
新NISAつみたて投資枠おすすめ銘柄20選!初心者向け戦略別選び方完全ガイド
新NISA(少額投資非課税制度)の「つみたて投資枠」について、初心者の方でも体系的に理解し、自分に最適な投資戦略と銘柄を選べるようになるための完全ガイドを作成しました。
長きにわたる資産形成のパートナーとして、本記事をぜひご活用ください。
監修者:市川雄一郎
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長
近年、将来の資産形成に対する不安や、新NISA制度の普及に伴い、投資を始める方が爆発的に増えています。しかし、インターネットやSNS上には「オルカン1択」「S&P500こそ最強」といった断片的な情報が溢れており、「結局、自分にとって何が最善なのかわからない」と迷ってしまう初心者が少なくありません。
結論から申し上げます。投資において「万人に共通する唯一絶対の正解」はありません。大切なのは、自分の「目的」を明確にし、それに合った「投資スタイルや戦略」を決め、必要最低限の「知識」を身につけることです。
本記事では、初心者が新NISAのつみたて投資枠を使って確実な一歩を踏み出せるよう、基礎知識から戦略の立て方、そして戦略別の厳選おすすめ銘柄までを網羅して分かりやすく解説します。
第1章:なぜ今、新NISAの「つみたて投資枠」なのか?
まずは、投資の前提となる新NISA制度と、その中でも「つみたて投資枠」が初心者にとって強力な武器になる理由を整理しましょう。
1-1. 新NISA制度の劇的な進化
2024年に抜本的拡充が行われた新NISA制度は、それ以前の旧NISAに比べて驚異的な進化を遂げました。その主な特徴は以下の通りです。
非課税保有期間の「無期限化」:投資から得られた利益に税金がかからない期間が、これまでの「最大20年」から「一生涯(無期限)」になりました。
口座開設期間の「恒久化」:いつでも好きな時に始められ、生涯にわたって利用可能です。
生涯投資枠の拡大:1人あたり最大1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)の非課税枠が与えられます。
1-2. 「つみたて投資枠」が初心者に最適である3つの理由
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがありますが、初心者が資産形成のコア(中核)とすべきは圧倒的に「つみたて投資枠」です。
① 金融庁が厳選した「低コスト・長期向け」商品のみが対象
つみたて投資枠で買える商品は、日本で販売されている数千種類もの投資信託の中から、金融庁が「購入時手数料が無料(ノーロード)」「信託報酬(維持費)が極めて低い」「長期の積立・分散投資に適している」と認めた、全体のわずか数%の優良なファンド(投資信託)に限定されています。つまり、「最初から大外れの商品(ぼったくり商品)が排除されている」という、初心者にとって最高の安全網が敷かれているのです。
② 「ドル・コスト平均法」が自動で実践できる
毎月1回、一定額(例:1万円)を自動で積み立てる設定にすることで、価格が高いときには少なく、価格が安いときには多く買い付けることになります。これを「ドル・コスト平均法」と呼び、購入単価を平準化(平均化)して、価格変動のリスクを抑える効果があります。
③ 時間を味方につける「複利効果」を最大化できる
運用で得た利益をさらに元本に組み入れて再投資することで、利益が利益を生む「複利(ふくり)効果」が生まれます。非課税期間が無期限になった新NISAでは、10年、20年、30年と長く続ければ続けるほど、この複利の爆発力が大きくなります。
・投資で収入を得たい、資産を増やしたい YES or NO
・リスクはできるだけ抑えたい YES or NO
・投資先の見極め方を知りたい YES or NO
・成功している投資家と接点が欲しい YES or NO
・物価上昇への対策には投資が必要と考えている YES or NO
第2章:最も重要な「知識」と「目的・戦略の決定」
投資を始める際、多くの人が「どの銘柄が儲かるか?」という出口から考えてしまいます。しかし、それは大きな間違いです。最も重要なのは、「目的から逆算して、自分の投資スタイルを決めること」、そして「正しい知識を持つこと」です。知識がないまま投資を始めると、一時的な暴落でパニックになり、損をして途中でやめてしまう原因になります。
2-1. 目的から投資のスタイルや戦略を決める
あなたが投資をする目的は何でしょうか?
「20年後の老後資金を2,000万円作りたい」
「10年後の教育資金として500万円準備したい」
「できるだけ損をしたくないが、銀行に預けるよりは増やしたい」
目的によって、取るべき「リスク(値動きの振れ幅)」の大きさが変わります。
【重要】リスクとリターンは表裏一体
投資における「リスク」とは、「危険性」という意味ではなく、「結果の振れ幅」を指します。大きなリターン(収益)を期待するなら、大きな下落(リスク)も受け入れる必要があります。逆に、下落を小さく抑えたいなら、期待できるリターンも小さくなります。
自分の「リスク許容度(どれくらいの下落ならハラハラせずに耐えられるか)」を把握し、それに合った戦略を選びましょう。
2-2. 初心者が絶対に知っておくべき「知識の重要性」
投資の世界では、知識の有無が生死を分けます。特に以下の3つの知識は、投資を始める前の「盾」となります。
① インデックス投資とアクティブ投資の違い
インデックス投資:日経平均株価やS&P500、世界全体の株価指数(インデックス)といった「市場平均」と同じ値動きを目指す運用方法。低コストで、長期的に見ると大半のアクティブ投資に勝つというデータがあります。
アクティブ投資:運用のプロが独自の分析で銘柄を選び、市場平均以上の成果を目指す運用方法。成果が出れば大きいですが、コスト(信託報酬)が高く、市場平均に負けることも多々あります。
※つみたて投資枠の基本は「インデックス投資」です。
② 資産の分散(アセットアロケーション)
ひとつの国や企業だけに投資していると、そこがダメになったときに全財産を失います。そのため、「米国だけでなく全世界」「株式だけでなく債券やリート(不動産)」といったように、投資先を分散させることがリスクヘッジになります。
③ 元本割れの可能性と「複利の魔法」
株価は毎日変動します。当然、購入した直後に世界的な不況が来れば、資産の評価額が元本を下回る(元本割れ)こともあります。しかし、過去の歴史が証明している通り、世界経済は成長を続けており、15年以上の長期で分散投資を続けた場合、どの時期に始めてもリターンはプラスに収束しています。焦らずに持ち続ける知識が不可欠です。
第3章:【戦略別】つみたて投資枠おすすめ銘柄・徹底比較
ここからは、あなたの目的やリスク許容度に合わせて選べるよう、4つの投資戦略を定義し、それぞれの戦略に合致する「つみたて投資枠」のおすすめ銘柄を厳選してご紹介します。
各銘柄の「信託報酬(年率)」は、投資信託を保有している間にかかるコストです。これが低ければ低いほど、将来残るお金が多くなります。
戦略①:【王道・堅実】全世界の成長に乗る「オルカン」戦略
世界経済全体の成長に丸ごと投資する、最も王道で死角の少ない戦略です。特定の国が衰退しても、自動で国別の比率を調整してくれるため、究極の「ほったらかし投資」が可能です。
こんな人におすすめ:
どの国が伸びるか予想するのが面倒・難しいと感じる人
20年〜30年以上の長期で、とにかく手間をかけずに平均点を狙いたい人
これ1本だけで投資を完結させたい人
おすすめ銘柄5選
| 銘柄名 | 主な投資対象・連動指数 | 信託報酬(年率・税込) | 特徴・おすすめ理由 |
| ① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 全世界(先進国+新興国)の株式 / MSCI ACWI | 0.05775%以内 | 通称「オルカン」。圧倒的な業界最低水準のコストを誇り、純資産総額も日本最大級。迷ったらこれ、と言える絶対的な王道銘柄です。 |
| ② 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 全世界(先進国+新興国)の株式 / MSCI ACWI | 0.05775% | 楽天証券ユーザーに特におすすめ。eMAXIS Slimと同等の業界最安コストに加え、保有残高に応じて楽天ポイントが貯まる強みがあります。 |
| ③ SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド | 全世界株式(中小型株含む) / FTSEグローバル・オールキャップ | 0.0638%程度 | バンガード社の有名なETF「VT」に実質的に投資するファンド。オルカンよりもさらに細かい「中小型株」までカバーし、より広い分散が可能です。 |
| ④ たわらノーロード 全世界株式 | 全世界(先進国+新興国)の株式 / MSCI ACWI | 0.05775% | アセットマネジメントOneが運用する低コストシリーズ。大手証券会社や銀行などでの取り扱いも広く、信頼性が高い1本です。 |
| ⑤ はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー) | 全世界(先進国+新興国)の株式 / MSCI ACWI | 0.05775% | 野村アセットマネジメントが提供する新NISA特化型ファンド。業界最安水準に徹底して追随する姿勢を見せており、選択肢として非常に優秀です。 |
戦略②:【積極・高リターン】世界を牽引する「米国集中」戦略
過去数十年にわたり、世界最強の経済成長と株価上昇を続けてきた米国株式に集中投資する戦略です。アップル、マイクロソフト、アマゾン、エヌビディアといった世界的なメガテック企業に資金を集中させ、高いリターンを狙います。
こんな人におすすめ:
「今後も世界の経済やイノベーションの中心はアメリカだ」と信じている人
オルカンよりも少しリスク(値動き)をとって、より高い資産拡大を狙いたい人
15年以上の長期保有が前提の人
おすすめ銘柄5選
| 銘柄名 | 主な投資対象・連動指数 | 信託報酬(年率・税込) | 特徴・おすすめ理由 |
| ① eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国の主要企業500社 / S&P500 | 0.09372%以内 | 米国株インデックスの絶対的王者。抜群の知名度と巨大な資金量を誇り、コストの低さも業界トップクラス。米国株投資のファーストチョイスです。 |
| ② SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 米国の主要企業500社 / S&P500 | 0.0938%程度 | SBI証券で最も買われている米国株ファンド。本家米国高機能ETF「VOO」に投資するスキームで、徹底的な低コストと安定した運用実績があります。 |
| ③ 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド | 米国の主要企業500社 / S&P500 | 0.077% | 楽天投信投資顧問が放つ超低コストファンド。S&P500連動型の中でトップクラスに低い信託報酬を設定しており、コスト重視派に最適です。 |
| ④ 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) | 米国株式市場のほぼ100% / CRSP USトータル・マーケット | 0.162%程度 | 通称「楽天VTI」。S&P500が大型株500社なのに対し、こちらは中小型株を含む約4,000社に丸ごと投資します。米国全体の成長を網羅したい人へ。 |
| ⑤ iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 米国のハイテク・グロース企業100社 / NASDAQ100 | 0.495% | 金融を除くナスダック上場の上位100社に投資。S&P500よりもIT・テクノロジー色を強め、さらにアグレッシブな高リターンを追求したい方向け。 |
戦略③:【安定・マイルド】大崩れを防ぐ「バランス型・分散」戦略
株式だけでなく、値動きの異なる「債券(国などの借用証書)」や「リート(不動産)」をあらかじめセットにしたファンドへ投資する戦略です。株式が暴落したときでも、債券がクッションの役割を果たすため、資産が半分になるといった大崩れを防ぎ、精神的に極めて安定します。
こんな人におすすめ:
「資産が20%も30%も減るのを見るのは耐えられない」という慎重派の人
5年〜10年など、比較的近いうちにお金を使う予定がある人
定年退職が近く、守りの資産形成に入りたいシニア・ミドル層
おすすめ銘柄5選
| 銘柄名 | 主な投資対象・連動指数 | 信託報酬(年率・税込) | 特徴・おすすめ理由 |
| ① eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 国内・先進国・新興国の株・債券+内外リート(各12.5%) | 0.143%以内 | バランス型ファンドの代表格。世界中の「株・債券・不動産」に全く同じ比率で均等投資します。徹底してリスクを散らしたい場合の王道です。 |
| ② ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) | 国内外の株式・債券(各25%) | 0.154% | リート(不動産)を含まず、伝統的な「国内株式・国内債券・先進国株式・先進国債券」の4つに均等投資。シンプルで値動きが予想しやすい安心設計。 |
| ③ セゾン・グローバルバランスファンド | 世界の株式50%:世界の債券50% | 0.572%程度 | 厳密にはアクティブ(ファンド・オブ・ファンズ)ですが、つみたて投資枠対象。世界各国の株式と債券に半分ずつ投資し、自動でリバランスを行う老舗の安心ファンド。 |
| ④ DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型) | 国内外の株式30%:国内外の債券60%:短期資金10% | 0.242% | 債券の比率を6割まで高めた、極めて「守り」に徹したファンド。元本割れのリスクを最小限に抑えつつ、定期預金以上の利回りを狙いたい人に適しています。 |
| ⑤ eMAXIS 最適化バランス(マイディフェンダー) | 世界の資産(債券中心のローリスク配分) | 0.55% | 目標リスク水準を低く設定したバランス型。市場の大きな変動時にも資産を守る(ディフェンスする)ことを主目的とした、初心者に優しい設計です。 |
戦略④:【独自・応援】日本経済の復活に賭ける「国内株式」戦略
私たちが暮らす日本の株式市場(日経平均株価やTOPIX)に投資する戦略です。海外投資のように「為替リスク(円高による資産減少)」がないため、純粋に株価の動きだけで損益が決まる分かりやすさがあります。
こんな人におすすめ:
身近でニュースが理解しやすい日本企業を応援したい人
為替の影響(円安・円高)を一切受けずに投資をしたい人
オルカンや米国株を持っており、サテライト(脇役)として日本株を足したい人
おすすめ銘柄5選
| 銘柄名 | 主な投資対象・連動指数 | 信託報酬(年率・税込) | 特徴・おすすめ理由 |
| ① eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 東証上場の全企業 / TOPIX | 0.143%以内 | 東証に上場する日本企業全体に丸ごと投資するインデックス。一部の巨大企業だけでなく、日本経済全体を網羅して広く分散したい場合の定番です。 |
| ② eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 日本の代表的企業225社 / 日経平均株価 | 0.143%以内 | ニュースで毎日報道される「日経平均」に連動。ユニクロ(ファーストリテイリング)や東京エレクトロンなど、日本の主要メガ企業のウェイトが高いのが特徴。 |
| ③ たわらノーロード 日経225 | 日本の代表的企業225社 / 日経平均株価 | 0.143% | みずほ系のアセットマネジメントOneが提供。徹底された低コストと、確定拠出年金などでも長年使われている安定した運用体制が強みです。 |
| ④ ひふみプラス | 主に日本の成長企業(アクティブ運用) | 1.078%以下 | つみたて投資枠で買える数少ない「日本株アクティブファンド」の代表。プロの目線で、中小の隠れた成長企業を発掘して投資し、市場平均以上のリターンを狙います。 |
| ⑤ iTrust日本株式 | 日本の優れた競争力を持つ企業(アクティブ運用) | 0.8415% | ピクテ・ジャパンが運用。高い技術力やブランド力を持ち、グローバルに活躍する日本企業を厳選して投資する、質を重視したアクティブファンドです。 |
≫ 無料講座:お金のプロが教える「初心者が毎月収入を得る投資の始め方」
第4章:つみたて投資枠で「絶対にやってはいけない」気をつけること
つみたて投資枠は初心者向けの安全な制度ですが、運用のやり方を間違えると大きな損失を出したり、制度のメリットを潰してしまったりします。以下の5つの注意点は、絶対に頭に叩き込んでおいてください。
4-1. 暴落したときに怖くなって売却(解約)する
これが初心者が最も陥りやすい、最大の失敗パターンです。
リーマンショックやコロナショックのような大暴落が来ると、画面上の資産が数10万円、数100万円単位でマイナスになります。パニックになり、「これ以上損をしたくない!」と売却してしまう人がいますが、これは「損失を確定させてしまう」最悪の行動です。
知識の盾を発動させよう
つみたて投資における暴落は、「バーゲンセール(安売り期間)」です。同じ積立額でも、価格が安い時期は「多くの量を買い仕込むチャンス」に変わります。その後、市場が回復したときに、その安く大量に買った分が爆発的な利益を生むのです。暴落時こそ、「設定をいじらず、気絶したように放置する」のが正解です。
4-2. 短期間での利益を期待して一喜一憂する
つみたて投資は、「15年〜20年後に大きな実を結ぶためのタイムカプセル」のようなものです。「始めて3ヶ月で増えないから別の銘柄に変える」「毎日スマホのアプリで残高を確認して一喜一憂する」というのは時間の無駄であり、精神衛生上も良くありません。積立設定をしたら、存在自体を忘れるくらいが丁度良いと言われています。
4-3. 周りの意見に流されて、コロコロ銘柄を変える
「今はインド株が良いらしい」「やっぱり米国株はオワコンでオルカンだ」といったSNSのインフルエンサーの言葉に惑わされ、頻繁に積立先を変更したり、今持っているものを売って買い直したりするのはNGです。売買の手間がかかるだけでなく、ドル・コスト平均法の効果(時間をかけて平均化する)が薄れてしまいます。最初に決めた戦略を信じて貫きましょう。
4-4. 生活防衛資金(貯金)まで投資に回してしまう
「新NISAがお得だから」といって、手元のお金をすべて投資に回すのは絶対にやめてください。
人生には、急な病気やケガ、失業、家電の故障、冠婚葬祭など、予期せぬ出費が必ずあります。そんな時に投資信託を切り崩さざるを得なくなると、タイミング悪く元本割れしている時期に損をしながら現金化することになりかねません。
目安として、「生活費の3ヶ月〜6ヶ月分」は絶対に手を出さない「生活防衛資金」として銀行預金に残し、それ以外の「当面使う予定のない余剰資金」で投資を行いましょう。
4-5. 証券会社選びの手を抜いて「銀行の窓口」に行く
つみたて投資枠をどこで始めるかも極めて重要です。
もし、身近だからという理由で大手銀行の窓口や、地域の郵便局などに行って「新NISAを始めたい」と言うと、多くの場合、人件費が上乗せされた「コストの高い投資信託」を勧められます。また、選べる商品数も数種類〜十数種類と非常に限られています。
つみたて投資枠を始めるなら、「SBI証券」や「楽天証券」といったネット証券が絶対のおすすめです。取扱商品数が圧倒的に多く、本記事で紹介したような「業界最安コストの優秀な銘柄」がすべて揃っており、スマホひとつで完結します。
第5章:【初心者向け】つみたて投資枠の具体的ステップ
最後に、知識を身につけたあなたが、実際に明日からつみたて投資枠をスタートするための4つの具体的なステップを解説します。
【ステップ1】目的と毎月の投資額を決める(例:老後のために月2万円)
↓
【ステップ2】ネット証券(SBIか楽天が王道)の口座を開設する
↓
【ステップ3】自分の戦略に合った銘柄を「1〜2本」選ぶ
↓
【ステップ4】「毎月自動積立」と「分配金再投資」を設定して放置する
ステップ1:投資の目的と「毎月の積立額」を決める
まずは無理のない金額を設定しましょう。新NISAのつみたて投資枠は、ネット証券であれば「毎月100円」から始められます。「毎月3万円はキツいけれど、1万円なら飲み会を2回我慢すれば捻出できる」というレベルで全く問題ありません。あとから金額を増やすことも減らすことも簡単にできます。
ステップ2:ネット証券で口座を開設する
スマートフォンとマイナンバーカード(または運転免許証+通知カード)を用意し、ネット証券の公式サイトから「総合口座」と「NISA口座」の開設を申し込みます。画面の指示に従って写真をアップロードするだけなので、10分程度で申請は完了します。
ステップ3:自分の戦略に合った銘柄を注文(設定)する
口座が開設されたら、管理画面にログインし、この記事の第3章で決めた「あなたの戦略」に合う銘柄を検索します。
ポイント:銘柄はたくさん組み合わせる必要はない
初心者にありがちな失敗として、「オルカンもS&P500もバランス型も、全部1万円ずつ買おう」というケースがあります。しかし、オルカンの中にはすでにアメリカ株(S&P500の企業)が約6割含まれているため、これらを混ぜると中身が重複し、自分がどこにどれだけ投資しているのか把握しづらくなります。「オルカン1本だけ」、あるいは「S&P500を1本だけ」といった、シンプルな構成がベストです。
ステップ4:「自動積立」と「分配金再投資」を設定して完了
銘柄を選んだら、以下の設定を行います。
積立頻度:「毎月」を選択
積立金額:ステップ1で決めた金額を入力
分配金コース:必ず「再投資型」を選択(※効率よく複利効果を得るため)
決済方法:クレジットカード決済(三井住友カードや楽天カードなど)が使える場合は、投資しながらポイントが貯まるため非常にお得です。
設定が完了したら、あとはシステムが毎月勝手に買い付けを行ってくれます。あなたのやるべきことは、「普段通りの生活を送り、たまに経済のニュースをフーンと眺めること」だけです。
まとめ:未来の自分への最大のプレゼント
新NISAのつみたて投資枠について、基礎から具体的な実践方法までを体系的に解説してきました。
長々と解説してきましたが、覚えるべきエッセンスは非常にシンプルです。
「目的」からリスクを逆算して戦略を決める。
ネット証券で、eMAXIS Slimなどの「超低コストファンド」を選ぶ。
生活防衛資金は残し、余剰資金で始める。
暴落が来ても、絶対に売らずに「淡々と持ち続ける」。
投資は、早く始めた人ほど「時間」という最大の武器を味方につけることができます。20年後、30年後の自分や家族の笑顔のために、ぜひこの機会に小さく一歩を踏み出してみてください。あなたの資産形成の第一歩が、素晴らしいものになることを応援しています。
「投資の勉強を何からやっていいかわからない」「投資で資産を作りたい、収入を増やしたい」
そんな時は無料で視聴できるオンライン講座「GFS監修 投資の達人講座」をまずはお試ししてください。
投資の達人になる投資講座は、生徒数50,000人を超え講義数日本一の投資スクールGFSが提供する無料オンライン講座です。プロの投資家である講師が、未経験者や苦手意識がある人でも分かるように、投資の仕組みや全体像、ルールを基礎から図解を交えて解説します。
投資の勉強をなるべく効率よく始めたい人は、ぜひ一度ご視聴ください。
【重要】免責事項
投資判断の最終責任: 本記事で紹介している銘柄やセクター、分析内容は、情報提供および学習の啓発のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。
成果の非保証: 過去のデータや予測は、将来の投資成果を保証するものではありません。市場環境の変化により、資産が減少するリスクがあります。
情報の正確性: 2026年時点の情報に基づき作成されていますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。最新の業績やニュースは、必ず各企業のIRサイトや一次資料でご確認ください。
損失の補償: 本記事の内容に基づいて被ったいかなる損害(直接的・間接的を問わず)についても、筆者は一切の責任を負いません。




