【初心者完全ガイド】新NISAで「日本株式」は本当に必要か?

「日本株は、新NISAのポートフォリオに入れるべきか?」 この問いは、現代の日本人投資家が最も頭を悩ませるテーマの一つです。

YouTubeやSNSを開けば「米国株(S&P500)一択」「全世界株式(オルカン)こそ至高」という声が溢れています。その一方で、最近では日本株も34年ぶりの最高値を更新し、「やはり日本株も持っておくべきでは?」という迷いが生じている方も多いでしょう。

さらに、投資信託には「全世界株式(日本を含む)」と「全世界株式(除く日本)」という、初心者泣かせの選択肢まで存在します。

本記事では、日本株式の必要性を「仕組み」「リスク」「心理」「家計全体」という4つの視点から徹底解剖します。読み終わる頃には、あなたにとって日本株が「必要か不要か」の答えが、明確に出ているはずです。


【完全ガイド】新NISAで「日本株式」は本当に必要か?

なぜ多くの初心者がこの「日本株の要・不要」で悩むことになったのか。その背景にある、日本市場特有の「トラウマ」と「現代の選択肢」を、初心者の方にも分かりやすく深掘りしていきます。

 

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

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第1章:なぜ今、投資信託で「日本」が議論の的になるのか

1-1. 「成功体験」がないことによる不信感

多くの投資信託のパンフレットやネットの解説記事では、「長期・積立・分散」を推奨しています。しかし、日本の投資家にとって、日本株はこの「長期投資」の恩恵を最も感じにくい存在でした。

  • 米国の30年: リーマンショック、コロナショックなど、何度も大きな下落がありましたが、その都度力強く回復し、右肩上がりの綺麗なチャートを描いてきました。

  • 日本の30年: 1989年のバブル絶頂期をピークに、20年以上にわたって「右肩下がり」を続けました。その後回復したものの、長らく最高値を更新できなかったため、多くの日本人にとって日本株は「持っていればいつか上がる」という信頼感に欠ける商品になってしまったのです。

この「過去30年の成績差」が、SNSやYouTubeで語られる「米国株最強論」の根拠となり、初心者の皆さんに「日本株は入れないほうがいいのでは?」という不安を抱かせる一因となっています。


1-2. 「全世界株式」にある2つの選択肢

投資信託の王道と呼ばれる「全世界株式(通称:オルカン)」に、わざわざ「日本を含む」と「除く日本」の2パターンが用意されていること。これが議論をさらに加速させています。

  • 「日本を含む」がある理由: 時価総額という「世界の市場規模」に合わせて、日本を約5%組み込むのが、最も理論的でフラットな分散投資だからです。

  • 「除く日本」がある理由: 「日本に住んでいて、給料も円で、預金も円。それなら投資くらいは100%海外にしたい」という特定のニーズに応えるためです。

商品ラインナップとして「日本を外す」という選択肢が明確に存在しているために、初心者は「わざわざ外す選択肢があるということは、外した方がお得なの?」と深読みしてしまうのです。


1-3. 日本市場の「特殊な立ち位置」

日本は世界で第3位(執筆時点)の経済規模を誇る主要国ですが、投資対象としては独特な位置にいます。

  • 先進国なのに成長が鈍い: 人口減少という課題があるため、新興国のような爆発的な成長は期待しにくい。

  • でも世界的な優良企業が多い: トヨタやソニー、キーエンスなど、世界中で稼いでいる「グローバル企業」が多数存在します。

「将来性は不安だけど、今の実力はある」。この「中途半端に大きいがゆえの迷い」が、日本をポートフォリオにどう組み込むべきかという議論を複雑にしています。


初心者が理解すべきポイント

なぜ日本株が議論になるのか。それは、「過去のダメだったイメージ」と「日本に住んでいるという現実」が衝突しているからです。

  • 感情(トラウマ): 日本株は上がらない、未来がない気がする。

  • 理屈(分散投資): 世界の一部として日本も持つべきだ。

  • 家計(リスク管理): 全部外貨にして大丈夫? 日本円での資産も必要では?

この3つの感情や理屈が頭の中で混ざり合っているため、答えが出にくくなっています。


第1章では、なぜ日本株が「不要」と言われがちなのか、その背景にある歴史的なトラウマについて触れました。しかし、感情を脇に置いて「投資の合理性」という観点で見ると、日本株を自分のポートフォリオに組み入れるべき強力な理由が3つ浮かび上がります。

この第2章では、初心者の方が最も納得しやすい「論理的根拠」を深掘りしていきましょう。


第2章:「日本株式」が必要であると言える3つの論理的根拠

「日本が好きだから応援する」という精神論ではなく、あなたの資産を守り、育てるための実利的なメリットを解説します。

2-1. 【為替の壁】「円安」と「円高」の両方に備えるため

これが最も現実的で、かつ強力な理由です。投資信託において、日本株を持つか持たないかは、単に「企業の成長」を期待するかどうかだけでなく、「通貨のバランス」をどう取るかという問題に直結します。

  • 「除く日本」のリスク(全額外貨): 米国株や「除く日本」の全世界株は、中身がドルやユーロなどの外貨です。円安の時は資産が膨らんで見えますが、もし将来、急激な「円高」(1ドル=150円から100円になるなど)が進んだ場合、現地の株価が変わらなくても、あなたの資産(円換算額)はゴリゴリと削られてしまいます。

  • 「日本株」の防衛力(円建て資産): 日本株は最初から「円」で評価される資産です。将来、日本で生活費としてお金を取り出す際、極端な円高になっていても、日本株の部分は為替の影響を受けずに価値を保ってくれます。

初心者が覚えるべきこと: 私たちは日本で「円」を使って生きています。資産の出口(使う時)が円である以上、運用先にも「円」の資産を混ぜておくことが、生活を安定させるための「通貨分散」になるのです。


2-2. 【企業の変革】「稼げない日本」から「稼ぐ日本」への転換

「日本企業は古い、成長しない」というのは、過去20年のイメージに縛られすぎているかもしれません。今、日本企業の内部では劇的な変化が起きています。

  • 東証(東京証券取引所)の圧力: 「株価を意識しない経営をしている会社は、市場から追い出すぞ」という強い姿勢を東証が見せ始めました。これにより、これまで現金を貯め込むだけだった企業が、配当を増やしたり、新しい設備投資に回したりと、「株主のために利益を出す」組織へと脱皮し始めています。

  • グローバル企業の存在感: 日本国内の市場は縮小していますが、日本の超一流企業(トヨタ、キーエンス、信越化学など)の主戦場は世界です。彼らは日本に本社を置きながら、世界中でドルやユーロを稼いでいます。

初心者が覚えるべきこと: 日本株に投資することは「衰退する日本の人口」に賭けることではありません。「世界で戦い、利益を出せるようになった日本企業」のオーナーになるということです。


2-3. 【分散の質】米国株との「時間差」を利用する

「米国株(S&P500)が最強なんだから、それだけでいいじゃないか」という意見もあります。しかし、どんな最強の選手でも、スランプの時期は必ずあります。

  • 相関係数(連動性)のズレ: 米国株と日本株は似た動きをすることも多いですが、完全に一致するわけではありません。例えば、アメリカがインフレ抑制のために金利を上げて苦しんでいる時に、日本はまだ緩和を続けていて株価が支えられる、といった「時間差」が生じることがあります。

  • 割安さ(バリュエーション): 米国株は世界中から期待が集まっているため、株価が「期待料込み」で割高(割高)になりがちです。一方で日本株は長らく放置されてきたため、企業の価値に対して株価が「割安」な銘柄がゴロゴロしています。

初心者が覚えるべきこと: 日本株を混ぜることは、「絶好調だが高価なアメリカ株」だけでなく、「実力はあるがまだ手頃な日本株」も持っておくということ。これが、資産全体の「値動きの激しさ」を抑え、精神的に投資を続けやすくするコツです。


なぜ「5%」でも意味があるのか

全世界株式(オルカン)における日本株の割合は約5%程度です。「たった5%なら、あってもなくても同じでは?」と思うかもしれません。

しかし、その5%は「あなたの資産の中で、為替リスクを負わずに、自分の国で起きている経済変化をダイレクトに取り込める貴重な枠」です。

理詰めで考えれば考えるほど、日本という世界第3〜4位の市場を「完全にゼロ」にすることの方が、むしろ極端でリスクの高いギャンブルに見えてくるはずです。


しかし、投資の世界には「あえて日本を外す(除く日本)」という選択肢を選び、それが正解になる人たちも確かに存在します。第3章では、なぜ「除く日本」という商品がこれほど売れているのか、その裏にある「高度なリスク分散の考え方」を深掘りします。


第3章:あえて「日本を除く」ファンドを選ぶ人の真意

「日本が嫌いだから」という感情的な理由ではなく、自分の資産全体を俯瞰(ふかん)したときに、「あえて投資信託では日本を持たないほうが、全体のバランスが取れる」という戦略的な判断があります。

3-1. 【人的資本の分散】仕事・給料・生活がすでに「日本株」と同じ

これが最も合理的で説得力のある理由です。

  • あなたの「稼ぐ力」は日本にある あなたが日本で働き、給料を「円」で得ているなら、あなたの人生(人的資本)はすでに日本経済に100%投資されているようなものです。

  • リスクの重複(共倒れ)を防ぐ もし日本が深刻な不況に陥ったとき、仕事(給料)が減り、さらに投資信託(日本株)も暴落したら、ダブルパンチを受けてしまいます。 「生活の基盤が日本にあるからこそ、せめて投資のお金だけは、日本と運命を共にしない海外に逃がしておきたいと考えるのは、非常に賢いリスク分散です。

初心者が覚えるべきこと: 投資信託の銘柄だけを見るのではなく、「自分の人生全体」という大きなポートフォリオで考えたとき、日本を外すことは「守り」の戦略になり得ます。


3-2. 【資産の重複】銀行預金という「最強の日本円資産」

第2章で「日本株は為替リスクがない(円建て)」というメリットを挙げましたが、すでに十分な現金を持っている人の場合は話が変わります。

  • 預金は「変動しない日本株」のようなもの 銀行に1,000万円の預金がある人は、すでに「1,000万円分の日本円資産」を持っていることになります。この状態でさらに投資信託でも日本株を買い足すと、「日本円への依存度」が高まりすぎてしまいます。

  • 投資信託の役割を「外貨獲得」に絞る 「円は預金で十分に持っている。だから投資信託では、円では手に入らない『ドル』や『ユーロ』の資産を100%取りに行きたい」という考え方です。

初心者が覚えるべきこと: 「預金 + 除く日本」という組み合わせは、実は「日本円 + 海外資産」という理想的なバランスを自分で作っていることになります。


3-3. 【プロの配合】日本株は「自分で選びたい」

これは少しステップアップした中級者以上の考え方ですが、初心者の方も知っておいて損はありません。

  • インデックスの弱点: 「全世界株式(日本含む)」に入っている日本株は、時価総額が大きい順に機械的に選ばれたものです。その中には、あまり成長が期待できない古い体質の企業も含まれます。

  • いいとこ取りをしたい: 「全世界株式(除く日本)」で海外をまるごと買い、日本株だけは「自分が本当に応援したい10社」や「配当金がたくさん出る銘柄」を別で買う。 このように、日本株の枠を「おまかせ(インデックス)」にせず、自分の意思でコントロールしたい人は「除く日本」を選択します。


初心者が「除く日本」を選ぶべき基準

「除く日本」を選んでもいいのは、以下のようなタイプの人です。

  1. 日本円の預金」がすでに数年分の生活費以上にある人

  2. 日本の一部上場企業などに勤めており、自分の生活が日本経済と強く結びついていると感じる人

  3. 「日本株だけは、自分で個別の銘柄を選んでみたい」という意欲がある人

逆に、「預金もあまりないし、難しいことはわからないけれど、世界中に分散したい」という人が、流行りだけで「除く日本」を選ぶのは、為替リスクの観点からあまりおすすめできません。


第3章で「あえて日本を外す人たち」の戦略的な理由が見えてきました。では、いよいよ第4章では、「日本を入れるか、抜くか」で、あなたの資産の数字はどう変わるのか? という現実的なシミュレーションを行います。

初心者の方が一番驚くのは、実は「5%の差」がもたらす意外な真実です。

あなたに本当に適した投資はどれ?

・まずは少額から試したい YES or NO
・リスクはできるだけ抑えたい YES or NO
・投資先の見極め方を知りたい YES or NO
・成功している投資家と接点が欲しい YES or NO
・物価上昇への対策には投資が必要と考えている YES or NO

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第4章:具体例で見る「日本株の有無」による影響 — 5%の差が運命を変えるか?

投資信託の「全世界株式(オール・カントリー)」における日本の割合は、現在およそ5.5%前後です。この「わずか5%」をめぐる議論が、実際の運用成績にどう響くのか、数字で解剖しましょう。

4-1. 100万円投資した時の「お弁当の中身」を可視化する

もしあなたが、新NISAで100万円分「オルカン」を買ったとします。「日本含む」と「除く日本」では、中身(ポートフォリオ)はこれくらいしか変わりません。

投資先日本を含む(標準)除く日本(カスタム)
アメリカ株約71万円約75万円
日本株約5万5千円0円
イギリス・フランス等約14万円約15万円
新興国(インド等)約10万円約10万円

【衝撃のポイント】

日本を5.5%抜いたところで、その分が増えるのはインドや成長著しい新興国ではありません。時価総額のルールにより、抜いた分の大半は「アメリカ株」に上乗せされるだけなのです。

つまり、「日本を除く」という選択は、実質的に「アメリカへの集中投資をさらに強める」という決断に近いことがわかります。


4-2. 運用成績(リターン)はどれくらい変わったか?

過去のデータを使って、この「5%の差」がどれだけの金額差になったかを見てみましょう。

  • 過去10年(超円安・米国株絶好調期):

    この期間はアメリカが独走し、かつ円安が進んだため、「除く日本」の方が年間リターンで0.5%〜1.0%ほど高くなる傾向がありました。100万円が200万円になる過程で、数万円〜十数万円の差がついた計算です。

  • 直近1〜2年(日本株復活期):

    逆に2023年〜2025年のように、日本株がアメリカ株を上回る上昇を見せた時期は、「日本を含む」方が成績が良くなりました。

結論:

「どちらかが圧倒的に得をする」というレベルの差ではありません。 5%というスパイスを抜き差ししても、全体の味(成績)の8割以上は「アメリカ株」が決めているからです。


4-3. 「為替(円安・円高)」がもたらす残酷な逆転現象

成績の差を生むのは、株価そのものよりも、実は「為替(為替レート)」です。ここが初心者が最も見落としやすい「残酷な罠」です。

  • 「除く日本」は、100%外貨:

    もし将来、円安が終わって「1ドル=100円」のような円高が来たとします。その時、「除く日本」のファンドは資産のすべてが為替の影響を受け、評価額がドスンと下がります。

  • 「日本含む」は、5%の避難シェルターがある:

    日本株の5.5%は為替の影響を受けない「円」そのもの。このわずかな5%が、円高局面では資産全体の目減りを抑える「ブレーキ」として機能します。


4-4. 「5%」の差に悩むのは、コストパフォーマンスが悪い?

プロの視点から言わせていただくと、この5%の有無で夜も眠れないほど悩むのは、実はあまり効率的ではありません。

  1. 管理の手間: 「除く日本」を選ぶと、「日本株は別で買わなきゃかな?」といった雑念が生まれます。

  2. 誤差の範囲: 100万円投資して年間数千円の差です。それよりも、毎月の積立額を1,000円増やす方が、将来の資産に与える影響ははるかに大きいです。


初心者が知るべき「数字のリアリティ」

  • 日本を抜いても、資産が劇的に増えるわけではない。

  • 日本を抜くということは、為替リスク(円高リスク)を100%に高めるということ。

  • 成績の差は「誤差」に近いが、「心の安定感」の差は大きい。

「日本を外せば大儲けできる」という幻想は捨てましょう。この5%は、あなたの資産を守るための「お守り」として入れておくか、自分のポリシー(仕事が日本だから等)で外すか、という哲学の問題といえます。

過去10年のデータでは、極端な円安局面があったため「除く日本」の方がやや成績が良い時期もありましたが、その差はわずか数パーセントです。 結論として、「日本を抜くか入れるか」で悩むよりも、「投資を継続できるか」の方が100倍重要だということです。


これらすべての情報を踏まえ、結局あなたが今日から何をすべきか、「日本株との付き合い方・最終回答」をステップ形式で提示します。


第5章:初心者が今すぐ取るべき「日本株との付き合い方」3ステップ

投資信託の見極めで最も大切なのは、納得して「長く続けること」です。自分のライフスタイルや資産状況に照らし合わせて、以下の3つのステップで決断を下しましょう。

ステップ1:自分の「防衛資産(日本円の現金)」を確認する

投資信託の銘柄を選ぶ前に、まずはあなたの銀行口座を見てください。これが「日本株が必要か」を決める最大の判断基準になります。

  • パターンA:預金がたっぷりある人(生活費の2年以上分) あなたはすでに「日本円」という最強の安全資産を十分に持っています。この場合、投資信託では無理に日本株を入れず、「全世界株式(除く日本)」を選んで、100%海外の成長と外貨(ドルなど)を狙いに行くのは非常に合理的な戦略です。

  • パターンB:預金がまだ少ない人(これから貯める人) あなたの資産のほとんどが投資に回る場合、日本株を完全に排除するのは危険です。将来の円高に備え、円建て資産を確保するために「全世界株式(日本含む)」を選び、通貨と資産の分散が効果を発揮するマイルドな運用を心がけましょう。


ステップ2:自分の「性格」と「手間」を天秤にかける

次に、あなたがどれくらい「投資に手間をかけたいか」を考えます。

  • 「とにかく楽をしたい、考えたくない」人: 迷わず「全世界株式(日本含む)」一本に絞ってください。これが投資における「標準(スタンダード)」です。時価総額の変化に合わせて、プロが勝手に日本の比率を調整してくれます。5%だろうが3%だろうが、世界経済の形に自分を合わせるのが最もストレスがありません。

  • 「少しだけこだわりたい、日本を応援したい」人: 「除く日本」ベースで海外に投資しつつ、日本株は「個別株」や「高配当株ETF」を自分で組み合わせてみましょう。投資信託の5%という微量な配合ではなく、「自分の意思で10%持つ」といった主体的な運用が楽しめます。


ステップ3:新NISAの「設定」を完了して放置する

方針が決まったら、あとは行動するだけです。新NISAの「つみたて投資枠」で、以下のいずれかを選んで設定を完了させましょう。

  1. 王道ルート: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) (日本を含む。迷ったらこれ。全世界に丸投げ!)

  2. 分散ルート: eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) (日本は預金や個別株で持っている人向け。海外成長特化!)


日本株は「主役」ではないが「名脇役」である

投資信託における日本株式の必要性について、深掘りを通じて見えてきた答えは、「日本株は、あなたの資産というチームを安定させる名脇役」だということです。

  • 爆発的な成長(主役)は、アメリカやインドなどの海外株に任せればいい。

  • しかし、あなたが日本で暮らす以上、「日本円で価値が変わらない資産」を少し持っておくことは、精神的な安定と為替リスクへの備えになります。

「日本株はダメだ」という極端な言葉に惑わされず、かといって「日本株に全集中」という無謀な賭けもせず、「世界の中の5%」として冷静に、淡々と持ち続けること。これが、初心者がプロの投資家に勝つための最も確実な道です。


日本株は「あなたの家計のバランス」で決まる

投資信託において日本株が必要かどうかへの最終回答はこうです。

  1. 「銀行預金が少ない人」には、円建て資産として日本株は必要

  2. 「銀行預金がたっぷりある人」には、投資信託で無理に日本株を持つ必要性は低い(「除く日本」でOK)。

  3. 「考えるのが面倒な人」には、全部入りの「日本含む」が最適解

投資は、あなたの人生を豊かにするための手段です。日本株を「愛国心」や「根拠のない不安」で選ぶのではなく、「自分のお金が、通貨(円と外貨)のバランスをどう保っているか」という視点で見極めてください。

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