【2026年版】日本の物価高はいつまで続く?終わらないインフレの根拠と、現金を放置する「見えないリスク」の正体

【2026年版】日本の物価高はいつまで続く?終わらないインフレの根拠と、現金を放置する「見えないリスク」の正体

2026年という「新しい経済の局面」に立つ日本において、物価高はもはや一時的な現象ではなく、社会の構造そのものを変える決定的な要因となりました。

本稿では、最新の経済情勢を踏まえた物価高の見通しとその根拠、そしてこの状況下で「投資をしないこと」がいかに致命的なリスクになり得るかを徹底的に解説します。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

2022年以降に始まった世界的なインフレの波は、日本において「輸入インフレ」から「構造的インフレ」へとその性質を変えつつあります。2026年現在、私たちが直面しているのは、単なるエネルギー価格の高騰だけではありません。

2026年、日本の物価情勢は「一過性のショック」を通り越し、社会の仕組みを根本から作り替える「物価高の定着期」に入っています。

本稿の第1部では、最新の経済データと予測に基づき、2026年の物価高がどのようなメカニズムで動き、私たちの日常生活にどのような影響を及ぼしているのかを詳細に分析します。


第1部:2026年・日本の物価高の現状と見通しの深掘り

2026年初頭、日本の消費者物価指数(CPI)は、前年比で1.5%〜2.0%程度の上昇率を見せています。かつての3%を超える狂乱的な上昇からは一服したように見えますが、その内実は「コストが上がったから上げる」という受動的な値上げから、「人件費とサービス品質を維持するために上げる」という構造的な値上げへと移行しています。

1. 物価を押し上げ続ける「3つの構造要因」

2026年の物価高は、もはや原油価格や円安だけが原因ではありません。以下の3つの要因が複雑に絡み合い、物価の「底値」を底上げしています。

① 人手不足による「サービス価格」の断続的上昇

2024年から2025年にかけて実施された5%前後の高い賃上げ率(春闘)が、2026年に入り本格的にサービス価格へ転嫁されています。外食、宅配便、家事代行、理美容といった「人の手」を介するサービスの価格は、かつてのようなデフレ価格に戻ることはありません。

具体例: 「ワンコイン(500円)」で食べられたランチはもはや絶滅危惧種となり、都市部のランチ相場は1,200円〜1,500円が一般的になりました。

② 「補助金終了」と「環境コスト」の顕在化

政府による電気・ガス代の激変緩和措置が段階的に縮小・終了し、2026年は家計が直接「エネルギーの真の価格」に直面する年となっています。さらに、炭素税(カーボン・プライシング)の導入や企業の脱炭素投資が製品価格に上乗せされる「グリーン・インフレ」が、製造業を中心に価格を押し上げています。

③ 円安の「粘着性」と輸入コストの高止まり

1ドル=150円〜160円前後の水準が定着したことで、小麦、大豆、肉類などの輸入食品の価格が「高いまま安定」してしまいました。一時的な値上げではなく、これが「新しい基準(ニューノーマル)」となったことで、家計の基礎支出は以前より2割〜3割底上げされた状態にあります。


2. 消費者目線で直面している「生活の変容」

統計上の数字以上に、私たちが肌で感じている「2026年の生活実感」は深刻です。

■ 「ステルス値上げ」から「堂々たる値上げ」へ

かつては「内容量を減らして価格を据え置く」手法が主流でしたが、2026年の企業は「品質とサービスを維持するために、価格を15%上げます」と明示するようになりました。消費者は、単に高い・安いだけでなく、その価格に見合う価値があるかを厳しく選別する「二極化消費」を余儀なくされています。

■ エンゲル係数の高止まり

食料品価格の上昇は、低所得者層だけでなく中間層の家計も圧迫しています。2026年の家計調査では、エンゲル係数(家計支出に占める食費の割合)が歴史的な高水準を維持しており、娯楽や被服費を削って「食」を維持するという、余裕のない生活スタイルが定着しつつあります。

■ 「賃上げ」の恩恵を受けられない層の苦悩

大手企業の社員が賃上げの恩恵を受ける一方で、年金生活者や中小企業の非正規労働者は、物価高に対して無防備な状態にあります。特に年金は「マクロ経済スライド」により、物価が2%上がっても支給額はそれ以下に抑えられるため、「実質的な年金カット」が進行し、高齢者の生活困窮が社会問題化しています。


3. 2026年後半から2027年への見通し

専門家の予測(日本銀行や主要シンクタンク)では、2026年後半以降も物価は2%程度の安定的な上昇を続けると見られています。

  • 賃金と物価の追いかけっこ: 2026年の春闘でも4%台の賃上げが期待されていますが、これが消費を刺激し、さらに物価を押し上げる「マイルドなインフレ・スパイラル」が形成されるか、あるいは消費が冷え込み「スタグフレーション」へ向かうかの瀬戸際にあります。

  • 金利のある世界の影響: 物価高を抑えるための金利上昇が、今度は住宅ローン金利の上昇として家計を直撃し始めています。物価高+ローン負担増という「二重の圧迫」が、2026年後半の懸念材料です。


第1部のまとめ:私たちは「戻れない世界」にいる

2026年の日本において、物価高は一時的な嵐ではなく、「気候そのものが変わった」ような変化です。この状況下で、かつてのデフレマインド(貯金していれば安心)を持ち続けることは、冬の到来を認めずに夏の服装で過ごすようなものです。


2026年、日本の経済環境は「貯蓄が美徳」とされた30年間のデフレ時代から完全に決別しました。この新しいフェーズにおいて、最も恐ろしいのは暴落でも詐欺でもなく、「何もしないこと(現預金のみを保有し続けること)」です。

第2部では、インフレ局面で投資を放棄することが、個人の人生にいかに破壊的な影響を与えるか、そのメカニズムを冷徹に深掘りします。

GFSでは投資の勉強を頑張る仲間がたくさんいます
私たちGFSでは、有名投資家のライブ講義や掲示板、LINEなどを通じてさまざまな情報交換や交流ができます。
≫ 無料講座:資産形成を学習できるオンラインセミナー

第2部:インフレ局面で「投資をしない」という最大のリスク

多くの日本人が抱く「投資は元本を割り込む可能性があるから怖い」という感覚は、物価が下がっていたデフレ期には正解でした。しかし、物価が毎年2%以上上昇する2026年の今、「元本が保証されている預金」こそが、実質価値を確実に割り込む「欠陥商品」へと変貌しています。

1. 購買力の「静かなる喪失」:1,000万円の30年後

インフレは「目に見えない税金」です。通帳に刻印された「10,000,000」という数字が減ることはありませんが、その数字で交換できる「モノやサービス」の量は確実に減っていきます。

  • 年率2.0%のインフレが続いた場合:

    • 今の1,000万円は、10年後には約820万円の価値に目減りします。

    • 20年後には約670万円

    • 30年後には約550万円。 つまり、銀行に預けているだけで、あなたの30年間の努力の結晶は、実質的に半分近くにまで買い叩かれる計算になります。2026年現在、このシミュレーションは「もしかしたら」ではなく、「極めて高い確率で起こる未来」として認識されています。

2. 「金利のある世界」の罠:預金利息 vs 物価上昇

2026年、日本銀行の政策変更により、ようやく普通預金や定期預金に「金利」がつくようになりました。「0.5%も金利がつくなら安心だ」と考えるのは早計です。

重要なのは「実質金利(名目金利 - インフレ率)」です。

  • 預金金利が 0.5%

  • 物価上昇率が 2.0% この場合、実質金利は マイナス1.5% となります。

結論: 銀行にお金を預ければ預けるほど、あなたの購買力は毎年1.5%ずつ削り取られていく。これが2026年の残酷な真実です。

3. 社会保障制度の「インフレ負け」

日本の公的年金制度には、少子高齢化に対応するための「マクロ経済スライド」が組み込まれています。これは、物価が上がっても、年金の支給額をそれほど上げないように調整する仕組みです。

  • 2026年の現実: 物価が2.5%上がっても、年金の改定率が1.5%に抑制されるといった事態が常態化しています。

  • リスク: 現役世代が「将来の年金があるから大丈夫」と、現金を貯め込んでいる間に、その年金の実質的な購買力はインフレによって溶けていきます。自分自身で「物価上昇に連動して値上がりする資産(株式や不動産など)」を持たない限り、老後の生活水準を維持することは物理的に不可能です。

4. 資本コストの増大と「格差の固定化」

インフレ局面では、資産を持つ者(資本家・投資家)と、持たざる者(労働者・貯蓄者)の格差が加速度的に広がります。

  • 企業(株式): 原材料費が上がれば製品価格を上げ、インフレを利益に転換します。株主はその利益を配当や株価上昇として受け取ります。

  • 労働者: 賃上げ交渉には時間がかかり、多くの場合、物価上昇の後追いにしかなリません。

  • 貯蓄者: インフレの波をまともに被り、資産価値が毀損するのを眺めることしかできません。

投資をしないということは、この「インフレを味方につける側」から自ら降りることを意味します。2026年の日本において、それは経済的な階級移動を自ら拒否し、下層へ押し流されることを容認するに等しい行為です。


第2部のまとめ:リスクの定義を書き換える

これまでのリスクは「投資をしてお金が減ること」でした。 しかし、2026年からの新時代における最大のリスクは、「インフレという強盗に、無防備な現金を盗まれ続けること」です。

資はもはや「贅沢な趣味」や「一攫千金のギャンブル」ではありません。大切な家族と自分の生活を、インフレという目に見えない浸食から守り抜くための、「唯一の防波堤」なのです。


2026年、私たちは「インフレから資産を守る」という受動的なフェーズを超え、「インフレを燃料にして資産を大きく育てる」という能動的なフェーズ、すなわち資産成長(Asset Growth)へと意識を切り替えるべき大転換点に立っています。

第3部では、なぜ今「投資」が単なる防衛策ではなく、人生を豊かにするための最大の「成長戦略」なのかを徹底的に深掘りします。

あなたに本当に適した投資はどれ?

・まずは少額から試したい YES or NO
・リスクはできるだけ抑えたい YES or NO
・投資先の見極め方を知りたい YES or NO
・成功している投資家と接点が欲しい YES or NO
・物価上昇への対策には投資が必要と考えている YES or NO

→ YESが3つ以上だった方は、こちらをクリック


第3部:資産防衛から「資産成長」へ ―― 投資を啓蒙する理由

2020年代前半までの「貯蓄から投資へ」というスローガンは、どこか他人事のような響きがありました。しかし、2026年のスタグフレーション的状況下では、投資は「経済的階級の維持・上昇のための唯一のパスポート」となっています。

1. 資本主義の「特等席」に座るということ

フランスの経済学者トマ・ピケティが証明した   r > g  という数式があります。

これは「資本収益率(r)」は常に「経済成長率(g)」を上回る、という真理です。

  • 労働(growth): 賃金の上昇は、物価や税金、社会保険料の増加に追いつくのが精一杯です。

  • 資本(return): 企業がインフレを価格転嫁し、利益を上げれば、その果実は配当や株価上昇として「投資家」に真っ先に配分されます。

2026年の日本で投資を始めるということは、汗水垂らして働く「労働者」としての自分だけでなく、世界中の企業の成長を吸い上げる「資本家(オーナー)」としての自分を分身として持つことを意味します。これが、インフレ局面で資産を「減らさない」だけでなく「増やす」ための根本的なロジックです。

2. 「複利」という人類最大の発明を味方につける

アルベルト・アインシュタインが「人類最大の数学的発見」と呼んだのが複利(Compound Interest)です。2026年、新NISA制度が普及し、多くの日本人がこの恩恵を実感し始めています。

  • 単利(貯金): 100万円を0.5%で預けても、10年後には105万円程度。インフレに負けます。

  • 複利(投資): 100万円を年利5%で運用できれば、10年後には約163万円、20年後には約265万円、30年後には約432万円へと膨らみます。

この「雪だるま式」の成長こそが、インフレによる通貨価値の下落を軽々と飛び越えるエンジンとなります。投資をしないことは、この「時間が勝手にお金を増やしてくれる魔法」を自らドブに捨てるに等しい行為です。

3. 日本株の「再評価」とグローバル分散の相乗効果

2026年、日本市場はかつての「失われた30年」を脱し、構造的な変革を遂げています。

  • コーポレートガバナンスの劇的改善: 企業が株主還元(配当・自社株買い)を重視する姿勢が定着しました。

  • デフレ脱却による価格決定権の回復: 企業が「正当な値上げ」をできるようになったことで、利益率が向上しています。

これに加え、米国の成長株やインドなど新興国の活力をポートフォリオに組み込むことで、日本国内のスタグフレーションリスクを相殺しながら、世界経済全体の成長(グローバル・グロース)を自分の資産に取り込むことが可能です。


2026年、投資を啓蒙する「真の目的」

私が投資を強く勧めるのは、単にお金を増やしてほしいからだけではありません。投資には、人生の質を変える「3つの自由」が宿っているからです。

① 選択の自由

資産が成長していれば、物価が上がっても「安いもの」を探し回る必要がなくなります。自分や家族にとって本当に価値のあるものにお金を使える、精神的な余裕が生まれます。

② 時間の自由

資産が勝手に働いてくれるようになれば、生活のために身を粉にして働く時間を減らし、自己研鑽や家族との時間に充てることができます。投資は、将来の「自由な時間」を今から買い増していく行為です。

③ 心理的安全性(ピース・オブ・マインド)

「インフレが怖い」「年金が不安だ」という漠然とした恐怖は、知識と行動(投資)によって解消されます。2026年の混乱した経済下で、「自分は対策を打っている」という自信こそが、最大のメンタルヘルス対策となります。


2026年を「資産形成の元年」に

「もっと早く始めていれば」―― 投資家の多くが口にする言葉です。しかし、過去には戻れません。

2026年の今日という日は、残りの人生で最も早く、最も有利な条件で投資を始められる日です。

物価高(インフレ)という波は、対策をしない者にとっては「すべてを飲み込む津波」ですが、投資という板(ボード)を手にした者にとっては「より遠くへ、より高くへ運んでくれるビッグウェーブ」となります。

あなたは、飲み込まれる側でいますか? それとも、波を乗りこなす側になりますか?


プロの知識が無料で学べます

「投資の勉強を何からやっていいかわからない」

そんな時は無料で視聴できるオンライン講座「GFS監修 投資の達人講座」をまずはお試ししてください。

投資の達人になる投資講座は、生徒数50,000人を超え講義数日本一の投資スクールGFSが提供する無料オンライン講座です。プロの投資家である講師が、未経験者や苦手意識がある人でも分かるように、投資の仕組みや全体像、ルールを基礎から図解を交えて解説します。

投資の勉強をなるべく効率よく始めたい人は、ぜひ一度ご視聴ください。

記事一覧はこちら
月1万円から資産6,000万円を目指す方法
無料で視聴する