【2026年3月特報】米イラン衝突で株価暴落?石油・防衛・セキュリティ銘柄の買い時と「有事の金」の賢い検討方法

【2026年3月特報】米イラン衝突で株価暴落?石油・防衛・セキュリティ銘柄の買い時と「有事の金」の賢い検討方法

2026年2月28日、世界は再び「歴史の分岐点」を目撃することとなりました。アメリカとイスラエルによる共同軍事作戦「オペレーション・エピック・フューリー(Epic Fury)」の開始と、それに続くイランの最高指導者アリ・ハメネイ師の死去。この劇的な事態は、単なる一地域の紛争に留まらず、エネルギー市場、グローバルサプライチェーン、そして日本の一般投資家の資産状況にまで深刻な影響を及ぼしています。

本記事では、現在の混沌とした情勢を、政治・経済・投資の3つの視点から詳細に解説します。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長


1章. 事態の全容:最高指導者の死と「真の目的」

2026年3月1日、イラン国営メディアは最高指導者アリ・ハメネイ師が殺害されたことを公式に認め、40日間の服喪期間を発表しました。これに先立ち、トランプ米大統領はSNSを通じて「歴史上最も邪悪な人物の一人が排除された」と勝利を宣言しています。

なぜこの時期に攻撃が行われたのか?

今回の軍事行動には、主に3つの「真の目的」があると分析されています。

  • 核開発の物理的阻止: イランが核武装の「最終段階」にあるとの諜報に基づき、対話による解決を断念。ナタンズ等の主要核施設を完全に無力化することが最大の軍事目標でした。

  • イスラム共和国体制の転換(レジームチェンジ): 宗教指導部を標的とした「首取り作戦」により、40年以上にわたる現体制を崩壊させ、親米的な新政権の発足を促す狙いがあります。

  • 中東のパワーバランス再編: ロシアや中国との連携を強めるイランを排除することで、中東におけるアメリカの主導権を再確立する意図も見え隠れします。

2026年2月28日から始まったこの軍事作戦は、単なる報復攻撃ではなく、中東の歴史を根底から塗り替える極めて計画的なものでした。


1. 作戦の全貌:1分間で「首」を断つ「デカピテーション」

今回の米イスラエル共同作戦「オペレーション・エピック・フューリー(叙事詩の怒り)」の最大の特徴は、その圧倒的なスピードと精密さでした。

  • 「最初の1分」の衝撃: イスラエル軍の発表によれば、攻撃開始からわずか1分以内に、テヘランの指揮統制センターにいたイラン軍の参謀総長ら司令官クラス約40人が殺害されました。これにより、イラン軍の指揮系統は即座に麻痺しました。

  • ハメネイ師の最期: 最高指導者アリ・ハメネイ師は、テヘラン北部にある自身の執務室(コンパウンド)で直撃を受けました。米CIAがリアルタイムで所在を特定し、精密誘導爆弾によってピンポイントで爆撃されました。この際、同行していた家族も犠牲になったと報じられています。

2. 米国の「真の目的」:核の完全排除と新秩序

トランプ政権がこのタイミングで、国際的な批判を承知で強硬手段に出たのには、以下の明確な戦略的意図がありました。

  • 「10日間の最後通告」の決裂: 攻撃の数日前、トランプ大統領はイランに対し「核開発を10日以内に完全停止し、新たな合意に応じなければ攻撃する」という最後通告を出していました。イラン側がこれを拒絶したため、「対話の段階は終わった」と判断されました。

  • 核インフラの物理的壊滅: 「言葉ではなく物理的に止める」という方針のもと、ナタンズやフォルドゥなどの地下核施設に対し、地下深くを破壊する「バンカーバスター」が惜しみなく投入されました。

  • イラン国民への「解放」の呼びかけ: トランプ氏は攻撃後の声明で、「イラン国民よ、今こそ自分たちの政府を掌握せよ」と呼びかけました。これは、現在のイスラム共和国体制を崩壊させ、1979年の革命前の体制に近い「親米的な民主国家」へ変貌させることを最終目標に掲げていることを示唆しています。

3. 国際社会の反応:分断される世界

この「リーダーを直接殺害する」という異例の事態に対し、世界は激しく揺れています。

  • 英仏独(E3)の苦渋の選択: 当初は対話を求めていた欧州主要国も、イランの核開発が進みすぎたことを危惧し、最終的には「ミサイル庫の破壊」などを支持する声明を出しました。

  • 周辺国の恐怖と期待: サウジアラビアやUAEなどのスンニ派諸国は、宿敵イランの弱体化を歓迎しつつも、自国への報復ミサイル攻撃(実際に一部着弾)に戦々恐々としています。

  • ロシア・中国の動向: 主権国家のリーダー殺害を「国際法違反の暴挙」と強く批判しており、国連安保理は完全に機能不全に陥っています。


【要点:何が歴史を変えたのか】

これまでの紛争と違うのは、「国家間の戦争」と「体制そのものの破壊(トップの排除)」を同時に、かつ瞬時に完遂した点です。

現在は、後継者と目されていた人物たちの多くも同時に殺害されたため、イラン国内は「誰が命令を出しているのかわからない」という極限の権力の空白状態にあります。

 

 


2. イラン国内と国際社会の現在地


1. イラン国内:極限の「権力の空白」と民衆の二面性

最高指導者が不在となったイランは、建国以来最大の統治危機に直面しています。

暫定指導体制の脆弱さ

  • 臨時指導評議会の発足: ペゼシュキアン大統領は3月1日、最高指導者の職務を代行する「臨時指導評議会」の発足を発表しました。しかし、本来の後継者候補の多くも同時攻撃で失われており、誰が最終的な決定権を持つのか不透明な「集団指導体制」となっています。

  • 軍部の暴走リスク: 指揮系統が乱れた革命防衛隊の一部が、中央のコントロールを離れて独自の報復行動に出る懸念が高まっており、これがさらなるエスカレーションを招く「火種」となっています。

国民の分断:恐怖か、希望か

  • 反政府デモの再燃: 2026年1月以来続いていた大規模な反政府デモが、指導部の混乱に乗じて再拡大しています。一部の地域では「独裁者に死を」というスローガンとともに、ハメネイ師の肖像画が引き剥がされる事態も報告されています。

  • 政府による弾圧: 一方で、生き残った治安維持部隊はデモを徹底的に弾圧しており、すでに死者が1万人を超えたとの報道もあります。国民は「外部からの攻撃への恐怖」と「体制崩壊への期待」という極限の心理状態に置かれています。


2. 国際社会:機能不全の安保理と各国の思惑

国際社会は、アメリカの強硬手段を巡って真っ二つに分かれています。

国連安全保障理事会の「非難の応酬」

  • アメリカの主張: 「イランの核武装は世界への存亡に関わる脅威であり、今回の攻撃は国連憲章に基づく合法的かつ不可避な自衛措置である」と正当性を強調しています。

  • イランの反論: イラン国連大使は「主権国家への明白な侵略であり、学校などが標的になり多くの子どもが犠牲になった」と国際法違反を強く訴えています。

  • ロシア・中国の立ち位置: ロシアと中国は即座に緊急会合を要請し、アメリカを厳しく批判。しかし、アメリカが拒否権を持つため、安保理として具体的な停戦勧告や制裁を出すことはできず、完全に機能不全に陥っています。

周辺諸国のジレンマ

  • サウジアラビア・UAE: 長年の宿敵であるイランの弱体化を歓迎しつつも、自国へのミサイル着弾や経済圏への悪影響を恐れ、アメリカに対して早期の事態収拾を求めるという複雑な立場をとっています。

  • 欧州(英仏独): 米イスラエルの攻撃には直接参加せず、一定の距離を保ちつつも、「最終的にはイラン国民が自らの将来を決定すべきだ」として、暗に体制転換を容認する姿勢を見せ始めています。


【今、世界が注視していること】

現在の焦点は、「誰がイランの新しい顔になるのか」、そして「報復の連鎖がどこで止まるのか」の2点に集約されています。

イラン国内の混乱が続けば、周辺国へ難民が流出するリスクや、親イラン武装組織(ヒズボラ等)によるテロの活発化も懸念されています。

 


3. エネルギー問題:世界を襲う「原油ショック」

2026年3月の米イラン衝突は、単なる軍事的なニュースに留まらず、私たちの生活基盤である「エネルギー」を直撃する「第三次オイルショック」の様相を呈しています。

特に、日本が輸入する原油の約9割以上が通過する「ホルムズ海峡」が事実上の封鎖状態にあることが、深刻な影を落としています。


1. エネルギー問題の深掘り:なぜ「過去最悪」のリスクなのか

今回の衝突がこれまでの地政学リスクと決定的に違うのは、「供給の蛇口」そのものが物理的に壊される、あるいは閉じられるリスクに直面している点です。

  • ホルムズ海峡の「窒息」: 世界の原油輸送の約20%が通るこの海峡で、民間商船への攻撃や機雷の敷設が相次いでいます。たとえ完全に封鎖されなくても、「いつ攻撃されるかわからない」という恐怖から保険料が跳ね上がり、タンカーが航行不能になることで、実質的な供給途絶が起きています。

  • サウジアラビア・UAEへの飛び火: イラン側が、アメリカを支援する周辺国(サウジ、UAE)の石油施設に対しても報復攻撃を行っており、イラン以外の産油国からの供給も不安定化しています。

  • 原油価格の暴騰: WTI原油先物は一時、1バレル90ドルを超え、戦況によっては130ドル(過去最高水準)に達するとの試算も出ています。


2. 日本の生活への具体的な影響(ガソリン・光熱費)

エネルギーのほとんどを輸入に頼る日本にとって、この事態は「物価高」をさらに悪化させる要因となります。

① ガソリン価格:200円時代の現実味

  • 現状: 2025年末に「暫定税率の廃止(トリガー条項相当の措置)」が行われ、150円台まで下がっていたガソリン価格ですが、今回の原油高でその効果が相殺されています。

  • 見通し: 多くの専門家は、補助金による抑制が追いつかなければ、全国平均で1リットル=200円を突破する可能性があると警告しています。車社会の地方自治体や物流業界にとっては死活問題です。

② 電気・ガス代:数ヶ月遅れの「家計直撃」

  • 現状: 政府は2026年1月〜3月使用分に対し、冬の緊急支援策(標準家庭で計7,000円程度の値引き)を実施しています。

  • 懸念点: しかし、この支援は「3月使用分」で一度終了する予定です。4月以降、燃料費調整制度によって、今回の原油高・LNG(液化天然ガス)高が電気代に反映されるタイミングで補助が終わるという、「負担増のピーク」が春から夏にかけて訪れる恐れがあります。

③ 食品・日用品:あらゆるモノが値上がり

  • 原油高はプラスチック容器の原料代や、トラック・船の運送費を押し上げます。

  • さらに、肥料の原料となるアンモニアもエネルギー価格に連動するため、野菜や肉といった食料品全体の価格を数カ月遅れで押し上げる要因となります。



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3. 日本政府の対応と私たちの「防衛策」

政府の動き

  • 石油備蓄の放出: 日本には現在、国内需要の約254日分(2025年末時点)の石油備蓄があります。政府はこれを順次放出することで、供給不足によるパニックを防ごうとしています。

  • 補助金の延長議論: 3月で終了予定の電気・ガス補助金について、今回の事態を受けて期間延長や増額の議論が急ピッチで進んでいます。

初心者・一般消費者ができること

  • 「エネルギー効率」の再点検: 「有事」は長引く可能性があります。古い家電の買い替えや断熱対策など、エネルギー価格が高止まりすることを前提とした生活設計が必要です。

  • 過度な「買い溜め」は禁物: 備蓄(254日分)があるため、明日からガソリンがなくなるわけではありません。パニック的な買い占めは、かえって価格の高騰を助長します。


2026年の「忍耐」

現在は、景気が悪化する中で物価だけが上がる「スタグフレーション」のリスクが極めて高まっています。実質賃金がようやくプラスに転じようとしていた矢先の出来事であり、家計にとっては非常に厳しい「我慢の春」となるでしょう。


4. 日本企業への影響:メリットとデメリット

2026年3月の事態を受けて、日本企業が直面している「リアルな影響」について、具体的な社名や投資家への示唆を含めて深掘りします。

現在の日本市場は、まさに「パニックとチャンスが混在する」非常に特殊な状況です。


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1. 日本企業への具体的影響:デメリット(逆風)

原油急騰とホルムズ海峡の不透明感は、多くの日本企業にとって「コストの暴力」となって襲いかかっています。

  • 物流・海運:大動脈の目詰まり

    • 日本郵船・商船三井・川崎汽船: 3月2日時点で、日本関係の船舶40隻以上がペルシャ湾付近で待機・運航停止を余儀なくされています。運賃高騰の期待で買われる局面もありますが、物理的に船が動けないリスク(機会損失)が上回っています。

  • 製造業:サプライチェーンの寸断

    • トヨタ・ホンダ: 半導体不足からようやく回復した矢先、中東経由の部品調達が遅延。さらに、エネルギー価格の上昇が工場の稼働コストを押し下げ、実質賃金の伸び悩みによる「国内消費の減退」という二重苦に直面しています。

  • 空運・インフラ:燃料費の直撃

    • ANA・JAL: NY原油が一時12%超上昇(75ドル台から90ドルへ急騰)した影響で、燃油サーチャージの大幅な引き上げが避けられません。旅行控えの懸念から株価は軟調です。

2. 日本企業への具体的影響:メリット(追い風)

一方で、この危機の最中に「唯一の逃げ場」として買われているセクターもあります。

  • 資源開発・商社:在庫評価益の拡大

    • INPEX: 2026年3月期の業績予想が大幅に上方修正されるとの見方から、資金が集中。

    • 三菱商事・三井物産: 資源価格高騰は、商社が保有する資源権益の価値を数千億円単位で押し上げます。

  • サイバーセキュリティ:有事の防衛需要

    • トレンドマイクロ・IIJ: 2026年3月に入り、日本企業の海外現地法人を狙ったサイバー攻撃が急増しています。これを受け、セキュリティ強化を急ぐ企業からの受注が爆発的に増えています。

  • 防衛関連:国策の加速

    • 三菱重工: 日本政府による防衛予算の積み増しや、地政学リスクに対応するための「国産ミサイル」増産期待から、圧倒的な買い注文が入っています。


3. 初心者投資家が受ける影響:メリットとデメリット

投資初心者にとって、現在の状況をどう捉えるべきか整理しました。

視点デメリット(リスク)メリット(機会)
資産全体保有している株(特にハイテクや小売り)が一時的に大きく値下がりし、含み損が増える。「金(ゴールド)」や「米国債」など、これまで検討していなかった安全資産の重要性に気づける。
投資判断パニック売りをしてしまい、その後のリバウンド(回復)を取りこぼす可能性がある。普段は高くて買えなかった優良企業(トヨタやソニーなど)を「安値」で拾うチャンスが訪れる。
生活直結投資の利益よりも、ガソリン代や電気代の上昇による「家計の圧迫」が上回り、投資に回す余裕がなくなる。「エネルギー自給」や「セキュリティ」など、将来的に伸びる分野を身近な危機感から学べる。

4. 初心者が今すぐ考えるべき「防衛策」

現在の相場は「プロでも予測が困難」な状態です。初心者は以下の3点に注力してください。

  1. 「含み損」を許容する:

    地政学リスクによる下げは一時的なことが多いです。企業の価値そのものが壊れていないなら、慌てて売らずに「冬眠」することも一つの戦略です。

  2. 配当利回りに注目する:

    株価が下がったことで、配当利回りが5%を超えるような優良株(メガバンクや大手商社など)が出てきています。これらを少しずつ買うことで、将来の不労所得を増やす準備ができます。

  3. 情報に「毒」されない:

    「日本経済崩壊」といった過激な見出しに惑わされず、日銀の金利判断や政府の物価高対策など、公的な事実を追うようにしてください。


5. 投資家目線:安全資産とディフェンシブ銘柄の検討

2026年3月の歴史的な地政学リスクを背景に、投資家がどのように資産を守り、あるいは「攻め」の姿勢を取るべきか。具体的な銘柄を挙げながら、深掘りして解説します。


1. 安全資産:有事の際の「逃避先」

市場がパニックに陥った際、投資家は「リスクの高い資産(株など)」から「価値が安定した資産」へ資金を移します。

■ 金(ゴールド)

  • 特徴: 「国が潰れても価値が残る」究極の安全資産。

  • 注目銘柄: * SPDRゴールド・シェア(1326): 東証で株と同じように売買できる金ETF。

    • 三菱マテリアル(5711): 金の現物取引に強く、地金価格の上昇が業績の追い風になります。

  • 買い時か: 現在は最高値圏にありますが、地政学リスクが長引く(泥沼化する)と予想するなら、資産の5〜10%程度を「お守り」として持つのは賢明な判断です。


2. 防衛・国策関連:今回の紛争で「直接買われる」銘柄

日本の高市政権(2026年当時)が掲げる「防衛力強化」と、今回の中東情勢が合致し、強い買いが入っています。

■ 防衛・宇宙・サイバー

  • 三菱重工(7011): 日本の防衛産業の本命。国産ミサイルの増産期待に加え、強固な財務体質で「有事の際も潰れない」安心感があります。

  • 三菱電機(6503): 高市政権が重視する「宇宙・衛星関連」の主役候補。ミサイル防衛に不可欠な衛星コンステレーション分野で注目されています。

  • マイクロ波化学(9227): 独自のマイクロ波技術が「ドローン無力化」に転用できるとの思惑から、短期筋の資金が流入している「穴株」です。

■ サイバーセキュリティ

  • サイバーセキュリティクラウド(4493): AIを活用した国産セキュリティサービス。地政学リスクによるサイバー戦の激化で需要が急増しています。

  • グローバルセキュリティエキスパート(4417): 官公庁や大企業の防御コンサルに強く、国策銘柄として底堅い動きを見せています。


3. ディフェンシブ銘柄:景気後退に耐える「盾」

景気が悪くなっても使わざるを得ないサービス・製品を持つ企業です。ただし、「原油高の影響を受けにくいか」が選別の鍵となります。

■ 通信・高配当(原油高に比較的強い)

  • ソフトバンク(9434): 通信料金は景気や原油高に左右されにくく、安定した高配当(4%前後)が魅力。有事の際にキャッシュを確保したい投資家に好まれます。

  • NTT(9432): 日本最大のインフラ株。株価が安定的で、資産を大きく減らしたくない初心者の「避難場所」です。

■ 累進配当(減配しない安心感)

  • 日本曹達(4041) / 飯田グループHD(3291): 「累進配当(配当を減らさず、維持または増やす)」を掲げる企業は、市場が不安定な時ほど「保有し続ける理由」になるため、株価の下支えが強いです。


4. 初心者投資家への「具体的なアドバイス」

今、買い時なのか?

  • 「落ちてくるナイフ」を掴まない: 全体相場が急落している最中に「底だ!」と思って一気に買うのは危険です。

  • 「時間」を分散する: もし余剰資金があるなら、今すぐ全額入れるのではなく、3月、4月、5月と3回に分けて買うことで、平均取得価格を安定させる(ドルコスト平均法)のが最も安全です。

初心者が避けるべき銘柄

  • 「エネルギーを大量に使う」かつ「値上げできない」企業: 中小の運送業や、競争の激しい低価格帯の飲食店などは、利益が消失するリスクがあるため避けるのが無難です。


2026年3月の戦略

現在は「儲けを最大化する」時ではなく、「大きな損失を避ける(生き残る)」ことが最優先のフェーズです。 金や防衛・セキュリティ銘柄で「守りを固めつつ」、NTTやソフトバンクのような高配当株で「嵐が過ぎるのを待つ」のが、最も手堅い立ち回りと言えるでしょう。


6. 初心者投資家が考えるべき「3つの注意点」

初心者投資家が、この「100年に一度」とも言われる激動の相場を生き抜き、資産を守り抜くために絶対に知っておくべき3つの注意点を、実例を交えて深掘り解説します。


注意点1:パニックによる「狼狽売り(ろうばいうり)」を徹底回避する

今回のハメネイ師死亡のような巨大なニュースが出ると、株価は「実態以上の恐怖」で暴落することがあります。

  • なぜ売ってはいけないのか? 歴史上、地政学リスク(戦争や衝突)による株価下落は、「短期間で急落し、数ヶ月で元の水準以上に戻る」というパターンを繰り返してきました。初心者が最もやってはいけないのは、底値(一番安い時)で恐怖に耐えきれず売ってしまい、その後の回復局面を逃すことです。

  • 2026年3月の具体例: 作戦開始直後、日経平均は一時2,000円近い暴落を見せましたが、数日後には「防衛関連」や「エネルギー関連」を中心に一部の株が反発し始めました。パニックで全てを売ってしまった投資家は、この反発の恩恵を受けられず、損失だけを確定させることになります。

  • 防衛策: 自分の資産がマイナスになっても、「今は嵐が過ぎるのを待つ時間だ」と言い聞かせ、スマートフォンの証券アプリをあえて開かない勇気を持つことが大切です。

注意点2:安易な「逆張り(ぎゃくばり)」を控える

株価が大きく下がると「チャンスだ!」と飛びつきたくなりますが、今回のような「体制崩壊」を伴う衝突では、「底だと思ったところが、実はまだ中間だった」という事態が起こり得ます。

  • 「落ちてくるナイフ」を掴むリスク: 特にイランと取引があった企業や、原油を大量に消費する航空・物流業界などは、今後「業績の大幅下方修正」という第2、第3の爆弾が控えている可能性があります。

  • 買いのタイミングの鉄則: 「安くなったから買う」のではなく、「悪いニュースが出尽くし、市場が落ち着きを取り戻したのを確認してから買う」のが初心者の鉄則です。

  • 具体的アドバイス: どうしても買いたい場合は、一度に大金を投じるのではなく、「毎月少しずつ買う(積立)」や、「資金を5分割して、1ヶ月ごとに投入する」といった時間分散を徹底してください。

注意点3:「情報源」を厳選し、フェイクニュースに騙されない

現代の戦争は「情報の戦い」でもあります。SNSでは、投資家の心理を揺さぶるための虚偽情報や、極端な悲観論が飛び交います。

  • 注意すべき情報の例: 「日本経済が完全に崩壊する」「第3次世界大戦が確定した」といった過激な煽り文句は、投資家を不安にさせて特定の行動(怪しい投資商材の購入や極端なポジション取り)に導くための罠である場合が多いです。

  • 信頼すべき情報源:

    • 公的な発表: 首相官邸、米国務省、イラン暫定指導部などの公式声明。

    • 大手経済メディア: 日経新聞、ロイター、ブルームバーグなど、裏付けを取って報じている媒体。

  • 防衛策: SNS(特にXなど)で誰かが言っている「予測」ではなく、「起きた事実(ハメネイ師の死が公式に認められた、原油価格が〇〇ドルになった等)」だけを元に判断する習慣をつけてください。


初心者へのメッセージ

2026年3月のこの状況は、まさに「投資家の胆力(たんりょく)」が試される局面です。

  1. 慌てて売らない(ホールド)

  2. 無理に買い向かわない(静観)

  3. 確かな情報だけを信じる(自衛)

この3つを守るだけで、あなたは退場することなく、この危機を「将来の大きな利益」に変える準備が整います。


まとめ

2026年3月の米イラン衝突は、戦後の中東秩序を根底から覆す出来事となりました。日本に住む私たちにとっても、ガソリン価格の上昇や投資信託の評価額下落といった形で影響はすでに始まっています。 しかし、歴史的に見れば有事の混乱はいつか沈静化します。今は感情に流されず、冷静に世界の動きを注視し、自分の資産と生活を守るための「備え」を固めるべき時です。

結論と今後の展望

今回の事態は、日本のエネルギー安全保障(輸入の9割を中東に依存)を根底から揺さぶっています。

  • 短期的リスク: ホルムズ海峡の封鎖が長期化すれば、日本国内のガソリン代や電気代のさらなる高騰、物価高による消費の冷え込みが予想されます。

  • 長期的展望: イランの新体制がどう構築されるかにより、中東ビジネスのルールが根本から変わる可能性があります。

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