
第1章 はじめに:「投資は時間がかかる」と思っている人ほど、最初の一歩が重くなりやすい
投資に興味はある。
NISAも気になっている。
将来のために、少しはお金を育てた方がいい気もする。
でも、なかなか始められない。
そう感じている人は少なくありません。
その理由のひとつに、
「投資は時間がかかるもの」
というイメージがあります。
毎日ニュースを追わなければいけないのではないか。
銘柄をずっと調べ続けないといけないのではないか。
経済や金融の知識がないと難しいのではないか。
チャートを見たり、タイミングを考えたり、かなり手間がかかるのではないか。
こうした印象があると、投資は「そのうちちゃんと時間が取れたらやるもの」になりやすいです。
でも、ここに大きな誤解があります。
もちろん、投資の世界を深く学ぼうとすれば時間はいくらでも使えます。
個別株を分析したり、決算を読み込んだり、経済指標を追いかけたりするなら、かなりの時間が必要です。
ただし、初心者が資産形成として投資を始めることと、投資の世界を深く掘ることは別です。
初心者が最初にやるべきことは、実はそこまで多くありません。
必要なのは、毎日何時間も相場と向き合うことではなく、
無理なく続けられる仕組みを作ることです。
そしてこの仕組みづくりは、必ずしも長時間を必要としません。
一日10分。
たった10分と聞くと、少なく感じるかもしれません。
でも、初心者が投資を始めるうえでは、その10分で十分に意味のあることができます。
むしろ最初から長時間やろうとすると、疲れて続かなくなることもあります。
だからこそ大事なのは、“たくさんやること”ではなく、“必要なことを小さく続けること”です。
この記事では、
一日10分で始める初心者投資術
というテーマで、忙しい人でも実践しやすい考え方と行動を整理していきます。
投資に時間をかけられない人ほど、どこに時間を使い、どこに時間を使いすぎない方がいいのか。
そのポイントを、初心者向けにわかりやすく解説します。
第2章 なぜ初心者ほど「投資にはたくさん時間が必要」と思い込みやすいのか
第1節 投資の情報は“濃い人向け”のものが目立ちやすいから
投資について調べ始めると、最初に目に入りやすいのはかなり熱量の高い情報です。
おすすめ銘柄、決算分析、相場予測、米国金利、為替、業界動向、半導体、AI、配当戦略、チャート分析。
ネットや動画では、こうした内容が目立ちます。
すると初心者は、投資を始めるにはこれらを一通り理解しなければいけない気がしてきます。
「こんなに勉強しないといけないのか」
「毎日ちゃんと追えないと無理なのでは」
そう感じるのは自然です。
でも、ここで冷静に見たいのは、それらの多くが投資を深めるための情報であって、初心者が最初に必要な情報とは限らないという点です。
資産形成の入り口で大事なのは、ニュースを毎日追うことより、制度や積立の基本を理解することです。
なのに濃い情報ばかり見てしまうと、「投資は時間がある人のもの」と思いやすくなります。
第2節 “うまくやること”と“始めること”を混同しやすいから
初心者がつまずきやすいのは、投資を始めることと、投資を上手にやることを同じものだと考えてしまうことです。
上手な人はたくさんのことを知っている。
毎日相場を見ている。
いろいろな比較をしている。
だから自分も、最初からそれくらいやらなければいけないのではないか。
そう考えてしまうのです。
でも、最初からそのレベルを目指す必要はありません。
投資初心者がまず必要なのは、完璧さではなく、
始められる状態を作ることです。
たとえば、証券口座を作る、NISAを理解する、積立設定をする、自分に合う金額を決める。
このあたりが最初の中心です。
ここまでなら、一日10分でも十分進められます。
第3節 お金のことだからこそ、慎重になりすぎるから
投資はお金の話です。
だから慎重になるのは当たり前です。
失敗したくない。
損をしたくない。
よく分からないまま始めたくない。
この気持ちは自然です。
ただ、その慎重さが強くなりすぎると、
「もっと勉強してから」
「もっと時間が取れる時に」
「もう少し余裕ができてから」
という形で先送りになりやすくなります。
そして先送りが長くなるほど、投資はますます大きなものに見えてきます。
だからこそ、最初から大きく構えないことが大切です。
一日10分ならどうか。
それならできそう、と思える人は多いはずです。
この“心理的ハードルを下げること”が、初心者にはとても重要です。
第3章 一日10分投資術の基本は、「判断を減らして仕組みに寄せること」
第1節 初心者に必要なのは、毎日判断することではない
投資に時間がかかると感じる大きな理由は、「毎日何か判断しなければいけない」と思っていることです。
今日は買うべきか。
今は待つべきか。
どの銘柄が良いか。
ニュースはプラスかマイナスか。
こうした判断を毎日しようとすると、たしかに投資は重たくなります。
でも、長期の資産形成において、初心者が毎日判断する必要はほとんどありません。
むしろ、毎日判断しない方がうまくいくことも多いです。
なぜなら、判断回数が増えるほど、感情が入りやすくなるからです。
一日10分投資術の基本は、
毎日判断することではなく、
毎日判断しなくていい仕組みを作ること
にあります。
ここを理解するだけで、投資の見え方はかなり変わります。
第2節 積立投資は“忙しい人のための方法”でもある
積立投資が初心者に向いていると言われるのは、少額から始めやすいからだけではありません。
忙しい人でも続けやすいからです。
毎月決まった日に、決まった額を自動で積み立てる。
これができるようになると、毎月「今月どうしよう」と考えなくて済みます。
相場が上がっていても下がっていても、基本方針は変えない。
その結果、感情によるブレも減りやすくなります。
つまり、積立投資は単なる少額投資ではなく、
時間がない人のための投資術
でもあるのです。
忙しい人ほど、毎日の細かい判断より、仕組み化の恩恵を受けやすい。
これはとても大きなポイントです。
第3節 “投資を頑張る”のではなく、“投資が回る状態”を目指す
初心者は、投資を始めると「自分が頑張らなければ」と思いやすいです。
でも、本当に目指すべきなのはそこではありません。
目指すべきなのは、
自分が頑張り続けなくても、投資が回る状態
です。
自動積立が設定されている。
毎月の額が無理のない範囲になっている。
商品が自分にとって理解しやすい。
評価額を毎日見なくても済む。
この状態が作れれば、投資はかなり楽になります。
一日10分投資術は、「毎日10分ずつずっと勉強し続けること」ではありません。
最初は10分ずつでも、少しずつ“放っておいても大丈夫な仕組み”を作ることが目的です。
ここを勘違いしないことが大切です。
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第4章 一日10分で初心者が最初にやるべきこと
第1節 1日目から3日目:目的を決める
投資を始める前に、まず必要なのは商品選びではなく目的の整理です。
何のために投資するのか。
老後資金なのか。
将来への備えなのか。
預金だけでは不安だからなのか。
この部分が曖昧なままだと、あとでブレやすくなります。
一日10分あれば、ここは十分考えられます。
ノートでもスマホのメモでもいいので、
「なぜ投資したいのか」
「いつまでにどうなっていたいのか」
を言葉にしてみる。
これだけでもかなり意味があります。
初心者がよくやってしまうのは、目的が曖昧なまま「おすすめ商品」を探し始めることです。
でも、それだと情報に振り回されやすい。
だから最初の10分は、商品ではなく自分の目的に使う方がいいです。
第2節 4日目から6日目:生活防衛資金と無理のない積立額を確認する
投資を始める前に、生活防衛資金の確認は欠かせません。
急な出費や仕事の変化があっても生活が崩れないだけの現金があるか。
これがない状態で投資を始めると、少しの下落でも強い不安が出やすくなります。
また、積立額も大事です。
頑張れば出せる額ではなく、自然に続けられる額を考える。
月1万円なのか、2万円なのか、3万円なのか。
ここは人によって違います。
一日10分あれば、家計をざっと見直して、どこまでなら無理がないかを考えることは十分できます。
ここでのポイントは、最初から大きな額にしようとしないことです。
忙しい人ほど、生活に無理がないことの方が大事です。
無理があると、投資が長続きしません。
第3節 7日目から10日目:NISAと商品をシンプルに理解する
初心者が最初に理解すべき制度は、やはりNISAです。
非課税で使える制度であり、長期投資と相性がよい。
これをざっくり理解することは、一日10分でも十分可能です。
商品についても、最初から全部知る必要はありません。
まずは、
投資信託とは何か
インデックスとは何か
分散とは何か
このあたりを理解するだけで十分前に進めます。
ここで注意したいのは、いきなり比較しすぎないことです。
候補を広げすぎると、かえって決めにくくなります。
最初はシンプルに、初心者向けの選択肢に絞って理解を進める方が、一日10分の使い方としては効率がいいです。
第4節 11日目以降:口座開設と積立設定を進める
目的、生活防衛資金、積立額、制度理解がある程度整理できたら、次は実際の口座開設と積立設定です。
ここも一気にやろうとすると面倒に感じますが、10分ずつなら進めやすいです。
証券会社を決める。
必要情報を入力する。
本人確認を進める。
商品を選ぶ。
積立日と金額を決める。
こうした作業を少しずつ進めるだけで、投資は現実の行動になります。
大事なのは、「まとまった時間ができたらやる」ではなく、
小さく進めて終わらせることです。
忙しい人ほど、この分け方が効きます。
第5章 一日10分で十分なのに、初心者がやりすぎてしまいやすいこと
第1節 情報を集めすぎる
初心者が最もやりすぎやすいのは、情報収集です。
比較記事、ランキング、動画、SNS、経済ニュース。
見れば見るほど、もっと知った方がいい気がしてきます。
でも、情報を集めすぎると、逆に決められなくなることがあります。
一日10分投資術では、情報は“必要な分だけ”でいいです。
必要以上に集めると、安心するどころか不安が増えます。
忙しい人ほど、ここは割り切った方がいいです。
第2節 毎日評価額を見る
投資を始めたあと、証券アプリを毎日開いてしまう人は多いです。
増えているか、減っているか、気になります。
でも、長期投資で毎日評価額を見ると、短期の上下に感情が引っ張られやすくなります。
一日10分投資術で大切なのは、
投資後に毎日数字を追うことではなく、
投資前後の仕組みを整えることです。
評価額を頻繁に見る時間が増えるほど、投資は忙しいものになってしまいます。
初心者ほどここは注意です。
第3節 最初から完璧にやろうとする
NISAを理解し、商品を比較し、積立額も最適化し、タイミングも見て、損しない形で始めたい。
こう考えると、始めるまでがとても重くなります。
でも、投資のスタートに100点を求める必要はありません。
一日10分でできるのは、完璧な準備ではなく、
続けられる最低限の土台づくりです。
これで十分です。
むしろ最初から完璧を目指すほど、疲れて止まりやすい。
だから、最初は70点でも前に進むことの方が大事です。
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第6章 一日10分投資術を長続きさせるコツ
第1節 投資の時間を“勉強の時間”ではなく“整える時間”にする
一日10分と聞くと、「毎日勉強し続けなければいけない」と思う人もいます。
でも、そのイメージだと疲れやすいです。
大切なのは、投資の時間を“勉強しなきゃいけない時間”にしないことです。
むしろ、
家計を整える、
確認することを減らす、
仕組みを見直す、
生活の中に自然に入れる、
そういう“整える時間”として使う方が向いています。
この感覚を持てると、投資はかなり続けやすくなります。
第2節 やることを固定化する
忙しい人ほど、その日ごとに「今日は何をしよう」と考えるのは負担です。
だから、やることを固定化するとよいです。
たとえば、
月曜は家計確認、
火曜は制度や商品の理解、
水曜は何もしない、
木曜は積立設定や口座確認、
金曜は振り返り、
のように決める。
毎日全部やる必要はありません。
むしろ“何もしない日”を作る方がうまくいきやすいです。
投資は、やることを減らすほど続けやすくなる面があります。
ここは仕事のタスク管理にも少し似ています。
第3節 投資を“特別イベント”にしない
投資を始める時、特別なことをしている感覚が強いと、生活の中で浮きやすいです。
でも、本当に続く投資は、日常の中に自然に入っています。
給与が入る。
自動で積み立てる。
たまに確認する。
必要があれば見直す。
それくらいで十分です。
一日10分投資術の本質は、
投資を特別なイベントから、日常の小さな習慣に変えること
にあります。
ここができると、忙しい人でもかなり続けやすくなります。
第7章 初心者にとって“一日10分”が持つ本当の価値
第1節 小さく始められることが継続につながる
一日10分の価値は、時間が短いことではありません。
短いからこそ始めやすく、始めやすいからこそ続きやすいことにあります。
最初から一時間必要だと思うと、忙しい日は何もできません。
でも10分なら、仕事の前、昼休み、寝る前にも取れます。
この“小さく始められる”ことが、投資ではとても重要です。
なぜなら、投資は一回頑張るより、続けることの方が大事だからです。
第2節 10分でも、投資との距離感は変えられる
初心者が最初に必要なのは、大きな利益ではなく、投資との距離感を変えることです。
怖いもの、難しいもの、時間がある人だけのもの。
そう見えていた投資が、
少しずつ理解できるもの、
少しずつ整えられるもの、
忙しくても付き合えるもの、
に変わっていく。
これが大きいです。
一日10分は、その感覚を育てるには十分な時間です。
大事なのは、長くやることではなく、やめずに続けることです。
第3節 投資は“時間がある人の勝負”ではなく、“仕組みを作れる人の習慣”である
投資に強い人というと、相場に詳しい人、毎日ニュースを見る人、分析が得意な人を想像しがちです。
でも、資産形成という意味では、それだけが強さではありません。
むしろ、忙しい中でも無理なく仕組みを作り、その仕組みを守れる人の方が長く強いことがあります。
つまり、投資は“時間がある人だけの勝負”ではなく、
仕組みを作れる人の習慣
でもあるのです。
この見方ができると、「自分は忙しいから無理」という思い込みはかなり弱まります。
第8章 まとめ:一日10分でも、投資は十分始められる
投資を始められない理由として、
「時間がない」
を挙げる人は多いです。
たしかに、仕事や家庭が忙しい中で、毎日相場を追うのは現実的ではありません。
でも、初心者が最初に必要なのは、毎日何時間も投資に向き合うことではありません。
必要なのは、
目的を整理すること、
生活防衛資金と積立額を考えること、
NISAや投資信託の基本を理解すること、
口座開設と積立設定を進めること、
そして、毎日判断しなくていい仕組みを作ることです。
これなら、一日10分でも十分進められます。
むしろ、最初から時間をかけすぎると、情報を集めすぎたり、完璧を求めすぎたりして、かえって始めにくくなることもあります。
だからこそ、
一日10分でできることを小さく積み上げる
という考え方は、初心者にとても向いています。
投資は、最初から上手にやるものではありません。
少しずつ整えながら、自分の生活に合う形を作っていくものです。
その意味で、一日10分というのは決して少なすぎる時間ではありません。
むしろ、忙しい人が現実的に続けるにはちょうどいい入口です。
そして最後に覚えておきたいのは、
投資で大切なのは“どれだけ長く勉強したか”ではなく、
どれだけ無理なく続けられる仕組みを作れたか
だということです。
もし一日10分ならできそうだと思えたなら、それは立派なスタートラインです。
大きく始めなくていい。
長く頑張らなくていい。
まずは10分で十分です。
その10分が、将来のお金との向き合い方を少しずつ変えていきます。
【重要】免責事項
投資判断の最終責任: 本記事で紹介している銘柄やセクター、分析内容は、情報提供および学習の啓発のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。
成果の非保証: 過去のデータや予測は、将来の投資成果を保証するものではありません。市場環境の変化により、資産が減少するリスクがあります。
情報の正確性: 2026年2月時点の情報に基づき作成されていますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。最新の業績やニュースは、必ず各企業のIRサイトや一次資料でご確認ください。
損失の補償: 本記事の内容に基づいて被ったいかなる損害(直接的・間接的を問わず)についても、筆者は一切の責任を負いません。
監修者:市川雄一郎
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
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