【必読】ナフサ不足と物価高の時代に、注目の輸出株は何か?

いま注目したい輸出業の厳選10社を、投資家目線でわかりやすく解説

はじめに

今の日本経済を見ると、かなりややこしいことが同時に起きています。
一方では、中東情勢の影響でナフサや原油の供給不安が高まり、輸入価格が上がり、国内では物価高圧力が強まっています。Reutersは2026年4月、ナフサ依存企業の一部で調達難や出荷調整、値上げが起きていると伝えましたし、5月には日本の4月輸入物価が上振れし、企業物価指数の上昇率が**4.9%**まで高まったと報じています。 

他方で、輸出環境は完全に悪いわけではありません。
Reutersによると、日本の輸出は2026年4月に前年比14.8%増と、市場予想を上回る伸びを記録しました。さらにReuters Tankanでは、製造業の景況感は2026年5月に改善し、2月時点でも弱い円や機械受注の強さが企業心理を支えていました。つまり、輸入インフレで苦しい面がありながらも、外需を取れる企業には追い風が残っているというのが、今の日本株の見取り図です。 

ここで投資家にとって大事なのは、「輸出株」と一括りにしないことです。
ナフサ不足や原材料高に弱い輸出企業もあれば、海外売上比率が高く、円安や外需回復、AI投資、設備投資の恩恵を受けやすい企業もあります。
つまり今狙うべきなのは、
輸出比率が高い
価格決定力がある
原材料高を転嫁しやすい
世界の成長分野に乗っている
企業です。
逆に、輸出していても原材料高に飲み込まれやすい企業は慎重に見るべきです。 

今回の厳選10社は、そうした観点から、
トヨタ
ホンダ
任天堂
FANUC
キーエンス
ダイキン工業
村田製作所
TDK
コマツ
東京エレクトロン
を選びました。
いずれもグローバル売上の比率が高い、または海外需要との接続が明確で、現在の相場環境で比較的“輸出の恩恵を受けやすい側”にいる企業です。もちろん、どの銘柄にも注意点はあります。そのため今回は、単なる礼賛ではなく、
なぜ候補なのか、どこに注意すべきかまで一社ずつ整理します。 


第1章 なぜ今、「輸出企業」が有利になりやすいのか

まず前提を整理します。
ナフサ不足や輸入インフレが進む局面では、国内で材料を多く使う企業には逆風が強くなります。Reutersは、日本でナフサ依存企業が供給不安を訴え、接着剤やシンナーなどの調達難で受注停止や納期調整が起きたと報じました。さらに5月の日本の卸売物価上昇では、石油・化学・金属関連の価格上昇が目立っていました。つまり、国内で輸入原料を大量に使う業種は、まずコスト上昇に苦しみやすいのです。 

しかしその一方で、輸出企業には別の追い風があります。
一つは、海外売上比率が高いほど、円換算売上が膨らみやすいことです。もう一つは、日本国内の需要が弱くても、海外需要で成長を取れることです。Reutersは2月に日本の輸出増加を伝え、機械やアジア需要の強さが支えになっていると報じました。また4月の輸出は14.8%増とかなり強く、外需の底堅さが見えています。つまり、国内物価高で家計が苦しくても、海外市場で売れる企業は相対的に強くなりやすいのです。 

さらに、今の輸出株は「円安恩恵株」だけではありません。
半導体設備、FA、自動車、空調、電子部品、ゲームなど、世界的な構造テーマに乗っている企業ほど強い。たとえばAI向け投資が続けば東京エレクトロンや村田製作所、TDKは恩恵を受けやすいですし、設備自動化が進めばFANUCやキーエンスが伸びやすい。つまり現在の輸出株は、単に為替だけではなく、世界の投資テーマにどれだけ接続しているかで評価が分かれます。 

一方で、注意すべきこともあります。
輸出企業でも、部材やエネルギーを大量に輸入していればコスト増の影響は受けます。自動車や機械のようにグローバル生産体制を持つ企業は、関税・地政学・現地需要減にも影響されます。したがって、今の輸出株投資は「円安だから何でも買い」ではなく、価格転嫁力・海外需要の質・事業の分散度まで見たほうが安全です。これは今回の10社選定でも強く意識しています。 


第2章 厳選10社の考え方

今回の10社は、三つのタイプに分けるとわかりやすいです。
一つ目は、世界的な需要を取り込む大型輸出本命株。トヨタ、ホンダ、ダイキン、コマツです。
二つ目は、高付加価値の技術輸出株。FANUC、キーエンス、東京エレクトロンです。
三つ目は、電子・デジタル輸出株。任天堂、村田製作所、TDKです。
この三つは、同じ輸出株でも値動きの理由がかなり違います。だから本当は、10社全部を一括で比較するのではなく、どのタイプの輸出力を取りに行きたいのかを決めて見るほうが実戦的です。 

私の整理では、
王道の本命はトヨタとダイキン、
技術で勝つ本命はキーエンスと東京エレクトロン、
高成長を狙いやすい本命はFANUC、村田、TDK、
テーマ性のある輸出株として任天堂、ホンダ、コマツ、
という並びです。
以下、それぞれ詳しく見ていきます。 

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第3章 厳選1:トヨタ自動車

世界販売の厚みと海外比率で見る王道本命

トヨタを外して輸出株を語るのは難しいです。
2026年3月期のトヨタは、世界販売台数が959.5万台、うち海外販売が751.3万台でした。つまり販売台数ベースで見ると、かなりはっきりした海外依存企業です。売上高は50.7兆円、営業利益は3.8兆円と、依然として日本企業の中でも圧倒的な利益規模を維持しています。輸出というより、もはや世界で稼ぐ巨大メーカーですが、外需の強さを取り込むという意味では王道の本命です。 

トヨタの強みは、単なる円安恩恵ではありません。
HEVを含む電動化、ブランド力、世界販売網、サプライチェーン管理、金融事業まで持つ総合力があります。ナフサや原材料高の影響は当然受けますが、それを上回る規模と価格転嫁力があるのが強みです。特に今のように世界景気が完全一枚岩ではない局面では、地域分散の大きさが効きます。 

一方で、注意点もあります。
自動車は関税や政治要因の影響を大きく受けますし、EV戦略を巡る市場の見方も揺れやすいです。つまりトヨタは「輸出本命」ではありますが、為替だけで素直に上がる株ではなく、グローバル政治や米国政策にも左右される大型株です。安全なようで、かなり世界情勢を背負う銘柄でもあります。 


第4章 厳選2:ホンダ

自動車よりも“世界二輪”として見ると面白い

ホンダも輸出・海外展開の代表格ですが、投資家としては自動車だけで見ると少し見誤ります。
2026年5月の決算説明では、二輪事業が販売台数・営業利益ともに過去最高だったことが強調されました。主因はインドやブラジルを中心とする販売増です。一方、自動車事業は関税負担や半導体供給の問題もあり厳しい環境でしたが、EV関連損失を除けば黒字を維持したと説明しています。さらに2026年4月の生産実績でも、日本生産は前年同月比122.9%と増えていました。つまりホンダは、四輪だけでなく世界二輪の王者として見ると輸出株としてかなり面白いです。 

ホンダの良いところは、新興国需要との接続が強いことです。
トヨタが四輪の巨大総合メーカーなら、ホンダは二輪で世界に深く入り込んでいます。物価高局面でも、二輪は移動手段としての需要が強く、インドやブラジルなど成長市場を取れるのが強みです。 

ただし、注意点も明確です。
四輪事業は依然として関税・EV投資・生産調整の影響を受けやすく、業績見通しのブレは大きいです。ホンダを輸出本命に置くなら、「四輪EVの夢」より「二輪と新興国で稼ぐ現実」をどう評価するかが大事です。 


第5章 厳選3:任天堂

海外売上比率の高さでは最上位級のデジタル輸出株

任天堂は、製造業とは違う意味で非常に強い輸出株です。
2026年2月時点の決算資料では、売上高のうち海外売上比率が77.2%に達していました。地域別ではアメリカが40.3%、欧州が24.7%を占めています。さらに2026年5月の通期説明資料では、専用ゲーム機事業売上が2兆2,395億円と大きく伸び、Nintendo Switch 2の発売が強い追い風になっていることが示されました。つまり任天堂は、円安や海外需要の恩恵を非常に受けやすい、典型的なデジタル輸出株です。 

任天堂の強さは、原材料高の影響を受ける製造業とは少し違います。
ハードはもちろん作りますが、本当に強いのはIPとソフト、エコシステムです。物価高の中でも「遊び」にお金を使う強い需要があれば、海外で収益を積み上げやすい。これは一般的な輸出企業より利益率の質が高いです。 

ただし、課題はハードサイクルです。
Switch 2立ち上がりの強さがある一方、その後の普及ペースやソフトラインナップ次第で評価は変わります。つまり任天堂は、輸出株であると同時に“ヒット依存”の面も持つ会社です。そこが面白さでもあり、注意点でもあります。 


第6章 厳選4:FANUC

海外設置比率が極めて高い、FA輸出の本命

FANUCは、日本の輸出株の中でも「いかにも円安恩恵株」に見えやすい会社ですが、実態はもっと強いです。
FANUCの統合報告書では、製品の設置先の80~90%が海外と明記されています。2026年3月期の売上高は8,407億円、2027年3月期予想は8,578億円で、過去最高更新を見込んでいます。つまりFANUCは、世界の工場自動化・ロボット需要そのものを買う銘柄です。 

FANUCの魅力は、ナフサ不足や国内物価高の直接被弾が比較的小さいことです。
もちろん部材コストの影響はありますが、ビジネスの本質はロボット、NC、FA機器のグローバル供給です。世界の設備投資、工場自動化、中国の製造投資、米州のリショアリングなど、外需側のテーマと非常に結びつきが強いです。 

一方で注意点は、中国景気や設備投資サイクルに左右されやすいことです。
つまりFANUCは、輸出株の中でもかなり“景気敏感・設備投資敏感”です。世界の製造業が強いときには非常に伸びやすいですが、逆回転もあります。そのぶん、テーマの強さは際立っています。 

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第7章 厳選5:キーエンス

海外比率6割超、高利益率の“最強営業輸出株”

キーエンスは、輸出企業というより、海外に高付加価値の自動化ソリューションを売る会社です。
2026年4月の決算資料では、2025年度下期の海外売上比率は65.7%、地域別ではアジアが41.2%、米州が**36.1%**を占めています。つまり売上の3分の2近くを海外で稼いでいる会社です。しかもキーエンスの強みは、単に売るだけでなく、高収益体質にあります。 

キーエンスの魅力は、価格競争に巻き込まれにくいことです。
センサー、画像処理、計測、自動化機器は、顧客から見れば「ラインが止まらないこと」のほうが重要です。そのため、単純な安売りになりにくい。こういう企業は、物価高局面でも利益率を守りやすいです。外需取り込みという意味でも、非常に質の良い輸出株です。 

懸念点は、株価が常に高い評価を受けやすいことです。
良い会社であることは市場も知っているので、期待が乗りやすい。輸出テーマに加えて、工場自動化や半導体投資の恩恵も見られる分、景気敏感さも一定あります。とはいえ、質の高い輸出株を1社選ぶなら、キーエンスはかなり有力です。 


第8章 厳選6:ダイキン工業

海外売上8割超、世界空調需要を買う銘柄

ダイキンは、今の環境で非常にわかりやすい輸出株です。
同社の統合報告書では、海外売上比率83%、財務ページでも過去数年80%台前半の海外売上比率が確認できます。直近の財務データでは、売上高は5兆1,500億円、営業利益は4,360億円と示されています。つまりダイキンは、日本企業というより世界空調企業です。 

ダイキンの面白いところは、空調が単なる景気敏感商品ではないことです。
住宅、商業施設、データセンター、猛暑対応、省エネ需要、規制対応と、複数の需要源があります。しかもメンテナンス、修理、部品という継続収益も持っています。これは輸出株としてかなり強いです。物価高局面でも、空調は「なくてもいい」商品ではなく、設備需要として残りやすいからです。 

注意点は、世界景気と地域別需要のばらつきです。
中国や欧州、北米の需要減速が出ると影響は受けます。ただ、事業の分散度が高く、純粋な日本景気とはかなり切り離して見られる会社なので、国内インフレを避けつつ外需を取りたい投資家にはかなり魅力があります。 


第9章 厳選7:村田製作所

AI・サーバー・モビリティで伸びる電子部品輸出株

村田製作所は、外需テーマの中でも「電子部品の質」で勝つ会社です。
2026年3月期は売上高が1兆8,308億円で前年比5.0%増でした。内容を見ると、通信向け高周波モジュールは弱かった一方、MLCCがサーバー向けを中心に増加し、インダクタやEMIフィルタもスマートフォン・モビリティ・サーバー向けに伸びています。つまり今の村田は、スマホ一辺倒ではなく、AIサーバー・モビリティの伸びを取っている電子部品株です。 

村田の良いところは、円安や海外需要だけでなく、世界の電子化トレンドそのものに乗れることです。
ナフサや原材料高の影響はありますが、売るものが高付加価値部品なので、一般素材よりは価格競争に巻き込まれにくい。特にAIインフラや車載向けが伸びるなら、かなり面白いです。 

ただし、スマホ需要の弱さや為替の影響は残ります。
輸出株として有望でも、需要先の偏りには注意が必要です。とはいえ、今の村田は“昔のスマホ部品株”よりずっとテーマが広がっています。そこは大きな変化です。 


第10章 厳選8:TDK

海外売上9割超、最もグローバル色の強い電子部品株

TDKは、今回の10社の中でも海外比率の高さが際立ちます。
2026年3月期の決算では、海外売上比率92.7%とされ、売上高は2兆3,213億円規模でした。つまり、ほぼ“日本で作るグローバル企業”です。スマートフォンだけでなく、二次電池、磁性部品、センサーなど幅広い製品群を持ち、為替や外需との連動性が高い会社です。 

TDKの魅力は、海外売上が圧倒的に高く、しかも電子部品の中でも用途が広いことです。
スマホ、モビリティ、産業機器、エネルギー用途など、多方面に広がっています。輸出株として見ると、為替やグローバル需要の恩恵が極めて素直に乗りやすいです。 

一方で、電子部品全般に言えるように、需要サイクルの波はあります。
スマホや自動車、サーバー投資の強弱で数字が振れやすい。ただ、92.7%という海外比率は、輸出テーマを取るという意味ではかなり魅力的です。 


第11章 厳選9:コマツ

建機・鉱山機械で“世界景気”を買う銘柄

コマツは、自動車や電子とは別の意味で、非常にわかりやすい輸出株です。
同社の有価証券報告書では、海外売上の大きな部分が為替の影響を受けると明記されていますし、統合レポートでは売上の約90%が海外と説明されています。2025年3月期の売上高は4兆1,044億円、営業利益は6,571億円でした。つまりコマツは、日本国内需要よりも、世界の建設・資源・インフラ投資を買う銘柄です。 

コマツの良いところは、世界景気が底堅いときに非常に強いことです。
建設機械、鉱山機械、インフラ投資は、日本の内需とは違うサイクルで動きます。資源価格が高く、鉱山投資が続く局面や、北米・新興国のインフラ需要が強い局面では恩恵を受けやすいです。 

ただし、注意点は景気敏感さです。
コマツは世界景気や資源投資の波をかなり受けます。だから、輸出テーマでは有力ですが、ディフェンシブではありません。外需が強いときの本命であり、世界景気が悪化すると逆回転もしやすいです。 


第12章 厳選10:東京エレクトロン

AI半導体投資を取り込む輸出本命

最後は東京エレクトロンです。
同社は半導体製造装置で世界的なポジションを持ち、2026年3月期は売上高2兆4,435億円規模、直近四半期でも売上が大きく回復しました。また会社資料では、輸出売上は原則円建てであると説明されており、極端な為替変動を除けば利益への直接影響は限定的とされています。つまり東京エレクトロンは、円安メリットを素直に受けるというより、世界の半導体設備投資を日本企業として取り込む輸出株です。 

この会社の魅力は、今の外需テーマの中でも最も強い一つであるAI半導体投資に直結していることです。
生成AI、データセンター、先端ロジック、メモリー投資が続く限り、装置メーカーには追い風が吹きやすいです。輸出株というより、世界の設備投資テーマを買う銘柄ですが、日本株としてその恩恵を取りやすい存在です。 

注意点は、需要サイクルのブレです。
半導体装置は非常に強いテーマですが、投資タイミングや業界の調整で数字が大きく動きます。加えて、輸出株とはいえ為替より世界の設備投資計画のほうが株価を動かしやすい。したがって、東京エレクトロンは“円安メリット株”ではなく、AI時代の設備投資本命株として見るほうが正確です。 


第13章 この10社をどう使い分けるか

ここまで10社を見てきましたが、投資家としては一度に全部買うものではありません。
むしろ、どういう外需を取りたいかで使い分けるのが自然です。

王道の大型輸出株を選ぶなら、トヨタ、ダイキン、コマツです。
世界販売や世界設備需要を広く取りにいけます。安定感も比較的あります。

高収益の技術輸出株なら、キーエンス、FANUC、東京エレクトロンです。
どれも価格決定力や技術優位があり、円安だけでなく高付加価値で勝てる会社です。

電子・デジタル輸出株なら、任天堂、村田製作所、TDKです。
スマホ、サーバー、ゲーム、AIインフラなど、デジタル需要の波を取りに行く組み合わせです。

新興国需要も取りたいならホンダが面白いです。
二輪という独自の強みがあり、他の輸出株と少し違う外需を持っています。


第14章 今このテーマで気をつけたいこと

最後に、輸出株テーマでの注意点を整理します。
今の相場では、「国内物価高だから輸出株が有利」という見方は半分正しいですが、半分は危険です。
なぜなら、輸出株も原材料高、関税、地政学、需要減速の影響を受けるからです。Reutersは、日本の4月輸入物価が大きく上昇し、石油・化学・金属が押し上げたと伝えましたし、ナフサ供給不安も残っています。つまり、輸出で売上が増えても、コストが追いついて利益が伸びない企業は普通にあります。 

また、為替だけに頼ると危険です。
もし円高へ振れれば、「円安メリット期待」で買われた株は見直されやすいです。そのため、今選ぶなら、海外売上比率が高いだけでなく、製品・技術・ブランドで勝てる企業を選ぶほうがよいです。今回の10社はその観点を強めに入れています。 


まとめ

今の日本株市場では、ナフサ不足や輸入インフレが物価高を押し上げる一方で、輸出企業には外需と円安、グローバル投資の追い風があります。
ただし、それは「輸出なら何でもよい」という意味ではありません。原材料高に飲み込まれやすい企業もありますし、政治・関税・需要サイクルの影響も大きいです。だからこそ、今見るべきは、海外売上比率が高く、価格決定力や世界テーマへの接続が強い企業です。 

今回の厳選10社を一言で整理すると、
トヨタ・ダイキン・コマツは王道大型輸出株
FANUC・キーエンス・東京エレクトロンは高付加価値の技術輸出株
任天堂・村田製作所・TDKは電子・デジタル輸出株
ホンダは新興国需要まで取れる独自性のある輸出株
です。 

今回の結論を一言でまとめると、
ナフサ不足と物価高の時代に狙うべき輸出株とは、単に円安で得をする会社ではなく、世界の需要を取り込み、高付加価値で価格転嫁しやすく、外需テーマに深くつながっている会社である
ということです。
その意味で、今回の10社はかなり見やすい候補だと思います。

【重要】免責事項

  • 投資判断の最終責任: 本記事で紹介している銘柄やセクター、分析内容は、情報提供および学習の啓発のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。

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監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

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