【完全保存版】5万円以下で始める株主優待&高配当株投資!初心者向け銘柄の選び方からNISA活用法まで解説

【完全保存版】5万円以下で始める株主優待&高配当株投資!初心者向け銘柄の選び方からNISA活用法まで解説

「株式投資を始めてみたいけれど、数十万〜数百万円ものまとまった資金を用意するのは難しい」「万が一損をしたときのダメージが怖い」——そのように考えて踏み出せずにいる投資初心者は少なくありません。

しかし、現在の日本の株式市場においては、5万円以下の予算でも魅力的な「株主優待」と「配当金」を両取りできる優良銘柄が数多く存在します。さらに、2024年からスタートした新NISA制度(成長投資枠)を活用することで、得られる配当金を完全非課税にしながら、安心安全に資産形成の第一歩を踏み出すことが可能です。

本記事では、超少額投資の仕組みや魅力から、失敗しない銘柄の選び方、厳選おすすめ銘柄、NISA口座を使った具体的な買い方手順、そして一生モノの資産となる「金融知識(マネーリテラシー)」の重要性までを1万文字を超えるボリュームで体系的に完全解説します。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

第1章:5万円以下で始める株主優待・少額投資の世界

1-1. 株主優待の基本的な仕組みと3つの魅力

株主優待とは、企業が自社の株式を保有してくれている株主に対して、自社製品やサービス券、買い物割引券、QUOカードや電子マネーなどの「感謝の品(お礼)」を贈る日本独自の魅力的な制度です。

  • 日々の生活費の直接的な節約: 日常で使える食事券やスーパー・ドラッグストアの割引券、金券などを受け取ることで、月々の生活費をダイレクトに押し下げることができます。
  • 株価変動に振り回されない心理的安心感: 株式市場全体が暴落したり株価が一時的に下落したりしても、優待品という「実体のある成果」が手元に届くため、精神的なゆとりを持って長期保有を継続できます。
  • 少額からでも「企業のオーナー(株主)」になる体験: たった数万円の投資であっても、その企業の株主として決算報告書が届き、優待を受け取る楽しさを味わうことで、経済やビジネスに対する関心が自然と高まります。

1-2. 株式分割がもたらした「超少額投資時代」の到来

かつての日本株市場では、1単元(100株)を購入するために数十万〜数百万円の資金が必要となるのが当たり前でした。しかし近年、東京証券取引所の要請や企業の株主層拡大の狙いから、投資単位を引き下げるための「株式分割」を積極的に実施する上場企業が急増しています。

例えば、日本を代表する通信インフラ企業であるNTT(9432)は25等分の株式分割を行い、現在ではたった1万5,000円前後の資金で100株の株主になることが可能になりました。また、大手通信キャリアのソフトバンク(9434)なども分割を経て2万円台から購入できるようになっています。こうした制度変更の追い風により、お小遣いや毎月の生活費の余剰資金から気軽に投資を始められる環境が完璧に整っています。

第2章:5万円以下の株主優待を検討する条件と失敗しない選び方

5万円以下で購入できる銘柄の中には、業績が右肩上がりで安定している「お宝銘柄」がある一方で、業績が悪化して株価が低迷した結果として安くなっている「罠銘柄」も潜んでいます。優待の豪華さだけに目を奪われず、長期で安心して保有するための6つの必須チェック基準を押さえましょう。

2-1. 優待内容の実用性と生活圏との相性

どれほど高価な優待であっても、自分の生活環境で使えなければ価値はありません。

  • 金券・共通ポイント型(汎用性★★★★★): QUOカード、PayPayマネーライト、dポイント、Amazonギフトカードなどは利用範囲が極めて広く、初心者にも最もおすすめです。
  • 食事券・店舗割引券型(汎用性★★★★☆): 自分の行動範囲内に店舗があるファミリーレストラン、居酒屋、ドラッグストアなどの割引券は、確実な節約効果を生み出します。
  • 自社製品・カタログ型(汎用性★★★☆☆): 自社で扱っている美容品、食品、衣料品などは、自分の趣味嗜好に合っているかを事前にチェックする必要があります。

2-2. 「利回り」の正しい計算方法(優待利回り+配当利回り)

投資効率を正確に判断するには、優待の価値と配当金を合わせた「総合利回り」で評価します。

【計算式】
・優待利回り(%) =(年間優待獲得相当額 ÷ 投資金額)× 100
・配当利回り(%) =(年間予想配当金 ÷ 投資金額)× 100
・総合利回り(%) = 優待利回り(%) + 配当利回り(%)

目安として、総合利回り3.5%〜5.0%以上をターゲットに選定すると、一般的な銀行預金(0.001%〜0.1%程度)と比較して圧倒的な運用リターンが期待できます。

2-3. 業績の安定性と財務の健全性(優待廃止リスクの回避)

株主優待狙いの投資で最も避けるべき失敗が「優待の廃止・改悪」です。企業は赤字が続いたり業績が悪化したりすると、真っ先にコスト削減のために株主優待を縮小・廃止します。

  • 売上高と営業利益: 過去3〜5年の業績推移を確認し、売上や利益が右肩上がり、または一定水準で安定している企業を選びましょう。数年連続で赤字を出している企業は避けるのが無難です。
  • 自己資本比率: 企業の安全性を表す指標です。一般的に40%以上あれば倒産リスクが低く、財務面で健全と判断できます。

2-4. 配当金の有無と「配当性向」のチェック

株主優待だけに依存するのではなく、現金である配当金もしっかり支払われているかを確認します。

特に重要なのが「配当性向(はいとうせいこう)」です。配当性向とは、会社が稼いだ純利益のうち何%を株主への配当に回しているかを示す指標です。30%〜50%程度が適正水準であり、100%を超えている(利益以上に配当を出している)状態が続いている場合は、将来的な減配や優待廃止のリスクが高いため注意が必要です。

2-5. 継続保有条件(長期保有特典)の確認

近年のトレンドとして、単に権利確定日に株を保有しているだけでなく、「1年以上継続して100株以上を保有していること」を優待進呈の条件とする企業が増加しています(例:ソフトバンクなど)。購入してすぐに優待がもらえるのか、一定期間の保有が必要なのかをあらかじめ確認しておきましょう。

2-6. 株式の流動性(取引量)

1日の取引量(出来高)が極端に少ない不人気な銘柄は、「買いたい時に買えない」「売りたい時に希望価格で売れない」という流動性リスクが生じます。日常的に一定以上の取引が行われている銘柄を選びましょう。

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第3章:【厳選】5万円以下で買えるおすすめ優待&高配当銘柄5選

ここでは、5万円以下の資金で購入可能で、初心者でも扱いやすい代表的な優良銘柄5選を具体的に紹介します。

銘柄名(コード)

目安投資金額

主な優待内容

権利確定月

総合利回り目安

 

ソフトバンク(9434)

約23,500円

PayPayマネーライト 1,000円分(1年以上保有)

3月・9月

約8.0%

NTT(9432)

約15,000円

dポイント進呈(2年・5年等の保有節目)

3月

約3.4%

VTホールディングス(7593)

約52,000円

車検優待券(1万円分)・キーパーLABO割引券など

9月

約4.6%+α

テンアライド(8207)

約32,000円

店舗飲食券(年間2,000円分)

3月・9月

約6.2%

ひとまいる(7686)

約43,000円

カクヤス通販1,000円分クーポン

3月

約6.9%

各銘柄の詳細解説

1. ソフトバンク(9434)— 圧倒的な安定感と高還元

日本の3大携帯キャリアの一角。通信事業という強力なインフラビジネスを展開しており、極めて安定した収益を誇ります。100株を約2.3万円という超少額で購入できるうえ、予想配当利回りは3.7%〜3.8%と高水準。1年以上保有することで使い勝手抜群の「PayPayマネーライト」が1,000円分もらえるため、初心者最初の一冊(一株)として非常に優秀です。

2. NTT(9432)— 日本屈指のメガ企業を1.5万円で保有

株式分割により、わずか1.5万円程度で日本を代表する巨大通信企業の株主になれます。優待は毎期ではなく「2年目・5年目」などの特定節目でdポイントが進呈される長期育成型です。倒産リスクが極めて低く、配当も安定しているため、NISA口座で買ったら放置してじっくり育てる運用に向いています。

3. VTホールディングス(7593)— 車に乗る人ならトップクラスの節約効果

自動車販売ディーラー大手。配当利回り単体でも4.5%を超える高配当株です。優待品として「車検利用1万円割引券」や「キーパーLABO 20%割引券」などが届くため、自家用車を所有している方であれば実質的に数万円規模の節約効果をもたらします。

4. テンアライド(8207)— 外食費をダイレクトに浮かせる食事券

「旬鮮酒場天狗」や「テング酒場」などを運営する外食企業。3万円台の投資で、年2回(計2,000円分)の食事券が届きます。居酒屋利用だけでなくランチ営業の支払いにも利用できるため、日々の昼食代や飲み会代を抑えたい方にぴったりです。

5. ひとまいる(7686)— お酒・飲料の通販をよく使う方に

「なんでも酒やカクヤス」を展開する企業の持株会社。4万円台で購入でき、配当利回りも約4.6%と魅力的。「カクヤスネットショッピング」で使える1,000円分クーポンがもらえ、お酒や水・お茶のケース買いなどを自宅へ配送してもらう際に重宝します。

第4章:NISA口座を活用した購入手順と配当非課税化の完全ステップ

株主優待や配当金を受け取る際、通常の課税口座(特定口座など)では得られた利益や配当金に対して20.315%の税金が差し引かれます。しかし、NISA口座(成長投資枠)で購入することで、配当金をまるまる非課税で受け取ることができます。

4-1. NISA口座で優待株を買うための4ステップ

  1. 証券会社でNISA口座を開設・ログイン: SBI証券や楽天証券などのネット証券で総合口座およびNISA口座を開設します(スマホアプリやWebから数日で手続き完了)。
  2. 資金の入金と「受取方式」の確認: 5万円以上の購入資金を証券口座へ入金します。後述する「株式数比例配分方式」の設定が正しく行われているかを必ず確認します。
  3. 銘柄検索と「NISA成長投資枠」の選択: アプリの検索窓に銘柄名または4桁の証券コード(例: 9434)を入力します。注文画面の預かり区分で、必ず「NISA(成長投資枠)」を選択してください。
  4. 株数(100株)と買い注文の発注: 「100株」と指定し、「成行」または「指値」で買い注文を発注します。「権利付き最終日」の取引終了時点で保有していれば、数ヶ月後に優待と非課税の配当金が届きます。

4-2. 【超重要】配当金を非課税にする「株式数比例配分方式」の設定

NISA口座で株を買っても、配当金の受取方法の設定を間違えていると20.315%の税金が徴収されてしまうという最大の落とし穴があります。配当金を完全非課税にするには、受取方式を「株式数比例配分方式(証券口座受取)」に設定することが絶対条件です。

主要ネット証券での設定手順

【SBI証券の場合】

ログイン >「口座管理」>「お客様情報設定・変更」>「お取引関連・口座情報」> 配当金受取方式の項目で「株式数比例配分方式」を選択して変更手続き。

【楽天証券の場合】

ログイン >「マイメニュー」>「申込・口座開設(または基本情報)」> 配当金受取口座の項目で「証券口座で受け取る(株式数比例配分方式)」を選択して変更手続き。

※1つの証券会社で「株式数比例配分方式」に変更すると、ほふり(保管振替機構)を通じて、あなたが保有している他のすべての証券口座の設定も自動的に一括変更されます。

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第5章:投資初心者が失敗しないためのリスク管理とスケジュール

5-1. 優待落ち(権利落ち後の株価下落)に注意

株主優待の権利が得られる「権利付き最終日」の翌日(権利落ち日)は、優待目的で買っていた投資家の売りが出やすく、一時的に株価が大きく下落することがあります。

対策として、権利確定日の直前(数日前〜当月)に駆け込みで買うのではなく、数ヶ月前から余裕を持って仕込んでおくか、株価の短期的なブレを気にせず長期保有を前提として購入するのが賢明です。

5-2. 少額投資でも「分散投資」を心がける

「5万円以下だから」といって、特定の1銘柄だけに全額を集中投資するのはリスクが高まります。例えば10万円の予算があれば、「ソフトバンク(約2.3万円)+NTT(約1.5万円)+テンアライド(約3.2万円)」のように業界の異なる複数銘柄に分散して購入することで、特定の企業の業績悪化によるリスクを分散できます。

第6章:なぜ今、金融・投資知識(マネーリテラシー)が必要なのか?

ここまで「5万円以下で買える株主優待投資」の具体的なノウハウを解説してきましたが、最後に最も重要な「金融知識の重要性」についてお話しします。

6-1. インフレ(物価上昇)時代における預金リスクの顕在化

現在、日本でも食料品や日用品、光熱費などの物価上昇(インフレ)が続いています。かつてのように「銀行の普通預金に預けておけば安心」という時代は終わりました。年間2%〜3%のインフレが進む中で、金利がほぼゼロの預金でお金を放置し続けることは、実質的なお金の買い増し力(購買力)が年々減り続けていることと同義です。

購買力を維持・拡大するためには、資産の一部を「企業の成長」や「株式(インフレに強い実物資産)」に変え、配当や優待として還元を受ける知識と行動が不可欠になります。

6-2. 「罠銘柄」や金融詐欺から自分の身を守るガード力

株式投資や資産形成の知識をしっかり身につけておくと、世の中に溢れる「高リスクな金融商品」や「高配当を謳う詐欺的な投資話」を自分の力で見抜けるようになります。「なぜこの企業はこんなに利回りが高いのか?」「業績や配当性向は健全か?」といった決算書を見る目が育つことで、大切な資産を安全に守り育てるガード力が身につきます。

6-3. 社会と経済の構造が理解できるようになる

実際に自分のお金を出して企業の株主になると、日々のニュースや経済の動きに対する感度が劇的に変わります。自分が保有している企業がどのようなサービスで収益を上げ、社会にどう貢献し、利益をどのように還元しているか——。投資を通じて経済の仕組みを体感することは、単なるお金儲けを超えて、ビジネスパーソンとしての見識や人生の選択肢を大きく広げてくれます。

まとめ:まずは5万円以下の第一歩から始めよう

「5万円以下の株主優待・高配当株投資」は、リスクを最小限に抑えながら投資の楽しさと節約効果を実感できる、初心者にとって最高のスタートラインです。

まずはSBI証券や楽天証券などでNISA口座を開設し、配当受取方式を「株式数比例配分方式」に設定したら、自分がよく使うサービスや応援したい企業を1銘柄選んでみましょう。小さな一歩を踏み出すことが、あなたの将来の豊かな資産形成とマネーリテラシー向上への確実な第1歩となります。

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