【2026年最新】NISAをやっている人の割合は3割?初心者が資産形成を始めるための完全ガイド

「NISAをやっている人の割合」をベースに、初心者が知っておくべきNISAの全体像、メリット・デメリット、おすすめの証券会社、そして銘柄選びの注意点までを網羅した解説記事をお届けします。

初心者の方でもつまずかないよう、専門用語をかみ砕きながら体系的に解説していきます。


【2026年最新】NISAをやっている人の割合は3割?初心者が資産形成を始めるための完全ガイド

「周りでNISA(ニーサ)を始めている人が増えた気がするけれど、実際どのくらいの割合の人がやっているんだろう?」

「投資なんてやったことがないから、損をするのが怖くて一歩を踏み出せない…」

2024年に「新NISA」として制度が大幅にアップデートされて以降、メディアやSNSでNISAの文字を見ない日はなくなりました。しかし、いざ自分が始めるとなると、お金が減ってしまうリスクや、どの証券会社でどの銘柄(商品)を選べばいいのか分からず、立ち止まってしまう方も少なくありません。

本記事では、最新のデータから見るNISAの利用割合を皮切りに、NISAの仕組み、メリット・デメリット、初心者におすすめの証券会社、そして失敗しないための銘柄選びのポイントまでを、どこよりも分かりやすく体系的に解説します。

この記事を読めば、NISAに対する疑問や不安が解消され、自信を持って資産形成の第一歩を踏み出せるようになります。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長


1. NISAをやっている人の割合(最新データ)

まず気になるのが、「世の中のどれくらいの人が実際にNISAをやっているのか」という点です。最新の各種調査(日本証券業協会や大手シンクタンクによる2025〜2026年のデータ)をもとに、リアルな利用実態を紐解いていきましょう。

1-1. 全体におけるNISA利用者の割合は約3割

最新の世論調査や市場調査によると、日本国内におけるNISAの「実際の利用率」はおおむね28%〜30%前後となっています。

  • 約3割の人がすでに利用中

  • 認知度は8割を超えているが、約半数は「知っているけれど始めていない」状態

つまり、成人の「3人に1人」がすでにNISAの口座を開設し、実際に運用を行っている計算になります。これを「まだ3割しかいない」と見るか、「もう3割もやっている」と見るかは人それぞれですが、日本のこれまでの「貯蓄至上主義(お金は銀行に預けるもの)」という文化から考えると、驚異的なスピードで投資が一般化していると言えます。

1-2. 年代別の利用動向:若年層の積極性が目立つ

年代別に見ると、特に20代〜30代の現役世代(働く世代)の間で利用率が急速に高まっています。

  • 18歳〜39歳の層: 4割以上が「すでに利用している」または「今後の利用に前向き」と回答。SNSやYouTubeなどのデジタルメディアを通じて情報を得やすく、将来の年金不安や物価上昇(インフレ)への危機感から、早い段階で資産形成を始める人が増えています。

  • 40代〜50代の層: 教育資金や住宅ローン、老後資金の準備として着実に利用者が拡大しています。

  • 60代以上の層: すでにまとまったリタイア資金(退職金など)を保有しているケースが多く、一括投資を中心とした「成長投資枠」での利用が目立ちます。

1-3. 投資枠は「つみたて投資枠」が圧倒的人気

NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠がありますが、新規で始めた人の約9割が「つみたて投資枠」を利用しています。

毎月1,000円や10,000円といった少額から、自動的にコツコツと積み立てていくスタイルが、忙しい現代人のライフスタイルや「大損したくない」という初心者の心理にマッチしていることが伺えます。

1-4. 利用者の「損益状況」はどうなっている?

日本証券業協会などの最新の追跡調査によると、新NISAを利用している人の約6割以上が「含み益(資産が増えている状態)」を実感していると回答しています。

もちろん、投資を始めたタイミングや世界経済の動向(株価の暴落など)によっては一時的に「含み損(マイナス)」になることもありますが、「つみたて投資枠で1年以上〜2年以上じっくり運用している人」の多くが、プラスの恩恵を享受しているのが実態です。


2. NISA(ニーサ)の概要と仕組み

「みんながやっているから」という理由だけで始めるのは危険です。まずはNISAとはどのような制度なのか、その基本的な仕組みを理解しましょう。

2-1. NISAを一言で言うと「投資の税金をゼロにする箱」

通常、日本の税制では、投資(株や投資信託など)で得られた利益(売却益や配当金)に対して、一律20.315%の税金がかかります。

【例】投資で10万円の利益が出た場合

  • 通常の口座(特定口座など): 約2万円が税金として差し引かれ、手元に残るのは約8万円。

  • NISA口座: 税金が**0円(非課税)**になるため、10万円がそのまま丸ごと手元に残る。

このように、NISAとは何か特別な金融商品そのものを指すのではなく、「この箱の中で投資をすれば、利益に税金をかけませんよ」という国が用意したお得な税制優遇制度のことです。

2-2. 新NISAの基本スペック(現行制度)

2024年以降の現行NISA(新NISA)は、それ以前の旧制度に比べて制限が大幅に緩和され、非常に使いやすい神制度へと進化しました。その全体像を以下の表にまとめました。

項目つみたて投資枠成長投資枠
年間の投資限度額年間 120万円年間 240万円(合計で年360万円まで)
非課税保有期間無期限(一生涯、税金がかからない)無期限(一生涯、税金がかからない)
生涯の投資枠(上限)全体で最大 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
投資対象となる商品国が定めた基準を満たす「投資信託」株式、ETF、投資信託、REITなど
投資の方法定期的な「積立投資」のみ一括購入、積立購入のどちらも可能
枠の再利用商品を売却すれば、翌年以降に投資枠が復活する

2-3. 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の違い

新NISAでは、1つの口座の中でこれら2つの枠を併用することができます。

① つみたて投資枠

金融庁が定めた「長期・積立・分散投資」に適した、手数料が極めて安い優良な投資信託(パッケージ化された商品)だけが厳選されています。ぼったくり商品が最初から排除されているため、初心者でも迷いにくく、最も安全に始められる枠です。

② 成長投資枠

投資信託だけでなく、日本の個別企業(トヨタやソニーなど)の株や、米国の有名企業(アップルやマイクロソフトなど)の株、さらには配当金を重視した商品(ETF)など、幅広い選択肢から自由に選んで投資できる枠です。やや中上級者向けですが、つみたて投資枠と並行して「自分の好きな会社を応援したい」「配当金が欲しい」という目的で使われます。


3. NISAのメリット

NISAがこれほど多くの人に支持され、利用率が急上昇している背景には、他の資産形成手段(銀行預金や生命保険など)にはない圧倒的なメリットがあるからです。

3-1. メリット①:利益がすべて非課税(手取りが最大化)

最大のメリットは、前述の通り「どれだけ利益が出ても税金が1円も引かれない」ことです。

投資のプロであっても、毎年20%の税金を引きずりながら運用するのは大きな負担になります。それが一般の個人投資家向けに「無期限で非課税」とされているのは、資産を効率よく増やす上で最大の武器になります。

3-2. メリット②:複利効果(雪だるま式に増える)を最大限に活かせる

投資の世界には「複利(ふくり)」という強力な仕組みがあります。これは、投資で得られた利益を再び元本に組み込んで運用することで、「利益がさらに利益を生む」という現象です。

通常であれば、利益が出るたびに約20%の税金が削られてしまいますが、NISAなら税金が引かれないため、100%のパワーで利益を次の運用に回すことができます。 これにより、長期間運用を続けるほど、資産が雪だるま式に増えていくスピードが加速します。

3-3. メリット③:いつでも解約・売却して現金化できる

「一度始めたら、老後までお金を引き出せないのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、安心してください。NISAはいつでも好きな時に保有している商品を売却し、現金にして銀行口座に戻すことができます。

  • iDeCo(個人型確定拠出年金): 原則として60歳まで引き出せない。

  • NISA: 結婚、出産、住宅購入、子供の教育費、万が一の失職など、人生の急なイベントに合わせていつでも引き出し可能。

この「流動性の高さ(使い勝手の良さ)」が、若い世代や子育て世代に選ばれている大きな理由です。

3-4. メリット④:枠の復活機能があるため、ライフプランに合わせやすい

新NISAでは、購入した商品を売却すると、その商品を購入した時に使った「投資枠」が、翌年以降に復活して再利用できる仕組みになっています。

生涯投資枠の1,800万円の上限に達してしまっても、例えば「子供の大学費用として300万円分を売却」した場合、翌年には300万円分の枠が空くため、再び老後資金に向けて積立を再開することができます。一生涯使える、まさにライフプランに寄り添った制度です。

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4. NISAのデメリット・注意点

物事には必ず裏表があります。NISAは非常に優れた制度ですが、デメリットやリスクを正しく理解していないと、思わぬ落とし穴にはまる可能性があります。

4-1. デメリット①:元本保証がない(お金が減るリスクがある)

銀行預金とは異なり、NISAで行うのは「投資」です。そのため、購入した商品の価格が下がり、元本を下回る(元本割れする)リスクが常にあります。

世界景気の後退やリーマンショック、コロナショックのような世界的な大暴落が起きると、一時的に自分の資産が20%〜30%ほど減少することもあり得ます。これに耐えられず、パニックになって途中で売却してしまうと、損失が確定してしまいます。

4-2. デメリット②:損益通算や繰越控除ができない

少し専門的な話になりますが、通常の投資口座(特定口座)であれば、Aという取引でマイナス(損失)が出た場合、Bという取引で出たプラス(利益)と相殺して税金を減らす仕組み(損益通算)があります。

しかし、NISA口座は「最初から税金が存在しない世界」として扱われるため、NISAの中でどれだけ大きな損失が出ても、他の口座の利益と相殺することができません。また、損失を翌年以降に繰り越すこと(繰越控除)も不可能です。

【注意】 NISAは「利益が出たときは最強」ですが、「損失が出たときは救済措置がない」という点を覚えておきましょう。

4-3. デメリット③:投資できる金額に生涯上限(1,800万円)がある

いくらでも非課税で投資できるわけではなく、一生涯で投資できる合計額は「買付金額ベースで1,800万円まで」と決まっています。

一般的な会社員や公務員、主婦の方にとっては十分すぎる枠ですが、潤沢な資産を持つ富裕層にとっては「物足りない」と感じる制限です。

4-4. デメリット④:金融機関(証券会社)の変更に手間がかかる

NISA口座は、「すべての金融機関を通じて、1人につき1口座」しか作ることができません。A銀行でNISA口座を作ったら、B証券で同時に作ることは不可能です。

もし「やっぱり別の証券会社に変えたい」となった場合は、書類を取り寄せて変更手続きを行う必要があり、完了までに数週間〜1ヶ月程度の時間がかかります。そのため、最初の金融機関選びが極めて重要になります。


5. 初心者におすすめの証券会社3選

NISAを始めるには、まず「どこの金融機関で口座を開くか」を決めなければなりません。街の銀行や大手対面証券(野村證券など)でもNISAの取り扱いはありますが、結論から言うと、手数料が圧倒的に安く、商品の選択肢が豊富な「ネット証券」一択です。

ここでは、初心者から圧倒的な支持を集めているおすすめのネット証券を3社厳選してご紹介します。

5-1. ① SBI証券(国内シェアNo.1の絶対王者)

現在、NISAの口座開設数が最も多いのが「SBI証券」です。迷ったらここを選んでおけば間違いありません。

  • メリット:

    • 投資信託の取扱銘柄数が業界最多水準。

    • NISAでの日本株の売買手数料、米国株の買付手数料が完全無料

    • 三井住友カードを使った「クレカ積立」ができ、投資しながらVポイントがザクザク貯まる。

    • 貯めるポイントを「Pontaポイント」「dポイント」「Vポイント」「JALマイル」などから自由に選べる。

  • こんな人におすすめ: 「一番人気のあるところで安心・確実にお得に始めたい」「三井住友カードを使っている」という方。

5-2. ② 楽天証券(画面が見やすく、初心者人気No.1)

SBI証券と激しいシェア争いを繰り広げているのが「楽天証券」です。特にスマホアプリやウェブサイトの画面デザインが直感的で分かりやすく、投資未経験者からの支持が絶大です。

  • メリット:

    • 管理画面がとにかく見やすく、初心者でも操作に迷わない。

    • 楽天カードでの「クレカ積立」や、楽天銀行との口座連携(マネーブリッジ)で楽天ポイントが非常に貯まりやすい。

    • 貯まった楽天ポイントを使って投資(ポイント投資)ができる。

    • 日経新聞の有料記事が無料で読めるアプリ「日経テレコン」が使える。

  • こんな人におすすめ: 「普段から楽天市場や楽天カードなど、楽天のサービス(経済圏)をよく使っている」「難しい画面は苦手」という方。

5-3. ③ マネックス証券(クレカ積立の還元率が魅力)

主要ネット証券の一角であるマネックス証券も、新NISAに非常に力を入れており、独自のお得なサービスを展開しています。

  • メリット:

    • マネックスカード(クレジットカード)を使った積立投資のポイント還元率が高水準

    • 米国株に関する情報量や分析ツール(銘柄スカウター)が非常に優秀で、将来的に米国の個別株に投資したい人に最適。

    • 初心者をサポートする無料のオンラインセミナーやレポートが充実。

  • こんな人におすすめ: 「クレカ積立で少しでも多くポイントを還元してほしい」「将来的に米国の高配当株などにも挑戦してみたい」という方。


6. NISAの始め方 4ステップ

証券会社が決まったら、実際に口座を開設して積立を始めるまでの流れを見ていきましょう。すべてオンライン(スマホやパソコン)で完結します。

【ステップ1】必要書類の準備(マイナンバーカード等)
       ▼
【ステップ2】証券会社の公式サイトから申し込む(最短5分)
       ▼
【ステップ3】税務署の審査(数日〜1、2週間待つ)
       ▼
【ステップ4】初期設定・銘柄を選んで積立開始!

 

ステップ1:必要書類の準備

口座開設の手続きをスムーズに進めるために、あらかじめ以下の書類を手元に用意しておきましょう。

  1. マイナンバーカード(これ1枚あれば最短で手続き可能)

  2. マイナンバーカードがない場合は、「通知カード(または住民票)」+「運転免許証などの本人確認書類」

  3. 出入金に使う銀行口座の情報

ステップ2:証券会社の公式サイトから申し込む

選んだ証券会社(SBI証券や楽天証券など)の公式サイトを開き、「口座開設」のボタンを押します。

画面の指示に従って、氏名や住所を入力し、スマホのカメラで本人確認書類と自分の顔を撮影してアップロードします。

【超重要】 申し込みの途中で「NISA口座を同時に申し込むか」という選択肢が出ますので、必ず**「申し込む(つみたて投資枠・成長投資枠)」にチェック**を入れてください。

ステップ3:税務署の審査を待つ

申し込みが完了すると、証券会社を通じて税務署への確認(他の金融機関で二重に口座を作っていないかのチェック)が行われます。これには通常、数日〜2週間ほどの時間がかかります。審査が完了すると、メールや郵送でログイン情報が届きます。

ステップ4:初期設定をして積立をスタート!

証券会社のサイトにログインし、購入したい銘柄(投資信託など)を選びます。「毎月いくら積み立てるか」「何日に買い付けるか」「支払いはクレカか銀行引き落としにするか」を設定すれば、あとは毎月自動でお金が運用に回るようになります。

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7. 銘柄(商品)選びで初心者が絶対に気をつけるべきこと

口座が開設できても、いざ「どの銘柄(投資信託)を買えばいいのか」という段階で多くの人が頭を抱えます。証券会社の中には何百種類もの商品が並んでいるからです。

初心者が失敗しないために、銘柄選びで守るべき鉄則を解説します。

7-1. 注意点①:手数料(信託報酬)が徹底的に安いものを選ぶ

投資信託を保有している期間中、私たちは「信託報酬」という手数料を毎日少しずつ支払い続けています。この手数料は商品の運用成果に関わらず、持っているだけで自動的に差し引かれます。

  • ダメな例: 信託報酬が 1.0%以上 の商品(銀行の窓口などで勧められるものに多い)

  • 良い例: 信託報酬が 0.1%以下〜0.2%台 の商品(ネット証券の優良インデックスファンド)

なぜ重要なのか?

わずか1%の差だと思うかもしれませんが、20年、30年と長期で運用すると、最終的な資産残高に数十万〜数百万円の差が生まれます。中身がほとんど同じ世界株のパッケージであっても、手数料が安いものを選ぶだけで、将来の手取りが劇的に増えます。

7-2. 注意点②:「インデックスファンド」を選ぶ

投資信託には、大きく分けて「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があります。

  • インデックスファンド: 日経平均株価や米国のS&P500など、特定の「市場平均(指数)」と同じ値動きを目指す商品。構造がシンプルで、AIやシステムが自動運用するため手数料が劇的に安い

  • アクティブファンド: 投資のプロ(ファンドマネージャー)が独自に銘柄を厳選し、市場平均以上のリターンを目指す商品。人の手が介入するため手数料が高い

初心者はインデックスファンド一択です。

驚くべきことに、長期的なデータを見ると、プロが頑張って運用するアクティブファンドの約7〜8割は、システムが自動運用するインデックスファンドの成績に負けています。高い手数料を払って大負けするリスクを避けるためにも、まずはインデックスファンドから始めましょう。

7-3. 注意点③:広く「分散」されているものを選ぶ

投資の格言に「卵を一つのカゴに盛るな」という言葉があります。カゴを落としたときに、すべての卵が割れてしまうのを防ぐため、小分けにしようという意味です。

投資も同じで、1つの会社(例:Appleだけ)や、1つの国(例:日本だけ)に全財産を賭けるのは危険です。

初心者におすすめなのは、1つの商品を買うだけで世界中の何千という企業に自動的に投資ができるパッケージ商品です。具体的には以下の2つの地域を対象としたものが王道です。

  1. 全世界株(通称:オルカン): 米国、日本、ヨーロッパ、新興国など、地球全体の経済成長に丸ごと投資するスタイル。最も究極の分散投資。

  2. 全米株・米国株(S&P500など): 過去100年以上にわたって右肩上がりを続けている、世界最強の経済国であるアメリカの主要企業に集中投資するスタイル。

7-4. 注意点④:「毎月分配型」や「テーマ型」には手を出さない

成長投資枠などで、以下のような商品が魅力的に見えることがありますが、初心者のうちは避けるのが賢明です。

  • 毎月分配型ファンド: 毎月お小遣いのように現金が振り込まれる商品ですが、これはせっかくの「複利効果」を自らドブに捨てるようなものです。ひどい場合は、自分の元本を削って分配金を出している(タコ足配当)ケースもあります。

  • テーマ型ファンド: 「AI関連株」「宇宙開発」「ロボティクス」など、その時の流行りのテーマに沿った商品です。ブームの絶頂期に買わされることが多く、数年後にブームが去ると価格が暴落して二度と戻らないリスクがあります。


8. 王道の初心者向けおすすめ銘柄

具体的に、今多くの投資家から選ばれている、手数料が最安クラスの王道インデックスファンドを2つだけご紹介します。基本的には、このどちらか(あるいは両方)を選んでおけば、大外れすることはありません。

銘柄①:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

  • 愛称: オルカン

  • 特徴: これ1本を買うだけで、アメリカ、日本、イギリス、先進国から新興国まで、世界約50カ国、約3,000近くの優良企業にバランスよく分散投資ができます。

  • 信託報酬: 年0.05775%以内(業界最安クラス)

  • こんな人に最適: 「どこの国が伸びるか分からないから、地球全体の経済成長に賭けたい」「究極に手間を省いて安心したい」という方。

銘柄②:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

  • 特徴: 米国の主要企業500社(アップル、マイクロソフト、アマゾン、エヌビディアなど)に丸ごと投資する商品です。過去数十年の実績において、世界で最も高い成長率を誇ってきたインデックスの1つです。

  • 信託報酬: 年0.09372%以内(業界最安クラス)

  • こんな人に最適: 「やっぱりこれからも世界を引っ張るのはアメリカ企業だと思う」「オルカンよりも少し高めのリターンを狙いたい」という方。


9. NISAでよくある疑問・Q&A

最後に、初心者の多くが抱く疑問について、一問一答形式でスッキリ解決していきます。

Q1. 月々いくらから始められる?お金持ちじゃなくても大丈夫?

A. ネット証券なら「月々100円」から始められます。

まとまったお金(何十万円など)がなくても問題ありません。多くの初心者は、毎月5,000円や10,000円など、無理のない「家計の余剰資金」からスタートしています。途中で金額を増やしたり減らしたりするのも自由です。

Q2. 途中で暴落して赤字になったら、すぐに売って逃げるべき?

A. 絶対に売ってはいけません。じっと耐えて積立を続けるのが大正解です。

投資信託の積立(定額購入)は、株価が下がっている時期ほど「同じ金額で多くの量を安く仕込めるチャンス(ナンピン効果/ドル・コスト平均法)」になります。歴史上、世界経済の暴落は数年以内に回復し、その後さらなる高値を更新してきました。暴落時にパニック売りすることこそが、投資で失敗する最大の原因です。

Q3. 銀行の窓口で「NISAの相談」をしてもいい?

A. おすすめしません。相談するならネット証券の公式サイトやYouTubeにしましょう。

銀行や対面証券の窓口にいくと、親切に教えてくれますが、最終的には彼らの人件費や店舗維持費を回収するために「手数料(信託報酬)が高い商品」を勧められる可能性が極めて高いです。ネット証券であれば対面の勧誘がないため、本当に安い優良商品を自分のペースで選ぶことができます。

Q4. NISAを始めたら、確定申告は必要?

A. 原則、確定申告は一切不要です。

NISA口座内で得られた利益はすべて非課税ですので、税金を計算して国に報告する必要はありません。会社員の方であれば、会社の年末調整や確定申告にNISAの情報を書く必要もありませんので、事務作業の手間はゼロです。


10. まとめ:周囲の3割はすでに始めている!まずは少額から一歩を踏み出そう

ここまで、NISAの利用割合から仕組み、具体的な始め方までを網羅して解説してきました。

重要なポイントを振り返ってみましょう。

  • 世の中の約3割(3人に1人)がすでにNISAを始めている。

  • NISAは「投資の利益にかかる約20%の税金をゼロにする」最強の箱。

  • いつでも解約・現金化できるため、ライフイベントに柔軟に対応できる。

  • 開設するなら手数料が最安でポイントも貯まる「SBI証券」か「楽天証券」の2択。

  • 銘柄は「信託報酬が安く、広く分散されたインデックスファンド(オルカンやS&P500)」を選ぶ。

投資を始める前は、「大損したらどうしよう」「難しそう」と不安になるのが普通です。しかし、実際にやってみると、毎月自動でお金が積み立てられていくだけなので、日常生活でやるべきことは何もありません。

世の中の3割の人が一歩を踏み出し、将来のための資産形成を始めています。まずは「毎月1,000円」でも「毎月5,000円」でも構いません。自分の未来の生活を少しだけ豊かにするために、今すぐネット証券の口座開設からスタートしてみてはいかがでしょうか。

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  • 投資判断の最終責任: 本記事で紹介している銘柄やセクター、分析内容は、情報提供および学習の啓発のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。

  • 成果の非保証: 過去のデータや予測は、将来の投資成果を保証するものではありません。市場環境の変化により、資産が減少するリスクがあります。

  • 情報の正確性: 2026年時点の情報に基づき作成されていますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。最新の業績やニュースは、必ず各企業のIRサイトや一次資料でご確認ください。

  • 損失の補償: 本記事の内容に基づいて被ったいかなる損害(直接的・間接的を問わず)についても、筆者は一切の責任を負いません。

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