
「資産運用に興味はあるけれど、何から始めればいいかわからない」
「投資は怖いし、損をしそうで踏み出せない」
こうした不安を感じる人はとても多いのではないでしょうか。
一方で、物価上昇や将来の年金不安などを背景に、「何もしないこと」自体がリスクになりつつあるのも事実です。
この記事では、資産運用初心者に向けて、
- 資産運用と投資の違い
- 初心者がやりがちな失敗
- 会社員に向いている投資方法
- 新NISAの活用方法
- 具体的な金額イメージ
を、できるだけ専門用語を使わずに解説します。
読み終わる頃には、「これなら自分にもできそうだ」と感じられるはずです。
なぜ今、資産運用を考える必要があるのか
かつては「会社に勤めていれば一生安泰」と言われていました。しかし、今はその前提が崩れつつあります。
- 給与は大きく上がりにくい
- 物価は少しずつ上がっている
- 老後資金は自分で用意する時代
つまり、お金の価値は放っておくと目減りするという状況です。
ここで大事なのは、「一攫千金を狙う投資」ではありません。
会社員に必要なのは、時間を味方につけて、無理なく資産を育てる考え方です。
資産運用は、特別な人のものではなく、「普通の会社員こそ向き合うべき選択肢」になっています。
資産運用と投資の違いを正しく理解しよう
まず混同されがちなのが、「資産運用」と「投資」の違いです。
- 資産運用:お金全体の管理・設計
- 投資:資産運用の中の一手段
資産運用には、以下のような要素が含まれます。
- 貯蓄(現金・預金)
- 投資(株式・投資信託など)
- 保険
初心者の会社員がいきなり投資だけに注目するのは、実はあまりおすすめできません。
まずは「生活防衛資金」を確保し、そのうえで余剰資金をどう活かすかを考えることが大切です。
監修者:市川雄一郎
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長
初心者の会社員がやりがちな資産運用の失敗例
資産運用で失敗する人には、いくつか共通点があります。
いきなり個別株に手を出す
「この株は上がるらしい」と聞いて、十分な知識がないまま購入すると、大きな値動きに振り回されがちです。
SNSやYouTubeを鵜呑みにする
発信者の成功例は目立ちますが、失敗例はあまり語られません。再現性が低い情報には注意が必要です。
目的を決めずに始める
「なんとなく増えたらいいな」では、下落時に判断がブレやすくなります。
生活費まで投資に回す
資産運用は長期戦です。生活が苦しくなると、続けること自体が難しくなります。
これらの失敗は、きちんと正しい順序で考えれば防げます。
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資産運用の全体像|まず押さえるべき3つの考え方
初心者が最初に考えるべきことは、次の3つです。
1. 目的
老後資金なのか、将来の選択肢を広げたいのか。
目的によって、取るべきリスクは変わります。
たとえば老後資金で考えると、ゆとりあるセカンドライフを送るには、毎月約38万円が必要とされている一方、サラリーマン・公務員世帯の方が受け取る年金の額は毎月約23万円程度との試算があり、その場合毎月約15万円の赤字が出ることになります。

2. 期間
短期か、10年・20年単位か。
会社員の場合、長期で考えられるのは大きな強みです。
3. リスク許容度
価格が下がったとき、どこまで耐えられるか。
「眠れなくなる投資」は、長続きしません。
この3つが整理できると、投資の選択肢は自然と絞られてきます。
2と3にある期間とリスクについての考え方はこちらの記事の参考になると思います。
投資手段には何がある?特徴を比較
投資信託
多くの人にとって最初の選択肢になりやすい投資方法です。
- 少額から始められる
- 分散投資がしやすい
- 運用をプロに任せられる
株式投資
企業の成長を直接享受できますが、価格変動は大きめです。
ETF
投資信託と株式の中間的な存在で、指数に連動する商品が多いです。
債券
値動きは小さめですが、リターンも控えめです。
結論として、資産運用初心者の会社員には投資信託が現実的と言えるでしょう。
新NISAとは?初心者の会社員が使うべき理由
新NISAは、投資で得た利益が非課税になる制度です。
新NISAのポイント
- 運用益が非課税
- 長期投資と相性が良い
- 少額から始めやすい
会社員にとって魅力的なのは、「税金を気にせず、コツコツ続けられる」点です。
特に、毎月一定額を積み立てる方法は、価格変動の影響を抑えやすく、初心者向きです。
初心者でも始めやすい証券口座をチェックしましょう。
会社員向け|資産運用のモデルケース(年収別)
年収300万円前後の会社員の場合
基本スタンス
まずは守り重視。
投資は「慣れること」が目的、並行して学習することで成功率アップと失敗を減らす。
金額より継続を優先するマインドを持つ。
目安金額
毎月 5,000〜10,000円
年間:6万〜12万円程度
この年収帯では、投資額を増やしすぎると生活が苦しくなり、結果的にやめてしまうケースが多いです。
おすすめ運用イメージ
新NISAのつみたて枠を利用
インデックス型の投資信託を1本
毎月自動積立で放置
この段階でのゴール
投資に慣れる
価格変動に動揺しなくなる
「自分は投資を続けられる」という実感を得る
この層は「増やす」より「やめない」が正解です。
年収500万円前後の会社員の場合
基本スタンス
守りと攻めのバランス型
将来の資産形成を本格的に意識、自分の投資スタイルを確立する
新NISAを積極活用
目安金額
毎月 20,000〜30,000円
年間:24万〜36万円程度
このくらいの年収になると、家計に余裕が出始め、「投資を仕組み化」しやすくなります。
おすすめ運用イメージ
新NISAつみたて枠:インデックス投信
成長投資枠:同じく長期向け商品
投資先は2〜3本までに絞る
この段階でのゴール
資産運用を生活の一部にする
短期の値動きを気にしなくなる
10年単位での資産成長を描けるようになる
この年収帯が、資産運用の伸び代が最も大きい層です。
年収700万円以上の会社員の場合
基本スタンス
長期前提で効率も意識
投資額は多くなるので攻めでは株式投資と守りの積立投資を並行
様々な資産に投資ができるがリスク管理を徹底
目安金額
毎月 50,000円以上
年間:60万円〜100万円超も現実的
ただし、金額が大きくなるほど「一時的な下落」に耐えられるメンタル設計が重要になります。
おすすめ運用イメージ
新NISAをフル活用
投資信託+ETFの組み合わせ
株式投資の知識をしっかりつけた上で少額からチャレンジ
この段階でのゴール
老後資金の土台を固める
投資額が下がっても冷静でいられる
「資産運用=特別なこと」ではなくなる
この層でも、短期売買に手を出さない人ほど安定します。
年収に関係なく共通して言えること
どの年収帯でも共通して大切なのは、
生活費を削らない
一発逆転を狙わない
仕組み化して放置する
という考え方です。
資産運用は、
「余裕ができてから始めるもの」ではなく
「始めた人から余裕が生まれるもの」。
だからこそ、今の自分に合った金額で、無理なく始めることが何より重要です。
投資が怖い人ほど知ってほしいリスクとの付き合い方
投資にリスクはつきものですが、考え方次第で怖さは大きく減らせます。
- 一時的な元本割れは珍しくない
- 長期で見ると回復するケースが多い
- 分散と積立でリスクは下げられる
会社員は「時間」という最大の武器を持っています。
短期の値動きに一喜一憂せず、淡々と続けることが成功への近道です。
まとめ|資産運用は「始めた人」から有利になる
資産運用は、特別な才能や知識が必要なものではありません。
大切なのは、
- 無理をしない
- 長期で考える
- 正しい制度を使う
この3つです。
悩んでいる間にも、時間は過ぎていきます。
小さな一歩でも、始めた人から未来は変わっていきます。
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