貯金口座を分ける理由とは? 口座を使い分けて貯金ができる人になろう

1つの口座で貯金を管理していて、貯金がうまく貯まらないなと思ったことはありませんか。お金の管理は、将来の安心と目標達成のためにできるようになっていたほうが良いでしょう。

しかし1つの口座で全ての貯金を管理するのは、なかなか難しいものです。この記事では、貯金口座の具体的な分け方などについて解説します。目的別に口座を分けることで、お金の流れを可視化し、計画的に貯金を進めることができます。これから始めるお金の管理術を学び、貯金の効率を高めていきましょう。

この記事でわかること

  • 貯金口座を分けると貯金ができる理由
  • 貯金口座を使い分け方
  • 貯金口座を分けるときの銀行口座の選び方
  • 貯金口座を分けて貯金をするコツ
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監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎

グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

貯金口座を分けると貯金ができる2つの理由

貯金口座を分けることで貯金ができる下記2つの理由について解説します。

  • 分けることで貯金のお金が使いにくくなる
  • 給与振り込みの口座と分けると収支がわかりやすくなって使いすぎも防げる

分けることで貯金のお金が使いにくくなる

貯金口座を分けることで、お金を無駄遣いしにくくなります。日常の支出用口座と貯金用口座を分けて管理することで、貯金に手を出すハードルが上がり、計画的にお金を貯めることができます。また貯金の目標金額を設定していれば、目標に近づいていると貯金を使いたくなくなる効果もあるといえるでしょう。

給与振り込みの口座と分けると収支がわかりやすくなって使いすぎも防げる

給与振り込み口座と貯金用口座を分けることで、毎月の収入と支出を明確に把握することができます。これにより、使いすぎを防ぎ、貯金目標に向けた計画が立てやすくなります。

目的別に口座を分けることで、お金の流れが見える化し、計画的に貯金を進めることができます。

貯金口座の使い分け方

貯金口座を分けると貯金ができる理由について知っていただいたら、次は貯金口座の分け方について解説します。目的別に分けて使うと貯金により効果的です。以下5つに分けると良いでしょう。

  • 給与振り込み用
  • 貯金用
  • 生活費用
  • 直近で使う用(旅行など)
  • 緊急用(突発的な冠婚葬祭費用など)

給与振り込み用

給与振込用は、給与やボーナスが振り込まれる口座です。収入が振り込まれる口座は1つに決めておくとそこから他の口座に分けやすいです。振り分けるのに振込手数料がかかるので、振込手数料無料の回数が多い銀行を使うと良いでしょう。

貯金用

給与振込用口座から貯金用口座に毎月の貯金額を移します。長期的な目標金額を決めておくと良いでしょう。例えば、結婚資金や家の購入や、子供のための教育資金などです。貯金用口座には基本的に手をつけないようにしましょう。

生活費用

生活費用は毎日の生活で使うお金用の口座です。こちらは例えば家賃や水道光熱費などの引き落としや振込用の口座としても使うと良いですし、また生活費をクレジットカードで支払う場合などもこちらの口座から引き落とされるように設定しましょう。

直近で使う用(旅行など)

直近で使う用の口座は数年以内に例えば旅行や欲しいもののための貯金として作っておくと良いでしょう。長期の貯金の口座とは別にして、長期用のお金を使わないためにも分けておくと便利です。

緊急用(突発的な冠婚葬祭費用など)

緊急用の口座として、例えば冠婚葬祭や急な医療費、修理や修繕用の費用のために作っておくと良いです。予期せぬ出費用として貯金しておくことで、何かあったときに安心です。

貯金口座を分けるときの銀行口座の選び方

貯金口座を分けるときに銀行口座をどこにすればいいのか、また手持ちの銀行口座をそのまま使っていいのかと思う方もいると思います。この章では下記の3パターンの銀行口座の特徴や選び方について解説します。

  • メガバンク
  • ゆうちょ
  • ネット銀行

メガバンク

メガバンクの特徴は下記です。

  • 全国に多くの支店やATMがある
  • 預金保護制度により安全性が高い

メガバンクは給与の振込先や、支店やATMが多いので日常生活で利用するのも良いでしょう。また預金保護制度の安全性も高いため長期の貯金に適しているといえます。

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行の特徴は下記です。

  • 全国に多くの支店やATMがある
  • 手数料が低い
  • 貯金の限度額がある

ゆうちょ銀行は郵便の利用もあるので、生活圏内に多くあります。手数料も平日は無料だったりするので、な引き出しの対応にも使いやすいといえます。しかし貯金の限度額があるので、長期の貯金には向いていないといえます。

ネット銀行

ネット銀行の特徴は下記です。

  • 手数料が低い
  • 手数料が無料の場合もある
  • オンラインでいつでも取引可能

ネット銀行は人件費が抑えられているので、手数料が低かったり金利が高い場合があります。筆者はネット銀行をよく使っていて、ATMの入出金手数料と振込手数料が月に5回ずつ無料なので、とても使いやすいです。

番外編:信用金庫
信用金庫も全都道府県にあって、信用金庫同士であれば、別の信用金庫でもATMの手数料が無料です。例えば旅行先でお金を下ろしたい場合などに便利です。

貯金口座を分けて貯金をするコツ

最後に貯金口座を分けて貯金をするコツを下記3つ解説します。ぜひ取り入れていただき、貯金生活を成功させてください。

  • 目標金額を決める
  • 自動積立設定をする
  • 貯金口座には一切手を付けない

目標金額を決める

貯金の目標金額を最初に決めましょう。長期用直近用緊急用それぞれ金額を決めて、振り分けるようにしましょう。貯金の期間も決めると、月々いくら貯金すれば良いか明確になります。

自動積立設定をする

貯金する金額を決めたら、自動で積立できるように設定しましょう。銀行によっては定期預金の積立にすると、1年以内に引き出しすると手数料が発生する場合などもあり、強制的に貯金するにはおすすめです。

貯金口座には一切手を付けない

貯金が始まったら、貯金口座には一切手を付けないようにしましょう。口座を分けて目標金額を決めていれば、手を付けにくくなります。すぐに貯金を使わなければならないような状況にならないように気をつけて生活をしていきましょう。

以下の記事では、夫婦やパートナー間での口座管理について解説しています。合わせてご参考ください。

まとめ

貯金口座を分ける理由についていかがでしたでしょうか。今まで1つの口座だけで貯金を管理していたのなら、さらに貯金がやりやすくなる一歩になれば嬉しいです。

貯金も習慣化なので、最初はうまくできなくても、失敗を繰り返しながら諦めずに続けていけば貯まっていきます。なれるまでが大変かもしれませんが、適度に使う時はお金を使って、楽しみなら貯金生活をしていきましょう。

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