今回は、グローバルファイナンシャルスクール(以下GFS)校長の市川雄一郎氏にインタビューを行いました。
去年GFSを運営する(株) Free Life Consultingでは、インターン採用を行っており、ライターチームへの配属が決まった大学3年のインターン生がインタビューを行いました。
GFS校長の市川雄一郎氏とは
市川 雄一郎(いちかわ・ゆういちろう)
・1969年生まれ
・東京都出身
・GFS校長
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産運用設計業務)
・日本FP協会会員
・日本FP学会会員
・グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)
著書に『投資で利益を出している人たちが大事にしている45の考え』(日本経済新聞社)など。ラジオNIKKEIなどのメディア出演も多数。大学の客員教員として生徒に教えるほか、全国の資産運用に関する講演活動や、金融機関の職員や顧客へのセミナーも行う。分かりやすい説明と柔らかな雰囲気で多数のファンがいる。
■趣味
国内旅行・温泉・グルメ
知らない地域を巡ることが好きで、去年は京都や軽井沢に行った。
市川雄一郎氏(以下市川校長)が校長を務めるGFSは、生徒数・講師数・講義数・講義時間数の4部門で日本一のオンライン投資スクール※です。※2021年日本トレンドリサーチ調べ
2023年4月時点でGFSの生徒数は26,638名に達しており、創立から4年、多くの方に投資のパートナーとして選んでいただいています。
そんなGFSの市川校長は一見完璧に見えますが、今回のインタビューを通して、完璧に見える裏には隠された多くの努力があったこと、お金の学校に対する強い思いがGFSを創り上げていることが分かりました。
「GFSの校長がどんな人なのか知りたい」「GFSがどんな投資スクールなのか知りたい」という方の参考になりますと幸いです。
努力家というよりも、頑張らないと人に追いつけないから人の何倍もやっている
ーー過去の市川校長へのインタビュー記事を読んだのですが、投資のプロで努力家の印象を受けました。昔から努力家タイプなんでしょうか?
努力家というよりも、頑張らないと人に追いつけないからやっているという感じです。何をやるにも人一倍飲み込みが悪いので、人の2〜3倍やれば追いつくくらい、人の10倍やれば追い越せるんじゃないかと思って行動しています。
あと小さい頃はなんでも嫌になってしまい継続できないタイプでしたが、継続は力なりだと思っています。お金の勉強にしても、少しでも良いので日々学習を続けることで知識がついてきます。
時間は有限で1人24時間と決まっているので、僕の場合、資格の勉強をするにしても通勤中のようなすきま時間を上手く使って勉強しています。
市川校長は仕事をバリバリやっていてできる人のイメージだったので、頑張らないと人に追いつけないというのは、すごく意外でした・・・!
プライベートでも、ものを見るときに全て経済を感じてしまう
ーー日々金融の勉強や講師業、メディア出演などお忙しいと思うのですが、お休みの日はどのようにリフレッシュされているんですか?
「リフレッシュ=非日常」ということで、都心のホテルに泊まったり外食をしたりして、非日常のことをわざとするようにしています。ホテルに泊まった時は、どこに行くわけでもなくダラダラ過ごしています。
ただ職業病なのかもしれないんですが、ものを見るときに全て経済を感じてしまうんです。
例えば、都心のホテル代が去年と比べると1.5〜2倍ほど高くなっていることから、外国人観光客がくるようになったことや、日本人が脱日常で都心のホテルに泊まることを当たり前にするようになったことが影響しているのではないか、というように経済と結びつけて考えてしまいます。
この間も近所のファストフード店に行った時、僕の家の近くは観光客がくるホテルが多いせいか、お客さんの8割型が外国人の方で、今までそんなことなかったので、だいぶ経済が変わってきたなと思いながら牛丼を食べました(笑)
市川校長はすごいな〜僕ももっと経済のこと考えないと!
日経新聞が理解できず読めなかったところから、努力と失敗を重ねてお金の学校の校長に
▲市川校長と武田鉄矢さんの対談の様子▲
ーー市川校長はいつからお金に関わる仕事に興味があったのでしょうか?GFS校長になるまでの経緯を教えてください。
まず大学卒業時にファイナンシャルプランナー(FP)が日本で少し広まっており、海外では認知度が高いのに日本ではあまり高くなく、これからの社会でFPのようなお金の専門家が景気の良し悪しに関係なく、必要になる時代が来ると思い目をつけました。
FPに目をつけてから資格勉強のために日経新聞は読めた方が良いと思い買い始めたのですが、当時は内容が理解できずちんぷんかんぷんでした。
しかし人間慣れると何でもできるもので、どこを把握すれば良いのかが分かり、経済用語も覚えることができ、少しずつ読めるようになりました。
そして、お金の専門家になるのに投資をしたことがないのはあり得ないと思ったので、社会に出て1〜2年くらいしてから投資を始めました。
初めての投資は積立の株式投資でした。最近は積立の投資信託が多いですが、昔は今のように投資信託の本数が多くなかったので、株式投資をしていました。
銘柄はいくつかに投資していて、そのうちのひとつがファミリーマートでした。理由としては、国内だけではなく国外にも若干進出を始めようという話が出ていたことと、将来的にコンビニはもっと増えて形態が変わり便利になっていくだろうと考えたことです。
ただ投資では失敗経験もあります。昔証券会社からIPOというこれから上場する株の割り当てをもらったのですが、17万円で買い、一時は連日ストップ高で120万円までいったものの、売るタイミングを逃して10万円ほどになった今も塩漬け状態で持ち続けています。
この銘柄が売りたいと思ったときに簡単に売れないくせもので、もう株価は上がらないという状態なので苦い失敗経験です。けれどこの経験が教訓になって、IPO取引の際に生きています。
それからお金の学校を作りたいという想いがずっとある中で、GFSという学校を大きくしていきたいと考えている創立者の上野由洋さんと出会いました。そこで僕もGFSを伸ばしていこうと思い今に至ります。
情報収集は色々なものを見ているけど、Twitterは発信をしているのでチェックしている
ーーGFSでは市川校長の講義でお金について学んでいる生徒さんが多くいらっしゃると思うのですが、市川校長ご自身はどのようにして情報収集しているんですか?
情報収集は基本的に色々なものを見ているんですが、Twitterは僕自身やっていることもありチェックしています。自分が情報発信する上で、日経のニュースや経済ニュースを色々なメディアから収集しています。あとは投資をしているので、証券会社の中で飛び交う情報もチェックするようにしています。
基本的に世界経済の中心であるアメリカの情報は毎日見ています。日本の情報はアメリカ以上に見ていますね。
平日の習慣なんですが、アメリカ含めた海外の市況をチェックしたら、早めの時間にTwitterに投稿しています。夜寝る前もアメリカの情報をチェックして、今日株価が下がっているなと思えば買っています。
欲しい銘柄の株価が下がっていたらチャンスですし、基本的に下がっている時しか買いません。
市川校長のTwitterアカウント
「市川雄一郎@お金の学校 校長(クリックするとアカウントに飛びます)」
お金を大切にしている人のところにお金は集まる
ーーお金について情報収集するほかに、お金を貯めたいと思ったら何をすべきですか?
まずお金が貯まっている人と貯まっていない人には明確な差があります。「お金を大切にしている人のところにお金は集まる」ということを、お金のコンサルタントをやってきて思いました。
よくお金持ちはケチという人がいるのですが、ケチなのではなく、無駄なところにお金を使わないんです。お金が貯まる人は、無駄なところにお金を使わず、使うところにはちゃんと使う習慣があります。逆にお金が貯まらない人は、無駄なところにお金を使います。
あとはお金を増やすという点だと投資が選択肢のひとつになりますが、投資をする上で大切なことは「少額で実践してみて、失敗していいからやめずに継続すること」です。
実際、投資をやっていて投資が怖いと思う人の大半は損をしてやめてしまった人です。景気が悪くなり資産が減ってきた時に投資をやめてしまい、悪いイメージしか残っていないんです。投資を怖いと思わないようにするためには、悪い状況の時でも継続して投資をして、数年後どうなっているかを見ることが大事だと思っています。
何をやるにも実践しないと上手にならないですし、失敗してもいいからやめずに継続することが大切だと僕は思います。
お金の勉強はしなくても生きていけるけど、勉強すれば物事を有利に進められる
ーーお金の勉強は、やはりした方が良いですか?
お金の勉強はしなくても生きていけますが、勉強しておけば物事を有利に進められるのは間違いないと思います。
例えばカードのリボや分割払いって、後からお金を払えるからお得だと思って使う人は多いです。しかし実際は損をしますし、いくら減るのかを計算できれば、あえてリボや分割払いを使うことはないでしょう。
他には、お金を増やしていくのに有効な手段として株式投資がありますが、勉強していないと、儲かる時もあれば失敗する時もあるというイメージだと思います。
実際に金融リテラシーが高い人とそうでない人では、お金の貯まり方やお給料の上がり方が違うというデータもあります。
お金は邪魔にならないですし、お金の勉強をしていて知らなくてよかったということはないです。
お金の勉強を始めるなら、まずはお金に目的を持たせることが大事
ーーお金の勉強を始める場合、何からするのが良いでしょうか?
何をするというよりも、まずはお金に目的を持たせることが大事だと思います。例えば10年後までに教育資金として1000万円を貯めたいといった、将来お金を貯めて何をしたいかということですね。ゴールを決めた時に、それまでにお金を貯めるためにはどのような金融商品を選ぶのかということを考え始めます。
10年後までに1000万円貯めるのであれば、貯金でも良いけれど利息がほとんどつかず年間100万円貯めないといけないので、10年間で効率的に回せるような投資信託や株式といった金融商品が選択肢になってきます。この時に金融商品の中身を勉強します。
最初の勉強としては金融商品の基礎が良いと思います。投資信託から始める人が多いので、「投資信託とは何か」「投資信託にはどのような商品があるのか」といったことから勉強してみると、株式型や債券型といった付随したことも色々学べます。なので、まずは投資信託の基礎を勉強してみると、入口としては入りやすいと思います。
私は金融知識がないので、今回の話を参考に勉強してみようかなと思います!
今からやっていれば何十年後には億単位貯まっていますよ。僕は学生の時そのように思っていなかったので、今感じられるのはラッキーですね。
GFS創立当初はスタジオもスタッフもいなかったので、全部自分でやっていた
ーー今では多くの人に知られているGFSですが、創立当初のエピソードが知りたいです。印象に残っていることはありますか?
印象に残っているのは、創立当初は今みたいにスタジオがなくて、スタッフもいなかったので、講義の収録を全部自分でやっていて大変だったことです。土日関係なく会社にきて、カメラのセッティングをして、セミナールームでホワイトボードに書きながら収録していました。
今はスタジオもあり専門家の方もいらっしゃいますが、当時は誰もいなかったので、一番初めの外部の先生の録音も僕がやるくらい人がいなかったです(笑)
投資スクールは、投資の技術を身につけるところ
ーーGFSについて詳しく知らない方の中には「投資スクールってなんだか怖い」「入学費が高い」と思っている方もいるかと思います。そのような人にアドバイスはありますか?
まず投資スクールについてイメージしてほしいのが、クッキングスクールやドライビングスクールに通うことと同じで、何か自分で技術や知識を身につけたい人が通うところです。投資スクールは、投資の技術を身につけたい人が通うところだと思っています。
そして投資の技術は全ての人に持っていてほしいですが、お金のことに関心がある人とない人がいるので、全員でなくとも、できるだけ多くの人に来てほしいと思っています。
あと入学費については、30万円という金額が高いか安いかと言われたら、僕は安いと思っています。例えば資格の学校だと、1つの資格を取るために合否問わず20〜30万円かかります。それに比べると、GFSは専門家であり経験豊富な方が多く先生の質が保たれていて、しっかり勉強して投資の技術を身につけられるので安いと思います。
僕は人間一番初めにすべきことは、自分で自分に投資することだと思っています。30万円を支払う場合、支払ったお金に対して自分がどれだけ一生懸命やれるかが、その人の本気度なのではないでしょうか。
特に若い人にとって30万円はお給料1ヶ月分以上のお金を投じないといけないので、高く思うかもしれませんが、最終的にはその人本人にとって価値があり欲しいか欲しくないかなんですよね。だって100万円や200万円する車は、はたから見たら高いよと思う人もいますが、欲しい人は買うじゃないですか。
たしかに・・・自分が本当に欲しいものならお金はあんまり気にならないかも?
これからも多くの意見を生徒さんからどんどん吸収していきたい
ーー投資スクールはGFS以外にもありますが、他のスクールと比べてGFSはどんなところが良いですか?
GFSの良いところは、「先生の質が担保されていること」と「生徒さんに寄り添っていること」です。
特に生徒さんに寄り添っているというのは、先生も事務局もサポートしてスクール全体で寄り添っているので、生徒さんに喜ばれています。
またGFSには専任コンサル制度という生徒さんの不安を解消するために専任コンサルタントがサポートする制度があるので、何か困ったことがあれば、自分の専任コンサルに質問してもらえれば解決してくれます。解決できないことであれば、専任コンサルタントだけではなく事務局も対応してくれます。
ただGFSには解決すべき点が山のようにあります。まだまだ生徒さんの要望を全て受け入れられているわけではないです。時代が変わると投資の仕方も変わるので、これからも多くの意見を生徒さんからどんどん吸収して、他の投資スクールとは違うものを創り上げていきたいと思っています。
GFSは初心者の生徒さんが多いので、できるだけ噛み砕いて話をするようにしている
ーー市川校長の講義は分かりやすいと評判ですが、意識してやっていることはありますか?
GFSの生徒さんは、専門用語を知らないような初心者の方が多いので、できるだけ噛み砕いて話をするようにしています。難しいことを聞いてしまうと拒否反応が出てしまうと思いますし、これから投資をしようという人が基礎力がまったくない状態で講義を聞いても分からないと思うので。
また生徒さんの中には投資経験が長いのに上手くいっていないという方もいます。経験が長いのに成果が出ていないというのは、勉強の仕方が根本的に間違っていることがあるので、その方がまた同じ失敗をしないように、間違いに気づかせてあげることも重要だと思っています。
最後に、意識してやっていることとして「この先生から聞いたら、何となく分かりそう。」「金融とか投資って難しそうだけど、この先生優しそうだし分かりやすく教えてくれそう。」と最初に思ってもらえるようにしています。あとはご自身で学んで、他の先生方の講義も観ていくと、知識がついて投資力も上がっていくと思います。
市川校長「生徒さんの意見を聞けるのが嬉しい」
▲市川校長のライブ講義の様子▲
GFSでは、市川校長は通常の講義に加えてライブ講義もされており、チャットで生徒さんから色々な意見を聞けるのが嬉しいそうです。
まとめ
今回のインタビューでは、裏での多くの努力やお金の学校に対する強い思いが、現在の市川校長やGFSを創り上げていることが分かりました。
この記事を読んでくださった方の中には、市川校長のお話を通して、GFSでお金について勉強することに興味が湧いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、入学するのはまだハードルが高いと思う方もいるでしょう。
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