたい人、いろいろなケースがあることでしょう。
この記事では、そんな様々なケースに対応すべく、お金を短期で手に入れる方法、中・長期で増やしていく方法を可能な限り考えてみました。
それぞれのリスクにも触れていますので、切羽詰まっても安易に手を出さず、別の道を探るようにしましょう。
本記事があなたの状況や目標に合う解決策を見つける参考になれば幸いです。
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監修者:市川雄一郎
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長
①お金が欲しい?ーー解決策は3つ
お金が欲しいとき、手に入れる方法は6つあります。
自分で稼ぐ。自力で増やす。借りる。もらう。拾う。盗む。解決策はこのうちの前半3つ。それぞれをこれから私見をまじえて説明します。
ちなみにあとの3つーーもらう・拾う・盗むーーは人としてやめときましょう。
特に「盗む」。闇バイトで窃盗や詐欺の片棒を担ぐのは立派な犯罪です。
自身の尊厳をなくしてまでお金を得てもむなしいだけ。後ろに手が回り、家族や親類にも迷惑が及ぶとなればなおさらです。
1-1 稼ぐ
お金を得る最も直接的かつ簡単な方法は、自分で働いて稼ぐことです。
楽してお金を得ようなんて考えたって時間の無駄。
「働かざる者、食うべからず」です。
短期で働く、中長期で副業をする、はたまた今の仕事でキャリアアップを図る。
転職するという選択肢もあります。
長期で自分の収入を増やしていくには、若いうちに将来のビジョンを考えて行動していく必要があります。
いずれにしても「稼ぐ」はお金を得るための基本中の基本です。
1-2 増やす
もう一つの方法は、既に持っているお金を賭けたり運用したりしてとにかく増やすことです。
公営ギャンブルに始まり、株・FXの短期取引、長期投資まで方法は多種多様。
十分な知識と経験、慎重かつ冷静な判断力がないと逆にお金が減るリスクも大きいです。
長期で増やすなら「投資」一択。のちほど解説します。
1-3 借りる
最後の手段として、お金を借りることも選択肢の一つとして挙げておきます。
親や友人、親類からの借金や、カード分割払い、カードローン、キャッシングなど、様々な方法があります。
借金には金利がかかるため、十分注意して利用する必要があります。
ご利用は計画的に!
②短期でお金を手に入れる方法
2-1 お金の使い道、本当にそれでいい?
今すぐにお金が必要という人は、短期でお金を手に入れる方法を読む前に、本当にそのお金が必要なのか、その使い道で合っているのかを一回立ち止まって考えてください。
短期でお金が必要となるのは、生活のどこかに必ず負荷がかかっている状態だからです。
同僚との飲み会、恋人とのデート、家族で行楽や外食、習い事の月謝。
月末のカードの引き落としの預金がいつも足らないという人もいるでしょう。
そうした人は、仮にお金が用意できてその場を乗り切ったとしても、次回以降それが続けられる保証はありません。
いつもお金が不足するのは、その使い方が分不相応だからです。
いくら無理してお金を工面しても、そうした使い方をしている限りいつかは破たんします。
分不相応な消費は今すぐやめて、支出を自分の収入の範囲内におさまるよういったんリセットするべきです。
2-2 自分で稼ぐーー短期・日雇い、フリマ販売、夜のお仕事
短期間でお金を得るには、即日で収入を得られる仕事をするのが最適です。
日雇いのアルバイトから短期間のイベントスタッフまで、探せばいくらでも見つけられます。
最近はご近所さんが依頼することを数時間やるだけといった短時間スポットの仕事マッチングサイトのようなものもあります。
自分で体を動かすのが苦手なら、家にある不要なものをメルカリやヤフオクなどのフリマアプリで売るのも一つの手です。
取引が終わってお金が入るまでには数日かかりますが、断捨離もできて一石二鳥です。
昼間は本業で忙しい人は、uberイーツや出前館のようなデリバリーサービスの仕事や、運転代行なども短期でお金を稼ぐのに向いていそうです。
また、人と話すのが得意な人は、夜のお仕事(ホストクラブやキャバクラなど)もありかもしれません。
変わったところでは、製薬会社の新薬の治験のバイトというのもあります。
やったことのある友人に聞いたところでは、薬を飲んで(あるいは注射して)、1日一回採血され、あとは数日寝ているだけで数十万の実入りがあるらしいです。
その代わり副作用で何が起きても訴えませんという誓約書を書かされるとか(笑)。
後半で挙げた仕事は不愉快かつ危険が伴うことも覚悟の上で、どうしてもお金が必要なときに挑んでみてもいいかもしれません(責任は負えません)。
2-3 増やすーー株・FX・仮想通貨の短期トレ―ド、公営ギャンブル
今あるお金を元手に、金融商品のデイトレードなどで短期間にお金を増やすこともできます。
株式やFX、仮想通貨の一日の値動きを利用し、安い時に買って高い時に売り、高い時に空売りして安い時に買い戻す、といった取引を繰り返すことで利益を得る方法です。
タイミングを見て値幅の利益を取りにいくのは「投資」とは言わず「投機」と呼ばれます。
それなりにリスクが伴い、レバレッジをかけて失敗すると損失が大きくなりますが、経験を積んでスキルを磨くことで自分なりの勝ちパターンができていき、コンスタントに稼げるようになります。
元手を増やすという意味ではパチンコ・パチスロや競馬競輪などの公営ギャンブルも短期でお金を増やす手段の1つかもしれません。
が、はずすとゼロになるリスクが高すぎるため、デイトレなどの「投機」のほうがまだ安全度は高いかもしれません。
2-4 借りるーー親・友人・親類から借りる、カードで借りる、高利で借りる
即座にお金が必要な場合、親や友人、親類から借金するのも1つの方法です。
身近な人に借金をお願いする場合、利息も安く済み、あるいは無利子で借してくれることもあるでしょう。
恥をさらすことになるかもしれませんが、高利のサラ金などを頼るよりずっとマシです。
どうしても借りられない場合は銀行や消費者金融のカードローンやキャッシングに頼ることになりますが、住宅ローンなどと違って金利がバカみたいに高いです。
日本の金融機関がみなさんの預金に払う利息が年0.02%と超低金利なのに、カードローンやキャッシングは10%以上とられます。
支払い回数は何十回払いのような分割にはせず、できれば1回返済、無理でも2~3回で返済してしまいましょう。
すでにカードを分割払いしている人は副業でも何でもして次の支払い日までに一生懸命稼ぎ、前倒しで返済すること。
毎月の支払いを定額に設定する「リボ払い」はカード会社の罠(わな)ですから、絶対利用しないこと。
また、消費者金融は利用が初めてだと審査が甘く、多めに枠を設定しています。
枠がまだあるからといって必要以上には絶対に借りないでください。
目先の生活を楽にする借金、あるいは欲望を満たすための借金はすべからく「悪」です(キッパリ)。
お金を増やすための「複利」が逆に働いて、返しても返しても減らないことになります。
③中・長期でお金を増やす方法
3-1 まずは家計見直しと節約で支出を減らす
中・長期的にお金を増やすためには、当然のことながら支出が収入の範囲におさまっていないといけません。
つまり家計を見直し、無駄な支出を抑えることが「お金を増やす」ための最優先の課題ということです。
あたりまえのことですが、支出の無駄を減らし、節約することではじめて手元にお金が残るのです。
いつもカツカツな人はたいていこの収支に無頓着で、支出のほうが大きくなりがちです。
まずは家計簿アプリなどを使って収支を記録し、どこに無駄があるかを明確にして節約のポイントを探しましょう。
電気や水道の使用量を減らす、食費を削る、不要なサブスクを解約する。
不要な保険を解約するのも効果大です。
これらをきちんと実践した上で、お金をゲットし増やす方法を考えましょう。
家計簿アプリについては下記の記事にも書きましたので参考にしてください。
3-2 自分で稼ぐーー副業、SNSで広告・アフィリエイト、kindle出版etc.
中・長期的な収入増を目指すなら、副業を始めるのが最も手っ取り早い方法です。
2章でも取り上げたデリバリーや運転代行、夕方~夜のアルバイトのほか、在宅でできるライティングや翻訳、プログラミング、デザイン、SNSを使った広告、アフィリエイトなど、自分の得意なことを活かせる副業は探せばきっと見つかるはず。
また、書くのが得意な人なら、電子書籍の出版(Kindle出版)やnote+の販売などもいいかもしれません。
これらの副業は、最初はじれったいくらいお金になりませんが、時間をかけて根気強く続けることで収入が徐々に増えていきます。
また、それらの知見が本業でも活きたり、将来的にその副業自体がおもしろくなってきて本業になる可能性もあります。
副業については以下の記事にもう少しくわしくまとめています。
3-3 今の収入を増やすーーキャリアアップ、スキルアップ、資格取得、転職
ここは「稼ぐ」の応用編。
お金がほしい人は、現在の収入を増やす努力も必要です。
スキルアップや資格取得、語学習得などでキャリアアップを図ることが最も効果的でしょう。
専門的なスキルを習得することで、昇進や昇給のチャンスが広がります。
また、今の会社で何をしても給料が増えないのなら、思い切って転職をしましょう。
より高収入の仕事に就くことも大事ですが、将来のキャリアアップにつながる仕事を選ぶのも長期的には収入増につながるはずです。
自己投資をして自分の価値を高めることが最終的にはお金を増やすことにつながります。
3-4 お金に働かせるーー長期投資で資産運用
自ら稼ぎ、収入を増やして月々の収支をプラスにしたら、余ったお金を投資に回して資産運用しましょう。
本当にお金が欲しいなら、これは必須です。
『金持ち父さん 貧乏父さん』などのお金持ち本に指摘されていますが、お金持ちになるには「お金のために働くのではなく、お金に働かせる」ことが大事です。
まずは長期的な視点で投資信託の積立から始め、余裕ができたら個別の株式や不動産などに投資。
短期的な価格変動を気にせず、長期で保有していくことで、安定したインカムゲイン(配当や家賃などの収入)や将来的なキャピタルゲイン(値上がり益)を狙っていきます。
複利の力を味方に、着実に資産を増やしていきましょう。
まとめ
お金が欲しい人には、短期で今すぐ必要という人と、いつもお金が足らなくて困っている人がいるはずです。
いずれにしても、まずは不足している原因をしっかり考えることが大事と思います。
理由も目的も考えることなしに場当たり的にお金を得ようと思っても、きっとうまくいかないからです。
自分の置かれた状況をきちんと見極め、支出を減らすことも考えながら、最適な方法を選びましょう。
この記事を読んだあなたに豊かで幸せな未来が待っていることを陰ながら祈っております。
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