【初〜中級者必読】生成AIの次に来ると言われる「ロボティクスの革新」の厳選銘柄を解説!

フィジカルAI時代に注目したい厳選銘柄と、その理由を投資家目線で丁寧に整理する

生成AIが相場の主役になってから、投資家の視線は長く半導体、クラウド、データセンター、AIソフトウェアに集中してきました。
これは自然です。実際、AIブームの初期段階では、まず「計算する頭脳」を握る企業が最も強く買われやすいからです。
ただ、市場が次のテーマを探し始める時、よく起きるのは「AIが画面の中だけで終わらず、現実世界へ出ていく時に何が必要になるのか」という問いです。
参考記事でも、AIの次の主戦場として「フィジカルAI」やロボティクスが取り上げられ、日本企業が強みを持つ減速機、センサー、制御機器、精密部品の重要性が強調されていました。 

この流れを象徴するのが、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOの発言です。NVIDIAは2025年のCESで「次のAIフロンティアはフィジカルAIだ」と説明し、ロボティクス向けのCosmosやIsaac関連の開発基盤を前面に出しました。さらに2026年3月のGTCでも、Cosmos 3やIsaac GR00T N1.7など、現実世界で動くロボット知能を支えるソフトウェア基盤を強く打ち出しています。つまり、AIの進化が次に向かう先として、ロボティクスはすでに世界の中心プレイヤーから明確に意識されているテーマです。 

しかもこれは、単なる未来の夢物語ではありません。国際ロボット連盟(IFR)は2025年9月時点で、世界の工場向けロボット需要は2025年に小幅成長、その後は数年にわたり中位の伸び率で加速すると見ています。日本は依然として世界第2位の産業用ロボット市場で、2024年の導入台数は4万4,500台、稼働ストックは45万500台に達しました。つまり、ロボティクスは「これからゼロから始まる市場」ではなく、すでに巨大で、なお拡大余地のある市場です。 

加えて、日本ロボット協会の統計をベースにした業界報道では、2026年1Qの日本の産業用ロボット受注額は2,948億円で前年比41.0%増、受注台数は6万412台で33.0%増と、7四半期連続の増加になっています。つまり、ロボット関連需要は理論や将来期待だけでなく、足元の受注にも動きが出ています。 

では、投資家はこのテーマをどう見ればよいのでしょうか。
一番危ないのは、「ロボット関連なら何でも上がる」と雑に考えることです。
ロボティクスの革新が本格化する時、本当に恩恵を受けやすいのは、完成ロボットだけではありません。むしろ、減速機、センサー、画像認識、制御、直動機構、精密部品のように、**ロボットが増えるほど“必ず必要になる基盤”**を持つ企業の方が、長く恩恵を受けることがあります。
今回の記事では、そうした視点から、日本株の中でも特に注目度が高い銘柄を厳選して、投資家がどこを見るべきかまで含めて整理します。

結論を先に言うと、ロボティクスの革新というテーマは非常に有望です。
ただし、すぐに大化けする完成ロボット銘柄を当てにいくより、
「フィジカルAIが広がるほど需要が積み上がる部品・制御・自動化基盤の企業」
を中心に見る方が、投資としてはかなり現実的です。
その意味で、今回の厳選銘柄は、テーマ性だけでなく、すでに足元の業績や受注に変化が見え始めている会社を軸に選びます。


なぜ「生成AIの次はロボティクス」と言われるのか

画面の中のAIから、現実世界で動くAIへ

生成AIがここまで大きなテーマになったのは、文章、画像、音声、動画を「理解し、作る」能力が広く普及したからです。
ただ、AIの最終的な価値は、チャット欄の中だけではなく、現実世界の作業や移動や生産に結びついた時に、さらに大きくなります。参考記事でも、AI産業はチップ、AIファクトリー、AIモデル、フィジカルAIといった多層構造で考えるべきだとされ、最上位のアプリケーションとしてロボットや自動化機器が現実世界で動き始める段階に入ると、日本企業の強みが効きやすいと説明されていました。 

ここで重要なのは、ロボティクスが「AIの別テーマ」ではなく、AIの延長線上にあるテーマだということです。
NVIDIAがフィジカルAIを前面に出しているのも、AIモデルをロボットへ載せるためには、現実世界を理解し、動作を計画し、実行するスタックが必要だからです。
つまり、次の成長局面では、半導体やクラウドだけでなく、センサーや減速機や制御機器のようなハードウェア側が再評価されやすくなります。 

もう一つの追い風は、人手不足です。Reutersは2026年5月、英国のHumanoidがドイツのシェフラー工場に2032年までに1,000〜2,000台のヒューマノイドロボットを導入する計画を報じました。これはまだ限定的な事例ではあるものの、ロボットが「展示会の見世物」から「実際の労働力補完」へ進みつつあることを示しています。日本でもReutersは2026年4月、羽田空港で手荷物搬送のヒューマノイドロボット試験を紹介しており、ロボティクスはすでに現場導入フェーズへ入り始めています。 

つまり、投資家が今見るべきなのは、
「ロボットが流行るらしい」
ではありません。
本当に大事なのは、
AIの現実装置化が進むと、どの部品や制御技術の需要が構造的に積み上がるか
です。
ここを押さえると、テーマ株としての表面的な話から一歩深く入れます。


投資家はロボティクス競争をどう見るべきか

完成ロボット株より、バリューチェーンのどこで利益が出るかを見る

ロボティクス関連株を考える時、初心者が最初に陥りやすいのは、「完成品メーカーが一番強いはず」と思い込むことです。
しかし現実には、完成ロボットメーカーは競争が激しく、研究開発や量産投資も重く、どこが最終勝者になるか見えにくいことが多いです。

一方で、減速機、モーション制御、直動機構、画像検査、センサーのような基盤領域は、ロボットの種類が増えても必要性が消えません。
むしろ、産業用ロボット、協働ロボット、物流ロボット、ヒューマノイド、医療ロボットなどが広がるほど、共通部材や制御機器の需要が増える可能性があります。参考記事でも、日本企業の注目領域として、減速機、ベアリング、センサーなどが例示されていました。 

投資家にとって大事なのは、このバリューチェーンを分けて見ることです。
例えば、

  • ロボット本体を作る会社
  • ロボットに使う減速機を作る会社
  • ロボットの“目”になるセンサーや画像処理を握る会社
  • ロボットが正確に動くための直動機構を握る会社
  • 工場自動化全体の制御とプラットフォームを持つ会社
    では、景気感応度も利益率も株価のつき方もかなり違います。

今回の厳選銘柄は、この視点で選びます。
つまり、単に「ロボット関連」というラベルで集めるのではなく、
ロボティクスの革新が進んだ時に、構造的に取り分を持ちやすい企業
を優先します。
具体的には、

  • FANUC
  • キーエンス
  • ナブテスコ
  • ハーモニック・ドライブ・システムズ
  • THK
    の5銘柄です。

もちろん、他にも安川電機やSMCのような有力候補はあります。
ただ今回は、生成AIの次として「フィジカルAI」「ヒューマノイド」「産業自動化の広がり」に比較的素直に乗りやすい会社に絞って解説します。


厳選銘柄① FANUC

産業用ロボットの王道であり、同時にFAとCNCも握る“広い受け皿”

最初に挙げたいのはFANUCです。
理由はシンプルで、FANUCは単なるロボットメーカーではなく、FA(Factory Automation)、ロボット、ロボマシンを横断して持つ会社だからです。
この構造は非常に強いです。なぜなら、ロボティクスの革新が本格化する時、ロボット単体ではなく、工場全体の自動化投資が増えやすいからです。ロボット、制御、工作機械周辺をまとめて持つ会社の方が恩恵を受けやすい場面が多いです。

FANUCの2026年3月期決算説明資料では、FAが中国で成長し増収Roboticsが米州と中国で堅調に成長し増収、さらに工場稼働改善もあり、売上高はFY2022の記録を超えて過去最高を更新したと説明されています。加えて、全製品ラインで堅調な需要が続いており、2027年3月期も売上・利益とも増加を見込むとしています。これは今のロボティクステーマに非常に素直な形です。 

FANUCの良さは、「ロボットが売れれば終わり」ではないところです。
たとえばヒューマノイドが増えるにしても、その前段階としては工場自動化の強化、電子部品向け設備投資、組立ラインの高度化が進むことが多いです。
その時、FANUCは完成ロボットだけでなく、FA機器や制御領域でも受け皿を持てる
つまり、ロボティクス関連株の中でもかなり“厚み”があります。

また、ロボット関連テーマはどうしても景気循環に左右されますが、足元では日本ロボット協会ベースで受注環境も改善しています。そういう局面では、FANUCのような王道銘柄は非常に見やすいです。
テーマ性だけでなく、すでに業績の裏付けがある。
これが、厳選銘柄に入れる最大の理由です。 

投資家目線での注意点は、FANUCが“王道”であるがゆえに、ヒューマノイド単独の夢を一気に織り込むタイプではないことです。
つまり、数年で何倍にも化けるテーマ株というより、ロボティクスと自動化全体の拡大を比較的安定して取り込む本命株として見る方が自然です。
生成AIの次に来るテーマに広く乗りたいなら、まず外しにくい銘柄です。


厳選銘柄② キーエンス

ロボットの“目”と“検査”を握る高収益企業

ロボティクスの革新で見落とされやすいのが、ロボットそのものではなく、ロボットが正確に認識し、止まり、測り、検査するための周辺機器です。
その意味で、キーエンスは非常に重要です。

キーエンスの2026年3月期決算資料では、売上高は1兆1,693億円で前年比10.4%増、営業利益は5,958億円で8.4%増、最終利益は4,452億円で11.7%増でした。
しかも営業利益率は四半期ベースで
53%台と極めて高く、海外売上比率は4Q時点で65.7%に達しています。地域別ではアジアのローカル通貨ベース成長率がFY2025で17.0%、4Qでは18.4%、米州も4Qで**17.5%**増と非常に強いです。 

なぜキーエンスがロボティクス関連で重要なのか。
それは、ロボットが増えるほど必要になる

  • センサー
  • 画像認識
  • 測定
  • 検査
  • 自動化制御周辺
    の世界で強いからです。
    生成AIの次に「現実世界で動くAI」が増えると、認識の精度、位置制御、検査の厳密さが一段と重要になります。
    ヒューマノイドでも物流ロボットでも工場自動化でも、“目”と“確認機構”が弱ければ精度が出ない
    ここで強い企業は、テーマが広がるほど恩恵を受けやすいです。

さらにキーエンスは、半導体・液晶、電子・精密、自動車、金属・工作機械、食品・医薬まで多様な顧客基盤を持ちます。決算資料でも、海外で半導体・液晶や電子・精密向けの伸びが特に目立っています。
つまり、ロボティクスが広がるとしても、一つの用途に依存しない。
この分散は投資家にとって大きな強みです。 

キーエンスの弱点は、すでに非常に優秀な会社であり、市場の期待も高くなりやすいことです。
つまり、テーマ性は強いが、“安く放置されたロボット株”ではありません。
ただし、長期で見るなら、ロボットが増えるほど必要性が増す周辺領域を高収益で握る会社として、かなり有力です。
派手な完成ロボット株より、むしろ投資家向きの本命と言えます。

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厳選銘柄③ ナブテスコ

精密減速機の回復が、ロボット需要の再加速を映しやすい

ロボティクス関連株を考える時、日本株で非常に重要なのが減速機です。
ロボットはモーターだけでは正確に動きません。
関節やアームが高精度で動くには、回転を減速し、トルクを増幅し、位置決め精度を高める機構が必要です。
その中核部品の一つが精密減速機で、ナブテスコはこの分野で非常に強い存在です。

ナブテスコの2025年通期説明資料では、2026年の営業利益増減要因として、Precision reducerが+96億円の改善要因になると説明されていました。
また2026年1Qの説明資料でも、精密減速機は需要回復により売上が増加したとされています。
つまり、ナブテスコではすでにロボット関連需要の回復が数字として見え始めています。 

ここで投資家にとって重要なのは、減速機需要がしばしばロボット本体より少し早く、あるいは同時に景況感を映すことです。
ロボットメーカーの最終製品販売よりも、部品需要の変化に先に動きが出ることがあります。
その意味で、ナブテスコは「ロボットブームの結果を見る株」というより、ロボット需要の強弱を比較的早く反映しやすい株として見ることができます。

また、ナブテスコはロボット専業ではありません。
鉄道、航空、船舶、商用車、包装機械などにも広がりがあります。
これはロボットテーマ株としては地味に見えるかもしれませんが、投資家目線ではメリットです。
なぜなら、ロボティクス需要がやや調整しても、会社全体が一気に崩れにくいからです。
一方で、ロボット向け減速機の回復が利益を押し上げるなら、テーマの恩恵も受けられる。
この“景気敏感だが単一テーマ依存ではない”構造は、意外と扱いやすいです。

ナブテスコを厳選銘柄に入れる理由は、ヒューマノイドという夢だけではなく、すでに産業用ロボットの部材として構造的な地位を持ち、足元の回復も見えているからです。
生成AIの次に来るロボティクスの革新を、完成ロボットではなく関節の精度から見るなら、かなり外せない会社です。


厳選銘柄④ ハーモニック・ドライブ・システムズ

ヒューマノイド文脈で最も期待が集まりやすい日本株の一つ

ロボティクス関連の中でも、ヒューマノイドや次世代ロボットの文脈で特に注目されやすいのが、ハーモニック・ドライブ・システムズです。
理由は非常に明確で、同社が強みを持つ**ハーモニックドライブ(波動歯車装置)**が、多関節ロボットやヒューマノイドの関節部で重要な役割を果たしやすいからです。
参考記事でも、日本企業の強みとして減速機が挙げられていましたが、その象徴的な銘柄の一つがここです。 

最新の単体受注・売上ページでは、2026年3月期4Qの受注高は106億5百万円で前年同期比32.1%増、売上高は96億34百万円で14.6%増とされています。
これは、ロボティクス関連需要の先行指標としてかなり強い数字です。
さらに同社は2026年2月27日に東証スタンダードからプライム市場へ市場変更されています。
これは業績そのものとは別ですが、投資家の注目度や資本市場での位置づけが一段上がったことを意味します。 

ハーモニック・ドライブ・システムズの魅力は、まさにヒューマノイド相場との親和性です。
産業用ロボットだけでなく、より多自由度で軽量・高精度が求められる次世代ロボットでは、同社のような精密減速技術が注目されやすい。
市場はこの手の銘柄を「次世代ロボットの必須部材株」として見やすいです。

ただし、この銘柄は今回の厳選銘柄の中でも特に期待先行になりやすいです。
つまり、夢が大きい分だけ値動きも荒くなりやすい。
テーマ株として大きく買われやすい一方、受注や業績の伸びが思ったほどでなければ失望も大きくなります。

投資家としては、
ロボティクスの夢を最も強く織り込みやすい銘柄
であることを理解しながら見る必要があります。
しかし、だからこそフィジカルAIの文脈で外せません。
もし生成AIの次にヒューマノイド相場が本格化するなら、その中心に置かれやすい日本株の一つです。


厳選銘柄⑤ THK

ロボットの“骨格を動かす直動機構”を握る、見落とされがちな有力株

最後に入れたいのがTHKです。
THKは、LMガイドやボールねじなどの直動機構で知られる会社です。
ロボティクス関連の話では、減速機やセンサーほど派手ではありません。
しかし、現実世界で精密に動く機械やロボットには、直線運動を高精度で実現する部品が不可欠です。
この意味でTHKは、フィジカルAIの“骨格”側に近い重要企業です。

THKの2026年1Q決算では、売上高は690億43百万円で27.4%増、営業利益は76億20百万円で364.4%増、通期見通しは売上2,760億円で14.8%増、営業利益310億円で114.7%増とかなり強い数字です。
説明資料では、産業機器事業で
電子関連製品を中心に需要回復トレンドが見られ、中国売上は44.1%増と非常に強く、インドやASEANでも需要拡大が進んでいると説明されています。 

この会社の魅力は、ロボットのテーマ性だけではなく、装置産業全体の回復に乗れることです。
生成AIの次に来るロボティクスの革新と言っても、現実にはいきなりヒューマノイドが街中にあふれるわけではありません。
まず増えるのは、半導体設備、電子部品、物流、自動化ライン、工作機械周辺の高度化です。
THKの直動機構は、まさにその広い産業機器需要の中で恩恵を受けやすい。
つまり、ロボット専業株ほど派手ではないが、テーマの土台を広く拾える会社です。

さらにTHKは、経営方針としてROE10%超の早期実現を掲げ、事業の選択と集中を進めています。自動車・輸送機器事業の譲渡も決めており、産業機器に経営資源をより寄せる方向が見えます。
投資家目線では、この“本業への集中”も評価しやすいです。
ロボティクス・自動化の波に乗るなら、事業の焦点が分かりやすい会社の方が見やすいからです。 

THKを入れる理由は、ロボティクスの革新が進んでも、必ずしも完成ロボットや減速機だけが勝つわけではないからです。
現実世界で動く機械が増えるほど、LMガイドや直動系の需要も積み上がる。
この“地味だが効く”ポジションは、投資家が意外と見落としやすい重要ポイントです。


では、なぜこの5銘柄なのか

夢だけでなく、すでに数字に変化が見える会社を選んでいる

ここまでの5社を改めて整理すると、役割はかなり違います。

FANUCは、FA・ロボット・制御を広く持つ王道。
キーエンスは、センサー・画像認識・検査の高収益本命。
ナブテスコは、精密減速機の回復を映す有力部材株。
ハーモニック・ドライブ・システムズは、ヒューマノイド期待の象徴株。
THKは、直動機構で広い自動化需要を拾う“地味だが強い”銘柄。

共通点は一つです。
ロボティクスの革新というテーマに乗るだけでなく、足元の受注や業績にも変化が出ていることです。
これは非常に大事です。
テーマ株投資で失敗しやすいのは、「将来すごそう」だけで買ってしまうことです。
しかし今回の5社は、夢だけでなく、少なくとも業績や受注のどこかに変化が見えている。
だから、ロボティクス相場を追う中でも比較的整理しやすいです。

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ロボティクス関連株のリスク

テーマが強いほど、期待先行と景気循環に注意が必要

もちろん、ロボティクスの革新というテーマに乗れば何でもよいわけではありません。
ここはかなり大事です。

まず一つ目のリスクは、期待先行です。
特にヒューマノイドやフィジカルAIという言葉は、非常に強い物語を持っています。
だから、現実の売上や利益より先に株価が上がりやすい。
ハーモニック・ドライブ・システムズのような銘柄はその典型で、需要期待が高まると強く買われやすい一方、数字が追いつかないと調整も大きくなりやすいです。 

二つ目は、景気循環です。
産業用ロボットやFAは、最終的には設備投資に左右されます。
世界景気が悪化し、企業がCAPEXを絞れば、ロボット関連の受注も調整しやすい。
今は受注が回復していますが、それが永遠に一直線で伸びるわけではありません。
だから投資家は、「ロボティクスは長期テーマだ」と理解しつつも、短期のサイクル調整は別に来ると考えた方がいいです。 

三つ目は、中国依存や地域依存です。
FANUCもTHKも、資料の中で中国需要の回復がかなり効いています。
これは今は追い風ですが、逆に言えば、中国景気や中国の設備投資に左右されやすい面もあります。
投資家は、地域別売上構成まで見た方が良いです。 

四つ目は、どのレイヤーが本当に儲かるかまだ完全には決まっていないことです。
ロボットが増えるとしても、最終的に一番利益率が高いのが完成品メーカーなのか、減速機なのか、センサーなのか、ソフトなのかは、今後の市場形成で変わります。
だから一点集中より、レイヤーを分散して考える方が現実的です。


投資家はどう攻めるべきか

“テーマ株一本釣り”より、“層で分ける”方が失敗しにくい

ロボティクスの革新を投資テーマとして追うなら、私は次の考え方がかなり有効だと思います。

まず、完成ロボットだけに賭けないことです。
ロボティクスは裾野が広く、どこが勝つかまだ変わりやすい。
だから、

  • 王道の完成品・FAのFANUC
  • センサー・検査のキーエンス
  • 減速機のナブテスコ
  • ヒューマノイド期待のハーモニック
  • 直動機構のTHK
    のように、異なるレイヤーで見る方がテーマの本質に近いです。

次に、テーマ性と数字を分けることです。
ヒューマノイド期待で上がる銘柄は夢がありますが、業績の裏付けが出るのは時間がかかる場合があります。
逆に、地味に見えるTHKやキーエンスのような会社は、すでに数字で回復が見えている。
この差を理解して持つことが大事です。

最後に、ロボティクスを「生成AIの次」として追う時ほど、単なる話題性より継続的な受注・利益率・地域別需要を見ることです。
テーマ相場では、言葉だけで株が上がる局面があります。
しかし長く持てるのは、結局数字がついてくる会社です。


まとめ

生成AIの次に来るロボティクスの革新は、本当に有望だが、勝ち筋は完成ロボットだけではない

生成AIの次に来るテーマとして、ロボティクスの革新はかなり有力です。
NVIDIAがフィジカルAIを次のフロンティアと位置づけ、IFRも世界のロボット需要の持続成長を見込み、日本の産業用ロボット受注も回復しています。
つまり、これは単なる広告的な煽りではなく、世界の技術と受注データの両方から見ても、十分に意味のあるテーマです。 

ただし、投資家が本当に見るべきなのは、完成ロボットの派手な話だけではありません。
ロボティクスが現実世界へ広がるほど必要になるのは、減速機、センサー、検査、制御、直動機構といった基盤です。
この意味で、今回厳選した
FANUC、キーエンス、ナブテスコ、ハーモニック・ドライブ・システムズ、THK
は、それぞれ異なるレイヤーからロボティクスの革新を取り込める候補です。

一言で整理すると、

  • FANUCは王道の総合本命
  • キーエンスは高収益の“目と検査”本命
  • ナブテスコは減速機回復を映す部材本命
  • ハーモニックはヒューマノイド期待の象徴株
  • THKは地味だが広く効く骨格部材株
    です。

投資家としての結論はこうです。

ロボティクスの革新は有望だが、完成ロボットだけを見ると浅い。本当に狙うべきは、フィジカルAIが広がるほど必要になる“基盤の勝者”である。

この視点を持てると、「生成AIの次は何か」という問いに対して、かなり解像度の高い答えが持てるはずです。

【重要】免責事項

  • 投資判断の最終責任: 本記事で紹介している銘柄やセクター、分析内容は、情報提供および学習の啓発のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。

  • 成果の非保証: 過去のデータや予測は、将来の投資成果を保証するものではありません。市場環境の変化により、資産が減少するリスクがあります。

  • 情報の正確性: 2026年時点の情報に基づき作成されていますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。最新の業績やニュースは、必ず各企業のIRサイトや一次資料でご確認ください。

  • 損失の補償: 本記事の内容に基づいて被ったいかなる損害(直接的・間接的を問わず)についても、筆者は一切の責任を負いません。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

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