投資スクールで学ぶ必要性ある?独学との違いを投資家目線で徹底比較

投資スクールで学ぶ必要性ある?独学との違いを投資家目線で徹底比較
kabuo-r.png かぶお

今日は「投資スクールは必要なの?」という疑問に答えていくよ!

YouTube見るから、スクールはいらないな

kabuyo.png かぶよ

 

お金や投資の勉強を投資スクールで学びたいと思う人、ものすごく増えてきていますね。

わたしたちグローバルファイナンシャルスクール(GFS)にも37,000人以上の生徒が在籍し、今も週に数百人単位で入学者が増えています。

でも投資スクールに入会しようと思った人の中には、以下のような声を耳にして、不安になって入会をあきらめた人もいるのではないでしょうか。

悩む会社員

授業料がもったいないんだよなあ。詐欺みたいなところもあるっていうし

悩む主婦

今は本やYouTubeでいくらでも勉強できるし、スクールなんて必要ないんじゃない?

 

こうした疑問、よくわかります。筆者も同じ考えでしたから。

「仕事を通して経済や金融の知識はある程度あるし、投資については本屋にある投資本で独学すれば十分。入会金や授業料に必要な費用を投資に回したほうがずっといい」ーーそう考えていました。

でも、それが大きな間違いであることにあるとき気づいたのです。投資初心者のころにかなりの失敗を重ね、預金の大半を失ってから、、、。

あとで知ったことですが、筆者が投資だと思ってやっていたのは「投機」であり、「投資」と呼べるものではなかったのです。

また、金融や経済に関して多少の知識があることに過信していたことも白状しなくてはなりません。お金を増やして守る投資の知識は、金融経済の知識とは似て非なるもの。ここのところがわかっていないと、せっかくの金融知識も自分の資産を増やすことに活かせないのです。

 

では、こうしたお金と投資についての勉強を、あなたはこれまでにどれくらいしたことがあるでしょうか。

日本人は小学校から高校までの12年間でざっと10,000時間以上の授業を受けているはずですが、おそらくこうしたお金に関する授業はほとんど受けたことがないのではないでしょうか。

お金に関してはせいぜい親から「無駄遣いしないでちゃんと貯金しなさいよ!」と言われるくらい。その親にしたところで、「投資なんてあぶないからやめなさい」と根拠のない自説を押し付けてくるだけ。

本当は銀行の預貯金こそ、ある意味「もっとも無駄な投資」なんですが、そんなことを知る由もありません。何の勉強もしてこなかったのですから。

 

こと「お金と投資」に関して言えば、あなたもあなたの親も、まわりの友人知人親類も、知識は小学生以下の幼児のようなものなのです。

そんな何も知らない幼児が、はたして独学で必要な知識を学んでいけるのでしょうか。

書店に並ぶ膨大な種類の投資本やネットにあふれるYouTube動画は、いいものも悪いものもごちゃ混ぜの「玉石混交(ぎょくせきこんこう)」状態です。その中から、正しく役に立つものを選び出し、きちんと自分の知識にしていくことができるでしょうか。

いや、優秀で勘のいい人なら独学だけでやっていけるのかもしれません。

でも何から勉強していいかまったくわからない、投資と投機の違いだってよくわかっていないという人がほとんどではないでしょうか。

 

この記事はそんなあなたにこそ読んでほしい内容になっています。

お金や投資について学ぶ方法について、

①はたして投資スクールに入って学ぶ必要はあるのか

②本やYouTubeで独学するのと投資スクールは何がどう違うのか

③独学と投資スクールのメリット・デメリットは何か

④優良な投資スクールを選ぶポイントは何か

にフォーカスして書いていきたいと思います。

筆者は今はグローバルファイナンシャルスクール(GFS)の運営会社側の人間ですが、それ以前に一介の金融投資ライターであり、個人投資家として投資本や動画で独学した経験もスクールに入って学んだ経験も両方あります。ですので、ここは両者のメリット・デメリットをできるだけ公平に比較していきたいと思っています。

この記事が、独学でいくか投資スクールで学ぶかの判断を迷っている人の参考になればさいわいです。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

そもそも投資スクールはどういうところ?

投資スクールとは、投資や金融に関する知識やスキルを教える教育機関、教育サービスです。主に民間の企業が運営していることが多いですね。

教えているのは、株式投資をはじめ、債券、ファンド(投資信託)、不動産、FX、暗号資産(仮想通貨)などさまざまな投資の基礎や応用、実践方法など。金融の歴史、各国の金融政策、それと密接に結びついている金融市場の分析、世界の経済情勢などについても付随して学ぶことができます。

また、投資に関する法律や税金、保険などお金に関する知識を教えてくれるスクールもあります。

講師陣は、投資家やトレーダーとして実績のある人を中心に、それぞれの分野のプロや権威が教えるケースが多いですね。

また、スクールの形式は、主に講義やセミナーを生徒を集めて行う「教室講義」、リモートや録画した動画などで行う「オンライン講義」、マンツーマンで行う「個別指導」などがあります。

コロナ禍ともあいまって、いまはオンラインで学べるスタイルのスクールが主流になっているようです。

まとめると、投資スクールとはお金や投資の知識を基礎から応用まで、オンラインや教室で専門家から学ぶことができる民間の教育サービス、ということになるでしょうか。

 

投資家としての視点(ここがポイント)ーー投資と投機を見極める

筆者が一番知ってほしいのは、「投資スクール」と言っても、「投資」ではなく「投機」を教えるスクールが多いこと。そして、投機であるとも知らずにお金をつっこみ、失敗して短期間で大損し、「投資はこわい、投資で失敗した」と思っている人が世の中に大勢いることです。

投機とは、株価や通貨のチャート画面とにらめっこして、タイミングを見てお金を投じ、上げ下げの価格差を抜いて短期で利益を得ようとすることFXや仮想通貨取引、株式のデイトレードなどはすべてこれにあたりますこうした投機は、チャートの向こう側に同じようにトレードしている人がいて、その人を相手にお金を取ったり取られたりしているだけ。かなり熟練した技も必要で、上級者が有利な世界です。

本来投資とは、そうした一時的な価格の上げ下げの利ザヤをとるギャンブルではなく、資本をもとに財やサービスを生み出すことで価値が高まるものにお金を投じ、その利益を享受することを指します。筆者もこのことを最初に学んでいたら、初心者のころにデイトレで大きな失敗をすることもなかったと後悔しました。

「投機」の知識は知っておいても損にはなりませんが、スクールで学びたい初心者は、投資と投機の違いをしっかり確認した上で、まずは投資をきちんと教えるスクールを探したほうがいいでしょう。

 

投資スクールが独学と違うところは?(メリットとデメリット比較)

投資スクールで最も大きなメリットは、投資家やトレーダーなどの専門家から、カリキュラムにのっとった正確な講義や指導を受けることができること。

また独学では得られない、他の参加者との交流やディスカッションができるスクールもあります。この人的交流を通して自分の考えを深めたり、新しい投資アイデアや手法を得ることもできるでしょう。

さらに投資スクールでは、座学だけにとどまらない実践的な知識やスキルを身につけることもできます。模擬取引やシミュレーション取引でお金を使わずに投資体験ができ、投資リスクやチャンスについて理解を深めることができます。

一方で、投資スクールのデメリットとしては、まとまった参加費用(入会費や授業料など)がかかること。中にはかなり高額な授業料を取るところもあります。そのため、事前に情報を収集して、費用に見合う優良なスクールを選ぶ必要があります。きちんと比較したり評判を確かめないと、詐欺まがいの被害に遭うことにもなりかねません。

また、教室講義スタイルのスクールの場合、自由な時間に講義が受けられないのもデメリットになります。何かの理由で一度教室を休むと、次の授業からついていけなくなる可能性があり、挫折する人もしばしば。本業の仕事が忙しくなったり、子供の急な発熱で外出できなくなったり、あるいは悪天候で交通機関がマヒしてしまったり。リアルな授業に通うのは社会人には大変なものです。

これに対して、独学の最大のメリットは、好きな本や好きな人物の動画を好きな時間に安価で学ぶことができることでしょう。これにより、より深く自分の学びたいことを深堀していくこともできるでしょう。

ただし、自分のレベルがわからず、カリキュラムもないため、何をどのように勉強したらいいかは自分で考え、情報収集して学習を行う必要があります。こうした情報収集には時間がかかるほか、ちょうど手ごろな本や動画が見つからなかったり、自己流になることで間違った知識や偏った知識に突き進んでしまうという懸念があります。そうなると実際の投資でも失敗するリスクが高くなるでしょう。

 

まとめると以下の表になりますーー

メリットデメリット

投資
スクール

①専門家により正しい知識が学べる。

自身で情報収集する必要がなく、カリキュラムに従って最新の知識を学ぶことができる

③模擬取引やシミュレーション取引などの体験を通して実践レベルのリスクやチャンスを学べる。

④講師やスクールの生徒とのコミュニケーションがあり、独善に陥らずに学べるほか、新しい投資アイデアなどを得ることができる。

①有料であることが多く、場合によってはかなり高額になるケースがある。

②教室講義の場合、通わなくてはならないため、休むと次からついていけなくなる可能性がある。

③上級クラスの提示などでどんどん高額な講義料を要求されるなど、詐欺的なスクールもあり、自分で優良スクールを探す必要がある。

独学

好きな教材(本や動画など)、好きな投資家などを選んで自由に勉強することができる

②教室や会場に通う必要もなく、時間の制約を受けない。

本代などは必要だが総じて安価に勉強ができる。

④やりたい勉強をとことん深堀していくことができる。

カリキュラムがないため、自分で新しい情報や正しい情報を探さないとならない

②好きな教材や人を選ぶことで、知識に偏りが生じたり、素人から間違ったことを学んでしまう可能性がある。

付け焼刃の間違った知識や情報で投資を始めてしまい、実践で失敗をする可能性が高くなる

 

それでは次に、本や動画(YouTubeなど)で独学する具体的な場面を想定し、それを投資スクールと比較していきましょう。

本で学ぶ vs. 投資スクールで学ぶ

本で独学することのメリットは、自分のレベルにあう本を選ぶことで基礎から応用まで自分のペースで学ぶことができることでしょう。種類も内容も多岐にわたるため、いろいろな著者の意見やアイデアを知ることができます。

長く読み継がれてきた名著もあれば、情報がアップデートされた最新の投資本を選ぶこともできますね。

読書

一方デメリットは、上のメリットと裏腹の関係になりますが、山のようにある本の中から自分のレベルに合うものを選ばなければならいないことです。よほど選本する自信があっても、どこかで内容や著者に偏りが生じ、主観的な意見ばかり吸収してしまう可能性があります。

著者の経験に基づかない中身の薄い投資本も山ほどあり、タイトルにつられてダメ本を最初に選んでしまうと悲劇かもしれません。

仮にいい本を選んでも、独学だと中身が理解できなかったり、中途半端にわかったつもりになってしまうことも考えられます。

実際、「短期で億万長者」だの「今すぐFIRE」だのの文言にひかれて読んで、本のとおりに実践しても、遅々として資産が増えず、あるいは地合いの悪さでマイナスになるなどして、結局途中で投げ出して、一攫千金のようなギャンブル投資(投機)に手をそめて大きな損失を出してしまうなんてこともよくある話です。

 

それでは、投資本での独学と投資スクールで学ぶのとでは何がどう違うのでしょうか。

まず最初に言いたいことは、投資スクールの教えが投資本よりすぐれているとは言えないということ。スクールで教えている個人投資家や専門家だって、ときに間違うことだってあるでしょう。そして彼らだって投資本でも学んできているのです。

やはり長い歳月をかけて淘汰(とうた)され、ふるいにかけられ、生き残ってきた名著はいつの時代でも読む価値がありますし、これらの古典を踏まえて情報をアップデートした新刊書にも読むに値する本はたくさんあります。

ただ、もう1つ言えることは、投資本の中身をきちんと理解して身に着け、それを実践に活かして成功に導くには、それなりの経験値が必要だということです。

経験値がゼロのまま本だけで投資を独学しようと思っても、どうしても自分の興味のある中身しか目に入らず、本当に大事なことがおろそかになりがちです。

その点、投資スクールには本から学んだ知識を実践に活かしてその価値がよくわかっている人が講師をしていますから、そういう人たちから教えてもらえるメリットは大きいと言えるでしょう。

私たちが運営している投資スクールGFS(グローバルファイナンシャルスクール)では、実践に役立つ無料講座も実施しています。
無料講座の講師も実際に投資を熟知している投資家なので、投資本から一歩ステップアップしたい人はまずお試しとして受けてみるのもおすすめです。

 

投資家としての視点(ここがポイント)ーー投資本に書いてあることは実践しないとわからない

筆者個人も投資を始めるにあたって名著とされる投資本や入門書をいくつか読みましたが、結局ほんとうのところは実践を通してしか理解できなかったことが多かったように思います。失敗を繰り返してやっと書いてあることが理解できる、あるいは大切さが骨身にしみるというような。

特に上級者向けの投資本の中には行動経済学の実験などを引いてメンタルの大切さを語るものもありますが、これなどは本を読んで想像しただけではまったく実感できないと思います。

また、テンバガー(10倍株)を見つけるノウハウを書いた本もけっこう読みましたが、その通りにいい銘柄を見つけて株価上昇の夢を見ても、その銘柄とまったく関係ない相場状況や金融政策などでドカンと下げ、理由がわからずただ「パニック売り」するなんてこともありました。

まともなスクールなら、こうした現在の相場環境やリスク管理のような地味なこともきちんと押さえてくれるので、何も知らないよりも冷静に対処できるようになれるのではないかと思います。

また、講師や他の生徒との交流により、独善的になりがちな自分の浅はかな考えを改めたり、まったく知らなかった新しい投資アイデアや投資分野を知ることもできます。

 

YouTubeで学ぶ vs. 投資スクール

YouTube(ユーチューブ)にはだれでも自由にアクセスできる動画が多数あり、投資に関する知識もここで得る人が多いのではないでしょうか。

活字を読むのが苦手という人にも、動画でポイントが学べるのはありがたいですよね。

ユーチューブ

YouTuber(ユーチューバー)が、自分の知識や経験に基づいて実際の取引や投資に関する解説をしているものが多くあり、視覚的に理解しやすいというメリットがあります。筆者も活字で理解しにくいことなどを確認したり、好きな投資家による相場状況の解説などを好んで見ることがあります。

 

ただし、YouTubeにアップされた動画数はハンパなく多く、投資本の比ではありません。

GFSのスタッフが調べたところ、タイトルに「投資」がつく動画だけで世の中には90万本以上あるのだそうです。情報の選択肢は多ければ多いほどいいとはいえ、内容は玉石混交ですから、その膨大な数の中から間違いのない、自分のレベルに合うものをちゃんと選んで見るのは初心者にとって容易ではないでしょう。

もし自分の信頼するユーチューバーがまったくの投資素人で、実はプロから見るとちゃんちゃらおかしいことばかり言っていたらどうでしょう。

大げさに誇張された動画の多さも気になります。ユーチューバーの目的は視聴回数を稼いで広告収入を得ることですので、タイトルや内容を誇張して目を引くようにつくろうとします。

これは投資本のタイトルにも言えることですが、「爆速で1億円稼ぐ〇〇投資法」とか「投資は大損するから絶対やるな」「株式市場は年内に暴落する!」みたいな、極端なタイトルのもの多いですよね。

最近だと「投資はインデックスファンド一択でいい」みたいな動画も多いです。「本当にそれでいいの?」と首をかしげてしまいます

必ずしもウソを言っているわけではないし、よくよく視聴してみるとそんなに極端なことも言っていなかったりもするのですが、印象としては偏見で視聴者をミスリードするものがかなり多く見受けられます。

 

その点、投資スクールは、専門家や講師がきちんとカリキュラムに基づいて指導しますので、必要十分な知識を重要な順番に学んでいくことができますし、この分野はこれだけの学ぶことがあるという体系的な全体感も得られるだろうと思います。

また、実践に則したライブ講義や、ツールを使用したシミュレーション取引などで投資体験ができ、リスクやチャンスについて理解を深めることができます。

さらに、他の生徒との交流やディスカッションに参加することで自分の考えを深めたり、新しい投資アイデアを得ることもできます。

もちろんこれらは無料ではありません。入学金や講義料、月謝、コース別料金など、投資スクールはそれなりにお金がかかります。ほとんどが、無料で視聴できるYouTubeと比べ、ここをデメリットと思う人もいるかもしれません。

総合的に考えると、YouTubeでの学習と投資スクールでの学習にはそれぞれメリットやデメリットがあり、どちらがどれだけ優れているとは断言できません。個人的なスタイルや目的に合わせて、どちらが自分に適しているかを考えて選択することが重要です。

投資家としての視点(ここがポイント)ーーYouTubeはあくまでエンタメとして見る

筆者個人は、YouTubeなどのSNSは基本的には「エンタメ」と思って視聴しています

好きな投資家、信頼するアナリストが定期的に配信する動画を見続けることでその人が得意とする分野の最新情報をチェックする、または情報をキャッチアップしておくという感じ。その意味では、アイドルやそのファンサイトをチェックする「推(お)し活」に近いのかもしれません。今の話題は何なのか、漫然と視聴するのもエンタメならありです。

一方投資スクールは、もっと体系的にお金や投資について学ぶためのものと考えます。関心の薄かった未知の分野の講義や、自分が思いもしなかった投資アイデアに出合うことで、知識の幅が広がり、それによって独善的な考え方を改めることができるようになります。これは、どうしても関心のある動画ばかり見てしまうYouTubeでは得られない効用といえます。

投資初心者がもっとも失敗しやすいのは、自分の知っている知識・アイデアのみで突っ走ってしまうときです。または「推し」の人の意見を鵜呑みにして、投資先や手法をただマネるのも危険です。そのような一点突破の知識だけで投資はどうなるものではありません。

YouTube、投資スクールどちらで学ぶにせよ、常に自分の知らないことに耳目を開いていく姿勢が大事と思います。

私たちの運営するGFS(グローバルファイナンシャルスクール)の講座は、すべてオンラインで受講できる動画形式となっています。15分~30分程度で視聴できるものも多く、あらゆる投資のカテゴリーに対応した2,000以上の動画コンテンツがあります。

YouTube同様に倍速視聴も可能ですので、YouTube学習に慣れている方にはおすすめです。

投資スクールの費用ってどれくらい?

 

お金

ここで、投資の勉強をするときにかかるお金として想像がしにくい、投資スクールの費用についてお教えしましょう。

投資スクールの費用は、スクールによって、あるいはカリキュラムによってかなり異なります。短期集中で1つのコースを修めるのか、長期でさまざまな知識を学べるのか。基礎コースを学んだあとに上級コースをすすめられるということもあるでしょう。会場費や教材費、講師・スタッフの人件費がかかるのは通常の私立の大学や資格スクールなどと同様です。

一般的には、数万円から数十万円程度の費用がかかることが多いですが、中には複数のコースを学ぶために数百万円を超える高額なスクールも存在します。月謝制のところもあれば、入会金のみのところ、その両方が必要なスクールもあります。

 

主な有名投資スクールにかかる費用を以下にいくつかピックアップしてみました。

入会金込みか別か、コース別の料金か否か、月謝か年会費か、教室かオンラインか、集団か個人か、など様々な形態があり、費用もまちまちで比較が難しいです。

たとえば、わたしたちのGFSは2,000以上の動画講義があり、さらに増えていってますが、入会後は追加料金なしで全部が見放題ですが、別のスクールだと10回の教室講義のみとか、カリキュラムはなく、毎週メールでレポートが配られるだけなんていうところもあり、一概に比較はできません。

これらスクールにかかる費用を高いと思うか安いと思うかは人それぞれでしょう。

ただスクールではある程度体系だった知識をプロからまとめて学べるというメリットがあります。カリキュラムをもとにこれらを体系立てて学べ、その知識が一生涯役立つと考えれば、30~50万円の料金はまずまず妥当なところではないでしょうか。

義務教育から高等教育まで、自分にどれだけお金がかかっているか、そこで得た知識や常識、考える力がどれだけ実社会で役に立っているか、よくよく考えればわかると思います。資格をとるために通ったスクールなどを念頭に置いてもいいでしょう。

「自己投資」にかけるお金は決して無駄にはなりません。まして「マネーリテラシー(お金の知識)」ともなれば、きちんとしたプロや投資家にカリキュラムをもとに教わるほうが独学より安心感もあり、切磋琢磨して学習を続けるモチベーションも得られます。

「今は基本の知識を身に着けるときだ」と思えば、スクールの費用対効果は何倍にも上がります。それがひいては生涯の投資収入の差につながると思えば、「ただもったいない」と敬遠するのはそれこそ「もったいない」話です。

 

気を付けなくてはいけないのは、投資スクールとは名ばかりの詐欺が横行していること。

一番多いのが、投資ソフトなど独自ツールを別売りで販売したり、具体的な投資銘柄を教えるなどのサービスを「別コース」として販売したりする手口です。

最初に安めのコースに「入学」したところ、「もっと上のコースだと儲かる」「さらに機能の多いソフトが使える」などとうたって高い金額のサービスに誘導する、典型的な詐欺です。最初に払った金額分を回収したい心理が働いて、つい上のコースに入ってしまって泣きを見るという被害者があまりに多いです。

あとの章で優良なスクールを見分ける方法を書きますが、とりいそぎ費用については「透明性第一」で考えることが肝心です。

現在の一般的な投資スクールの費用負担を考えると、常識的に考えれば総費用の上限は50万円くらいが妥当で、基礎クラス+上級クラスでもそれを超えるスクールは高すぎるという気がします。ソフトの費用などを入れて100万円以上かかるというところはちょっと詐欺(ぼったくり)を疑ったほうがいいでしょう。

 

投資家としての視点(ここがポイント)ーー知識がない人ほど費用を無駄と考えがち

スクール料金にあてる数十万円をそのまま投資にあてたほうがいいと考える人、いますよね。筆者もかつてはそう考えていました。

ただ、それはけっこう思い上がりだったりします。独学で大丈夫だろうと生半可な知識だけで投資を始めると、数十万円などあっというまに消えてなくなります。筆者も初心者のころ、投資経験のある友人のオススメ銘柄を考えもなく購入して大損してしまった経験があります。

お金がからむと人間は平常心ではいられなくなります。偏った知識しか持たない初心者は強欲と恐怖に心が支配され、荒れ相場のときほど右往左往し、狼狽売りしたり高値づかみしすぎたりして、結局プロの餌食にされます。

スクールに入って幅広い知識を学んだことで、筆者はこうした大損がほとんどなくなりました。それは、何が起きても常に平常心でいられるくらいの投資の広い知識や歴史を学んだからだと思っています。投資は大きな損さえしなければ、あとは資金が増えるだけなので、この知識量は確かに力となっているなと感じます(そこから大きく資産を増やせるかどうかはさらに経験がモノを言いますが)。

投資経験者なら身に着けているべき常識、いわば「投資の文法」ともいうべき知識は、集中して学ばないとなかなか身に着きません。投資スクールに入ると、自然とそこに集中できる環境に身を置けるというメリットもあります。

 

投資スクールに入って本当に儲かる?

 

前項でも書きましたが、投資スクールに入ることで儲かるかどうかは個人よって異なります。だれもが儲かるわけではないし、みんなが損をするということもありません。

一つ言えることは、投資スクールで学んだ知識やスキルを実際の投資に活かす必要があり、どれだけ儲けられるかはその経験値に基づく投資判断能力に大きく左右されます。

リスクをおそれて何もしなければ、投資スクールで学んだところで資産は増えませんし、知識に基づく冷静な判断力がなければ下落相場で無謀な投資をして資産を失いかねません。

相場状況が好転すればだれでも儲かるような局面はありますが、どの銘柄を選ぶかでもその差は出てきます。

ただし、スクールで学んだことが儲けの差となって出てくるのはある程度の期間を経てからなので、短期では見えにくいかもしれません。長い目で資産運用をしていったとき、リターンの差は少しずつ大きくなり、気が付いた時には生涯で形成できる資産のケタが1つ2つ変わってくるだろうと思います。

筆者本人の経験から言っても、それくらい投資の基本を身に着けることは大事です。スクールで正しい知識やスキルを学び、市場や投資商品についての理解を深めることで、投資におけるリスクを抑え、損失を少なくしていく。それができればあとはどれだけのリターンを生む投資ができるかの差になっていくはずです。

 

投資家としての視点(ここがポイント)ーー知見の広さが長期のリターンにつながる

投資をするなら、リスクとリターンの関係、そして個々の企業や世界経済の現状と先行きをしっかり学ぶ必要があります。ここがわかっていない投資初心者は、短期で大きなリターンを得ようとするばかり、資金を一気に失うような高いリスクをとりがちです。

また、だれかの投資アイデア(投資先)にほれこむあまり、周り(国や世界の経済情勢など)が目に入らず、理由のわからない急落にうろたえて無駄な取引を繰り返してしまいます。

以上は筆者が投資初心者のころ資産を大きく失った原因を自己分析した結果です。

経済記者としての経験から、内外の経済情勢や企業の動向、決算の読み方などにはそこそこ自信があったものの、こと投資に関してはまったく異なる知識や考え方が必要なのだということを知りませんでした。たとえば先にも書いた投資と投機の違い、長期の複利の力や分散の考え方、成長株の要件など、基礎中の基礎を最初に学んでいたら、結果は大きく違っていただろうと思います。

前章でも書きましたが、筆者は投資スクールに入り、これら初心者に必要な投資の教養を1つ1つ身に着け、さらに新しい知見を増やしていくことで、着実に資産を増やしていくことができるようになりました。

スクールで学ぶことには個人差はあると思いますが、自分が投資についていかに無知であるかに気づくだけでも、その後の人生で築ける資産に大きく影響してくるだろうと思います。

 

いい投資スクールを選ぶポイントはなに?

 

良い投資スクールを選ぶためには、以下のポイントを考慮することが重要です。

  • 教育内容の質:投資スクールの教育内容が実践的で、自分が身につけたい知識やスキルに合っているかを確認しましょう。
  • 講師の質:講師が経験豊富であるか、信頼性があるかを調べましょう。講師の経歴や実績を調べることで、信頼性の高い講師かどうかを見極めることができます。
  • 生徒の実績:投資スクールの過去の実績や生徒の成果を確認しましょう。実績や成果が明確に示されている場合、そのスクールの信頼性が高いと言えます。
  • サポート体制:投資スクールのサポート体制が充実しているかを確認しましょう。質問や相談に対応する体制が整っているスクールであれば、学習がスムーズに進むことができます。
  • 費用:投資スクールの費用を確認しましょう。適正な価格設定であるかを比較検討し、コストパフォーマンスの高いスクールを選びましょう。前の章で触れましたが、上限は50万円くらいまでが常識的な費用です。それ以上要求されるようならちょっと考え直したほうがいいです。もっとコスパの高いスクールの選択肢はいくらでもあります。
  • 口コミや評価:投資スクールの口コミや評価を確認しましょう。過去に参加した生徒の評価や体験談を調べることで、そのスクールの実態がわかります。

以上のポイントを踏まえ、自分に合った投資スクールを選ぶことが大切です。

 

投資家としての視点(ここがポイント)ーー幅広い講義をしてくれるスクールがベスト

先述したとおり、初心者がまず学ばなくてはいけないのは、投資と投機の違い、そして長期で価値を生む投資先を探す目です。

チャート読み(テクニカル分析)を基本とするFXや仮想通貨、デイトレなどの短期取引きはすべて投機にあたり、同じものでトレードする人と金の奪い合いをしているだけ。勝つ人がいれば負ける人がいる世界です。本当の投資は、投資先が資金をもとに新しい価値(財やサービス)を世に生み出し、その利益を享受することです。

投資初心者はその投資と投機の違いがわからず、短期で稼ぎたい気持ちが先にたってギャンブル的な投機に手を出して失敗してしまうのがオチ。「投資で失敗した」と言っている人の大半は投資ではなく投機で失敗しています(筆者もそれで失敗しました)。

もちろん投機を学ぶことは悪いことではありませんし、それでガンガン稼げる人も中にはいるでしょう。でも、それはごく少数の才能ある人、またはプロと呼ばれるトレーダーたちで、実際はかなり熟練した高度なテクニックや資金力がモノをいう世界です。

何が言いたいかというと、FXやデイトレを学びたいと思ってチャート読み(テクニカル分析)専用の投資スクールに入っても、大半の人は実践にいって失敗しますし、うまくいっても長期では大した資産を築けません、ということ。トレードに熟練したいという目的でスクールを選ぶのは、自分の好きな動画だけを選んで見るYouTubeでの独学と大して変わりません。

本当に学びたいなら、「投資」と「投機」の両方を含む幅広い講義のある網羅性の高いスクールを選ぶべきでしょう。

 

スクールが自分に合うかどうか、いろいろなスクールが開催する無料の投資セミナーを受講してみるのもひとつの手です。

グローバルファイナンシャルスクール(GFS)が監修する「投資の達人講座」はその最初の選択肢として最もおすすめできる講座です。

過去30万人超が受講、GFSのエッセンスとともに投資の基本中の基本をだれでもわかりやすく学べます。

この講座を受けるだけで投資マインドが変わり、その後の人生(と資産額)がぜんぜん変わってくるはず。また、ほかのスクールも比べてみたいと思う方も、生徒数日本一の投資スクール※であるGFSの中身をひとつの基準として知っておくことは意味があるのではないかと思います。
※2021年日本トレンドリサーチ調べ

→ GFS監修 投資の達人講座はこちら

まとめ

今回は投資スクールで学ぶ必要性はあるかについて、筆者なりの経験をもとに書いてきました。

筆者の例はともかく、一般的にマネーリテラシー(お金の知識)の量と個人の資産の増減は大きな相関関係が認められます

特に日本は長期にわたってデフレ(物価が上がらないこと。インフレの反対)が続き、現金の価値が目に見えて下がらなかったことで、個々人が投資マインドを持ちにくい環境が常態化していました。

これに対してインフレ(物価上昇)が進んでいく他の国々では、現金の価値(購買力)がどんどん目減りしていきます。これをインフレリスクと言いますが、銀行預金にあずけていてもダメだという自覚が芽生え、必然的に国民の投資マインドが高くなっていきます。

これがマネーリテラシーの差となり、投資をしている者は資産をますます増やし、投資を知らない貧者はますます貧しくなり、結果として資産格差が広がっていくのです。

以下は金融庁が作成した日米英3国の国民資産の伸び率を示すグラフです。

この20年でインフレが大きく進んだ欧米では個人資産がどんどん増えていますが、日本の資産は相対的にほとんど増えていないことがおわかりいただけるでしょう。

所得の上昇率の差もあるでしょうが、やはり国民の投資マインドの差がこの資産格差につながっているのだと考えられます。

 

こうした金融リテラシーや投資マインドの低さを打開すべく、日本でも2022年春から高校の家庭科で投資教育がスタートしました。2023年には岸田政府が「国民資産倍増計画」を掲げ、NISA拡充など国民への投資をうながす政策を打ち出しており、今年はその「元年」と位置付けられています。

食料品をはじめとする物価や燃料費・電気料金の高騰、そこに賃金上昇が合わさり、日本でも目に見えてインフレが進んできており、「現金最高~」とは言ってられなくなりました。日本人が本気でお金と投資について勉強する時期にきているといっていいでしょう。

 

最後に本記事の項目をざっとおさらいしておきましょう(見出しをクリックすると当該箇所に戻れます)。

考え方は人それぞれですが、筆者個人はスクールに入って投資マインドが劇的に変化したおかげで、順調に資産を増やせるようになりました。

どの知識がどれほど役に立ったかというより、投資に必要な幅広い知識が身に着くことで、ある程度自信をもって投資にあたれるようになったからだろうと考えます。

 

、、、などといろいろと書いてきましたが、筆者は本音のところでは

独学でもスクールでもどっちでもいいから、とっとと投資の勉強をして一刻も早く投資を始めるべき!

と思っています。

何も始めなければ投資マインドは身に着かず、格差社会で置いてきぼりにされるのみ。投資を始めることでわかってくることわからないことがいろいろ出てくるので、そのときこそここで書いたことを思い返して、真剣に投資スクールで学ぶことも考えてみてほしいと思います。おそらく今とは違う答えが見つかるはずです。

 

kabuo-r.png かぶお

まずは始めるってことが大事なんだね

始めない理由を探しちゃダメ!

kabuyo.png かぶよ

 

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