
金投資は今からでも遅くない?2026年の価格予想と、初心者が絶対に避けるべき「3つの罠」
「有事の金」「無国籍通貨」「究極の安全資産」。
金(ゴールド)を形容する言葉は数多くありますが、2026年現在、金投資は単なる「守り」の手段から、資産形成における「攻守兼備の主役」へとその役割を変えつつあります。
実際のパフォーマンスは金は円建てで、過去10年で13.8%、20年で12.3%のリターンを上げてきた。株式や債券と比べても遜色ないパフォーマンスを示していると言えます。
金価格が歴史的な高値圏を推移する中で、「今から始めるのは遅すぎるのか?」「暴落の危険はないのか?」と不安を感じる方も多いでしょう。金融のエキスパートとして、金投資の真髄から2026年以降の展望、そして初心者が絶対に避けるべき罠まで、徹底的に解説します。
1. 金投資の本質:なぜ「金」には価値があるのか?
まず、投資を始める前に「なぜ金が評価されるのか」という根本を知る必要があります。株式や債券といった「紙の資産」との最大の違いは、**「金そのものに価値がある(実物資産)」**という点です。
希少性と不変性
金は人工的に作り出すことができません。地球上に存在する金の総量は、これまでに採掘された分を合わせても「オリンピックプール約4杯分」程度と言われています。この圧倒的な希少性に加え、錆びたり腐食したりしない不変性が、数千年にわたって人類に「共通の価値」として認められてきた理由です。
信用リスクがゼロ
株式は発行している会社が倒産すれば紙屑になります。通貨(円やドル)も、国の信用が失墜すれば価値が暴落します。しかし、金には「発行体」が存在しません。「誰かの負債ではない資産」であることが、金融危機時に金が買われる最大の理由です。
2. 金投資のメリット・デメリット(エキスパートの視点)
初心者が陥りがちなのは、「金は安全だから必ず儲かる」という誤解です。メリットとデメリットを冷徹に比較しましょう。
メリット
インフレに強い:物価が上がると、お金の価値は下がりますが、モノである金の価値は相対的に上がります。
地政学リスクの回避:戦争やテロ、経済制裁などの混乱時、世界共通の通貨として機能します。
分散投資の効果:一般的に「株が下がると金が上がる」という逆相関の傾向があるため、ポートフォリオ(資産の組み合わせ)に組み込むことで、全体の変動をマイルドにできます。
デメリット(注意点)
インカムゲインがない:金は持っているだけでは配当も利息も生みません。利益は「安く買って高く売る」キャピタルゲインのみです。
保管コストと盗難リスク:現物(ゴールドバー)を持つ場合、金庫のレンタル代や盗難の不安がつきまといます。
為替リスク(日本居住者の場合):金の国際価格は「ドル建て」です。金価格自体が上がっても、極端な円高が進むと、円換算での利益が目減りします。
- 価格下落リスク:短期的には需要と供給のバランスが崩れ、価格が下落する可能性があります。超長期的には”金がたくさん取れるようになる”という可能性は否定できません。海水には50億トンの金が溶けていると言う説もあり、海水から金を抽出する技術が確立されると金の価値は大きく変わることが予想されます。
3. 金投資の主な手法:あなたに合うのはどれ?
金投資と一口に言っても、その方法は様々です。初心者が選ぶべき順番で紹介します。
① 純金積立(おすすめ度:★★★)
毎月1,000円といった少額から、自動的に金を購入する仕組みです。「ドルコスト平均法」が効くため、価格が高い時は少なく、安い時は多く買うことになり、初心者でも高値掴みのリスクを抑えられます。
② 金ETF・投資信託(おすすめ度:★★★)
証券口座を通じて「金の価格に連動する証券」を売買します。
メリット:現物を保管する必要がなく、手数料が非常に安い。NISA枠を使えるものも多い。
デメリット:手元に「黄金の輝き」を感じることはできません。
投資信託やETFを活用すれば、個人投資家も低コストで金投資ができます。
金投資に連動する「投資信託」3選
投資信託の最大のメリットは、100円からの少額投資が可能で、**「つみたて投資」**に非常に適している点です。
| 銘柄名 | 信託報酬(年率・税込) | 特徴 |
| SBI・iシェアーズ・ゴールド(サクっと純金) | 約0.18%程度 | 業界最低水準の圧倒的低コスト。ブラックロック社のETFを通じて運用され、とにかくコストを抑えたい人に最適。 |
| SMT ゴールドインデックス・オープン | 0.275% | 為替ヘッジ「なし」と「あり」を選べる。純資産総額も安定しており、ネット証券での取り扱いが豊富。 |
| 三菱UFJ 純金ファンド(ファインゴールド) | 0.99%(実質) | 国内最大級の純資産を誇る老舗。信託報酬は高めだが、国内で現物保管するETFを対象としており、安心感を重視する層に根強い人気。 |
金投資に連動する「ETF」3選
ETFは証券取引所に上場しており、株と同じようにリアルタイムの価格で売買できるのが特徴です。中〜長期の保有でコストを極限まで削りたい人に向いています。
| 銘柄コード / 名称 | 信託報酬 / 経費率 | 特徴 |
| 【1540】純金上場信託(金の果実) | 0.539% | 国内ETFの定番。最大の魅力は、一定以上の口数があれば「金の現物」と交換(転換)できること。実物資産としての安心感がある。 |
| 【1326】SPDR ゴールド・シェア | 0.40% | 世界最大級の金ETF。圧倒的な流動性(売買のしやすさ)があり、世界中の投資家が利用。東京証券取引所にも上場している。 |
| 【IAU】iシェアーズ・ゴールド・トラスト | 0.25% | 米国株口座で買う「海外ETF」。経費率が非常に低く、ドルのまま金を持ちたい場合に最強の選択肢。※国内版【314A】も低コスト。 |
③ 金地金・金貨(おすすめ度:★★☆)
ゴールドバーやメイプルリーフ金貨などを実際に購入します。
メリット:究極の安心感。有事の際に持ち出すことも可能。
デメリット:購入・売却時のスプレッド(手数料差)が大きく、500g未満の購入には「保管手数料」がかかる一般的です。
④ 金鉱株(おすすめ度:★☆☆)
金を採掘する企業の株を買う方法です。金価格にレバレッジ(増幅)がかかったような動きをしますが、企業の経営リスクも伴うため、中上級者向けです。
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4. 2026年以降の展望:金価格はどこまで行くのか?
2025年末から2026年初頭にかけて、金価格は一時1オンス=4,500ドルを超える歴史的な水準に達しました。今後の展望を左右する「3つの鍵」を解説します。
1. 中央銀行による「爆買い」の継続
中国、インド、トルコなどの中央銀行が、ドル依存脱却(脱ドル化)のために外貨準備として金を買い続けています。この「巨大なクジラ」の買い支えがある限り、価格が大きく崩れる可能性は低いと考えられます。

https://ps.nikkei.com/ssim2601/vol2.html
2. 米国の金融政策と実質金利
金は利息を生まないため、**「実質金利(金利 - インフレ率)」**が下がると相対的な魅力が増します。2026年、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げサイクルに入れば、さらなる価格上昇の追い風となるでしょう。
3. 日本円の動向
日本の投資家にとって、今後数年の最大の焦点は「円高」への回帰です。もし日米金利差が縮小し、1ドル=120円、110円と円高が進めば、ドル建て金価格が上がっても、日本国内の小売価格は停滞、あるいは下落する局面があります。
エキスパートの予測
「短期的には調整(下落)が入る可能性もありますが、長期の見通しとして、インクリメンタムというファンドの予想から推測。このファンドは30年までの予想を発表しており、現在の金価格はその予想レンジ内で推移している。には2030年までに1オンス=8,000ドル超、国内価格1g=3万円超を目指す展開も十分にあり得ます。ただし、為替の変動には十分な警戒が必要です。」

5. 初心者が絶対に守るべき「鉄則」
金投資で失敗しないために、以下の3点を肝に銘じてください。
資産の10%程度に留める
金は「資産を増やす爆薬」ではなく「資産を守る保険」です。全財産を金に投じるのは、保険料を払いすぎて生活が困窮するのと同じです。
一括購入を避ける
今の価格が「天井」である可能性は常にあります。必ず時間を分けて、積立形式でスタートしてください。
「出口戦略」を想定する
金は売却した際に「譲渡所得」として課税されます。特に、年間50万円を超える利益が出た場合は注意が必要です。長期保有(5年超)することで税負担が軽くなる仕組みを理解しておきましょう。
まとめ:今、金投資を始めるべきか?
結論として、「ポートフォリオの守り神」として少額から始めるのは非常に賢明な判断です。
2026年の世界情勢は不透明さを増しており、紙の資産だけで資産を守り切るのは難しくなっています。金という「形のある価値」を少し持つだけで、投資全体のメンタルも安定します。
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