今日は株式投資セミナーの正しい選び方を勉強するよ!
わーい、はやく知りた~い
株式投資は資産運用の王道であり、要(かなめ)でもあります。
投資で資産を大きく増やしてきた人の多くは、おそらく株式投資で成功したはず。
これから投資を始めようという投資初心者の人も、まずは「株式投資」を念頭に置いていることでしょう。
でも実際に株式投資を始めようと思っても、何をどう買えばいいのかわからないことだらけなのが現実。
そんなとき頼りになるのが、投資の勉強ができる初心者向けの「株式投資セミナー」です。
でも、「もし変な投資セミナーにはまって、詐欺(さぎ)にだまされたらどうしよう」とつい尻込みしている人も多いのではないでしょうか。
実際、世の中には、優良でためになる株式投資セミナーがある一方、投資詐欺がカモを探すために開くセミナーもごまんとあります。
詐欺まではいかなくても、犯罪すれすれのやり口で初心者をペテンにかける主催者もいます。
そこで本記事では、投資初心者であるあなたが、
- ①セミナーを安全に選ぶための確認ポイントを知る
- ②初心者がセミナーを受講するメリットを理解する
- ③悪徳(詐欺)セミナーの手口を知って近づかないようにする
ことで、安全で一生役に立つ優良な株式投資セミナーを自力で選べるようになることを目標にしました。
投資はあなたが何もしないと始まらない世界です。
優良なセミナーを受講することで、正しい知識を身に着ければ投資は決して怖くないことを学び、一刻も早く第一歩を踏み出してほしいと思います。
投資の勉強については、以下の記事でさらに詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
【投資の勉強】初心者はこの記事だけ読めばOK!基礎知識が身につく完全ロードマップ
最後に累計30万人の日本人が受講した優良株式投資セミナーもあわせてご紹介していますので、参考になさってください。
なお本記事は、以前掲載した「資産運用セミナーにはまだ行くな!優良講座を選ぶ5つの確認ポイント」の一部をエッセンスとして引用していますので、興味ある方はこちらもあわせてお読みください。
監修者:市川雄一郎
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長
目次
株式投資セミナーを選ぶための5つの確認ポイント
ここでは投資初心者が株式投資セミナーのよしあしをどう見分け、どのように選んだらいいのか、確認ポイントを伝授します。
確認すべきポイントは以下の5つ。
1つ1つ見ていきましょう。
確認ポイント① 主催者の「狙い」は何かを確認
株式投資だろうが資産運用だろうが、セミナーというイベントには必ず主催者の狙いがあります。
つまり、一番最初に確認すべきなのは、主催者が何者で、セミナーを開く狙いはなんなのかを考えることなのです。
多くは集まった人々に自社の商品やサービスを購入してもらうのが狙いです。
あの人気ユーチューバーがくるなら面白そうだから話を聞きに行こうかな
と、軽い気持ちでセミナーに参加すると、気付いたら高い投資商品を買わされていたなんて痛い目を見るかもしれません。
主催者が有名人に講演を依頼するのは、人を集めてもらうためです。
その講演料を回収するためには、セミナーを聴きに来た人から何かを買ってもらう必要があります。
これは主催者が有名な証券会社やマスコミでも同じです。
有名人の無料講演でたくさんの人を集め→何かの投資商品や新サービスを売りつける。
そうした構図があることをあらかじめ知っておきましょう。
株式投資セミナーを開く狙いを主催者の種類別に簡単に記しておきます。
- 証券会社の狙い → 自社で株式口座を開き、取引してもらう。新たな取引サービスやツールを利用してもらう。
- 銀行・保険会社の狙い → 株式に興味のある人を自社取り扱いの投資信託などに誘導。
- 出版社・マスコミの狙い → 新雑誌、新刊本、新番組などの宣伝とファン拡大。後援企業への顧客誘導。
- 個人投資家・インフルエンサーの狙い → ファン拡大。本やSNS、サロンへの誘導。
- 投資スクールの狙い → スクールに入学させる。付随するサービスに入会させる。
だいたいこんなところでしょうか。
あらかじめこうした狙いがわかっていれば、スタッフに呼び止められても「ふふん、来たな!」と身構え、きっぱり断って帰ることができます。
いや、もちろん気に入ったら買ってもいいんですが、少なくとも「気が付くと高い商品を契約してしまった!」なんてことにはならないでしょう。
ここで特に注意すべきなのは、
- 詐欺や詐欺まがいのインチキにひっかからないこと。
- 理解のできない高額の投資商品やサービスの購入契約をしないこと。
これに尽きます。
後の章で参加するとあぶないセミナーの特徴を挙げておきますが、みなさんは常に「投資余力のある人=カモ」と見られていることを忘れてはいけません。
初心者は、投資商品やサービスの良しあしが経験上わからないため、すべて儲かりそうな魅力的なものに思えてきます。
そしてその場でつい、契約書にサインしてしまうのです。
以下のような人は特に注意が必要です。
- 押しに弱い人
- 情にほだされやすい人
- 財布のひもがゆるい人
- 儲け話に目がない人、ギャンブル好きな人
- 見栄っぱりな人(特に異性や若い人の前で)
自覚のある人は、とにかくその場で何かを絶対買わない(契約しない)と決めてセミナーに参加するようにしてください。
この心構えを持つだけでも、投資詐欺に引っかからないようになると思います。
確認ポイント② 講師が「株式投資のプロ」かどうかを確認
講師やゲストがどんな人なのか、何を講義・講演してくれるのかは事前に確認できます。
セミナーを受けるなら、きちんとした「株式投資のプロ」が講師をつとめるセミナーに参加すべきです。
初心者はとかく有名人が来るという理由だけでセミナーを選びがちです。
タレントや作家、有名なユーチューバーなどは、たとえ投資経験があっても株式投資のプロではありません。
好奇心やミーハー心だけでふらふら参加すると、たいしたことを学ぶこともできず時間の無駄に終わるだけでなく、まんまと高額商品を売りつけられたなんてことになりかねません。
では「株式投資のプロ」ってどんな人でしょう。
- 証券アナリスト
- 経済評論家
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- ファンドマネージャー
- 投資スクールの講師
- 個人投資家
あたりが多いと思いますが、こうした肩書でしっかりと投資の実績のある人ということになるでしょう。
世間一般には無名な人でも、投資界隈、金融業界ではとても優秀で有名な人は大勢います。
しかしただ有名というだけでなく、株式投資のプロ中のプロで、自分でも投資経験が豊富な人、実績をきちんとあげている人の話を聞くのが一番です。
確認ポイント③ 時事的な内容か、普遍的な株式投資の講座なのか確認
株式投資セミナーがどんな講義をするかは、大きく2つに分類できると思います。
- 投資にかかわるニュースや時事ネタ、現在の株式相場をテーマとしているもの
- 株式投資による資産運用の普遍的な知識や実践方法がメインのもの
のどちらかです。
前者は現在の世界情勢、国内外の景気、相場環境、為替相場、いま注目の投資テーマなど、時事的な視点からそれらが投資とどうかかわるのかを解説するものです。
今は投資チャンスなのか手控えるべきか、今後買うならどんな業種、どんな投資テーマがおすすめなのか、といったこともこれに入ります。
経済評論家や証券アナリストなどが講義することが多く、その分析や予測は当たるかもしれないし、はずれるかもしれません。
このようなセミナーの場合、すでに投資経験のある人が今後の投資方針を考える上で参考にするために受けるセミナーと言えるでしょう。
後者は、今の相場環境などの時事的な内容よりむしろ、株式投資や資産運用、投資の普遍的な知識を身につけてもらうものです。
資産とは何か、株式投資とはどんなものか、株価指数とインデックス投資、つみたてNISAの基本と投資方法、経済新聞の読み方、財務諸表の読み方、FXとチャートの見方、不動産投資の基礎知識、等々の一般的な講義が中心となります。
ファイナンシャルプランナーや投資アドバイザー、個人投資家らが講義をするケースが考えられますが、実際にはもっと幅広い人が講義しています。
前者に比べると、初心者がまずお金や投資の基礎知識を身に着けるために受講すべきセミナーと言えます。
実際には両方の要素をあわせた講義内容も多いですし、初心者がニュース解説的講義を受けても、経験者が投資基礎講義を受けたってもちろんかまいません。
ただ初心者の場合、あまり目先のことばかり気にするのはよくないし、時事的な話は理解できてもそれをどう株式投資に生かすか判断できないかもしれません。
ですので、投資経験のない初心者は、見えを張ることなく「初心者向け」をうたっているセミナーを受講すべきでしょう。
セミナーの内容が上級になればなるほど儲かるということはなく、初心者向けだからといって資産があまり増えないということもありません。
特に初心者は、資産運用にとって大切な基本をマスターするだけでも、飛躍的に成績を伸ばすことができるようになります。
一足飛びに難しい内容を考えるのではなく、まずは株式投資の基本に忠実な講義内容を選ぶのが大切です。
確認ポイント④ 「投機」ではなく「投資」を教える講座かを確認
後でも書きますが、初心者が特に陥りがちなのが「投資」と「投機」を混同することです。
これを最初に間違えると、その後の人生が変わってしまうほどの痛手をこうむるかもしれません。
では「投資」と「投機」ってなにがどう違うのでしょう。
これを説明する前にまず「資産」とは何かを考えてみましょう。
資産運用の「資産」とは、「資本を産むもの」という意味です。
そして「資本」とは、事業や経済活動で利益を得るために必要な元となるお金や財産のことです。
つまり「資産」とは、これを持つだけで利益を生み出してくれるものを指します。
企業の株式の長期保有や、国や企業の債券、投資向けの不動産などがこれにあたります。
この「資本を産みだしてくれる資産」にお金を投じることを「投資」と呼びます。
したがって、投資の勉強とは、その資産の価値を分析して、買うか売るかを判断することがメインとなります。
これに対し、安く買って高く買う短期のトレードを繰り返して売買差益を得るのが「投機」です。
投機とは読んで字のごとく、お金を「投」げ入れ、回収するタイミング「機」を図ること。
株式の短期トレードのほか、ドルやユーロを安値で買って高値で売るFXなどがこれにあたります。
これで成功するには、株価チャートを読んで売買タイミングをつかむテクニックを学び、熟練する必要があります。
資産を持つのが狙いではないため、その価値を分析する投資の勉強も必要なく、一見かっこよくも見えます。
しかし「投機」ほど実はとても難しく、大変なことはないのです。
投機とは「ここで買えば儲かると思っている人」と「ここで売れば儲かると思っている人」とのお金を賭けた争いになるからです。
価格の向こう側にいる別のトレーダーとの戦いと言ってもいいでしょう。
実際には、経験豊富で莫大な資金を動かすプロトレーダーや超高速で売買できるコンピュータが競争相手であったりします。
資金量に乏しく、経験も浅い初心者が手を出して勝ち続けるのは至難の業なのです。
機敏な判断力やセンスがあれば別ですが、初心者のうちはこうした投機には手を出さず、真の意味の「投資」の勉強をこそ始めるべきでしょう。
したがって、セミナー講師のスタイルを事前によく確かめて、「投機」ではなく「投資」を教えるセミナーを選ぶべきです。
確認ポイント⑤ 会場での集客講座かオンライン講座かを確認
新型コロナウイルスのまん延により、人と人が密になることを避けるため、株式投資のセミナーもオンラインで開催されることが増えました。
セミナーではなく「ウェビナー」(ウェブ+セミナーを合成した造語)という呼び方もだんだん増えてきました。
実際の会場でのセミナーが影をひそめ、今ではオンライン開催があたりまえになったと言っても過言ではありません。
それでも人を集めてセミナーを開こうという場合、そこには狙いがあります。
やはり対面の方が商品を売り込むとき、何かと都合がいいからです。
たとえばある投資関係のコンピュータソフトを販売する場合、会場に用意した実際のパソコンでデモ体験してもらいたいと考えますよね。
また、パソコンが苦手な年配の人などは、会場に足を運んで講義を受けるほうがいいという人もいます。
「勉強は教室のようなところで講義を受けないと集中できない」という受講者もいるでしょう。
なので一概に否定はできませんが、実際の会場で対面で受講するセミナーの場合、主催者が営業する上で有利であるということは念頭に入れておいてください。
今の時代、オンラインで安全に受講できるなら、それに越したことはありません。
初心者が株式投資セミナーで学ぶメリット
ここでは投資初心者がきちんとしたセミナーを受講することで得られるメリットを3つ挙げます。
これらのメリットを最初につかんでおけば、おのずと優良なセミナーの条件もわかってくるかもしれません。
メリット① 株式投資に対する「思い込み」をなくせる
株式投資とは、たくさんのモニター画面にうつる株価チャートとにらめっこをしながら買ったり売ったりして儲けることだと思っていませんか?
これは初心者が大いに陥りがちな勘違いです。
こうした人はいきおい、「投資とはトレードのテクニックを高めることだ」と思い込み、チャートの読み方など短期トレードの方法(=テクニカル分析)を考えてしまいます。
短期の売買差益を得る手法は、正しくは「投機」と呼ばれ、初心者が手を出すのにはものすごくハードルが高いものです。
モニターの向こう側にいる相手は海千山千のプロトレーダー、あるいは1000分の1秒で注文を出すAIコンピュータであり、素人が生兵法で勝てる相手ではありません。たまに勝てたとしても、勝ち続けて資産を増やすなんてことはまず困難です。そもそも本業のある人はトレードなどしている時間などありません。
そんな切った張ったの激しい戦いにわざわざ加わらなくても、投資初心者が資産を増やせるのが株式投資です。
投資の本質とは、「資産(=お金を産むもの)」にお金を投じること。株式投資とはすなわち「株式という資産にお金を投じること」であり、それは何かというと「お金(利益)を生み出し続ける事業とその会社」にお金を投じることにほかなりません。
そこで投資家に求められるのは、
- 企業(事業)の成長を見据える確かな目を持つこと
- 国や地域、ひいては地球全体の経済成長を長く見守ること
- 資産を増やしてくれる「複利」のパワーを知ること
- 投資先のバランスや分散(アセットアロケーション)をすること
- 少々の損失では揺らがない強いマインドを持つこと
なのです。
優良な株式投資セミナーなら、この投資の本質をしっかり伝えてくれます。
そして投資初心者の思いこみを直して、正しい資産形成に導いてくれるものです。
親から「投資は怖いから預金しておけばいい」と聞かされた人もいるかもしれませんが、これは大半の投資初心者が「投機」に手を出して失敗し、資産を失ってしまったことがちまたに広まっているせいでしょう。
でもきちんとしたセミナーで投資の本質を学べば、そうした思い込みが間違いであるとわかるはずです。
思い込みから抜け出し、正しい知識を身につければ、株式投資はそれほど怖いものでも難しいものでもありません。
メリット② 正しくオーソライズされた知識を身につけられる
YouTubeなどで好きなユーチューバーの投資チャンネルを見たり、おもしろそうな動画だけつまみ食いして見たりするの、楽しいですよね。
でもそれは、自身で正しい情報の取捨選択ができてこそです。
何百万人ものフォロワーを持つ有名インフルエンサーの動画でさえ、素人の領域を出ていない知識が山ほどあります。
見ていて「その決めつけはまずいなぁ」「ここで思考停止しちゃったか」と残念に思うことがしばしばあります。
「たくさんの人が見ている」「ファンがたくさんついている」からといって正しい知識を伝えているとは限らないのです。
YouTubeで好きな動画だけ見て回るのには、別の弊害もあります。
1つは、自分の間違った思い込みに波長の合う動画ばかり選んで見てしまう弊害。
理由は①で書いた通り、初心者は投資と投機も区別できないでいるので、つい安易でなんだかかっこよく見えるテクニカル系の「投機」にはまってしまいます。
それでなくても、人は何かしらの偏った情報、強い思い込みがあり、自分の考えに合う人の動画ばかり見てしまいます。結果、間違いがさらに増幅されてしまいます。
もう1つは、YouTuberが針小棒大に誇張して伝えることを鵜呑みにしてしまう弊害。
そもそもYouTuberが動画を無料公開するのは、たくさんの視聴者を集めてそこから広告収入を得るためです。
彼らにとっては、有益な情報を正確に伝えるより、見る人が面白がってたくさん視聴数をかせでくれる動画をつくることが大事。視聴数に比例して収入が増えるのだから、当然です。
そうなると、彼らの動画はいかに面白おかしく、あるいはセンセーショナルに見せるかを競うことになり、必然的に誇張やうそが平気でまかり通るようになる。その方が目立つからです。
全部が全部とは言いませんし、正しい知識を伝えようという人ももちろんいます。
でも、YouTubeで稼ぐことの本質がそうである以上、無料動画だけでまともな知識を身につけようとするのはやはり無理があります。
その点、優良な株式投資セミナーは、きちんと投資知識を持つ講師が正確なデータを駆使し、初心者を正しい投資家になるよう導いてくれます。
その知識は経験に基づき、きちんとオーソライズされている(=正当だと承認されている)ため、素人が独断専行で披露しているYouTube動画とは大きく異なります。
YouTubeもたまに見ると楽しいですが、正しい知識を正しい人から学ばないと、投資はいつまでたっても上達しません。まして資産を増やせるはずがありません。
メリット③ 短絡的な儲け情報に踊らされなくなる
投資の本質がわからず、投機で失敗した投資初心者が陥りがちなのが、「勉強するの面倒だから、上がる株だけ教えてくれればいいよ」と勉強を放棄してしまうこと。
楽して大きく儲けたいと願うのは人の常。でも、こと投資に関して言えばその強欲は資産を失う危険と隣り合わせにあります。
「月利△%の投資案件」「インサイダーによる確かな情報銘柄」みたいな文言にころっと騙され、仕組みも満足にわからないまま詐欺にあうのは、だいたいがこういう手合いです。
株価は上がるか下がるかの2択ですから、情報料金が高かろうが安かろうが2分の1の確率で上がるし、ちょっと待てば数ヶ月で急騰することもあるかもしれません。
でもそれだけのことです。
たまたま情報通りに上がったとしても、別の経済状況下ではまったく逆の結果になったかもしれないし、世界の投資マネーがめまぐるしく循環する中では、「確かな情報」なんてしょせん水物であり、持続性を担保する保証などどこにもないのです。
そもそも「優良投資情報」は投資詐欺の常套手段であり、はまってしまうと次々に高額の「ワンランク上の情報」を買わされ、骨の髄までしゃぶりつくされるのがオチです。
優良な投資セミナーで教える知識は、儲かる銘柄情報などではありません。
投資判断に役立ち、どんな状況でも再現性があり、経験値が高められる知識です。
老子の教えに「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」というのがありますね。
飢えた人に魚はあげればそれを食べて終わってしまうけど、釣り方を教えれば何度でも釣ることができるようになり、その者はずっと飢えずにすむ、というあれです。
優良な株式投資セミナーが生徒に与えてくれるのも、まさにそれ。「魚そのもの」ではなく「魚の釣り方」なのです。
投資情報なんて的中したところで、初心者の元手では儲けの額はたかが知れています。
もらった魚を食べたら「はいそれまで」ということ。
ですが、優良な株式投資セミナーは、初心者が時間をかけて数百万、数千万、ときに数億円単位で資産を増やせる知識を伝授してくれます。
短絡的な儲け話やまちがいだらけの情報に踊らされることなく、コツコツとお金を増やす再現性のある仕組みを体系的に学ぶ。
これこそが投資セミナーで初心者が学ぶ最大のメリットと呼べるでしょう。
もうかる銘柄教えますっていうところを選んじゃダメなんだね
気持ちはわかるけど、最初が肝心だからね
初心者が参加してはいけない怪しい株式投資セミナーの特徴と見分け方
この章では、詐欺または詐欺まがいの投資セミナーにだまされないための対策として、特徴や手口をかいつまんで説明します。
ネットを調べると、「投資セミナーとは名ばかりの投資詐欺にあった」「いつのまにか高額な投資の契約をさせられた」という事例が山ほど見つかります。
詐欺の手口としては、
- 簡単に大金が手に入ってゴージャスな暮らしができると誘う
- 宣伝する商品の分割価格だけ見せて全体の料金を知らせない
- とりあえず初回料金だけ払わせて契約書にサインさせる
- 「売買が自動でできる」などとうたう高価なソフトを売りつける
- さも極秘情報であるかのように「急騰する」銘柄情報を売ろうとする
- 途中で詐欺と気づいても「もう退会(解約)はできない」とおどす
- 分割の残りのお金をサラ金を紹介して無理やり払わせようとする
というのが多そうです。
そんな詐欺または詐欺まがいの怪しいセミナーの代表的な特徴と手口を以下の3つの場合に分けて書いていきます。
参加してはいけない怪しい株式投資セミナー① 「誰でも簡単に〇億円」系
あなたも数ヶ月で給料の何倍も稼げるようになれますよ
うちのツールを利用して億を稼いだトレーダーが続出しています!
こんな宣伝文句を見たら、まず詐欺かインチキを疑いましょう。セミナーへの参加はもちろん避けた方が無難です。
投資とはそんなに簡単なものではないし、だれでも短期でがっぽり稼げるものでもありません。
でも世の中には手っ取り早く儲けたい人がおおぜいいて、詐欺はこういう人たちの「強欲=心の弱さ」につけこんでくるのです。
特に「毎月のリターンは投資額の20%!」などと短期で高いリターンをうたっている投資サービスやツールなどの宣伝がある場合。
セミナーで人を集めるのはそうした投資案件にまとまったお金を投資させようという狙いがあるからですが、「月利」をうたっている時点でインチキと思った方がいい。
大事だからもう一度いいます。
「月利〇%」のリターンを約束しているのはまちがいなく詐欺です!
まともな投資家、まともな投資商品はリターンを「年利」で表記するものだからです。
また、読んでも中身がさっぱりわからないのに、なんだかやたらとゴージャスすぎるサイトページやパンフレットのセミナーも要注意。
看板ばかり派手にして人を呼び込むのも、詐欺の常套手段です。時に有名人を宣伝に使っていたりするのでたちが悪い。
やたらとゴージャスなリゾート地とか高級車の写真使ってたりね
そうそう!何も知らない人ほどひっかかるんだよね
投資セミナーに限らず、人の欲望に強く訴えるような写真やうたい文句を目にしたら、まずは詐欺を疑ってかかりましょう。
まっとうなセミナー、心ある投資家なら、もうけは派手に使うのではなく「再投資にまわせ」と教えます。それが金持ちになる近道だからです。
参加してはいけない怪しい株式投資セミナー② 運営事業者の実体が見えない幽霊会社系
投資セミナーの主催者の種類やそれぞれの狙いは第1章でも書きました。
株式投資セミナーの主催となると、
- 証券会社・金融機関
- マスコミ・出版社
- 個人投資家・経済アナリスト
- 投資スクール
あたりがメインになるでしょうか。
これらの主催者は比較的実体をつかみやすいので、詐欺の要素は少ないとは思います。
*ただし、無名な投資スクールの中には高額なAIソフトなどの投資商品やサービスを売りつけるのが目的の「名ばかりスクール」も多いので注意。
その一方、詐欺や詐欺まがいの商品販売が目的の投資セミナーは、当然評判が悪く、SNSなどに書き込まれ、悪質なものは警察沙汰にもなります。
そうなると、彼らはとっとと運営会社を解散してすぐに似たような手口で新たな詐欺セミナーを立ち上げます。
なので、こうした主催者は実体があるようでないペーパーカンパニー(幽霊会社・ダミー会社)であるケースが多いはず。
もし怪しいと感じたら、パンフレットや公式サイトに書かれている社名などが架空ではないか、住所・ビル名・電話番号などが本物かどうかなどを事前に確認しましょう。
住所や連絡先が書いていないようなセミナーにはまず行かないほうがいいです。
こうした詐欺の公式サイトを見ると、昔は見た目も中身もかなりおそまつなところが多かったものですが、最近は手がこんだものが増えました。
フォーマットさえあれば何度でもすぐきれいで洗練されたサイトを立ち上げられるからですね。
また、電話をかけてもだれも出ないとか、ぞんざいな対応しかしてもらえなかったりするところも怪しいと疑った方がいいでしょう。
が、これも最近はテレアポに回すなど巧妙になっているので、なかなか詐欺と見破るのは難しくなっています。
あとはセミナーの主催者である運営事業者や代表の経歴などを調べるのも有効です。
実績のあるセミナーなら運営会社もしっかりしているし、代表や講師が著書を出していれば簡単には名前を変更できませんから、逃げられません。
たとえばセミナーの運営母体が投資スクールの場合、代表者が以下のような著書を刊行しています(書名をクリックするとAmazonページに飛びます)。
- グローバルファイナンシャルスクール(GFS)校長の市川雄一郎氏→『投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え』
- 複眼経済塾塾長の渡部清二氏→『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』
- 複眼経済塾塾頭のエミン・ユルマズ氏→『エブリシング・バブルの崩壊』
- ファイナンシャルアカデミー代表の泉正人氏→『「パラレルインカム」のはじめ方』『お金の教養』
- 株塾主宰の相場師朗氏→『株は技術だ!』『相場の赤本』
などなど。
詐欺セミナーの運営会社や代表にはこうした著書がおそらくありませんので、ない場合は疑ってかかるのもいいかもしれません。
著書を読むとセミナーで教えるエッセンスもわかるよ!
参加してはいけない怪しい株式投資セミナー③ 「勉強は一切必要なし」「儲かる銘柄教えます」系
株価が上がる企業とは、成長する事業を持つ優良企業です。
株式で資産を増やすには、こうした優良企業を見極めて買い付けなければなりません。
そこで必要になるのが、企業業績や事業の成長性を判断する「ファンダメンタルズ分析」の力です。
第2章のメリット③で書いた通り、投資初心者が株式セミナーで学ぶべきがまさにそれ。
投資判断に役立ち、どんな状況でも再現性があり、経験値が高められる知識です。
でもこれ、セミナー1回受けるくらいで身に着くような簡単なものではありません。
多くの人は独学で本で読んだり、投資スクールに通って学んだりして、長い年月かけて少しずつ知識を増やしていきます。
ちゃんと学んでみるとそんなに難しいものでもないんですが、多くの初心者がこのファンダメンタルズ分析の習得を面倒だります。
「勉強なんかしなくても、もっと楽に儲かる銘柄教えてくれないかなあ」と思うようになります。
そんなあなたの欲望(あるいは心の弱さ)につけこんでくるのが悪徳業者であり、詐欺集団なのです。
たとえばこんな感じに。
うちは面倒な勉強は一切する必要なしだよ。急騰する銘柄を教えるので、指示通りの日時に購入するだけでOK!
わが社のAIソフトが株の買い時と売り時を教えてくれますから、それに従うだけでがっぽり儲かります!
これらは悪徳業者や詐欺の常套句です。
前者は投資銘柄情報の提供、後者は独自の投資ソフトウェアの販売という形で初心者から高額なお金をふんだくります。
しかも詐欺師たちは、素人に大金を投資させたところで高値で売り抜けてひと儲けしていたりします。
情報やソフトを高額で買って、その通りに投資までした人は、ダブルでお金を失うことになります。
「ぜんぜん儲からないじゃないか!」「大損した!」などと文句を言えば「実はもっと的中率の高い情報(ソフト)がある」などと言って、さらに高額なコースを買わせる。
こうした悪徳業者につかまると、資産を増やすどころか減らす一方です。
中には数百万もする商品を分割購入で契約させて、払えなくなるとサラ金にお金を借りさせるといった手口もあるようです。
多くは登録業者として詐欺すれすれで商売していますが、カモからある程度お金を引っ張ったらドロンと消えてしまう。
金融庁のサイトには「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」と、悪徳業者の名前をさらしているページがあります。
ただ、詐欺集団はすぐに名前を変えて別の詐欺を始めるので、ここで名前を調べたところで大した意味はないのですが、手口をいろいろ学べるので一度見てみてください。
「勉強は一切必要なし」「儲かる銘柄教えます」のような文句で誘惑してくる投資セミナーは、たとえ詐欺でなくても、初心者の学びにはまったくなりません。
何度も言いますが、株式はじめ投資の多くは短期間に楽に大金を儲けられるものではありません。
初心者は安易に「魚」をもらおうとするのではなく、「釣り方」をきちんと教えてくれるセミナーを選びましょう。
株式投資セミナー初心者に関するQ&A
ここでは株式投資セミナー初心者に関する疑問についてお答えします。
- 投資の勧誘は罪になる?
- 株初心者は何から始めればいいですか?
投資の勧誘は罪になる?
投資の勧誘自体は法律で禁止をされてはいませんが、詐欺的な行為や不適切な勧誘の仕方は法律で禁止されています。虚偽の情報を教えたり、強引に押し付けるやり方や金融商品取引法に違反するような説明の仕方はよくありません。
株初心者は何から始めればいいですか?
株の初心者は何株から始めればよいかの決まりはありません。しかし下記のポイントを考慮して何株からはじめるか決めましょう。
1. 資金の規模
初めての株式投資では、生活資金や緊急資金に手を付けず、余裕資金の範囲内で投資を始めることが重要です。初心者の場合、無理のない範囲で、少額から始めるのが安心です。
2. 取引単位(単元株)
日本の株式市場では、多くの企業の株式が「100株単位」で取引されています。例えば、ある企業の株価が1,000円の場合、最低投資額は100,000円(1,000円 × 100株)となります。一部の証券会社では、単元未満株(1株単位)で購入できるサービスも提供されていますので、これを利用することで、少額から投資を始めることができます。
3. 分散投資
1つの銘柄に資金を集中させるのではなく、複数の銘柄に分散して投資することがリスクを軽減するためには重要です。初心者は、まずは少額で複数の銘柄に投資し、分散投資を心掛けると良いでしょう。
4. 株価の動向と企業の調査
投資する企業の株価の動向や業績、成長性などをしっかりと調査することも大切です。初心者は、まずは自分がよく知っている業界や企業から投資を始めると、理解しやすくリスク管理がしやすいです。
5. 投資目的と期間
自分の投資目的(短期のキャピタルゲイン狙いか、長期のインカムゲイン狙いか)や投資期間を明確にすることも重要です。これにより、どの程度のリスクを取るべきか、どのような銘柄を選ぶべきかが変わってきます。
株初心者がまずやることは何ですか?
株の初心者の方は、まずは株に対する正しい知識を勉強しましょう。正しい知識とは以下になります。
- 株式投資のリスクを理解している
- 株式市場や株が上がる仕組みを知っている
- 銘柄の選び方を知っている
- 保有中の心得を理解している
- 出口戦略を知っている(利益確定や損切りなど)
その後に間違っている知識も学びましょう。間違っている知識は以下になります。
- 他人の言葉を鵜呑みにして判断している
- 短期で稼げる方法しか望んでいない
- 厳選した方法しか実践しない
- 話題の株を選んでいる
- 自分の許容範囲を分かっていない
- 楽して儲かる方法や必勝法があると思っている
両方の知識を学んで、自分が損をすることがないように、準備しておきましょう。
★まとめ★ 安全で一生役立つオススメの株式投資講座はこれ!
ここまで読んだ人なら、選ぶべき株式投資セミナーと避けるべき怪しい投資セミナーの特徴がだいたいつかめたのではないかと思います。
しかし実際に自分で選ぶとなるとなかなか難しいですよね。
そこで、まずはわたしたちグローバルファイナンシャルスクール(GFS)が監修する「投資の達人になる投資講座」をご紹介します。
オンラインでいつでも好きな時間、好きな場所で受講でき、何かを無理に売りつけられる心配もないのでとても安心。
しかも今なら完全無料で、投資成功者の講師から一生役に立つ株式投資の基礎知識が学べます。
申し込みは「投資の達人になる投資講座」公式ページからどうぞ(下の写真をクリックすると飛びます)。
オンライン講座なので、申し込んでから好きな時間に自由に受講できます(対面で何かを強引に売りつけられる心配はありません)。
もちろん内容にも自信あり。魚(銘柄情報)を与えるのではなく、魚の釣り方(投資の基本)をきちんと教えています。
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講義内容は以下の通り。
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※2021年日本トレンドリサーチ調べ
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