フリーランスでも不動産投資ができる?融資を受けるための2つのポイント

フリーランスとして働いていると、収入の不安定さから「不動産投資は自分には難しいのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、実際にはフリーランスでも不動産投資を成功させることは十分可能です。

もちろん、会社員に比べて融資を受ける際にハードルが高くなることは否めませんが、いくつかのポイントを押さえておくことで、そのハードルをクリアし、安定した収益を得ることができます。

本記事では、フリーランスが不動産投資を始めるにあたって、融資を受けるための具体的なポイントを解説します。これを読んで、不動産投資への第一歩を踏み出してみましょう。

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監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

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フリーランスが不動産投資をするときに注意すべき3つの点

フリーランスでも不動産投資は可能です。しかしサラリーマンよりも注意すべき点がいくつかあります。

収入の安定性

フリーランスは収入が不安定になりがちですが、これは不動産投資を行う際の融資審査で重要な要素となります。銀行などの金融機関は、安定した収入を持つサラリーマンに対しては融資をしやすいですが、フリーランスの場合、収入が不安定だと判断されると、融資の審査が厳しくなることがあります。

対策としては複数年にわたる安定した収入を証明するため、確定申告書や収入の実績をしっかりと整理しておくことが大切です。また、税金の支払いをきちんと行い、信用度を高めることも重要です。

信用力の向上

フリーランスとしての信用力を高めるためには、できるだけ長期間にわたって安定した収入を維持すること、金融機関に対して正確な収入と支出の記録を提供することが求められます。対策としてはクレジットカードの支払いや公共料金の支払いを遅延せずに行い、信用情報を良好に保つことがポイントです。

自己資金の準備

フリーランスの場合、融資を受ける際に自己資金の割合が多く求められることがあります。頭金を多めに用意することで、融資が受けやすくなり、またリスクも軽減できます。対策としてはできるだけ多くの自己資金を準備し、金融機関に対する返済能力を示すことが重要です。

フリーランスが不動産投資をするメリット

前章ではフリーランスでも不動投資ができるということと、サラリーマンよりも注意すべき点を注意することで不動産投資ができるということがわかりました。次はフリーランスが不動産投資をすると得られる下記3つのメリットを解説します。

  • 本業以外の収入が得られる
  • 不動産投資の費用は経費に計上できる
  • 本業に影響を与えにくい

本業以外の収入が得られる

フリーランスは収入が安定しにくいので、不動産投資を行うと本業以外の収入を得ることが可能です。賃貸収入になれば毎月決まった金額の収入が入るため、フリーランスの収入変動のリスクを減らすことが可能です。

不動産投資の費用は経費に計上できる

不動産投資に関する費用の一部(例えば減価償却費、修繕費、管理費、ローンの利息など)は経費に計上ができます。確定申告を行うと所得税や住民税の負担を減らすことが可能です。

本業に影響を与えにくい

物件を購入したあとや入居者が決まったあとは管理業務になるので、本業に影響を与えにくいです。本業をしながら空いた時間に管理業務の時間を取れるので時間に融通がききやすいです。

 

フリーランスが不動産投資をするデメリット

前章でフリーランスにとっても不動産投資はメリットがあることがわかったと思います。次はフリーランスが不動産投資をするとデメリットになりうる下記3つの理由を解説します。

  • 融資を受けづらい

  • 確定申告の作業が増える

  • 突発的な出費が必要になる場合がある

融資を受けづらい

フリーランスは収入が安定しないと見られてしまうことが多く、銀行などからの融資の審査が厳しめになる傾向があります。希望通りの融資をしてもらえなかったり、金利が高めに設定されていたりすることもあります。

確定申告の作業が増える

フリーランスは本業の確定申告があるため、不動産収入の確定申告も追加となると作業が増えます。賃貸の収入や減価償却費や経費などを確定申告に計上する必要があるので税務処理の手間が増えます。しかし税理士に頼んでしまうことも可能です。

突発的な出費が必要になる場合がある

設備の故障、退去したあとの原状回復や建物の老朽化などで突発的な出費になる場合があります。不動産管理には突発的な修繕や設備の交換費用が発生してしまうものなので、緊急用として費用を貯めておくと安心です。

 

フリーランスでも融資を受けやすくするための2つのポイント

フリーランスが不動産投資をする場合のメリットとデメリットを解説させていただきました。最後は不動産投資を始める時の下記3つのポイントについてお話します。

  • 一定の資金を貯める

  • 不動産投資の勉強をしておく

 

一定の資金を貯める

フリーランスはサラリーマンに比べると収入が安定していないと金融機関に見られるため、自己資金を貯めておくと良いでしょう。自己資金がある程度貯まっていると融資の審査も通りやすくなります。また不動産投資を始めてから発生する突発的な出費にも対応するために、自己資金はあったほうが安心です。

不動産投資の勉強をしておく

不動産投資は物件選びは大切ですし、投資を成功させるには勉強は必須です。法律や税金やリスクや利回りなど普通の投資よりは知っておくべき範囲が広がります。本やセミナーなど無料で勉強できることもあるので、取り入れた知識を分析できる力を高めましょう。

まとめ

フリーランスの方が不動産投資を行うにはどのような準備をしておけばいいかわかっていただけたでしょうか。投資はどれも簡単ではありませんが、不動産投資は株式投資などに比べて法律や税金の知識が別で必要になってきます。そのため勉強をせずに始めるのはおすすめできません。下記に本記事の要点をまとめておくのでよければ復習にお役立てください。

フリーランスが不動産投資をするときに注意すべき3つの点

  • 収入の安定性
  • 信用力の向上
  • 自己資金の準備

フリーランスが不動産投資をするメリット

  • 本業以外の収入が得られる
  • 不動産投資の費用は経費に計上できる
  • 本業に影響を与えにくい

フリーランスが不動産投資をするデメリット

  • 融資を受けづらい
  • 確定申告の作業が増える
  • 突発的な出費が必要になる場合がある

フリーランスが不動産投資の融資を受けやすくするための2つのポイント

  • 一定の資金を貯める
  • 不動産投資の勉強をしておく
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