
PRESIDENT系ニュースに挙がった3社を、投資初心者向けにわかりやすく解説
株式市場が荒れている時ほど、つい「いま何が上がるか」「どこが下がるか」ばかりに目が行きます。
でも、相場が不安定な時にこそ見ておきたいのは、短期の値動きよりも、長く伸びる市場で強い立場を持つ企業です。PRESIDENT系の記事では、今後も世界的な拡大が見込まれる医療ビジネスの中で、世界シェア首位級を持つ日本の“隠れた優良企業”として、マニー、ナカニシ、デンカの3社が紹介されています。記事は、人口増加、高齢化、感染症対応、美容医療、医療ツーリズムなどを背景に、医療関連市場の中長期成長に注目すべきだと整理しています。
このテーマが面白いのは、「有名な大型株」ではなく、一般にはあまり知られていないのに、特定分野で世界の上位を押さえている企業が並んでいることです。
しかも3社とも、ただニッチなだけではありません。手術用器具、歯科用回転機器、ワクチン・検査試薬という、人の健康に直結する市場にいます。景気敏感の派手なテーマ株とは違って、需要の土台がかなり堅い分野です。PRESIDENT記事でも、医療関連需要は世界人口の増加と高齢化を背景に拡大が見込まれると説明されています。
この記事では、その3社を単なる企業紹介で終わらせず、
なぜ今この3社が注目に値するのか
投資初心者は何を見ればいいのか
までつなげて、できるだけわかりやすく整理します。
まず押さえたいこと:乱高下相場で「シェア首位企業」が見直されやすい理由
相場が大きく動く時は、テーマ株や思惑株に資金が集まることもあります。
ただ、相場が落ち着かない局面では、同時に**「結局、何を作っていて、どれくらい強い会社なのか」**という原点に戻る動きも出やすいです。そういう時に見直されやすいのが、世界シェア首位級の会社です。理由は単純で、競争力が数字で見えやすいからです。
売上高の大きさだけでは、企業の強みは見えにくいです。
でも、
「眼科ナイフで世界トップ級」
「歯科用ハンドピースで世界首位」
「ワクチン・検査試薬で国内トップ級」
と聞けば、何が強みなのかがかなり具体的に伝わります。実際、PRESIDENT系記事は、マニーを眼科ナイフ、ナカニシを歯科用ハンドピース、デンカをワクチン・検査試薬の有力企業として紹介しています。
しかも医療分野は、半導体やAIのような人気テーマほど派手ではない一方で、需要がなくなりにくいという特徴があります。
人口が増える。
高齢化が進む。
感染症対応は繰り返し必要になる。
美容医療も広がる。
この流れは、PRESIDENT記事でも強調されていました。つまり今回の3社は、単なる「ニッチ企業」ではなく、伸びる市場の中で強い位置にいる会社として見るのが自然です。
投資初心者にとって大事なのは、こういう会社を見る時に
「知られていないから危ない」
と考えるのではなく、
“何で勝っているのか”が明確かどうか
で見ることです。今回の3社は、その意味でかなり教材向きです。
注目企業① マニー――眼科ナイフで世界トップ級、医療機器に絞る姿勢がわかりやすい
まず1社目はマニーです。
PRESIDENT記事では、マニーを「眼科ナイフで世界シェアトップ」として紹介しています。記事によると、白内障手術に使われる眼科ナイフで世界シェアは約30%、切るときの抵抗値が競合製品の半分程度で、ほとんど抵抗感がないことが特徴だと説明されています。さらに、同社は「医療機器以外は扱わない」「世界一の品質以外は目指さない」「製品寿命の短い製品は扱わない」「ニッチ市場以外に参入しない」というルールを掲げているとも紹介されています。
この会社の面白さは、かなり強い集中戦略を取っていることです。
何でもやるのではなく、医療機器に絞る。
その中でも、世界で勝てる分野に絞る。
しかも“世界一か否か会議”まで開いて品質を確認する。
この姿勢はかなり徹底しています。派手な多角化とは逆ですが、投資初心者にとっては、こういう会社の方がむしろ理解しやすいです。
マニーの公式資料でも、眼科ナイフは世界中の白内障手術現場で使用されており、直近の会社資料では**眼科ナイフの世界シェアは約30%**と説明されています。また、同社は中期経営計画で、白内障向け眼科ナイフのグローバルシェアを30%から50%へ引き上げる目標を掲げています。つまり、今の強みを守るだけでなく、さらに伸ばす意思も明確です。
投資目線でマニーを見る時のポイントは、
「医療機器に絞る」ことが弱みではなく、強みとして成立しているか
です。
マニーの場合、その答えはかなり「はい」に近いです。なぜなら、医療機器の中でも切れ味や精度が要求される領域で実績を積んでいて、世界シェアというわかりやすい成果も出ているからです。
もちろん注意点もあります。
ニッチ市場で強い会社は、逆に言うと市場規模そのものは巨大ではありません。
だから、半導体やAIの主力株のような“夢の大きさ”で見ると物足りなく感じる人もいます。
ただ、その代わりに
競争優位が見えやすい
という大きな利点があります。
私はマニーを、「何を武器にして勝っているのかが非常にわかりやすい医療ニッチトップ企業」と見ます。
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注目企業② ナカニシ――歯科用ハンドピースで世界首位、内製化の強さが目立つ
2社目はナカニシです。
PRESIDENT記事では、ナカニシを歯科用ハンドピースの世界首位企業として紹介しています。記事によると、世界シェアは約30%、海外現地法人は15カ国、販売ルートは135カ国に及び、ハンドピースは1分間に40万回転するとされています。さらに、同社の強みは開発・部品生産・組み立て・販売をすべて自社で行うことにあると書かれています。
ナカニシの公式サイトでも、歯科用ハンドピースは歯科用回転機器分野でグローバルNo.1シェアを実現していると説明されています。
ここで大事なのは、「ただ売れている」ではなく、歯科治療という日常的に必要な医療行為の中で、かなり重要な器具を押さえていることです。歯を削る器具は、歯科医院にとって消える需要ではありません。虫歯治療、補綴、予防、インプラントなど、幅広い場面で関係します。つまり、景気が悪くなったからといってゼロになる市場ではありません。
私がナカニシを面白いと思うのは、超高速回転技術というわかりやすいコア技術を持っていることに加えて、内製化の度合いが高いことです。
製造業で強い会社を見る時、私は「どこまで自前でやっているか」をかなり重視します。
理由は簡単で、自前でやっている工程が多いほど、品質管理も改善スピードも自社の意思で動かしやすいからです。
PRESIDENT記事でも、ナカニシは開発から販売まで一貫して行うことで世界市場のニーズを素早く捉えられると書いています。
しかも、歯科市場は高齢化とも相性が悪くありません。
高齢化というと介護や病院のイメージが強いですが、実際には歯科需要もかなり広いです。
歯の健康、インプラント、口腔ケア、予防歯科。
こうした分野は中長期で安定しやすい。
その意味でナカニシは、派手なテーマ株ではないものの、世界展開された医療機器の王道実力株として見やすいです。
弱点を挙げるなら、一般の知名度がそれほど高くないことと、製品がBtoB色の強い医療器具なので、消費者がイメージしにくいことです。
でも、投資ではむしろその方が良いことがあります。
みんなが知っているから強いのではなく、現場で必要とされているから強い。
ナカニシはまさにそのタイプです。
注目企業③ デンカ――ワクチン・検査試薬で存在感、感染症対応の裾野が広い
3社目はデンカです。
PRESIDENT記事では、デンカを「ワクチンの国内トップメーカー」として紹介し、新型コロナだけでなく、インフルエンザ、エボラ、日本脳炎、ポリオ、はしか、風疹など、多様なウイルス関連の検査試薬や製品を持つ会社として取り上げています。記事の締めでは、「新しいウイルス性疾患がいずれ現れる」ことを前提に、デンカはその時も技術力を武器に活躍するとしています。
デンカの公式情報でも、ライフイノベーション部門でインフルエンザワクチンや新型コロナウイルスなどの抗原迅速診断キットをはじめとする検査試薬を展開していることが確認できます。
また、同社の社内資料では、クイックナビシリーズのような抗原迅速診断キットについて、国内トップクラスの供給力と説明されています。
つまり、デンカは単に“コロナ特需の会社”ではなく、感染症対応の基盤技術と供給力を持つ会社として見るべきです。
ここで重要なのは、感染症対応は「終わったテーマ」ではないことです。
PRESIDENT記事も、新型コロナは落ち着いたが新たなウイルス性疾患は今後も出る、という流れでデンカを紹介しています。
この見方は極端ではなく、かなり現実的です。
感染症は一度流行したら社会全体に大きな負担を与えますし、検査やワクチンの供給体制は国家・自治体・医療機関にとって重要です。
だから、この分野で実績がある会社は、短期のブーム企業というより、危機対応力を持つ医療インフラ企業として見た方がいいです。
ただし、デンカを見る時は注意も必要です。
ワクチンや検査試薬の需要は、感染症流行の有無で振れやすい面があります。
つまり、平常時に売上がどこまで安定するか、感染症以外の事業とのバランスがどうかは見た方がいいです。
医療だけで会社全体を見ると偏ります。
その意味で、デンカは「医療専業の成長株」というより、多角的な事業を持ちながら、感染症対応で強みを持つ会社として捉える方が自然です。
それでも今回の3社の中に入る理由は十分あります。
感染症、検査、ワクチンという分野は、世界的にも完全に消えない需要です。
そこに供給力と実績を持つ日本企業がある。
この構図自体が投資テーマとしてかなり強いです。
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この3社に共通する「投資初心者向きの見方」
ここまで3社を見てきて、共通点はかなりはっきりしています。
それは、生活者目線ではあまり目立たないのに、医療現場ではかなり重要な製品を持っていることです。
マニーは眼科ナイフ
ナカニシは歯科用ハンドピース
デンカはワクチン・検査試薬
どれも、日常会話ではあまり出てこない製品です。
でも、医療の現場ではなくてはならない。
そして、そこで世界首位級や国内トップ級の地位を持っている。
このタイプの会社は、投資初心者にとってかなり勉強になります。
なぜなら、
「有名企業=良い会社」ではない
ことがよく分かるからです。
さらに、3社とも“今後も伸びる市場”にいます。
人口増加、高齢化、感染症対応、美容医療、医療ツーリズム。
PRESIDENT記事が並べたこの論点は、短期的な景気テーマではなく、中長期の構造変化です。
だからこそ、相場が乱高下している時でも「大きな流れは変わりにくい」として注目されるわけです。
投資初心者にとってここで大事なのは、
株価だけを見て“上がった・下がった”で判断しないこと
です。
今回の3社を見るなら、まずは
何の市場で首位なのか
その市場は今後どう広がるのか
その会社は何で勝っているのか
を整理した方がいいです。
この順番で見るだけで、ニュースの読み方がかなり変わります。
では、今すぐ買うべきなのか?
ここで一番よくある誤解に触れておきます。
こういう記事を読むと、どうしても
「じゃあ、この3社を今すぐ買えばいいのか」
と思いやすいです。
でも、そこは分けて考えた方がいいです。
今回のPRESIDENT記事が強いのは、
中長期で伸びる市場にいる企業を教えてくれる
点です。
一方で、
その瞬間の株価が割安かどうか
までは別問題です。
良い会社と、今すぐ買いやすい株価であることは同じではありません。
投資初心者がこういう記事を使うなら、最初の使い方は
「買う銘柄リスト」
ではなく、
「深掘り候補リスト」
として使うのが自然です。
つまり、
マニーは何年もシェアを守れているのか。
ナカニシは利益率が高いのか。
デンカは医療以外も含めた全体収益はどうか。
そういう次の確認へ進むための材料として使うのが良いです。
これはかなり大切です。
良いテーマを知ることと、買い判断を出すことは別です。
乱高下相場の時ほど、この区別を持っていた方が振り回されにくいです。
まとめ:乱高下相場でこそ、「知られていないが強い会社」を見る意味がある
今回のPRESIDENT系ニュースが教えてくれるのは、
相場が荒れている時ほど、
大きなテーマの中で強いポジションを持つ企業を見る価値がある
ということです。
医療市場は、人口増加、高齢化、感染症対応、美容医療の広がりなどを背景に、中長期で拡大が期待される分野です。
その中で、マニー、ナカニシ、デンカの3社は、それぞれ
眼科ナイフ、歯科用ハンドピース、ワクチン・検査試薬で強い存在感を持っています。
この3社の面白さは、派手な人気テーマ株とは違って、
「何で勝っているか」がかなりはっきりしている
ことです。
世界シェア、内製化、高精度技術、供給力。
どれも、企業の競争力としてかなり具体的です。
投資初心者にとっては、こういう会社の方がむしろ学びやすいです。
だから、今回の記事の一番実用的な使い方は、
「今すぐ買うべき3社」と読むことではありません。
そうではなく、
乱高下相場でも、長く伸びる市場で強い企業はどんな特徴を持っているのか
を学ぶことです。
その視点が持てると、ニュースの見方も、企業分析の仕方も、一段深くなります。
【重要】免責事項
投資判断の最終責任: 本記事で紹介している銘柄やセクター、分析内容は、情報提供および学習の啓発のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。
成果の非保証: 過去のデータや予測は、将来の投資成果を保証するものではありません。市場環境の変化により、資産が減少するリスクがあります。
情報の正確性: 2026年時点の情報に基づき作成されていますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。最新の業績やニュースは、必ず各企業のIRサイトや一次資料でご確認ください。
損失の補償: 本記事の内容に基づいて被ったいかなる損害(直接的・間接的を問わず)についても、筆者は一切の責任を負いません。
監修者:市川雄一郎
GFS校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
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