知識ゼロからわかる資産運用おすすめの始め方|新NISAの具体例やリスク別戦略をプロが体系的に解説

知識ゼロからわかる資産運用おすすめの始め方|新NISAの具体例やリスク別戦略をプロが体系的に解説

「将来のお金が不安で資産運用を始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」

「投資は損をしそうで怖い。自分に合った安全な方法を知りたい」

物価の上昇や将来の年金不安を背景に、資産運用の重要性はかつてないほど高まっています。しかし、いざ始めようとすると「NISA」「投資信託」「全世界株式(オルカン)」「S&P500」といった専門用語が飛び交い、難しく感じてしまう方も少なくありません。

本記事では、資産運用の基本から、具体的な選択肢、初心者におすすめの手順、そしてあなたの性格や家計状況に合わせた「リスク許容度別」の投資戦略まで、具体的な数値や実例を交えて体系的に解説します。

専門知識がゼロの方でも、読み終える頃には「自分は毎月いくら、何に投資すればよいのか」が明確になり、自信を持って最初の一歩を踏み出せるようになります。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

1. なぜ今、資産運用が必要なのか?(基本と心構え)

そもそも、なぜ私たちはリスクを負ってまで資産運用をする必要があるのでしょうか。かつてのように「銀行にお金を預けておけば安心」という時代は終わりました。まずは、現代において投資が必要不可欠とされる「2つの理由」を押さえましょう。

① 低金利とインフレーション(お金の価値の目減り)

現在、日本の大手銀行の普通預金金利は、引き上げられたとはいえ依然として低い水準(年0.02%〜0.1%程度)にあります。仮に100万円を普通預金に預けても、1年間で増える利息は数百円から1,000円程度にすぎません。

一方で、私たちの周りでは食料品や電気代、ガソリン代などの「物価(インフレ)」が上昇しています。

インフレによる「購買力」の低下の例

年率2%の物価上昇が10年間続いたとします。現在100円で買えるパンは、10年後には約122円になります。

もしあなたの100万円を銀行に預けたまま(増えない状態)にしておくと、その100万円の価値は10年後、実質的に約82万円の価値にまで目減りしてしまうことになります。

つまり、「お金をただ貯金しておくこと」自体が、実は「お金の価値を減らすリスク」を抱えているのです。資産運用は、物価の上昇スピードに合わせて(あるいはそれ以上に)自分の資産を守り、増やしていくための防衛策と言えます。

② 複利効果(お金が新たなお金を生む仕組み)

資産運用の最大の武器は「複利(ふくり)」です。複利とは、投資によって得た利益(分配金や利息)を再び元本に組み入れて再投資し、「利益がさらに利益を生む」仕組みのことです。

これに対して、当初の元本にだけ利息がつく仕組みを「単利(たんり)」と呼びます。この2つの違いを、具体的な数字で比較してみましょう。

  • 条件:元本100万円を「年利5%」で20年間運用した場合

運用年数単利(利益を受け取る)複利(利益を再投資する)差額
スタート時1,000,000円1,000,000円0円
5年後1,250,000円1,276,282円+26,282円
10年後1,500,000円1,628,895円+128,895円
20年後2,000,000円2,653,298円+653,298円

単利では20年で2倍(+100万円)にしかなりませんが、複利を活かすと2.65倍(+165万円)にまで膨らみます。期間が長くなればなるほど、このグラフのカーブは急上昇していきます。アインシュタインが「人類最大の数学的発見」と評したこの複利効果を味方につけることこそ、個人投資家が資産を築く王道です。

2. 資産運用のさまざまな選択肢(主要金融商品の特徴)

資産運用と一口に言っても、世の中には多くの商品が存在します。それぞれの「リスク(価格の振れ幅)」と「リターン(得られる成果)」を正しく理解し、自分の目的に合った道具を選ぶことが重要です。

ここでは、代表的な5つの選択肢について解説します。

① 預貯金(定期預金・ネット銀行)

  • リスク:極めて低い(元本保証)

  • 期待リターン:年 0.02% 〜 0.3% 程度

最も身近な選択肢です。銀行が破綻しても「預金保険制度(ペイオフ)」により、1人あたり元本1,000万円までとその利息が保護されます。

おすすめの活用法

店舗を持たない「ネット銀行(SBI新生銀行、楽天銀行、あおぞら銀行など)」は、条件次第で大手銀行の数倍〜数十倍の金利を提示していることがあります。運用の「安全資産(すぐ使うお金)」の置き場所として最適です。

② 債券(国債・社債)

  • リスク:低い

  • 期待リターン:年 0.5% 〜 1.5% 程度(日本国債の場合)

債券とは、国や企業がお金を借りるために発行する「借用証書」のようなものです。購入すると、定期的に利息が支払われ、満期(償還日)が来ると額面金額(元本)が戻ってきます。

おすすめの商品:個人向け国債(変動10年)

国が破綻しない限り元本割れせず、最低金利(年0.05%)が保証されています。さらに、世の中の金利が上がると国債の金利も一緒に上がる仕組み(変動金利)になっているため、インフレにも一定の強さを持ちます。「銀行に預けっぱなしにするのはもったいないが、元本割れは絶対に避けたい」というお金の避難先として非常に優秀です。

③ 投資信託(インデックスファンド)

  • リスク:中 〜 高

  • 期待リターン:年 3% 〜 7% 程度(長期保有の場合)

投資信託(ファンド)とは、「投資家から集めたたくさんのお金をひとつの大きな袋にまとめ、運用のプロ(ファンドマネージャー)が世界中の株や債券に分散投資する仕組み」です。100円や1,000円といった少額から、何千もの企業にまとめて投資できるため、初心者に最もおすすめの道具です。

なかでも、日経平均株価や米国の「S&P500」といった市場全体の平均値(指数・インデックス)と同じ値動きを目指す「インデックスファンド」は、運用コスト(信託報酬)が驚くほど安く、長期の資産形成において主役となります。

④ 株式投資(国内株・米国株)

  • リスク:高

  • 期待リターン:年 5% 〜 10% 以上(銘柄による)

企業の株を直接購入する投資方法です。企業が成長して株価が上がれば大きな売却益(キャピタルゲイン)が得られるほか、定期的に「配当金(インカムゲイン)」や「株主優待」を受け取ることができます。

ただし、投資した1社が業績悪化や不祥事を起こした場合、株価が半分以下になったり、最悪の場合は紙切れ(倒産)になったりするリスクがあります。銘柄選びや買い時の見極めが必要なため、投資信託でベースを作った後の「ステップアップ」として取り組むのが無難です。

⑤ 不動産投資・その他(金、暗号資産など)

  • リスク:高 〜 極めて高

  • 期待リターン:案件や時期により大きく異なる

マンションやアパートを購入して家賃収入を得る「不動産投資」は、ミドルリスク・ミドルリターンと言われますが、数千万円単位の借金(ローン)を抱えるケースが多く、空室リスクや修繕リスクを伴うため初心者にはハードルが高めです。

また、「金(ゴールド)」はインフレに強い実物資産として魅力的ですが、それ自体は利息や配当を生まないという特徴があります。「暗号資産(ビットコインなど)」は、1年で数倍になる爆発力がある反面、数日で半値になるような激しい値動きをするため、失っても生活に支障が出ない「余剰資金のなかの、さらに一部」で行うべき投機的な商品です。

3. 初心者が絶対に守るべき「3つの鉄則」

投資の神様と呼ばれるウォーレン・ババット氏をはじめ、多くの成功者が共通して口にする「負けないための鉄則」があります。初心者が大損を避けるために、必ず以下の3つを厳守してください。

鉄則1:長期保有(時間を味方につける)

投資の世界では、1年や2年といった短期間で見ると、リーマンショックやコロナショックのような大暴落に巻き込まれて一時的に元本割れすることが多々あります。しかし、15年、20年という長期で保有し続けると、世界経済の成長に引っ張られ、運用の成果はプラスに収束していく傾向が歴史的に証明されています。

過去のデータによると、米国の主要株価指数に20年間投資し続けた場合、どの20年間を切り取っても「投資成果がマイナスになった期間は一度もない」という驚くべき結果が出ています。目先の株価の一喜一憂に振り回されず、「じっくり寝かせる」覚悟が大切です。

鉄則2:積立投資(ドル・コスト平均法)

一性にお金をまとめて投資するのではなく、「毎月3万円」のように、決まったタイミングで一定額を買い続ける方法を「積立投資」と呼びます。これによって発揮されるのが「ドル・コスト平均法」という仕組みです。

ドル・コスト平均法のイメージ

毎月1万円ずつ、ある投資信託を買い続けるとします。

  • 株価が高いとき:高いため、少ない量しか買えない。

  • 株価が低い(暴落時)とき:安いため、自動的に多くの量を購入できる

結果として、自分で「いつが買い時か」を判断しなくても、長期的に見ると「平均購入単価を抑える(安く買う)」ことができます。暴落を「安くたくさん仕込めるバーゲンセール」に変えられるため、初心者にとって精神的にも非常に優しい手法です。

鉄則3:分散投資(卵をひとつのカゴに盛るな)

投資の有名な格言に「卵をひとつのカゴに盛るな」というものがあります。すべての卵(資産)をひとつのカゴ(特定の1社や1国)に入れていると、そのカゴを落としたときに全ての卵が割れて(大損して)しまいます。

安全に資産を増やすためには、以下の3つのレベルで分散を行いましょう。

  • 資産の分散:株式だけでなく、債券、現金、不動産などを組み合わせる。

  • 地域の分散:日本だけでなく、米国、ヨーロッパ、新興国など世界中に分ける。

  • 時間の分散:前述の「積立投資」によって、購入時期を分ける。

この「長期・積立・分散」を全自動で、しかも非課税で行える最高の器が、次に解説する「NISA」です。

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4. おすすめの制度と最初の手順(新NISAの活用)

資産運用を始めるなら、まずは国が用意してくれた税金優遇制度である「NISA(少額投資非課税制度)」の口座を開設するのが最優先です。

通常、投資で得られた利益(値上がり益や配当金)には、約20%の税金がかかります。例えば、運用で100万円の利益が出ても、約20万円が税金として引かれ、手元には80万円しか残りません。しかし、NISA口座を使えば、この20万円の税金が「ゼロ(非課税)」になります。

新NISAの仕組み

NISAは2024年に大幅に拡充され、非常に使いやすい神制度に進化しました。主な特徴は以下の通りです。

  • 非課税保有期間が「無期限」:一生涯、税金がかかりません。

  • 生涯投資枠は「1,800万円」:一人あたり最大1,800万円まで非課税で投資可能。

  • 2つの枠の併用が可能

    • つみたて投資枠(年間120万円まで):国が指定した低コストの優良な投資信託のみ。

    • 成長投資枠(年間240万円まで):投資信託に加え、個別株やETF(上場投資信託)も買える。

失敗しない! 資産運用を始める4つのステップ

実際に資産運用を開始する際の手順を、具体的なステップで解説します。

1.生活防衛資金(貯金)を確保する:最重要の準備。

まずは、万が一の病気や失業、急な出費に備えて、銀行預金に**「生活費の3ヶ月〜6ヶ月分」**(例:毎月の生活費が25万円なら75万〜150万円)を確保してください。このお金は「絶対に投資に回さない安全資産」としてキープします。これを超えた「当面使う予定のない余剰資金」だけを投資に回します。

 

2.ネット証券会社で口座を開設する:スマホから10分で申請。

投資を始めるには証券口座が必要です。街の銀行や大手対面証券(野村證券など)の窓口に行ってはいけません。手数料の高い商品を買わされるリスクがあるためです。

手数料が圧倒的に安く、商品のラインナップが豊富な**ネット証券(SBI証券、楽天銀行と連携できる楽天証券、マネックス証券など)**を選びましょう。スマートフォンとマイナンバーカードがあれば、自宅から無料で開設の申し込みができます。

 

3.「NISA口座」を設定し、積立金額を決める:無理のない金額から。

口座が開設できたら、同時に「NISA口座」の利用を申請します。次に、毎月の積立金額を設定します。ネット証券であれば、毎月100円からでも積立可能です。「まずは毎月1万円から始めて、慣れたら3万円に増やす」といったスモールスタートがおすすめです。

 

4.購入する銘柄を選んで自動積立を設定する:あとはほったらかし。

後述するおすすめの投資信託(インデックスファンド)を1〜2銘柄選び、決済方法(クレジットカード払いや銀行引き落とし)を設定します。一度設定してしまえば、毎月自動的に買い付けが行われるため、日々の作業は一切不要になります。

 

 

5. リスク許容度別・おすすめ投資戦略と具体銘柄

資産運用で最も大切なのは、「自分がどのくらいの損失(マイナス変動)に耐えられるか」という「リスク許容度」に合わせて投資対象を選ぶことです。

リスク許容度は、年齢、家族構成、収入、現在の貯金額、そして「自分の性格(値下がりしたときにハラハラするかどうか)」によって決まります。ここでは、3つのタイプ別に最適な投資戦略と、具体的なおすすめ銘柄(ファンド)の概要を解説します。

【タイプA:堅実・守り重視型】元本割れを極力避けたい人

  • 向いている人:50代〜60代以上のシニア層、数年以内に使う使い道が決まっているお金を運用したい人、投資のマイナス画面を見るだけで夜も眠れなくなる人

  • 基本戦略:資産の大部分を「現金」と「債券」などの安全資産で守りつつ、一部だけ投資信託を取り入れて、インフレ(物価上昇)に負けない程度の緩やかな成長(年利1%〜3%)を目指します。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)例

  • 現金(ネット銀行の定期預金など):50%

  • 安全な債券(個人向け国債 変動10年):30%

  • バランス型投資信託:20%

おすすめの商品・銘柄概要

① 個人向け国債(変動10年)

  • 概要:日本政府が発行する債券。1万円から購入可能。

  • 特徴:日本の国が潰れない限り元本が保証されるため、究極の安全資産です。金利が上がれば受取利息が増えるため、インフレ対策になります。

② eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

  • 概要:国内・先進国・新興国の「株式」「債券」「リート(不動産)」の計8つの資産に、それぞれ12.5%ずつ(1/8ずつ)均等に分散投資する投資信託です。

  • 信託報酬(コスト):年0.143%(税込・非常に低コスト)

  • 特徴:値動きが異なる資産が互いのマイナスを相殺し合うため、株式だけのファンドに比べて値動きが非常にマイルドです。世界が暴落に見舞われたときも、クッションのように資産を守る役割を果たしてくれます。

【タイプB:バランス・王道型】効率よく着実に増やしたい人

  • 向いている人:20代〜40代の現役世代、10年以上の長期投資ができる人、ある程度の値下がり(一時的な20〜30%の下落)は将来の成長のためのプロセスとして受け入れられる人

  • 基本戦略:資産運用の「世界標準」であり、最も多くの投資家に選ばれている王道スタイルです。世界全体の経済成長の波に乗るため、低コストの「株式インデックスファンド」を主役に据え、長期の積立で複利効果を最大化(年利4%〜7%)を狙います。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)例

  • 生活防衛資金(現金):20% 〜 30%

  • 全世界株式または米国株式の投資信託(NISA口座):70% 〜 80%

おすすめの商品・銘柄概要

① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

  • 通称:「オルカン」

  • 連動する指数:MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)

  • 信託報酬(コスト):年0.05775%(税込・業界最安クラス)

  • 純資産総額:11兆円超(日本で最も売れている大人気ファンド)

  • 特徴

    これ1本を買うだけで、日本を含む世界約47カ国、約2,800以上の一流企業(Apple、Microsoft、Amazon、トヨタなど)に丸ごと分散投資ができます。

    国の比率はアメリカが約6割を占めますが、もし将来、インドや他の国が台頭してきた場合は、ファンドの中でプロが自動的にその国の比率を増やし、ダメになった国の比率を減らしてくれます(自動リバランス)。「自分で国や企業を選ぶ自信がない」「究極の分散投資をして、あとはほったらかしたい」という人に最適な、資産運用の最適解の筆頭です。

② eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

  • 連動する指数:S&P500

  • 信託報酬(コスト):年0.09372%以内(税込・非常に低コスト)

  • 特徴

    米国を代表する時価総額の大きい主要企業500社の株価に連動するファンドです。オルカンが世界全体に分散するのに対し、こちらは「世界最強の経済国であるアメリカのトップ500社」に一極集中して投資します。

    過去数十年のデータでは、オルカンを上回る高いリターンを叩き出しており、「これからも世界のイノベーションの中心はアメリカであり続ける」と信じる人におすすめです。ただし、アメリカ1国に運命を預けることになるため、オルカンよりはわずかに値動きが激しくなります。

【注意】オルカンとS&P500の「両方買い」は意味がある?

初心者に非常に多い質問ですが、「オルカンとS&P500を半分ずつ両方買う」という行為は、分散投資としてはあまり意味がありません

なぜなら、オルカンの中身の約60%はすでに米国株(S&P500に載っているような大企業)だからです。両方を買うと、中身が米国株に大きく偏ることになります。「米国を特に応援したいから少しブレンドする」という明確な意図があれば問題ありませんが、よく分からないのであればどちらか片方1本に絞るのがシンプルでスマートです。

【タイプC:積極・リターン重視型】リスクを取って資産を大きく増やしたい人

  • 向いている人:20代〜30代前半の独身で失敗しても取り戻す時間が十分にある人、すでに十分な貯金や本業の安定した収入がある人、市場の暴落時にも「安く買えるチャンス」と歓喜できるタフなメンタルの持ち主

  • 基本戦略:オルカンやS&P500といった「コア(中核)」の資産をベースにしっかり持ちつつ、成長性の高い特定のセクター(IT、AI、ハイテクなど)のインデックスファンドや、成長国(インドなど)のファンドを「サテライト(衛星・一部)」としてトッピングし、平均以上のハイリターン(年利8%〜10%以上)を目指します。

おすすめの組み合わせ(ポートフォリオ)例

  • コア(eMAXIS Slim 全世界株式など):70%

  • サテライト(ハイテク株、インド株、個別高配当株など):30%

おすすめの商品・銘柄概要

① iFreeNEXT FANG+インデックス

  • 連動する指数:NYSE FANG+指数

  • 信託報酬(コスト):年0.7755%(税込・インデックスとしてはやや高め)

  • 特徴

    次世代のIT・テクノロジー市場を支配する米国の超巨大ハイテク企業10社(Meta、Apple、Amazon、Netflix、Google、Microsoft、NVIDIA、Teslaなど)に、ほぼ均等に集中投資するファンドです。

    構成が10社のみのため、株価の乱高下は非常に激しいですが、近年のAIブームの波に乗り、S&P500を大幅に凌駕する爆発的なパフォーマンスを見せています。「最先端のテクノロジー企業の成長力をダイレクトに取り込みたい」というアクティブな投資家から強い支持を集めています。

② SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド

  • 連動する指数:S&P BSE SENSEXインデックス

  • 信託報酬(コスト):年0.4638%程度(税込)

  • 特徴

    中国を抜いて世界第1位の人口大国となり、若年層の割合が非常に高く、今後数十年にわたって高い経済成長が見込まれる「インド」の代表的な企業に投資するファンドです。新興国投資は政治リスクや為替の変動リスクが大きい反面、国家の成長ステージが初期にあるため、長期的な株価の伸び代(キャピタルゲイン)に大きな期待がかかります。

あなたに本当に適した投資はどれ?

・投資で収入を得たい、資産を増やしたい YES or NO
・リスクはできるだけ抑えたい YES or NO
・投資先の見極め方を知りたい YES or NO
・成功している投資家と接点が欲しい YES or NO
・物価上昇への対策には投資が必要と考えている YES or NO

→ YESが3つ以上だった方は、こちらをクリック

6. 資産運用をシミュレーションしてみよう(具体的な数字で見る未来)

「毎月コツコツ積み立てると、将来いくらになるのか」を、現実的な数字を使って具体的にシミュレーションしてみましょう。

ここでは、最も多くの人にマッチする【タイプB:バランス・王道型(想定リターン:年利5%)】を採用し、毎月の積立額と期間ごとにいくらになるかを算出しました。

シミュレーション①:毎月3万円を積み立てた場合

もし、毎月の飲み代やサブスク、スマートフォンのプラン見直しなどでひねり出した「3万円」を投資に回し、年利5%で運用できた場合の資産の推移です。(元本総額は10年で360万円、30年で1,080万円です)

積立期間元本(貯金の場合)運用成果(年利5%・複利)複利によるプラス(利益)
10年間3,600,000円約 4,650,000円+1,050,000円
20年間7,200,000円約 12,330,000円+5,130,000円
30年間10,800,000円約 25,000,000円+14,200,000円

30年後には、投資したお金(1,080万円)よりも、複利が生み出した利益(1,420万円)の方が大きくなり、合計で2,500万円の資産が築けます。いわゆる「老後2,000万円問題」は、毎月3万円のNISA積立だけで綺麗に解決できることが分かります。

シミュレーション②:毎月5万円を20年間積み立てた場合

もう少し頑張って、毎月5万円を現役世代の20年間、年利5%で運用した場合の計算です。

  • 投資元本:1,200万円(5万円 × 12ヶ月 × 20年)

  • 20年後の資産総額約 2,055万円

  • 増えた利益約 855万円

このように、まとまった大金を持っていなくても、「少額×時間」の掛け算を使うことで、普通の会社員や主婦の方でも数千万円規模の資産を安全に、かつ合法的に作ることができます。

7. 資産運用を続けるうえでの注意点とよくあるQ&A

最後に、運用を始めた後に多くの人が陥りがちな罠と、よくある疑問についてお答えします。

暴落が来たらどうすればいい?(最大の試練)

運用を始めると、必ずどこかで「株価の大暴落」に直面します。ニュースでは「世界同時株価安」「○○ショック」と騒がれ、自分のスマホ画面の資産残高がマイナス10万円、マイナス50万円と真っ赤に染まる日が来ます。

ここで初心者がやってしまう最大の失敗が、恐怖に負けて途中で投資をやめ、商品を売却してしまうこと(狼狽売り・ろうばいうり)です。

投資信託の価格が下がっているということは、鉄則2で説明した通り「バーゲンセールで安くたくさん仕込めるボーナスタイム」です。歴史上、どんな大暴落も数年から数年で回復し、過去最高値を更新してきました。暴落が来たときの正しいアクションは、「何もせず、スマホの画面を閉じ、自動積立が淡々と続けられるのを放置すること」です。

Q&A:よくある初心者の疑問

Q. 投資を始めるには、まとまった大金が必要ですか?

A. いいえ、不要です。

ネット証券を使えば、前述の通り100円から投資信託が買えます。まずは「失っても痛くない月1,000円」からスタートし、画面の値動きに慣れてから金額を上げていくのが最も賢いステップです。

Q. NISAとiDeCo(イデコ)はどちらを優先すべきですか?

A. 基本的には「NISA」が最優先です。

iDeCo(個人型確定拠出年金)も非常に優れた節税制度ですが、法律上「原則60歳までお金を引き出すことができない」という強力なロックがかかります。結婚、出産、住宅購入、万が一のトラブルなど、人生の途中で現金が必要になったときにいつでもペナルティなしで解約・売却できる「NISA」の方が、圧倒的に使い勝手がよく自由度が高いため、まずはNISAの枠を埋めることから考えましょう。

Q. 商品の買い時はいつですか? 今は株高だから待つべき?

A. 積立投資において、買い時を待つ必要はありません。「今すぐ」が常に最良のタイミングです。

プロでも「ここが底値だ」「ここが天井だ」と見極めることは不可能です。株価が下がるのを待っている間に、さらに上昇して買い機会を逃すリスク(機会損失)の方が、長期投資においては痛手になります。ドル・コスト平均法を信じて、思い立ったその日に積立のボタンを押すのが正解です。

8. まとめ:今日からできる第一歩

資産運用は、ギャンブルや一攫千金を狙う錬金術ではありません。「世界経済の成長の果実を、正しい制度(NISA)と低コストの道具(インデックスファンド)を使って、時間をかけて分けてもらう行動」です。

長々と解説してきましたが、やるべきことは非常にシンプルです。

  1. 銀行口座にある貯金のうち、数ヶ月分の生活費を残す。

  2. SBI証券や楽天証券などのネット証券で口座を開設する。

  3. NISAで「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」などの優良ファンドの自動積立を設定する。

  4. あとは日々の株価を気にせず、本業や趣味、豊かな生活を楽しむ。

投資において最も損をしているのは、「暴落で損をした人」ではなく、「リスクを恐れて、何も始めないまま時間を浪費してしまった人」です。10年後、20年後の自分と家族を守るために、ぜひ今日、証券口座の開設申し込みという「小さな、しかし偉大な一歩」を踏み出してみてください。

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【重要】免責事項

  • 投資判断の最終責任: 本記事で紹介している銘柄やセクター、分析内容は、情報提供および学習の啓発のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。

  • 成果の非保証: 過去のデータや予測は、将来の投資成果を保証するものではありません。市場環境の変化により、資産が減少するリスクがあります。

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