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「小学生の子どもにお金の勉強をさせるには、どうしたらよいのか?」「そもそも勉強させるべきなのか?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
結論から言うと、小学生くらいから積極的にお金の勉強を取り入れていくべきです。なぜなら、早くからお金に対する知識や重要性を説いておくことによって、将来お金の失敗やトラブルを未然に防ぐことが期待できるからです。
しかし残念ながら、日本の金融教育は他の先進国に比べて遅れています。日本では2005年から小学校での金融教育を推進していますが、必修ではありません。
何せ、私を含む今の親世代、つまり学校でお金の勉強を教わった経験を持たない層が、子どもにお金の勉強をさせたいと思ったところで、その手段や方法に迷うのは当然でしょう。
子どもにお金の勉強をさせる前にまずは自分も知識をつけたい!という方には、お金の勉強法の記事でステップ形式で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
そんな方のために、こちらの記事では下記の3つを説明しています。
【この記事を読めば分かること】
・小学生のお金の勉強方法
・小学生のうちにお金に関するどんな知識を身につけておくべきか
・小学生にお金の勉強をさせるときの注意点
小学生のお子様を持つ親御さん必見の内容となってますので、興味をお持ちの方はぜひ以下を読み進めていただけると幸いです。
監修者:市川雄一郎
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長
目次
1章 小学生がお金の勉強をする4つのメリット
冒頭で触れた様に、小学生の子どもにお金の勉強をさせることは大いにメリットがあると言えます。細かく上げればキリがないので、具体的なメリットを4つ紹介していきます。
【小学生がお金の勉強をする4つのメリット】
- お金の大切さが分かる
- お金の種類や数え方がわかる
- 確かな金銭感覚を養うことができる
- 物を大切にできる
以降で一つずつ説明していきますので、興味のある方はぜひご一読下さい。尚、具体的な勉強方法を今すぐ知りたい方は2章〜4章をお読みください。2章をいますぐ読むにはコチラをクリック!
1.お金の大切さがわかる
小学生がお金の勉強をする大きなメリットは「お金の大切さがわかる」ことです。
小さな子どもの多くは、お金の必要性についてあまり深く認識できていません。なぜなら、自らお金を持って買い物へ行く機会が少なく、欲しい物は基本的に親や祖父母から買い与えられるのが常だからです。
そこで親がやるべきなのは、単純ですが「少額のお金をお小遣いとして与えること」です。お金の重要性を知る最たる方法であり、自分のお小遣いで買い物をさせることで、お金の大切さを身をもって学ぶことができるからに他なりません。
お金の大切さを知らないと、大きくなってからお金を粗末に使ったり、お金のトラブルを引き起こす可能性が高まってしまいます。
しかしながら、少額と言えど子どもにお金を与えることに抵抗感を覚える方もいると思いますが、ほんの数円・数十円でもよいので、可能な範囲で試してみて下さい。
2.お金の種類や数え方がわかる
「お金の種類や考え方がわかる」点も、小学生がお金の勉強をする上で得ることができる大きなメリットのひとつと言えます。
なぜなら硬貨や紙幣等、お金の種類は非常に多く、個々の価値について正確に理解することが難しいからです。
教える方法はいくつかありますが、例えば・・・
1000円札と10,000円札ではどちらがどの程度高いのか?
はたまた、100円玉10枚と1000円札1枚の価値はなぜ同じなのか? ということを目の前で理解できる様に噛み砕いて説明する方法。
または、115円のお菓子を買うために必要な硬貨はどれか?
といったクイズ形式で教える方法もわかりやすいでしょう。
それらの手段を講じることで、子どもはお金の種類や個々の価値を正しく知ることができ、結果として買い物の方法はもちろん、確かな計算力も身に付きます。
何より、価値と計算方法を同時に知ることで、お金の重要性をより深く理解できることは必至です。
尚、足し算や掛け算を学ぶ小学校2年生くらいから実践してみることをオススメします。
3.確かな金銭感覚を養うことができる
小学生がお金の勉強をするもう一つのメリットが「確かな金銭感覚を養うことができる」点です。
子どものうちからあればあるだけお金をつかってしまうような価値観を覚えてしまうと、将来お金にだらしなくなり、金銭トラブルを抱えてしまう恐れがあります。
おすすめの方法は「一緒に買い物すること」です。
あらかじめ使える金額を決めておいて、それから欲しい物の値段を見せます。
そして、それを買うにはどのくらいのお金が必要なのかを把握させ、所持金が足りなかったり、もしくはギリギリだった場合は諦めさせる等、ルールを決めて買い物させるのがベスト。
正しい金銭感覚が身に付くのはもちろんのこと、お金の大切さをより深く理解することも期待できるでしょう。
小さいうちから買い物をさせることに抵抗がある親も多いかもしれませんが、確かな金銭感覚を身につけさせるためにも、お金の勉強をさせておくメリットは大きいと考えます。
4.物を大切にできる
当然のことですが、大人になってある程度自由にお金をつかえる様になると、自然と物の数が増えます。そして、あまり必要のない物や比較的安く購入できる物等は、割と粗末に扱ってしまいがちになるものです。
子どもにも同じことが言え、欲しいものを自分で購入することなく、親や祖父母から買ってもらう機会がほとんどでしょう。それを買うのにいくら必要なのか? がわからないことで、自分にとって大切な物の価値がぼやけてしまいます。
何も「高価な物だから大事にして欲しい」というわけではなく、物を購入するために対価を支払う必要性があることを説く必要があるということです。
前記した様に自分がもらったお小遣いやお年玉をつかって買い物をさせることはもちろん、買うまでにじっくり時間をかけて我慢させることで、自然と物を大切に扱うクセが養われます。
お金だけではなく、それをつかって購入した物の大切さを十分に理解してもらためにも、小さいうちからお金についてしっかりと学ばせることは大事なのです。
親子でお金の知識を身につけたいという方は、FP1級の資産運用のプロから投資の必要性について学んでみるのもおすすめです。
オンライン講座なので、お好きなタイミングで見ることができます。
2章 【学年別】お金の勉強で何を学ぶべきか?
小学生にお金の勉強をさせる際は、一体何をどこまで教えたらよいのか迷いますよね。以下では、低学年・中学年・高学年に分けて、それぞれのタイミングで何を学ぶべきかを説明していきます。
【低学年・中学年・高学年で何を学ぶべきか】
- 低学年:そもそもお金とは何か
- 中学年:上手にお金を使う方法
- 高学年:お金の稼ぎ方を教える
それぞれ細かく説明していきます。
1.低学年に教えるべきお金の勉強
小学校低学年のうちに学ぶべきは「お金の役割」についてです。
理由としては、小さいうちからお金の大切さや、使い方がわかるからです。
例えば、欲しいものを買うためにお金が必要であることや、お金を稼ぐために働く必要があることなどをわかりやすく説明してあげたり、お金の勉強に使える幼児教育用の絵本などを使って読み聞かせてあげるのがおすすめです。
さらに、硬貨や紙幣などを見せながら、お金の種類について教えてあげることで、数や計算の概念も学ぶことができます。
まず低学年時では、中学年・高学年とお金について学んでいく上で欠かせない基礎的な知識を与えてあげることが大事です。
結果としてお金に興味を持つことができ、大切なものだと認識させてあげることで、よりお金の重要性を理解することができるでしょう。
2.中学年に教えるべきお金の勉強
中学年では、次のステップとして「お金の使い方」について教えるのがおすすめです。
大きくなってから無駄遣いをする等、お金を粗末にしないためにも、中学年から使い方について教えてあげるべきだと思います。
方法としては、実際にお金を手にし、使ってみるのが一番理解しやすいでしょう。
少額からお小遣いを渡し、使い方について考えさせることで、意識的に持っているお金を無駄なく上手に使う工夫を凝らすと思います。
さらに、自由につかえるお金を渡しておくことで、持っている金額で買える物と買えない物が区別できる様になり、買えない場合は我慢することを覚えることも期待できます。
お金を大切に使い、管理できるようになるので、中学年から使い方について教えておくことはメリットだらけです。
3.高学年に教えるべきお金の勉強
高学年になったら「お金の稼ぎ方」について教えてあげましょう。
貰っているお小遣いや買ってもらっている物等を得るために、働いてお金を稼ぐ必要があることを教えておくことで、お金の重要性や必要度についてより深く理解できると思います。
例えば、家事の手伝いをすることで、お駄賃をあげるなどの方法がよいでしょう。
自身で実際に働いて得たお金であればより大事につかうでしょうし、何よりお金を稼ぐことの大変さを体感することで、親への感謝心も芽生えるかもしれません。
また、欲しい物を手に入れるために、働いてお金を貯めるという行為も生まれます。
お金の大切さを理解するためには、稼ぎ方を教えるのが必須と言えるでしょう。
3章 小学生にオススメのお金の勉強方法4選
小学生におすすめの勉強方法は以下の4つです。
【小学生にオススメのお金の勉強方法】
- 本で学ぶ
- WEBで学ぶ
- 動画で学ぶ
- スクールで学ぶ
それぞれオススメを紹介しながら説明していきます。
1.本で学ぶ
実は、小学生向けのお金の勉強ができる本はたくさん出版されています。お子様の年齢や理解度別に合う一冊を探し、読書をすることでお金の勉強をさせるのも一考です。
イラストがふんだんに使われているものや、漫画でお金の勉強もできるものもあるので、読書が嫌いな小学生だとしても試してみる価値はあります。
【小学生がお金の勉強を「本」で学ぶメリット】
- お金の知識だけでなく、読解力が身につく
- 自分のレベルにあった本を選ぶことができる
- さほどお金をかけずに学ぶことができる
- 子どもが興味を持ちやすい
ここでは、小学校低学年にぜひ読んで欲しいオススメの1冊をご紹介しておきます。
※中学年・高学年の方には少し物足りない内容になってしまうので、お子さんのレベルにあったものを選ぶべきです
<おすすめの一冊>
ぴんくまーんせんせいのおかねのがくしゅう
(出版社・価格)アーテック・635円
【本の内容】
付属しているおもちゃのお金と買い物カードを使って、お買い物のシミュレーションができます。本とおもちゃの間のような作品ですが、小学校低学年のお子様がお金の勉強を始める入り口として役立つ一冊です。
【何が学べる?】
おもちゃのお金を使って、買い物の方法について学ぶことができます。代金に対して使う紙幣や硬貨がどれか、さらにお釣りはいくらになるのか? など、考えながら楽しむこともできるでしょう。
2.WEBで学ぶ
気軽にお金の勉強をしたいなら、無料のWEBサイトを使ってお金の勉強をするのもおすすめです。
最近では、小学生のレベルに合ったお金について学べるWEBサイトがいくつもあります。どれも小学校低〜中学年向けに作られているので、年齢・学年の垣根なく学ぶことができるでしょう。
小学生に人気のお金の勉強ができるWEBサイトを1つ紹介しておきます。
<おすすめのサイト>
【Webの内容】
文響社の大人気学習ドリル「うんこドリル」と金融庁のコラボで登場したお金の勉強サイト。お金にまつわる選択問題に答えることで、金融リテラシーが身に付くというドリルサイトです。おなじみのイラストが可愛く、問題を解いていくのが楽しいと絶賛する声が後を絶ちません。
【何が学べる?】
お金の使い方はもちろん、重要性などについて学ぶことができます。簡単な選択式のクイズになっているので、専門的な知識は要らず、小学校低学年の子どもでも楽に答えることができます。教えるというより、生活の中にある様々な消費・生産行為に着目させ、お金とは?についての気づきを与えてくれるサイトと言った方が正しいかもしれません。
3.動画で学ぶ
本やWEBサイトのみならず、動画を使った勉強も有効です。
Youtubeなどでは、前項で紹介した子ども向けのコンテンツも多数あるので、誰でも気軽に視聴することができます。動画を使うメリットとしては、視覚のみならず耳で聞いて覚えることもできるので、より効率良く学べる点です。
<おすすめの動画>
【動画の内容】
横浜銀行が小学生向けに作成した、お金を勉強するための特設サイト。その中にある「お金って何なのだ?」「お金を素敵に使うのだ」「お金を素敵に稼ぐのだ」といったテーマの動画では、お金の基礎概念や使い方、さらにはどうやって稼ぐのかについて、小学生に理解しやすいよう、わかりやすく解説してくれます。
【何が学べる?】
お金にまつわる学習動画はもちろん、同サイト内にはお金を管理する基礎を学ぶことができる「おこづかい帳」や、硬貨の歴史や種類について学べる「硬貨のヒミツ」。さらにはお金のことをどのくらい把握しているかを試すことができる「おかねけんてい」といったコンテンツが盛り込まれているので、楽しみながら学ぶことができます。
<この記事も要チェック>
≫【プロが選んだ】本当にお金の勉強に役立つYouTubeおすすめ13選
4.スクールで学ぶ
驚くことに、最近では子ども向けのマネースクールが登場しています。もちろん、株や投信について学ぶような本格的なスクールではありません。親子で楽しくゲーム感覚でお金について学べるイベントや講演会などを行なっているところが多く、子どものうちから金融リテラシーを養うには絶好の場と言えるでしょう。
<おすすめのスクール>
キッズ・マネー・ステーション
【スクールの特徴】
これまで、全国1100件以上の幼稚園・小・中学校や自治体等にてマネー教育やキャリア教育のワークショップ、講演会、授業を行っているそうです。子どもの金融リテラシーを育むことを目的としながらも、親子が一緒に楽しみながら学べる内容を提供することをモットーに、様々なイベントを全国展開しています。
【何が学べる?】
子どもが楽しみながらお金について学ぶことができる魅力的な講座が人気。また、対象が子どもだけではなく親子であるケースが多く、講座の内容も親と子のパートで二分されているのも特徴的です。また、お金の基礎的な勉強だけでなく、投資の話も子どもにわかりやすいよう、噛み砕いて解説してくれるのも◎。
最後にもう一つおすすめしたいのが、『親子で一緒にスクールで勉強すること』です。
私たちが運営している投資スクール「グローバルファイナンシャルスクール(GFS)」は、すべてオンライン動画の講座で学ぶことができるので、休日など時間のあるときに親子で学ぶのにも適しています。
<おすすめのスクール>
グローバルファイナンシャルスクール
【スクールの特徴】
生徒数35,000人を突破し、幅広い年齢層の方が学ぶ投資のオンラインスクールです。投資スクールという立ち位置ですが、お金の教養をテーマにした学習コースもあるため、お子さんにお金の知識を教えるための土台になるような基礎講座もあります。
【何が学べる?】
お金の歴史や、様々な投資にまつわるノウハウ、さらには家計管理の一旦を担う必要事項に至るまで、極端に言えば『お金に関する全て』が学べると言っても過言ではありません。
では、なぜ本格的な投資スクールを子どもの学習用としておすすめするのか?についてお話しましょう。さすがにそれはハードルが高いのでは? と思われる方もいるかもしれませんね。
しかし、実はさほど難しいことではない様で、実際に親子で講座動画を視聴していたら、親よりも一緒に観ていたお子様の方がハマってしまい、小学生にして投資家デビューしてしまったなんて声も聞きました。
確かに、小さな子どもが投資の仕組みや専門用語を熟知するのは難しいと思います。しかし、投資スクールとは本来『初心者が投資について学ぶための場所』であって、多くの方が理解しやすい様に工夫を凝らしているものです。
つまり、小学生では絶対に理解できないとは言い難いのです。とは言え、準備や覚悟なく、いきなり入学して本格的な勉強を始めるのは、さすがに時期尚早。まずは無料講座から体験し、ご自身やお子さまに合うかどうかを試してみることをオススメします。
学校では教えてくれなかった、お金のことを学べる無料講座です
私たちグローバルファイナンシャルスクールでは、2時間でお金の勉強ができるオンライン講座を無料公開しています。
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4章 遊びながら学べるおすすめ勉強方法3選
遊びながら学べるおすすめ方法は以下の3つです。
- 人生ゲーム
- モノポリー
- あつまれ どうぶつの森
いくら楽しく学べるとは言え、前章で紹介したのはあくまで勉強方法です。それよりも、ゲームで遊びながらお金について興味を持ってもらう方法があったら、是非お子様に勧めてみたいと思いませんか?
以下では、間接的に
お金の勉強になる遊び方について紹介していきます。
1.人生ゲーム
(発売元)タカラトミー
(対象年齢)9歳から(大人と一緒なら6歳から)
【商品紹介】
1968年の登場以来、シリーズ累計出荷数1000万個オーバーを記録している定番ボードゲーム。就職や結婚、出産など、人の一生に準えたイベントをこなし、最終的にライバルよりも大きな資産を築き、一番早くゴールすることを目指すゲームです。
【学べること】
ゲームとは言え、登場するイベントは人の一生そのものです。給料日のマスや自宅を購入するイベントなどから、人生で必要なお金を得る機会や大きな買い物をする契機について把握できます。但し、あまりに辛辣な結果を迎えてしまうと、人生を悲観してしまう恐れもあるので、アツくなりすぎないように注意して見守りましょう。。
2.モノポリー
(発売元)ハズプロ
(対象年齢)8歳から
【商品紹介】
20世紀初頭にアメリカで生まれた、ボードゲームの先駆け的存在であるモノポリー。土地や鉄道を買収し、ホテルや家を建設しつつ資産を増やしていくという投資的要素満載のゲームです。
【学べること】
「抵当」「競売」「破産」など、子どもにはやや難しい用語が出てきますが、遊んでいるうちに何となく意味がわかってきます。親からすると、あまり覚えてほしくない言葉が多く出てきますが、経済の仕組みを知るにはうってつけのゲームです。但し、小学校低・中学年にはやや難しい内容なので、高学年の子どもにオススメします。
3.あつまれ どうぶつの森(Nintendo Switch)
(発売元)任天堂
(対象年齢)全年齢対象
【商品紹介】
ゲーム上で自由な生活を楽しむというコミュニケーションゲーム。今作は無人島を舞台に、気ままなスローライフを楽しむことができる。多忙な現代人の理想の暮らしを体験するゲームと言ったら大袈裟かもしれませんが、そのくらい優雅でゆったりとした島生活を疑似体験できます。
【学べること】
お金を借りる、カブを育てて売買する、農作物を育て、洋服をデザインし、それらを売却することで生活費を得るなど、かなり実生活に近い暮らしが体験できます。そして何より、遊びながら「住宅ローン」「利息」「株式投資」の仕組みについて学ぶことができるあたりが◎。
5章 小学生がお金の勉強をする上での注意点
小学生にお金の勉強をさせる上で、絶対にやってはいけないのが「無理矢理学ばせること」です。誰しも、強要されると嫌になってしまうものです。せっかく好きになりかけても、無理矢理勉強させることで嫌なイメージを持ってしまい、挙句嫌いになってしまうケースも考えられます。小さいうちから拒否されてしまうと、学ぼう・学びたいという意欲や探究心が生まれません。できるだけ自然に促す程度にしておきましょう。
さらに注意すべき点は他にもあり・・・
- 年齢・成長に見合った教育をする
- 親のエゴを押し付けない
- お金を与えるだけで放置するのはNG
などもNG行為として挙げられます。
では、上記について詳しく説明していきましょう。
1.年齢・成長に見合った教育をする
まず守るべきことは、年齢に見合った教育を施すことです。
例えば、小学校6年生の子どもにお金のおもちゃを使った買い物のシミュレーションをさせたところで、お金についてより深く知りたいと思ってもらえるでしょうか? はたまた、小学校1年生の子どもに投資の仕組みについて長々と説明したところで、もっと学びたいと思ってくれるでしょうか?
つまり、お金について教える方法や内容は、相手の年齢やレベルによって合わせないと意味がないということです。低学年なら絵本や知育玩具を取り入れ、高学年の場合は動画を観せて学んでもらうなど、場合に応じて勉強方法を変える工夫が必要だと思います。
2.親のエゴを押し付けない
家ごとの習慣や親の考え方というのは、一緒に生活している以上、どうしても子どもに引き継がれやすいもので、それは金銭感覚においても他ではありません。
もちろん、家ごとに資産状況は異なるので、お金の使い方に差が生じるのも当然のことです。しかし、小学生くらいからお金の教育を受けさせることで、常識的な金銭感覚を養い、かつお金に関する基本的な知識を蓄えることができます。
自身の価値観を子どもに押し付けるのではなく、金融教育として一般的な情報を与えてあげることを心がけて下さい。
3.お金を与えるだけで放置するのはNG
前記した通り、子どもの頃からおこづかいを与えるのは、金融教育的側面から見て取るべき行動だと思います。しかし気を付けるべきは、与える金額と与えた後の行動に尽きるのです。
例えば、小学2年生の子どもに毎月一万円のおこづかいを与えたとしましょう。まず金額が大きすぎるのは誰もが指摘するポイントで、さらに大事なのは、その一万円の使い方についてどうアドバイスするかです。
そもそもアドバイスすらせず、与えただけで満足してしまっている親もいるかもしれません。
教えるべきは、その一万円を得るために、どれだけ苦労したのか? そして、その苦労して得た一万円を、どうやって使うのか? その点をしっかり教えることこそ、お金の勉強における最大のポイントだと思います。
子どもの立場で考えると「何をそんな説教くさい、くれたものなのだから自由に使わせて欲しい!」と思うのが一般的でしょう。しかしそこはお金を渡す以上、親から子へしっかりと教える義務があると考えます。
無駄遣いをせず、ある程度貯金に回しなさいと教えるのか? それとも、欲しいものを得るために使って構わないと教えるのか? 使い方はどうあれ、子どもがお金の重要性や価値を十分理解できるようアドバイスを与えることがとても重要だと思います。
お子様にお金の勉強を教えるために自分の知識もアップデートしておきたいとお考えの方は、投資の本質が学べる無料講座を受けてみるのもおすすめです。
6章 小学生のお金の勉強に関するよくあるギモン
最後に、小学生のお金の勉強に関するよくあるギモンについてお答えします。
今回は以下の3つです。
- 1.お金の勉強は何年生から始めた方がいいですか?
- 2.お金の勉強って小学生からは少し早い気もするのですが、悪影響はないでしょうか?
- 3.小学生のお金の勉強におすすめのアプリはありますか?
それでは、一つずつ順番に見ていきましょう。
1.お金の勉強は何年生から始めた方がいいですか?
お金の勉強を始めるのは早ければ早いほどいいので、学年で言うと1年生から始めるのが最も望ましいと考えます。
例えば、イギリスでは、3歳からお金と経済についての勉強を始めるのが一般的です。
また、アメリカでも大体10歳前後から金融の知識を学び始めるそうです。
これに対し、日本では2022年になって、ようやくお金の勉強を高校で学ぶようになった状態です。
すでに、スタート地点からして違いますね。
イギリスやアメリカは世界の金融の中心地ですが、その理由はこんなところにもあるのかもしれません。
もし、お金の勉強を始める必要があるとお考えなら、小学生になった段階で始めても何も早すぎることはないです。
まずは、年齢に応じた簡単な内容から始めてみてくださいね。
2.お金の勉強って小学生からは少し早い気もするのですが、悪影響はないでしょうか?
早い年齢からお金の仕組みや大切さをきちんと学ぶことは、悪影響どころか良い影響しかないと思います。
お金の勉強といっても、小学生だとあくまで基礎的な内容の勉強になりますので、その段階での悪影響というのは少ないはずです。
(まさか「いきなり株で大儲けする方法」なんて内容を教えることはないでしょうし)
最初はゲームやおもちゃなどで楽しく勉強して、良い意味でお金の知識に触れる時間を増やしてあげましょう。
3.小学生のお金の勉強におすすめのアプリはありますか?
「お金の学習 いくらかな?」がおすすめです。
ゲーム感覚でお金の種類や数え方、計算力を養うことができます。
対象年齢は3歳からですが、学習者のレベルに応じて問題を設定できるので、1年生から6年生まで学習レベルが幅広い小学生にぴったりです。
無料で気軽に始められるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
<この記事も要チェック>
≫あなたに最適なお金の勉強アプリが見つかる!目的別のオススメも紹介
まとめ
- 小学生がお金の勉強をするのはメリットしかない
▶︎お金の大切さがわかる
▶︎お金の種類や数え方がわかる
▶︎確かな金銭感覚を養うことができる
▶︎物を大切にできる
- 小学生にオススメのお金の勉強方法
▶︎本で学ぶ
▶︎WEBで学ぶ
▶︎動画で学ぶ
▶︎スクールで学ぶ - 遊びながら学べるおすすめ勉強方法
▶︎人生ゲーム
▶︎モノポリー
▶︎あつまれ どうぶつの森 - 小学生がお金の勉強をする上での注意点
▶︎年齢・成長に見合った教育をする
▶︎親のエゴを押し付けない
▶︎お金を与えるだけで放置するのはNG
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