
監修者:市川雄一郎
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長
不動産と資産形成をわかりやすく解説
はじめに
資産形成の話になると、かなりの確率で出てくるテーマがあります。
それが、
「持ち家と賃貸、結局どっちが得なのか」
という議論です。
これは昔からある定番の話題です。
雑誌でも、SNSでも、YouTubeでも、繰り返し取り上げられます。
持ち家派は、
「家賃を払い続けても自分の資産にならない」
「老後は住宅費を抑えられる」
「住宅ローン控除もある」
と言います。
一方で賃貸派は、
「修繕費や固定資産税の負担がない」
「ライフスタイルに合わせて動ける」
「不動産価格下落や災害リスクを抱えなくていい」
と言います。
どちらにも一理あります。
だからこの議論は、なかなか終わりません。
ただ、資産形成という観点から見ると、実はこの議論には大きな落とし穴があります。
それは、
「持ち家か賃貸か」を先に考えてしまうこと自体が、順番として少しズレている
ということです。
本当に大事なのは、
自分はどんな人生設計をしたいのか
お金の流れはどうなっているのか
住まいにどれくらいの自由度を求めるのか
資産形成の中で不動産をどう位置づけるのか
を先に整理することです。
言い換えると、
持ち家か賃貸かは、最初の問いではありません。
それは、もっと前に考えるべきことを整理したあとに出てくる結果です。
この順番を間違えると、
「なんとなく持ち家が安心そうだから買う」
「なんとなく賃貸のほうが身軽だから借りる」
という判断になりやすく、後から
「思ったより苦しい」
「こんなはずではなかった」
となりやすいです。
この記事では、
持ち家か賃貸かの二択をいきなり選ばないために、まず何を考えるべきなのか
を、資産形成の観点からわかりやすく整理していきます。
さらに、
持ち家のメリット・デメリット
賃貸のメリット・デメリット
不動産を買うことと、資産形成がうまくいくことは同じではない理由
住宅ローンとの付き合い方
投資初心者が陥りやすい勘違い
まで含めて、できるだけ丁寧に解説していきます。
結論を先に言うと、
持ち家か賃貸かより先に、「自分の家計」「働き方」「家族計画」「住む場所の変化可能性」「資産形成全体の方針」を考えることが大切です。
ここが整理できていれば、持ち家でも賃貸でも、大きく失敗する確率は下がります。
逆にここが曖昧だと、どちらを選んでも不満が残りやすくなります。
第1章 なぜ「持ち家か賃貸か」の議論はズレやすいのか
このテーマがズレやすい理由は、とてもシンプルです。
多くの人が、住まいの問題を
「損か得か」
だけで考えようとしてしまうからです。
たとえば、
「家賃10万円を35年払ったら4,200万円だから、買ったほうが得だ」
という話があります。
これは一見わかりやすいです。
たしかに、家賃は払っても自分のものになりません。
だから感覚的には、買ったほうが合理的に思えます。
でも実際には、持ち家には
固定資産税
管理費・修繕積立金
火災保険・地震保険
修繕費
住宅設備の更新費
売却時の価格変動リスク
があります。
さらに、ローン返済中は、
金利上昇リスク
収入減少リスク
転勤や家族構成変化への対応の難しさ
もあります。
一方で賃貸は、
「資産にならない」
という弱点があるように見えますが、
修繕の大部分を自分で負わなくていい
引っ越しがしやすい
大きな借金を抱えずに済む
という利点があります。
つまり、持ち家と賃貸の比較は、
単純な支払総額だけでは決まりません。
本来は、
自由度
固定費の重さ
将来の変化対応力
家計耐久力
まで含めて考えないといけません。
ところが、多くの議論ではそこが抜け落ちます。
だから、
「持ち家のほうが得」
「いや賃貸のほうが身軽で得」
という、少し乱暴な二項対立になりやすいのです。
そして、資産形成の観点では、さらに大事なことがあります。
それは、
住まいは“投資商品”である前に、“生活の土台”である
ということです。
ここを忘れてしまうと、
「得だから買う」
「損したくないから借りる」
という考え方になり、
本来自分にとって大切だった
働き方
家族との時間
通勤のしやすさ
将来の住み替えやすさ
が後回しになります。
つまり、「持ち家か賃貸か」の議論がズレやすい最大の理由は、
住まいを数字だけで見すぎること
にあります。
第2章 その前に考えるべきこと①
住まいは“資産形成の主役”なのか、“生活インフラ”なのか
まず最初に考えるべきなのは、ここです。
あなたにとって住まいは、
資産形成の主役でしょうか。
それとも、生活インフラでしょうか。
この違いはとても大きいです。
資産形成の主役として住まいを考える人は、
「将来売れるか」
「資産価値が落ちにくいか」
「住宅ローンを活用してレバレッジをかけられるか」
を重視します。
都市部の好立地マンションなどを好みやすいのも、この考え方です。
一方で、生活インフラとして住まいを考える人は、
「毎日快適に暮らせるか」
「家族に合うか」
「通勤や通学に無理がないか」
「心が落ち着くか」
を重視します。
どちらが正しい、という話ではありません。
大切なのは、
自分がどちら寄りなのかを自覚することです。
たとえば、
「資産価値が高いから」と無理して都心の狭いマンションを買っても、
家族の暮らしに合わなければ、生活満足度は下がります。
逆に、
「広くて快適だから」と郊外に家を買っても、
将来の売却や住み替えを全く考えていないと、後で身動きが取りにくくなることがあります。
つまり、住まいには常に
暮らしの価値
と
資産の価値
の両面があります。
このバランスをどう考えるかが、最初の大事な分かれ道です。
資産形成を重視するなら、住まいに求める条件も変わります。
生活満足度だけでなく、
売りやすさ
貸しやすさ
需要が続きやすいか
も重要になります。
一方で、生活満足度を最優先するなら、資産性は多少落ちても、
日々の幸福度が高い選択のほうが合理的です。
ここを曖昧にしたまま「持ち家か賃貸か」を考えると、
どちらを選んでも中途半端になりやすいです。
第3章 その前に考えるべきこと②
家計は“住宅費を固定化しても耐えられる”状態か
次に大事なのは、家計です。
これはかなり現実的な話です。
持ち家を買うと、多くの場合、住宅ローンという形で
長期間の固定費
を抱えることになります。
ここでよくある失敗は、
「今の年収なら払える」
で考えてしまうことです。
でも、本当に見るべきなのは、
今の年収ではなく、将来も含めて払い続けられるか
です。
たとえば、
転職で年収が一時的に下がるかもしれない。
子どもの教育費が増えるかもしれない。
親の介護で支出が増えるかもしれない。
病気や休職があるかもしれない。
金利が上がるかもしれない。
こうした変化が起きても、住宅費が家計を圧迫しすぎないか。
ここを考えないといけません。
特に資産形成の観点では、住宅費が重すぎると、
NISAやiDeCoに回す余力
生活防衛資金の確保
教育資金の積み立て
が難しくなります。
つまり、持ち家を持つことが、かえって資産形成全体を苦しくすることがあるのです。
ここで大事なのは、
「買えるか」ではなく、
「買ったあとも余白を持てるか」
です。
住宅ローンを組めることと、
住宅ローンを無理なく維持できることは、全く違います。
よく、金融機関が貸してくれる金額を見て、
「このくらいまで大丈夫なんだ」と考える人がいます。
でも、金融機関が貸してくれる上限は、
あなたの人生を守る金額
ではなく、
金融機関が貸せると判断した金額
にすぎません。
だから本来は、
金融機関の基準より、
自分の家計の耐久力
を優先すべきです。
賃貸のよさの一つは、ここにあります。
苦しくなれば、より安い家へ移ることができる。
つまり、固定費を調整しやすい。
これは資産形成において大きな強みです。
持ち家は、その調整がしにくい。
だからこそ、買う前に
固定費として抱えていい金額か
を、かなり厳しめに見ておく必要があります。
第4章 その前に考えるべきこと③
何年その場所に住むつもりなのか
持ち家か賃貸かの議論で、意外と軽く扱われがちですが、かなり重要なのが
「その場所にどれくらい住むつもりなのか」
です。
持ち家は、長く住む前提だとメリットが出やすくなります。
購入時には、
仲介手数料
登記費用
住宅ローン関連費用
火災保険
など、まとまった初期コストがかかります。
さらに売却時にもコストがかかります。
つまり、短期間で住み替える前提だと、
持ち家はコスト面で不利になりやすいです。
一方で、
「このエリアで10年、15年、20年と住む可能性が高い」
のであれば、持ち家の合理性は高まりやすいです。
なぜなら、初期費用を長い年数でならせるからです。
ここで大切なのは、
自分の人生がどれくらい動く可能性があるか
を先に考えることです。
転勤が多い仕事なのか。
転職の可能性はあるのか。
子どもの進学で住む場所が変わるかもしれないのか。
親の介護で実家近くに戻る可能性があるのか。
地方移住や海外勤務の可能性はあるのか。
こうした変化可能性が高い人ほど、賃貸の柔軟性は大きな武器になります。
逆に、生活圏がかなり固まっている人なら、持ち家のメリットは出やすいです。
ここで失敗しやすいのは、
「今の気持ち」で家を選んでしまうことです。
今はこの街が好きでも、5年後、10年後も同じとは限りません。
だから持ち家は、
今の好み
だけでなく、
将来の変化にどこまで耐えられるか
まで考えて選ぶ必要があります。
第5章 その前に考えるべきこと④
家族構成と働き方は、これから変わるか
持ち家か賃貸かを考えるとき、家族構成と働き方の変化を見落とすと危険です。
独身のときにちょうど良い家が、
結婚したら狭いかもしれない。
子どもができたら通学や部屋数の問題が出るかもしれない。
逆に、子どもが独立したら広すぎるかもしれない。
また、働き方もかなり変わります。
リモートワークが増えるなら、家の快適性や部屋数は重要になります。
通勤頻度が減るなら、駅近の価値は昔ほど高くないかもしれません。
逆に出社回帰が進むなら、通勤のしやすさはまた重要になります。
つまり住まいの価値は、
家族
と
働き方
の変化でかなり変わります。
持ち家を買う場合は、
今の家族構成に合うか
ではなく、
これから数年の変化にもある程度対応できるか
を見る必要があります。
一方で賃貸なら、変化が起きたら住み替えるという選択がしやすい。
この柔軟性は、家族構成や働き方が読みづらい時代には、かなり大きな価値です。
資産形成においても、ここは重要です。
家族構成や働き方に合わない住まいを抱えると、
生活ストレスが増えるだけでなく、余計な出費や住み替えコストも発生しやすくなります。
つまり、住まいのミスマッチは、お金にも効いてくるのです。
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第6章 持ち家のメリットを改めて整理する
ここまで「その前に考えるべきこと」を整理してきましたが、もちろん持ち家には明確なメリットがあります。
持ち家派の主張には、きちんと理由があります。
1. 老後の住居費を抑えやすい
これは持ち家の最大の魅力の一つです。
住宅ローンを完済すれば、その後は
固定資産税、修繕費、管理費などはあるにせよ、
家賃そのものはなくなります。
老後の支出の中で住居費が軽くなることは、家計にとって大きいです。
特に年金生活を考えると、住居費が小さいことは安心材料になります。
2. 住まいの自由度が高い
賃貸では、壁を壊す、間取りを大きく変える、設備を自由に更新する、といったことはしにくいです。
持ち家なら、自分の判断でリフォームしやすい。
これは生活満足度にかなり影響します。
3. 心理的な安心感
これは数字では測りにくいですが大きいです。
「自分の家がある」という感覚は、人によっては非常に安心感があります。
特に家族がいる場合、生活基盤が固まることに価値を感じる人は多いです。
4. 立地次第では資産性が残る
好立地の物件なら、将来的に売却や賃貸化がしやすい可能性があります。
つまり、ただ住むだけでなく、資産として使える余地があります。
ただしこれは、すべての持ち家に当てはまるわけではありません。
ここは誤解しやすい点です。
5. インフレへの耐性
インフレで家賃相場が上がる可能性がある一方、固定金利の住宅ローンで購入していれば、実質的に返済負担が相対的に軽く見えることがあります。
これはインフレ局面では持ち家の強みになり得ます。
第7章 持ち家のデメリットも直視する
持ち家にはメリットがありますが、もちろん弱点もあります。
ここを見落とすと危険です。
1. 流動性が低い
家は株や投資信託のように、すぐに現金化できません。
売りたいと思っても、買い手がいなければ売れない。
しかも価格が想定より低くなることもあります。
2. 固定費化しやすい
住宅ローンを組むと、長期の固定費になります。
景気や収入の変化があっても、簡単には減らせません。
これが資産形成全体を圧迫することがあります。
3. 維持費が想像以上にかかる
持ち家には、ローン以外にも費用がかかります。
マンションなら管理費と修繕積立金、戸建てなら屋根や外壁、給湯器、配管などのメンテナンスが必要です。
この負担を軽く見積もると、家計計画が崩れます。
4. 住み替えにくい
仕事や家族の事情で住む場所を変えたくなっても、持ち家は機動力が低いです。
これが人生の選択肢を狭めることがあります。
5. 不動産価格下落リスク
「家は資産になる」と言っても、いつでもそうとは限りません。
立地や築年数、周辺人口の変化によって、思ったより価値が落ちることがあります。
特に地方や郊外では、このリスクは軽く見ないほうがいいです。
第8章 賃貸のメリットを整理する
賃貸にもはっきりした強みがあります。
1. 柔軟性が高い
賃貸最大の魅力はこれです。
働き方、家族構成、収入、ライフスタイルの変化に合わせて動きやすい。
変化の大きい時代には、これはかなり大きな価値です。
2. 大きな借金を抱えなくていい
住宅ローンは、人生最大級の借金になりやすいです。
賃貸なら、そうした大きなレバレッジを抱えずに済みます。
これは心理的にも家計的にも大きいです。
3. 修繕の大部分を自分で背負わなくていい
設備の故障や建物全体の修繕など、持ち家なら自分で負担するものの多くを、賃貸ではオーナー側が負担します。
これは想像以上に大きな差です。
4. 資金を他の資産形成に回しやすい
持ち家を買うと、頭金や諸費用でまとまった資金が必要です。
賃貸なら、そのお金を投資や生活防衛資金に回しやすい。
資産形成全体で見ると、この柔軟性は大きな武器です。
5. リスクを限定しやすい
住み替えがしやすいということは、リスクを固定化しにくいということです。
エリア選びの失敗や、家族構成変化、災害リスクなどへの対応もしやすいです。
第9章 賃貸のデメリットも理解しておく
もちろん、賃貸にも弱点があります。
1. 家賃は資産にならない
これは最もよく言われる点です。
払っても手元に残らない。
この感覚が、賃貸に不安を感じる大きな理由です。
2. 老後も家賃が続く
高齢になってからも賃貸を続ける場合、住居費負担は続きます。
また、高齢になると物件を借りにくい問題もあります。
3. 自由度が低い
勝手に大きくリフォームできない。
設備更新も自由にはしにくい。
ここは持ち家と比べると不自由さがあります。
4. 更新料や引っ越しコストがかかる
賃貸は身軽ですが、動くたびにコストがかかります。
長年住むと、そうした累積コストも無視できません。
5. 家賃上昇リスク
インフレや相場上昇が続くと、将来的に家賃負担が上がる可能性があります。
この意味では、賃貸は固定費を調整しやすい一方、相場上昇の影響も受けやすいです。
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第10章 資産形成の観点で本当に大事なのは“住まいの正解”ではなく“家計の持続性”
ここまで見てくるとわかるように、持ち家にも賃貸にも、明確なメリット・デメリットがあります。
だから、「どちらが正解か」を一つに決めるのは難しいです。
でも、資産形成の観点から本当に大事なのは、
持ち家か賃貸かの正解を当てること
ではありません。
本当に大切なのは、
家計が持続可能か
です。
つまり、
住まいを選んだあとも、
生活防衛資金を持てるか
積立投資を続けられるか
教育費や老後資金に手が回るか
急な変化に対応できるか
が重要です。
この視点で考えると、持ち家でも賃貸でも、
資産形成にプラスになるケースもあれば、マイナスになるケースもあります。
たとえば、
無理のないローンで、好立地で、家計に余白があり、投資も続けられるなら、持ち家はかなり良い選択です。
逆に、
ギリギリのローンを組み、家計の余白が消え、積立投資もできず、転職や子育ての自由度も下がるなら、それは持ち家でも資産形成にはマイナスです。
賃貸も同じです。
柔軟性を活かしながら、投資や現金資産を積み上げられるなら、資産形成にとってとても合理的です。
でも、家賃が高すぎて何も貯められないなら、それは賃貸のメリットを活かせていません。
つまり、
住まいの形式そのものより、
その住まい方が自分の家計に合っているか
が本質です。
第11章 投資初心者が陥りやすい勘違い
最後に、投資初心者がこのテーマで陥りやすい勘違いを整理します。
勘違い1
持ち家は必ず資産になる
違います。
資産性は立地や物件条件で大きく変わります。
ただの“高い買い物”になることもあります。
勘違い2
賃貸は全部無駄
これも違います。
賃貸は柔軟性という価値を買っている面があります。
その柔軟性が大きな利益になる人もいます。
勘違い3
住宅ローンは低金利だから借り得
低金利でも、借金であることは変わりません。
返済が家計を圧迫すれば、資産形成全体にはマイナスです。
勘違い4
不動産を買うこと=資産形成していること
これも違います。
住まいを持つことと、資産形成がうまくいくことはイコールではありません。
資産形成は、家計全体で見ないといけません。
勘違い5
どちらかが絶対正しい
最も危険なのがこれです。
持ち家が合う人もいれば、賃貸が合う人もいます。
正解は、家計、家族、働き方、価値観で変わります。
まとめ
「持ち家か賃貸か」という議論は、とてもわかりやすいテーマです。
でも、資産形成の観点から本当に大事なのは、その二択を急いで決めることではありません。
その前に考えるべきなのは、
住まいを資産として重視するのか、生活インフラとして重視するのか
家計は住宅費を固定化しても耐えられるのか
何年その場所に住むつもりなのか
家族構成や働き方は今後変わるのか
ということです。
この前提が整理できていれば、持ち家でも賃貸でも、大きく外しにくくなります。
逆に、ここを考えずに「得そうだから」「みんな買っているから」「家賃がもったいないから」で決めると、後悔しやすくなります。
今回の結論を一言でまとめると、
持ち家か賃貸かの正解を探すより先に、自分の人生設計と家計の持続性を整理することが、不動産と資産形成を考えるうえで最も大切
ということです。
住まいは、お金の話であると同時に、暮らしの話でもあります。
だからこそ、数字だけでも、感情だけでもなく、
人生全体のバランスで考えること
が大切です。
【重要】免責事項
投資判断の最終責任: 本記事で紹介している銘柄やセクター、分析内容は、情報提供および学習の啓発のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。
成果の非保証: 過去のデータや予測は、将来の投資成果を保証するものではありません。市場環境の変化により、資産が減少するリスクがあります。
情報の正確性: 2026年時点の情報に基づき作成されていますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。最新の業績やニュースは、必ず各企業のIRサイトや一次資料でご確認ください。
損失の補償: 本記事の内容に基づいて被ったいかなる損害(直接的・間接的を問わず)についても、筆者は一切の責任を負いません。
監修者:市川雄一郎
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
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