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「FX自動売買ツールを探していたらトラリピがおすすめされていたけど、評価はどうなんだろう」
「トラリピを使ってみたいけど、ネガティブな情報もあって、悩んでいる」
「トラリピで失敗しない方法はないの」
この記事を見ているあなたは、おそらく上記のような疑問をお持ちなのではないかと思います。
数あるFX自動売買ツールの中で、人気のあるものの一つがこの「トラリピ」。
人気ランキングサイトなどでも上位に顔を出しているので、一度でも自動売買ツールについて検索したことがあるなら、「見たことがある」という人も多いでしょう。
トラリピはマネースクエア社が開発した独自の売買ツールです。
他社にはない機能を実現し、特許も取得しています。その独自性のあるサービスを始め、設定項目の少なさや、難しい分析や予想も必要ないこと、また、忙しい時にでも運用ができることなどから、初心者でも運用しやすく、ユーザーは今なお増え続けています。
しかし、一方で調べてみると「トラリピを使っていて大損した」という話や「トラリピはやばい」などの、ネガティブな情報も多く見られます。
運用してお金を増やしたいと考えているのに、利益を出すどころか損をしてしまうと聞けば、「実際トラリピってどうなんだろう」と不安に思ってしまうのも、当然と言えます。
そこで本記事では、トラリピの特徴やメリット・デメリットを改めて理解し、なぜ「大損した」という話や「やばい」などの情報があるのか、を深掘りしてきます。
そして、もしトラリピを使うのであれば「ここは押さえておくと良い」というポイントも併せて解説していきますので、トラリピが気になっている方はぜひ最後まで読み進めてみてください。
トラリピとは
まずはじめに、トラリピがどういうものかについて簡単におさらいしておきます。
・トラリピは特許取得済みのFX自動売買ツール
トラリピとは、マネースクエア社が開発した独自のFX自動売買ツールです。
正式名称は「トラップリピートイフダン」と言って、その名の通り、
- トラップ(仕掛け。注文が発動する条件や範囲を設定する)
- リピート(繰り返し。同じ設定での注文を何度も繰り返す)
- イフダン(もし〜なら。購入と売却の注文を同時に行う)
の3要素を組み合わせたツールです。
この組み合わせによる自動売買の仕組みは他になく、2010年に特許取得も完了しています。
・開発したのは、FX取引サービスに強みをもつ「マネースクエア」
この独自のFXツールを開発し、運用しているのが、先述の通り「株式会社 マネースクエア」という会社です。
外国為替証拠金取引(FX)業者として2002年に創業。その後、会社規模も拡大し、2013年には東証2部、翌2014年には東証1部への上場も果たしています。
なお、2017年には上場廃止となっていますが、その後の事業拡大を見据えたMBOによるものであり、戦略的かつポジティブな上場廃止と受け取れます。
参考URL:https://www.m2hd.co.jp/pdf/press/20160907_CommencementOfTenderOffer.pdf
※MBO(マネジメントバイアウト)=創業者や幹部陣による市場流通株式の公開買い付けのこと。
2023年には預かり資産が1250億円を突破するなど、今なおFXサービス拡充に力を入れている会社と言えます。
トラリピの特徴とメリット・デメリット
続いて、トラリピの特徴やメリット・デメリットについても確認していきます。
・特徴
トラリピの特徴としては、まずそのシステムの独自性が挙げられます。
冒頭や1章でも触れたように、トラリピはマネースクエア社が独自に開発したFXツールであり、特許も取得しているものです。この「トラップリピートイフダン」の仕組みで自動注文ができるのはトラリピのみとなり、他のツールでは自動で行えない部分となります。
また、トラリピでは、売買のための設定項目が非常にシンプルかつ少なくて済む設計になっています。自動売買のための複雑なプログラム知識や難しい言葉の理解などが不要で、導入しやすいのも、トラリピの特徴と言えます。
・メリット
トラリピのメリットとしては以下の点が挙げられます。
相場の上下を、都度、予想しなくていい
- 運用や管理のために取られる時間が少なくて済む
- 値動きの乱高下にも対応できる
一つずつ見ていきましょう。
・相場の上下を、都度、予想しなくていい
メリットの一つ目に、相場や値動きの目先の上下を予想しなくてよいことがあります。
通常、FXを自分で運用し利益を狙おうと思うなら、目先の値動きがどちらにいきそうかを見極め、上昇する予想なら買い、下落予想なら売り、など、売買を行おうとするその都度、判断していく必要があります。これにはかなりの経験や分析が必要となります、
しかし、トラリピでの運用の場合、設定するのは値動きの「範囲」のみです。為替の値動きは基本、常に上下を繰り返しますが、それが設定した範囲内に治っていれば、目の前の動きを都度予想しなおす必要がないため、運用にかかる労力が少なくてすみます。
(引用:トラリピ)
・運用や管理のために取られる時間が少なくて済む
メリットの2つ目に、FXのために割く時間が少なくて済むことがあります。
仕事や予定などでFXを自分で運用する時間が取れない、という人は多いと思います。また、FX市場自体は深夜や早朝でも開いているため、取引は可能ですが、日々の生活の時間を削ってまで、FXに時間を捻出するのは難しい、と感じている人も多いのではないでしょうか。
トラリピはその点、設定を完了し、運用開始さえしてしまえば、24時間自動で取引を行ってくれるので、仕事や生活の時間を圧迫されることなく、労力かけずにFXの運用ができることに繋がります。
・値動きの乱高下にも対応できる
目の前の乱高下する値動きにも対応しやすいことも、トラリピのメリットの一つです。
為替相場は、時に目の前で急速に大きく上下することもあり、目の当たりにして焦りが生まれて判断が遅くなったり、物理的に注文が間に合わないといったこともあります。
トラリピでの運用であれば、そうした乱高下も、その値動きがトラップの範囲内であれば売買が実行されるため、タイミングを逃さず利益を狙うことも可能です。
・デメリット
前項でメリットを説明しましたが、反面、以下のようなデメリットもあります。
- 短期で利益を狙いにくい
- ほぼ必ず含み損が発生する
- トレンド相場には不向き
一つずつ見ていきましょう。
・短期で利益を狙いにくい
まず、トラリピのデメリットとして「短期的に利益を出しにくい」という点があります。
トラリピ自体、「設定した範囲内で値動きが上下を繰り返すことで利益が積み上がっていく」というものです。
つまり、時間軸を長くとる方が、上下する回数や総量も必然的に増えるので、大きな利益を積み上げることに繋がるのです。裏を返すと、短い時間軸では値動きの回数、総量が少なくなるため、大きな利益は狙いにくいと言えます。
・ほぼ必ず含み損が発生する
トラリピはその戦略上、最初のエントリー後は、ほぼ100%含み損が発生することになります。
繰り返しになりますが、トラリピの仕組みとして「値動きが範囲内で上下すること」が利益をとる前提となります。
具体的な例としては、範囲内での下落局面で「買いポジション」をとり、その後、上昇した段階で「売り決済」を行うようなイメージです。これが繰り返されることで、利益が積み上がっていきます。
(引用:トラリピ)
上記の例では下落局面で買い向かっていくことになるので、その後上昇に転じ、買値を超えるまでの間、一時的に含み損を抱えるのが基本となります。
あくまで含み損であり、実際に損が確定している訳ではありませんが、「含み損を抱える」という心理的負担が大きいことはデメリットと言えます。
・トレンド相場には不向き
トラリピはあくまで指定した範囲内で値動きが上下すること、つまりレンジ相場を狙って利益を取ることが前提の仕組みです。
しかし、為替相場はしばらく一方向に強く動き続けるということもあります。つまりトレンド相場です。これが発生し、設定範囲を超えてしまうとそもそも売買がなされなかったり、場合によっては損が拡大することもあります。
(引用:トラリピ)
こうしたトレンド相場の最中では、トラリピの仕組み上、運用には不向きとなる点もデメリットと言えます。
トラリピでなぜ大損してしまうのか
前章までで、トラリピの基本的な理解、特徴やメリットデメリットについて、改めて確認ができたかと思います。
仕組みを理解し、早速使ってみようかと思うところで、気になるのが、冒頭でもお伝えした「トラリピで大損した」という話や「トラリピはやばい」という情報があることです。
調べてみると、「トラリピは損をするからやばい」という文脈や、「実際にトラリピで大損した」という内容で発信されているものが、多く見受けられることがわかると思います。
では、一体なぜ「損をするからやばい」や「大損した」という文脈で発信されるのでしょうか。主に「実際に損をした」という情報を中心に、本章で少し、深掘りして確認していきます。
・資金管理ができていなかった
実際に損をした例を確認すると、「資金管理ができていなかった」という内容が読み取れます。
具体的には「一度に大きな額を投資する設定にしてしまった」や「資金の余剰を設けずに、全力でつぎ込んでしまった」というものです。
前章で、「トラリピは短期的な利益には繋がりにくい」とお話ししました。
ここで「一回に投じる金額を大きくすれば、利益も大きくできるのでは」と考えた方もいるのではないかと思います。
それは確かにその通りで、金額を大きくすれば短期でもある程度のリターンを目指すことは可能です。しかし当然その分増えるのが、リスクです。
相場はいつ何時急変するかはわかりません。トラリピで設定した範囲を急に超えるような強いトレンドが突然発生することもしばしばあります。
仮に、自分が買いポジションを複数持っていたタイミングで強い下落トレンドが発生してしまうと、持っているすべてのポジション一つ一つの損失が拡大していきます。利益自体はコツコツと積み上げていくことになるのに対し、損失は一撃で大きく食らうことになります。
この時、投じている金額が大きければ、損失のインパクトも、とてつもなく大きくなってしまいます。トラリピで大損したという人はこのように、大きな金額での取引設定で運用していた、というケースが多いです。
また、トラリピの口座に入金している資金に対して、余剰を持たず、全額を運用に当ててしまった場合も大損するケースとして確認ができます。
FXでは口座に預け入れている金額に対して、含み損が一定以上の割合を超えてしまうと「ロスカット」と言って、強制的にポジションを解消するシステムがあります。
これも前章にてお伝えしたとおり、トラリピの運用では一旦必ず含み損が発生することになりますが、その含み損に対して口座に入金している金額が少ないと、例え、少々の値動きであったとしてもロスカットが発生してしまい、損失が確定してしまいます。
「トラリピで大損した」という話の中では、これに該当するような、余剰資金の管理をせず全額を投じてしまっていた、というケースも多いです。
・相場の急変でルール変更をした
目の前の為替相場の急変を目の当たりにし、焦ってルールを変更してしまったがゆえ、トラリピで損したという事例もあります。
今までレンジ相場が継続していたところから、やや一方向のトレンドが出始めた場合などに「少しでも利益を取りたい」と考えて設定範囲を拡大したところ、損失のポジションが増えてしまった、との内容です。
また、あくまでも範囲内での値動きではあったが、一瞬で急激に乱高下する値動きを見て、焦って手動で決済を行い、それが積み重なって大きな損失になってしまった、との内容もあります。
前章で「FXに割く時間が少なくて済む」というメリットをお伝えしていますが、そうは言っても相場が気になって、スキマ時間にでもよく見てしまう、という感覚に心当たりがある人もいるでしょう。
たまたまそのようなタイミングで相場を見た時に、欲が出てしまったり、あるいは焦りと恐怖によって、決めていたルールや設定を変更してしまったことで、損失に繋がってしまったのです。
これらの「トラリピは大損する」という事例を確認し、「トラリピはやばい」といった文脈で語られることが多いのだということが、推察できます。
トラリピを使うなら押さえておきたいポイント
前章でトラリピのネガティブな事例や情報を確認したところですが、ではトラリピを全く使わない方がいいのか、ということは一概に言えるものではありません。
もちろん、おすすめをするというものでもありませんが、そもそも投資には様々な金融商品や手法、アプローチがあり、人それぞれ目指す目標や、やりやすい方法が異なります。
そういった前提の中、このトラリピも、人によっては当然、運用手段の一つとして、選択肢になりうることはあるでしょう。
そこで、本章では「もしトラリピの導入を考えているのであれば、ここは押さえておこう」というポイントについて解説していきます。
・相場は急変リスクがある前提で望むこと
まず、そもそもFXを始め「相場」とは、経済や政治、地政学など、様々な要因が複雑に絡み合って、一分一秒、常に変化するものです。
特に為替は、債券や投資信託など他の分野と比べてもリスクが大きいと言われていて、経済指標の発表の瞬間などは、コンマ1秒を争って、驚くほどの幅で動くこともよくあります。
トラリピは、その仕組み上、レンジ相場を狙って利益を積み上げるものなので、急激な動きによっては、大きく損をする可能性があることが前提です。ここを理解、認識した上で使わないと「思いがけず損をした」となってしまうので、まずはこのポイントをしっかり押さえておきましょう。
・一度に大きすぎる資金を運用に入れないこと
繰り返しになりますが、トラリピも、あくまで投資や資産運用における、数ある手法や手段のうちの一つとしての立ち位置です。なので、導入するなら、投資の原理や原則に沿って、適切に運用することが望ましいと言えます。
その投資の原則の一つがリスクを抑えるための「手段や資産の分散」です。
前章の例でも触れた通り、資金管理をせず感覚や衝動で一度に大きい資産を投じてしまうと、思わぬ損失を被ることもあります。
自身のリスク許容に合わせて、「トラリピだけ」となるのではなく、適切に手段も資産も分散した運用を考えると良いです。
また、トラリピにおける資金管理の面で言えば、ある程度は評価損が必ず出る仕組みになっているため、耐えられるようにいくらか余剰資金を口座内に残しておく方が良いと言えます。
そのため、トラリピを運用する際は、投資可能額を口座に入金した上で、運用するのはその3分の1程度の額、などを目安にするとリスクを抑えることにも繋がります。
余裕を持った資金管理を適切に行うことが前提、と理解するのがポイントです。
「為替」について理解すること
そもそも「FXや為替取引、通貨とはどういうものか」を理解することも大事なポイントです。
トラリピの良さとして、難しい知識や理解は不要、という部分は確かにあります。
ですが、だからと言って何も勉強せず、適当にずっと使い続けるよりも、例えば「他にどんな通貨や通貨ペアがあるのか」や「それぞれ、どのような要因があると大きく動くのか」と言ったように、金融や通貨経済の原理原則を少しでも学んでみると良いです。
そうすることで、比較的利益が狙いやすいタイミングを見極め、それ以外では売買停止する、などの手法を考えることもでき、よりリスクを限定的にし、効率よく運用を行うことも可能と言えます。
チャートの動きを読むテクニカル分析も、経済や金融の大きな流れを読むファンダメンタル分析も、少しでもいいので、こういったことも勉強しながらトラリピを使っていくと良いでしょう。
トラリピを使うか迷うなら、「自分が納得できるか」を考えよう。
ここまでトラリピについて深掘りしてきましたが、FXの自動売買ツール自体は、探してみると、数も種類も色々あります。
大手の証券会社が作成、提供しているものもあれば、個人投資家やプログラマーが自分で作成し、配布や安価に販売しているものも多いです。
そうした数あるツールの中で、「どれが一番、唯一優れているか」という判断や比較は、FX自体が不安定さを前提にしたものである以上、正直かなり難しいでしょう。
ただ、一つ言えるのは、こういった売買ツールを使うのであれば、「サービス内容などに、自分が一番納得できるものを選ぶと良い」ということです。
ツールにも一長一短があり、人それぞれ考え方も異なるので、迷ってしまったら、この視点に立ち返って改めて選んでみると良いです。
なお、トラリピについては、その点、以下の要素もあって、選ぶ人も多いことから、迷っている場合は参考にするのも良いかもしれません。
・サポートが手厚いから初心者でもはじめやすい
トラリピについては、使い方のマニュアル資料や解説動画などが多数用意されています。
また、運営しているマネースクエアでも、随時勉強セミナーの実施や、専門スタッフによるオンラインでのFXの基本やトラリピ戦略のレクチャーもあるなど、サポートが手厚く、初心者でも始めやすい環境が整っていると言えます。
・マネースクエア社の豊富な実績
トラリピを運営しているマネースクエア社は、第1章でも触れた通り、外国為替証拠金取引(FX)業者として創業し、上場も果たしていた企業です。
トラリピは、その道のプロの知識によって作られたツールであり、特許も取得しているというバリューもあります。
また、今後もさらにユーザーにとって使いやすく、運用の手助けになるような機能やコンテンツを拡充していくこともあるでしょう。
安心できるところのツールを使いたい、と考えている人にとっては、この点は検討材料となる部分といえます。
・「マネースクエアポイント」制度で、お得に運用もできる
マネースクエア社では、口座を開設した人だけが利用できる「マネースクエアポイントサービス」というものがあります。取引の成立のたびにポイントが貯まり、また、もらえるポイント数も、ステータスが上がるごとに多くなっていきます。
貯めたポイントは運用に回すこともできれば、Amazonギフト券など、別のポイントサイービスに交換することも可能です。
トラリピの一つの特徴であるのがリピート機能なので、トラリピによって自動で繰り返し取引がされれば、その都度ポイントも自動的にどんどん貯まっていきます。
また、トラリピは中長期的な時間軸での運用に適していますが、長く運用していく中で、取引回数が増えたり、利益にとって余剰資金が増えていけば、ステータスも上がりやすいです。
できるだけお得感があったら嬉しい、と考えている人にとっては、このポイント制度は魅力の一つと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
安易な運用や、過度なリスク許容は、資産運用や投資の、どの手段・手法においても、望ましいこととは言えません。
改めて、自分の運用の目的や方向性、また今のライフスタイルの中でどのように運用をしていきたいかなどを丁寧に振り返り、その上で納得した手段を選んだり、リスク管理を行うことが理想的です。
トラリピで大損したという話はおそらく実際にあったことであり、それゆえ「トラリピはやばい」と語られる文脈もあること自体は納得できる部分です。
しかし、特徴やメリットデメリット、運用時のポイントもしっかり理解し、上記の振り返りも行った上であれば、トラリピも十分、運用の手段の一つとして選択肢になり得ると言えます。
投資戦略や手段で悩んでいるあなたへ、本記事の内容が参考になれば、幸いです。
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