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投資信託の正しい知識を得るためにやるべき勉強方法とは?

【早見表で一発理解!】投資信託の種類と特徴を徹底解説

あなたが選ぶべき投資信託が一瞬で分かる!投資信託の種類と特徴を完全解説

投資信託の種類と特徴を完全解説投資信託に興味があっても、種類が多すぎて初心者の方は何を選べば良いのか分かりませんよね。
実際、投資信託は約6000もの本数があり、知識が無ければ自分に合った投資信託を選ぶことは難しいです。

投資信託は人それぞれの目的によって適したものが異なるため、自分に適したものを理解していなければ投資をしても期待通りの結果にはなりません。

投資信託は資産形成にはとても有効であり、投資の最大の魅力である複利効果が活かしやすく運用次第では数百万から数千万円という資産を形成できる可能性もあります。
本記事では、私の経験と私たちグローバルファイナンシャルスクールの知見を基に代表的な投資信託の種類とそれぞれの特徴、またどんな人に向いているのかを種類別に解説します。
まずは下記の表をご覧ください。

今回は代表的な投資信託の種類として上記の表で記載した国内株式型、外国株式型、国内債券型、海外債券型、バランス型の5つを詳しくご紹介していきます。
この記事を読み終えた後、あなたは投資信託の種類をきちんと理解し自分に合った投資信託を正しく選択できるようになっているはずです。

下記の記事では、今さら聞けない投資信託や株式投資の仕組みから、出口戦略までを網羅的に解説しています。投資信託で利益を出すために必要な内容がまとまっているので、おすすめです。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

投資信託の種類は大きく分けると2つ 

投資信託はインデックスファンドとアクティブファンドという2種類に分けることができます。
ここではそれぞれの特徴やメリット、デメリット、どんな人に向いてるのかを解説していきます。

インデックスファンド

インデックスファンドとは、投資成果が特定の市場平均指数に連動するように運用されているファンドのことを言います。
連動する指数が上昇すると値上がりし、下降すると値下がりします。
代表的な株価指数には日経平均株価やTOPIX、S&P500などがあります。

【メリット】
・コストが安い
インデックスファンドはアクティブファンドに比べて売買手数料や信託報酬が安いです。投資信託は長期投資をすることにより大きな資産を形成できますが、長期保有の際は信託報酬の差が大きな差になります。コストが安いというのは、インデックスファンドの大きなメリットです。

・安定的、低リスクで利益が狙える
インデックスファンドは、指数に投資をするので、幅広い銘柄に分散投資できることになります。たとえば日経225をベンチマークにするインデックスファンドなら、日経平均を構成する225銘柄すべてを買うのと同じ効果があります。分散投資効果により安定的、低リスクで利益が狙えます。

【デメリット】
・資産形成に時間がかかる  
インデックスファンドは指数に連動した値動きをするため、短期間で見ると緩やかな値動きが特徴です。そのため短期間で大きな利益を獲得することは難しいです。

【インデックスファンドが向いてる人】
・年齢が若く資産形成に時間をかけられる人が向いています。
例として、毎月3万を年利7%で20年間運用すると下記の結果になります。
【出典・金融庁公式HP】

これがもし貯金のみであれば3万円を20年間貯蓄し続けた総計は720万円という結果です。
つみたて投資を行い複利を利用すれば元本720万円の資産が約1562万円と2倍以上に増えます。
少額でも長い時間をかけて積立投資を行うことで大きな資産を形成できます。

アクティブファンド

プロのファンドマネージャーが投資商品を選別・運用している投資信託です。
インデックスファンドは指数に連動する値動きをしますが、アクティブファンドは運用成績が指数を上回ることを目標としている投資信託です。

【メリット】
・インデックスファンドを上回る投資成績が期待できる。
アクティブファンドは運用のプロに間接的に運用を任せられるので、自分で運用することに自信が無い方でもプロが成績を出してくれます。
良いアクティブファンドを見つけられれば市場平均を上回るリターンを獲得できる可能性があります。

【デメリット】 
・コストが高い
プロのファンドマネージャーが投資商品を選別・運用しているため、各種手数料が高いです。手数料の高さを考慮すると結果的にインデックスファンドの成績に劣ってしまうことも少なくありません。

・ファンドマネージャー次第で成績が変わる
アクティブファンドの成績はファンドマネージャーの実力にかかっています。良いアクティブファンドを見つけるにはファンドマネージャーの過去の成績等を調べる必要があり、とても手間がかかります。

【アクティブファンドが向いている人】
・短期間で利益を狙いたい方が向いています。
下記は、アクティブファンドとインデックスファンドの10年間の成績比較表です。

【アクティブファンド】
東京海上・ジャパン・オーナーズ株式、さわかみファンド
【インデックスファンド】
日経225インデックスファンド
【出典・モーニングスター

「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式」のようにインデックスファンドの成績を短期間で大きく上回ることができる可能性があります。ただし、「さわかみファンド」のようにインデックスファンドに成績が負けてしまうものも多くあるので注意が必要です。

あなたにはインデックスファンドとアクティブファンドのどちらが向いているのか、
下記に診断表をご用意しましたのでぜひご利用ください。

あなたに合ったファンドのタイプ別比較表

ここではあなたが投資信託を始めるにあたって、
インデックスファンドとアクティブファンドのどちらを選べばよいかが分かる比較表をご用意しました。
それぞれの特徴からご自身に向いているタイプのファンドを選んでみてください。

抑えるべき投資信託5種類

前章では投資信託が大枠として2つに分かれていることを解説しました。
この章では、実際に代表的な投資信託の種類とそれぞれの特徴を解説していきます。
ここでご紹介する投資信託の種類は下記5種類です。

・国内株式型 投資信託
・外国株式型 投資信託
・国内債券型 投資信託
・外国債券型 投資信託
・バランス型 投資信託

国内株式型 投資信託 


【特徴】
日本国内の株式を投資対象とし運用を行う投資信託です。

【メリット】
・日本株式に分散投資ができる  
国内の個別株式を1単元買おうとすると数万円〜数十万円かかってしまい、例えば日経平均を構成する225銘柄をすべて1単元ずつ購入すると6億3000万円程かかってしまいます。日経平均に投資する投資信託であれば少額から日経平均225社に分散投資をすることと同じ効果が得られます。

【デメリット】 
・投資する株式次第で成長性変わる
例えば、成熟しきった大企業の株式ばかりに投資する投資信託では値上がりをあまり期待できないこともあります。どのような株式に投資する投資信託かは購入前にきちんと確認が必要です。

【こんな人におすすめ】
・リスクを取っても積極的にリターンを狙いたい方
・国内株式に幅広く投資したい方

外国株式型 投資信託


【特徴】
海外の株式を投資対象とし運用を行う投資信託です。

【メリット】
・海外の株式に分散投資ができる
外国株式型の投資信託では少額から気軽に日本以外の外国企業へ株式投資を行って分散投資が行えます。

・海外株式は成長力が期待できる
海外の株式は日本株と比較し成長が期待できるものが多いです。外国株式型の投資信託では国内株式型の投資信託と比較し将来の値上がりに期待できます。

【デメリット】
・カントリーリスクがある
日本国内と比較し、海外は政治や経済が不安定なことも少なくありません。高い成長が期待できる一方で有事の際は想定外の株価下落リスクに注意をしなければなりません。

・為替リスクがある
海外の株式を保有する際は円安、円高といった為替リスクに注意が必要です。投資信託を解約(売却)する際に円安であれば利益を得られますが、購入時より円高方向へ変化した場合、受け取れる利益が減額してしまいます。

【こんな人におすすめ】
・国内株式型よりさらにリスクをとっても大きなリターンを追求したい方
・海外株式に幅広く投資したい方

国内債券型 投資信託


【特徴】
日本国内の債券を投資対象とし運用を行う投資信託です。

【メリット】
・少額で国債や国内社債に投資できる
国内債券は購入しようとすると数万円〜数百万円もの金額がかかることがあります。国内債券型の投資信託なら少額から様々な債券に投資が可能です。
・安定的に分配金がもらえる
債券は株式と比較しリスクは小さいですが、安定的な分配金収益を狙うことができます。

【デメリット】
・株式型と比較し成長性が低い 
債券型の投資信託は株式型と比較すると値動きの上下が緩やかです。大きなリターンを狙っていきたい方は株式型の投資信託の方が適しています。
・特別分配金を出す投資信託が多いので注意が必要

特別分配金とは

利益を出せていない投資信託が、元本を取り崩して投資家に還元する分配金のこと。
元本を取り崩すため長期運用のメリットである「複利効果」が得られなくなります。

【こんな人におすすめ】
・リターンが低くても良いのでとにかく低いリスクで運用したい方
・国内の債券に幅広く投資したい方

外国債券型 投資信託


【特徴】
海外の国債や社債を投資対象とし運用を行う投資信託です。

【メリット】
・金利が高い
マイナス金利を導入している国内債券と比較し外国債券は金利が高いことが多いです。日本よりも金利が高い国の国債や社債を保有することによって、より高い利回りを狙うことができます。

【デメリット】
・新興国債にはデフォルト(債務不履行)リスクがある
外国株式と同様に投資先の国について政治や経済の情勢に注意をしなければなりません。日本国内より債券の利率が高い国、特に新興国や企業の債券に投資をするものは、国のデフォルト(破産)や企業の倒産リスクについて注意が必要です。

・為替リスクがある
外国株式と同様に為替リスクを受けます。円安、円高といった為替リスクに注意が必要です。投資信託を解約(売却)する際に円安であれば利益を得られますが、購入時より円高方向へ変化した場合、受け取れる利益が減額してしまいます。

【こんな人におすすめ】
・国内債券型よりリスクは上がっても高い分配金を受け取りたい方
・外国債券に幅広く投資したい型

バランス型投資信託


【特徴】
株式や債券などひとつの資産に偏ることなく複数の資産や市場へバランス良く投資対象とし運用する投資信託です。

【メリット】
・リスク分散効果が高い
あらゆる投資対象に投資をしているため、1つの資産が値下がりしたとしても、他の資産が値下がりしていなければ、投資信託の価格が大きく値下がりするリスクを減らすことができます。

【デメリット】
・分散効果のせいでリターン低い
分散効果はリスク軽減効果というメリットがありますが、同時にデメリットもあります。リスクとリターンは表裏一体の関係にあるためリスクを抑えられる分リターンも低くなってしまいます。

【こんな人におすすめ】
・株式と債券にバランスよく投資したい方
・債券型以上株式型未満のリスクで安定投資したい方

あなたに合った投資信託の見つけ方

5つの投資信託をご紹介しましたが、実際にあなたが選ぶべき投資信託はどのようなものでしょうか。
ここであなたに合った投資信託を選ぶための診断表をご用意しましたので
ご自身に合う投資信託はどのタイプなのかを選んでみてください。


ご自身に合った投資信託の種類を選べましたでしょうか。
1.3でご用意した【あなたに合ったファンドのタイプ別比較表】の結果と掛け合わせることで、
あなたが選ぶべき投資信託を決めることができたかと思います。

例、
1-3でインデックスファンドを選択、本章で国内株式型 投資信託を選択した場合
あなたが選ぶべき投資信託は【国内株式型インデックスファンド】となります。

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投資信託で投資を行う際のコツ3選

3章では実際にあなたにあった投資信託の種類を診断しました。
では実際に投資信託を使って投資をする際のコツを本章で解説していきます。
具体的には下記3点です。

・ 過去の成績が右肩上がりの投資信託を選ぶ
・ コストが低いものを選ぶ
・ ドルコスト平均法で積立投資を行う

コストが低いものを選ぶ

投資信託を選ぶ際にまず重視して頂きたいのはコストです。
コストには、

1、買付手数料 
2、信託報酬 
3、信託財産留保額 

の3つがありますが、これらのコストが投資成績に及ぼす影響はとても大きいです。
例えば、年利5%が見込める投資信託があっても年間コストが5%かかる投資信託であれば
利益が相殺されてしまい手元に残る金額はありません。
特に信託報酬については投資信託を保有している間は継続してかかってくるコストになります。
投資信託を選ぶ際は信託報酬の利率を必ず見るようにしてください。

ドルコスト平均法で積立投資を行う

投資信託で投資を始める際は、ドルコスト平均法がおすすめです。

ドルコスト平均法により同じ金融商品への投資であっても、
投資期間を長くして少しずつ買うことによって取得価格が平均化されるため、
期間が長くなればなるほど価格変動による影響を受けにくくなります。

ドルコスト平均法とは

・金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法。

長期保有をしている間は、リーマンショックやコロナショックのような市場の暴落がくる可能性もありますが
ドルコスト平均法を用いることにより暴落時こそ
投資信託を多く買い付けることができ有効な投資になります。

NISA(新NISA)のつみたて投資枠を利用し長期運用する

NISA(新NISA)のつみたて投資枠とは、長期の積立・分散投資を通じた資産形成を後押しするために創設された税制優遇制度です。
毎年120万円まで投資することが可能で、投資から得た利益が非課税になります。
NISA(新NISA)のつみたて投資枠なら毎月少額ずつ積み立てることも可能で大きな資産を築くことができ、
さらに利益も非課税で受け取ることができます。
ご参考までに、下記のデータは毎月3万円を年利7%で20年間運用した結果です。

【出典・金融庁HP

NISA(新NISA)であれば、この約1,500万円を非課税で受け取ることができるのです。
もしNISA(新NISA)を利用しなければ1,500万円に20,315%の税金がかかってしまい
あなたの手元に残る金額は1200万円程度となってしまいます。

つみたてNISAはぜひご利用ください。

新NISA制度の概要は下記です。

新NISA制度

成長投資枠

つみたて投資枠

年間非課税枠

合計枠

360万円

各枠

240万円

120万円

非課税となる期間

無期限

対象商品

上場株式・投資信託など※1

積立・分散投資に適した一定の
投資信託
(つみたてNISAの商品と同様)

口座開設期間

無期限

※1 ①整理・監理銘柄②信託期間20年未満、高レバレッジ型及び毎月分配型の投資信託等を除外

新NISAについてさらに詳しく知りたい方は【プロが監修】2024年からの新NISAとは?制度の変更点と賢い運用方法を紹介の記事をぜひお読みください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
投資信託には多くの種類がありますが、自分の目的に沿って適したものを選択することが大切です。

リスクをとってもリターンを狙いたいなら株式型の投資信託、低いリターンでも安定的な利益を得たいなら債券型の投資信託、株式や債券の両方の要素を取り入れたい場合はバランス型の投資信託を選択するのがよいでしょう。投資信託は資産形成をしていくためにとても役に立つ金融商品です。この記事でお伝えした投資信託の選び方や運用する際のポイントを実践して、あなたも投資信託で資産を築きあげてください。

投資信託をこれから始める方には、以下の記事もおすすめです。

投資信託の選び方を詳しく知りたい方には
→  あなたに合った投資信託の選び方が分かる!投資家オススメ銘柄も公開

投資信託の始め方を詳しく知りたい方には
→ 【投資初心者必見】知識ゼロからでも始められる投資信託の始め方

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